本読み隊
本の感想・紹介です 。主にコバルト文庫・角川ビーインズ・ビーズログ文庫・一迅社アイリスなどの少女趣味ライトノベル、ハーレクインなどの海外ロマンスなど、3500冊。★スマホからご覧になる方は「海外ロマンス読了一覧」など一部の記事のスクロールが長くなるの場合、”PC”ボタンでPCに切り替えて見ることをオススメです★
ふしぎの国の守護竜姫 尾久山 ゆうか
2014年07月23日 (水) 14:45 | 編集
ふしぎの国の守護竜姫(仮) (一迅社文庫アイリス)
(2014/05/20)
尾久山 ゆうか

ふしぎの国の守護竜姫 (一迅社文庫アイリス)

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ふしぎの国の守護竜姫

尾久山 ゆうか

夢は竜王様の花嫁になること!それなのに、人間の王エドガルドの罠にかかって竜玉をとられてしまった赤竜ユエン。竜の姿に戻れなくなったユエンは、人間の少女の姿で彼の国に同行することに。辿り着いたのは建国したばかりの弱小国。王宮では美形で最強の宰相が待ちかまえていて―!?「国を護るのに協力してほしいってどういうこと!?私の竜玉を返して!」竜の乙女と彼女に一目惚れした青年王&宰相の国造りドラゴンファンタジー!
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人間の王エドガルドの罠にかかって無理矢理囚われた赤竜ユエン。
強いオスである竜王様に捧げるつもりだった竜玉をエドガルドに取られてしまい、悔しくてしかたがない。
竜玉を返してもらえないままエドガルドの国に来てみれば、中州の小国で、弱者の集まりの国には、兵すらいない。しかし、小さな国を作ったエドガルドにはある考えがあって…

しっかりした世界観と独特のファンタジー、そしてアクの強い男性キャラを書くのが上手い作家さん。笑いあり、涙ありのドラゴンファンタジーです。
強いか弱いか、善か悪か、一本気でシンプルな思考の価値観の赤竜のユエンが、人間の王エドガルドの罠にかかって囚われたことで、新しい世界を知るというお話。
ドラゴン思考の彼女に共感は難しいが、二人の掛け合いは、ほのぼのとして笑える。(でも…確かに乙女にまたがって乗るって、破廉恥よね、やっぱり共感するかも
気の強さと、傲慢なほどの物言いの前半はちょっぴり可愛げがないけれど、彼になついてくるとかなり面白可愛くなるので注目。
この巻だけでも、スッキリした読後感だが、新シリーズになってほしい。なると思う。

世界観
かつて竜と人は共存していたとされるが、伝説と化し、うねる海をへだてて人間の住む西の大陸の世界と竜の住む東の大陸の世界に二分されている。
碩竜国の竜の国で一番偉いのは竜王。文字を捨て巣を作り、力で上下を決める。竜玉を取られると非力な人の姿でしかいられない。好物は黄金桃。
人間の国エドガルドのナルシュ河の中州のグラナドは辺境で彼の父王の大国ボルニークに脅かされている。

あらすじ
彼……エドガルドは無作法に、少女・ユエンの腰を抱いて、樽のように担ぎ上げた。
「放しなさいよっ!この無礼者!」
彼は長身で力も強い、類い稀な戦士であることは、さきほどまで「死闘」を繰り広げていたユエンが、一番よく知っている。
金色の髪に涼しげな水色の瞳、その瞳は「俺の勝ちだ」とばかりに輝いている。
ユエンの心の中に、再戦を希望する闘志が、ふつふつと湧いてくる。

(まだ負けてない!負けてない!でもこの姿じゃ、勝てない!絶対、無理!)

