本読み隊
本の感想・紹介です 。主にコバルト文庫・角川ビーインズ・ビーズログ文庫・一迅社アイリスなどの少女趣味ライトノベル、ハーレクインなどの海外ロマンスなど、3500冊。★スマホからご覧になる方は「海外ロマンス読了一覧」など一部の記事のスクロールが長くなるの場合、”PC”ボタンでPCに切り替えて見ることをオススメです★
黒銀のオラトリオ 口づけは宵闇に捧ぐ 神尾 アルミ
2013年06月19日 (水) 14:59 | 編集
黒銀のオラトリオ 口づけは宵闇に捧ぐ (一迅社文庫アイリス)
(2013/04/20)
神尾 アルミ

黒銀のオラトリオ 口づけは宵闇に捧ぐ (一迅社文庫アイリス)


黒銀のオラトリオ
口づけは宵闇に捧ぐ 

神尾 アルミ

城から隔離された塔で、閉じ込められているかのように暮らしている忌み姫・オルウェンと、その執事・クラウス―彼らには、他人に知られてはいけない秘密の役目があった。オルウェンは異界へとつながる“扉”を胸元に宿し、クラウスは扉を開く“鍵”を左目に宿す。契約によって結ばれた主と僕として、異形の存在を扉の向こうに封じるため戦い続けてきたふたり。しかしその関係が次第に揺らぎはじめて…!?主従恋愛ダークファンタジー。
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彼女が”扉”で、彼は”鍵”
異世界に封じるしかない魔物を封印する宿命を背負う二人の悲壮感漂うファンタジー。
離れることのできない関係はお互いの重荷になってしまう。外に出ることのないオルウェンが初めて知ったこと、男性にお茶に誘われること、自分の知らないクラウスの側面もあるということ、笑うこと。
そんな彼女に特別な感情を抱くクラウス。
二人の宿命はそのままに、二人が恋愛を自覚するまでの話。
状況描写よりは、散文的な文章での心理描写重視。しっとりとした雰囲気のお話だった。

あらすじ
「この子が、僕の…」

守るべき<器>だ。この痛みを分け合った、世界でたった独りの相手。赤ん坊の胸元にある印と、永遠に泣けなくなった彼の左目。
この世界で、ただひとつの大切な名前、大切な相手。
この手をきっと、離さない。

オルウェンの世話をするクラウス。石作りの塔に閉じ込められるように住む