■□■
碩竜国の砂浜で黄金桃に釣られて罠に落ちた火竜はエドガルドに捕らえられ、船に乗せられた。おおきな枷が左足を捕らえ、暴れ馬の強調よろしく背中に飛び乗ったエドガルドを振り落とそうとしたが…
二時間後…竜は息を吐いて、全身の力を抜いた。

「そんな声を出すな。お前は強かったぞ。勇敢で、誇り高い竜だ」

仲直りの印に桃を出されたが、鼻先で押し返し、左足を千切らんばかりに大きく羽ばたいた。
鎮静剤を打たれ、エドガルドに枷を外され、「戦いはやめだ。おまえを解放する」と言われ、竜は固まった。
考えに考えたあと、竜は戦意を喪失し、甲板にため息を落とした。
その時だ。竜の胸部が唐突に輝いた。目を焼くぼど眩く光ったあと、コロンと音をたてて甲板に落ちたのは、七色の珠だった。

「拾わないで!」

冒頭の出会いと経緯。ユエンは、珠を取られ、非力な娘の姿で囚われながらも「竜王様に捧げるはずだったのに、返しなさいよ!」と怒り心頭。しかし、戦いに負け、珠をあずけた強いオスとしてエドガルドに一目置く。
人間の大陸に渡る途中海賊に襲われ、たどり着いた竜の流刑地の島で幼竜のシャオを託され、ユエンはさらに拗ねる。
たとりついたエドガルドの国は小国で、がっかり。しかし、彼は戦の無い国を目指しているのだと、揚々と語る。偏屈で美しい宰相シルベスト、初めての友人となったナーシャや、妹リリアナ。
次第に彼の住む国が好きになってきた矢先、エドガルドの弟アルスハルゲンが現れ…

人間の嫌な戦いの側面を知ることで、初めて彼を守りたいという気持ちになるユエン。そんな彼女の活躍の後半は、怒濤の展開で、ハラハラしながらも、胸キュンしてちょっぴり泣けた。
お互い意識しあったじれったさがロマ好きにはとても良い。
挟持を持った優しい男というのはイイネ。乙女に対してちょっぴり無神経で鈍感な所はご愛嬌。
彼の国の人の温かさも嬉しい。
花嫁にならなかったのは残念。願えば続編があるかモ。彼のいわくありげな父王との確執など是非読みたい。
もし、読み切りだとしてもスッキリした読後感。
さくっと楽しめるお話でした。おすすめ

----備忘録----
エドガルド グラナド国王
シルベスト 宰相
シャオ 幼竜
ナーシャ 侍女

バルリエントス・レ・ボルニーク エドガルドの父
アルスハルゲン 弟『氷の王子』 ボルニーク
共工 悪神 蛇
三足烏 太陽神 


尾久山ゆうか 読了一覧

一迅社文庫アイリス 読了一覧
尾久山ゆうか 読了一覧
2014年01月01日 (水) 17:21 | 編集
尾久山ゆうか 読了一覧

---一迅社文庫アイリス---
ふしぎの国の守護竜姫(仮) (一迅社文庫アイリス)
(2014/05/20)
尾久山 ゆうか

ふしぎの国の守護竜姫(仮) (一迅社文庫アイリス)

ふしぎの国の守護竜姫


月と羊と吸血鬼 ねじれた世界の聖乙女 (一迅社文庫アイリス)
(2013/01/19)
尾久山 ゆうか

月と羊と吸血鬼 ねじれた世界の聖乙女 (一迅社文庫アイリス)

月と羊と吸血鬼 ねじれた世界の聖乙女

恋する人魚姫と8つの受難 (一迅社文庫 アイリス お 1-1)
(2009/12/19)
尾久山 ゆうか

恋する人魚姫と8つの受難 (一迅社文庫 アイリス お 1-1)

面白く、可愛らしく、大変気に入っていた作品です。

恋する人魚姫と8つの受難
恋する人魚姫と2人の婚約者 
恋する人魚姫と4つの秘密
恋する人魚姫と3つの鍵
恋する人魚姫と10の魔法 完



----ビーズログ文庫------
仮面の殿下と三憂士 「これって誘拐ですか、救出ですか!?」 (ビーズログ文庫)
(2012/08/10)
尾久山ゆうか

仮面の殿下と三憂士 「これって誘拐ですか、救出ですか!?」 (ビーズログ文庫)

仮面の殿下と三憂士 これって誘拐ですか、救出ですか!? 尾久山 ゆうか
こちらは男ばかりでわたくしの対象外でした。
面白いと思うのですが、残念。
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天翼のジャッジメント 聖女は恋に焦がれる (B’s‐LOG文庫)
(2010/09/15)
尾久山 ゆうか

天翼のジャッジメント 聖女は恋に焦がれる (B’s‐LOG文庫)

天翼のジャッジメント 聖女は恋に焦がれる
天翼のジャッジメント 英雄はキスに戸惑う
天翼のジャッジメント 恋人たちは神に争う 完

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城ゆき姫と囚われの7獣者 (B’s‐LOG文庫)
(2009/11/14)
尾久山 ゆうか

城ゆき姫と囚われの7獣者 (B’s‐LOG文庫)

城ゆき姫と囚われの7獣者

月と羊と吸血鬼 ねじれた世界の聖乙女 尾久山 ゆうか
2013年03月30日 (土) 17:50 | 編集
月と羊と吸血鬼 ねじれた世界の聖乙女 (一迅社文庫アイリス)
(2013/01/19)
尾久山 ゆうか

月と羊と吸血鬼 ねじれた世界の聖乙女 (一迅社文庫アイリス)

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月と羊と吸血鬼
ねじれた世界の聖乙女 

尾久山 ゆうか

ヴァンパイアの契約者候補を集めた学院に入学させられたルナ。そんな彼女に救いの手を差し伸べてくれたのは、紫の目を持つヴァンパイアの青年貴族・カイエンだった。故郷に帰るため犯人捜しをすることになるけれど、彼がルナに見せる優しさに心が揺れてしまい…?人間は吸血鬼に心を許してはいけない。それなのに惹かれる気持ちは止められなくて…。
幻の血の乙女と吸血鬼の貴族が織りなすラブファンタジー。
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幻想的で、異種間の恋が好きな尾久山 ゆうか様らしい作品でした。
表紙と、裏の紹介文から学園もので軽い雰囲気かと思いましたが、思った以上にしっかりしたストリー。
飲めば若返ると言われる、幻の血を持つ乙女ルナ。彼女を祖母の代から見守り続けるカイエン。
バンパイアに怯えながらも、彼と祖母の関係を知り傷つきながらも好きになっていく、心を許して行く過程と、無防備な彼女を奪うまいと自らの中の獣を自制する彼の葛藤が、とてもよかった。
別に学園じゃなくても良かったような気もするが、ヴァンパイアの世界に集まった人間達のそれぞれの動機をピックアップすることで、帰りたいと願っていた彼女の気持ちの変化に大きく影響を与える動機づけには、いい舞台だったかもしれない。

あらすじ
カスマ川の結界を隔て、人間界とヴァンパイアの住む帝国とに別れる世界。カスマ川が細くなる上流域は結界もゆるくなる。上流に位置する村人の血は、飲めば十年若返ると言われている”幻の血”だと噂されている…

ルナは、結界を越えた村の少年達を連れ戻しに帝国の森に入ってしまった。ヴァンパイアに襲われ、自らを囮にして少年達を逃がし、祖母の代からの影狼ゲイルをけしかけた。ところが、ゲイルがやられ、空気中に霧散させられていた眠り薬の罠にかかってしまった…

気がつくと、紫の目のヴァンパイアに膝枕されていた。カイエンと名乗る彼は、一人車内で眠る彼女を見つけ、ずっと彼女の背中をさすってくれていたらしい。

「君の安全は、私が約束する」

ルナの名前を知る彼は、彼女の祖母ラナの知人であり、ゲイルは50年前に贈った影狼だと言う。ゲイルの無事に安堵したが、ヴァンパイア除けの月光華のエッセンスが切れてしまった状態では、血が香って狙われやすいらしい。
首都エテルノの学園”パルビテ”に入学することになったルナ。学園の中は人権が守られる。
人間はここで、主人を決め、”羊”(シャーフ)となるか、ヴァンパイアとなるかを決める。親切にルナを案内してくれるアン。
学園長のヘルブラオ男爵はルナを血を欲しがり、彼の”羊”のレスターは、主人に厳しい。
カイエンは、学園の規則を侵してまでルナの身を守るために、見守る。
学園に集まるのは、それぞれの理由から、人間の世界を決別せざえるおへなかった人達…
踊りたくても、心臓に病気があるアンはヴァンパイアになることを願う。人間の世界に帰りたいと願うルナとは違う…
ルナは、祖母が育て研究していた月光華の園と、小屋に置かれた観察日記をみつけてしまった…
嬉しそうに笑うラナと、カイエンの写真…
ヘルブラオ男爵に襲われそうになったルナを守った影狼ゲイルは散った…

「どうか泣き止んでくれないだろうか?君は今、ひどく香っていて、私ですら立ちくらみを起こしそうなのだ。ヴァンパイアには、少々…誘惑がすぎる」

お披露目の舞踏会の前に、カイエンは帰るべきだと、列車を用意したが…


後半、襲われた列車と、学園に戻った彼女。祖母との関係に嫉妬しながらも、彼に惹かれるルナ。彼女の自由を守りたいと願う彼との相意入れない思い。そして、彼女を狙ったヴァンパイアとの対決のラストへです。
ヘルブラオ男爵は、飄々としながらも危ない人。羊の過酷さを教えるレイフも、利己的で冷たいようで不思議な人です。脇キャラが、出しゃばりすぎず、いい感じに謎に満ちていて、良かった。
アンにご主人様は見付かったかネ…などと案じながらも、とても纏まった終わり方なので、満足。
せっかくの奥深そうな世界なのだが、
蛇足的な二巻は欲しくないナ

尾久山ゆうか 読了一覧

一迅社文庫アイリス 読了一覧
恋する人魚姫と10の魔法 尾久山 ゆうか
2012年09月18日 (火) 15:29 | 編集
恋する人魚姫と10の魔法 (一迅社文庫アイリス)
(2012/03/17)
尾久山 ゆうか

恋する人魚姫と10の魔法 (一迅社文庫アイリス)

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恋する人魚姫と10の魔法 

尾久山 ゆうか

人魚の血をひく侯爵家令嬢ローザが選んだ運命の王子様は、神英帝国の王子アシュレイ。結婚を控え幸せの中にいた二人だったが、持ち主に覇権を与える「10の至宝」の発動を前に、身も心も離れ離れになってしまう。一方、ローザを愛し、彼女と結ばれなければ龍となる人魚族の王子シェールフェルトに残酷な運命の時が迫っていた。彼は秘薬を用い、ローザと一つになろうとするが―!?泳げない人魚姫のラブロマンス。人気作感動の終幕。
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「10の至宝」がそろう時、何がおこるのか、知りたい、見てみたい。欲望と嘘。
アシュレイの父に似た暗黒面をまざまざと思い知らされ、絶望の淵に立たされるローザ。二人の愛は、壊れてしまった二人の関係をもとに戻すことができるのか?
シェールの貰った薬とともに、楽しい展開になってくれまス。
感動の最終巻でした。
それぞれの、キャラの個性がうまく話に絡まって、それぞれに重要な役割を担っていました。父の孤独に少し焦点をあてすぎて、救えないあたり、少し苦いものがありまスが、それぞれのキャラの活躍と決断は、面白かったでス。

とどまることをしらない野望と、人を信じることのできない孤独。そんな父である皇帝と、どこか似たアシュレイ。父に否定され続けてきた自分に、共に新しい世界を作ることを誘い、認めてくれた嬉しさ。何かを隠していると感じる、オズワルドや、ローザ。何が大事かではなく『誰』が大事か?それをはっきりさせろと言った、バスカヴィルの言葉は、どこまで彼に届くのか?

あらすじ
 シェールには、時間がなかった。もう人間の姿でいることはできない。諦めきれない彼は、人魚族の調合師に薬をもらった…
それは、彼女と一つになることができる、融合剤…
 皇帝リチャード・ロイ・ラングフォードが隣国サラトマに侵攻し留守にしている。サマトラの姫コーネリアと騎士が皇帝が留守の城に直接乗り込んで来た。ローザの感情的で場当たり的な行動のおかげで、コーネリアは、サマトラを助ける約束をアシュレイから取り付ける。アシュレイは、ローザに留守を頼みサマトラへ向かう。皇帝の狙いは、最後の至宝『光の剣』。サマトラの無惨な姿を見た彼、そして、父である皇帝は言った。

「この世で認められるのは、お前だけなのだ。ともに世界を統べるのも、お前だけだ」

『光の剣』と、『ナミカゼの羽衣』を持つローザを連れ、ユリウス・ベルツの海賊島で合流するように…
 一方、海面の上昇とともに、町は混乱に陥り、避難させようとするローザやコーネリア達と、鎮圧しようとする、第二王子サライスの間に軋轢が生じていた。必至に避難させようと、『ナミカゼの羽衣』を駆使するローザ…
アシュレイと合流したが、彼に対して違和感を感じる彼女。同様にオズワルドも彼の変化を感じていた…

「ローザを愛している。愛していると感じれば感じるほど…
  …不安が増す」

彼は、自分の欲望に抗えないと言った…
至宝の発動条件はそろった。人魚の涙を服用し、不死である皇帝リチャードと、ユリウスの死闘が繰り広げられ、一方で、ローザを想う二人の男が対立する…

ラストは世界の崩壊と創世という、かなり規模のでかい話の不思議ワールドになっておりますが、彼の失えないものと、父と息子の選択とで、上手く纏まっておりました。
ローザの涙をちゃっかり拾っていたユリウスに、思わず笑ったことがありましたが、ここで効いてきました。切ない男心にニヤリとしてしまいまスナ。
後書きの、作者の覚え書きに、オズワルドを主人公に楽しいその後的な展開が書きたいとありましたが、皆様いい男で、それぞれ、幸せになって欲しいものだと、短編とか希望。

尾久山ゆうか 読了一覧

一迅社文庫アイリス 読了一覧
恋する人魚姫と3つの鍵  尾久山ゆうか
2011年09月24日 (土) 19:18 | 編集
恋する人魚姫と3つの鍵 (一迅社文庫アイリス)恋する人魚姫と3つの鍵 (一迅社文庫アイリス)
(2011/07/20)
尾久山 ゆうか

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恋する人魚姫と3つの鍵  

尾久山ゆうか

人魚の血をひく候爵家令嬢ローザの運命の王子様は、帝国の第3王子アシュレイ。婚約披露を兼ねた仮面舞踏会で、ローザは至宝の魔力を被り3ヵ月の記憶を失ってしまう。彼との思い出を取り戻そうとするローザだったが、すれ違いから離宮を飛び出してしまい―!?傷ついたローザに、人魚族の王子様シェールフェルトは一途な愛を捧げ、そこに海賊王ユリウスまで絡んできて…!?恋する人魚姫が最後に選ぶ王子様は?人気作待望の第4弾。

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すっかりお気に入りになってしまった。毎度面白ス
今回、婚約披露とかで、イチャイチャかと思いきや、記憶喪失で危機一髪の二人の状況に大興奮でした。乙女ノベルの常套手段 記憶喪失! いままで築いた関係すべて無効にしてしまう、素晴らしい手段!
『忘却のオルゴール』で、記憶を失ってしまうローザ。
ローザに拒絶され、サマトラのコーネリア王女との婚約を迫られ、板挟みに合うアシュレイの素晴らし過ぎる苦悩と葛藤!

あらすじ
婚約のお披露目のためのワルツの練習。幸せなひと時。
しかし、舞踏会が始まると、皇帝はアシュレイに第一継承権を与え、サマトラのコーネリア王女との婚約を義務づける。ショックと混乱の中、フトした偶発的事故。『忘却のオルゴール』で、記憶を失ってしまうローザ。必死に彼女に思い出してもらおうとするアシュレイの行動は、彼女を怯えさせ、ローザは故郷に帰ることになる。
人魚の王子シェールフェルトとの交際に心地よさを感じるローザ。しかし、諦めきれない想いを胸にアシュレイはローザに会いに行くが…

オルゴールに封じられた彼女の記憶を取り戻すすべを探すアシュレイ。
しかし、気持ちの離れてしまった彼女の体は、人魚化が進む。もはや歩くことも、言葉を話すことも、婚約指輪をはめることもできなくなった彼女。指輪を切っ掛けに一部の記憶を取り戻すが…

「別れ話は女性のほうから切り出すべきだと言われたのです。ですから、これでよかったのだと思います」

皇帝リチャードの思惑は…?
皇帝の元へ、戻るレオンの行動…
漁父の利を得ようとするユリウス(毎度だネ)
ローザとアシュレイの関係は…

凹みまくっているアシュレイに、ニヤニヤが止まらなかった!気の毒なのに、ごめんネ! シェールフェルトの苦悩は、切なかった。
ローザが声にならない声で、泣くあたり、胸が苦しくて素敵。
人魚の涙をせっせと拾う辺りの、ユリウスのセコさに吹き出す。あれだけカッコいいことを言っての この行動…抜け目ないというより、意地汚い…笑
戦闘シーン苦手の私でも、読みやすく想像しやすく、いつもとてもカッコいいと思う。今回山場のシーン、ローザを人質にしたユリウスと、オズワルドの一触即発に、シェールフェルトが横やり、見ていられなかったアシュレイが参戦!とても良かった。アシュレイに惚れ直した。
次巻は、サマトラのコーネリア王女のもとに行くとか、
至宝を廻る戦いも配置と場所ときて、今後の展開が楽しみです。

----忘備録---
ローザ・リン・エアトン 

リチャード・ロイ・ラングフォード 皇帝
アシュレイ 第3王子
ダリス   皇帝の孫娘
オズワルド アシュレイの側近
グレゴリー・バスカヴィル 艦長
 ミランダ バスカヴィルの恋人

ユリウス 海賊
レオン ユリウスの部下 (リチャードのもとへ戻る

シェールフェルト 人魚13王子 ローザの婚約者
イアーシス 人魚 調合師

コーネリア王女 サマトラ国 婚約者

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恋する人魚姫と4つの秘密 尾久山ゆうか
2011年04月08日 (金) 16:10 | 編集
恋する人魚姫と4つの秘密 (一迅社文庫アイリス)恋する人魚姫と4つの秘密 (一迅社文庫アイリス)
(2011/01/20)
尾久山 ゆうか

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恋する人魚姫と4つの秘密 

尾久山ゆうか

人魚の血をひく侯爵家令嬢ローザは運命の王子様アシュレイと婚約し、彼の離宮で幸せに暮らしていた。そんなある日、海賊王ユリウスが帝国に宣戦布告するという大事件が発生!海軍の艦長として出陣したアシュレイだったが、裏では彼の命を狙う暗殺計画が進行していた。それを知ったローザはアシュレイを救うため戦艦に潜り込むが―!?泳げない人魚姫と至宝を巡り、帝国の王子と海賊王のバトルが勃発する!人気作待望の第3弾。

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自分のなかで、かなりお気に入りの部類になってきた、恋する人魚姫シリーズ。
軍服姿のアシュレイは、冷たくて素敵。
暴言を吐いて誤解を産む展開は、好みなのですが、今回はちと甘いなぁ。アシュレイは、ローザに惚れてるし、仕方ないねぇ。

おやおや、挿絵のローザが、成長してます!!
いままで、犯罪か!というくらい、可愛らしい人形のようで、気に入っていたので、今回の成長っぷりに、違和感!
でも、行動は、相変わらずトホホです。
お前が、オズワルドの代わりなぞ、できる訳がなかろう!と、アシュレイじゃなくても、ツっ込みたくなります!
しかし、シェールフェルトの気持ちを組めるようになったあたり、成長しているなぁと、感じました。

さて、いきなり過激な登場の、皇帝の孫娘 ダリス殿下!
なかなか鋭い、バスカヴィル大尉など、新キャラも登場。
人魚の涙を無理矢理飲まされて、禁断症状に喘ぐアシュレイ、至宝『覇王の地図』を廻る戦いの勝者は、誰になるのか?

『ナミカゼの羽衣』を持つ、ローザに執着する、エロいユリウス。彼は面白すぎるっ!憎めない!さすが海賊!
至宝を廻る戦いも、熾烈を極め、いまのところかなり、ユリウスが優勢!このまま世界制覇しないか、それはそれで、心配。

尾久山ゆうか 読了一覧
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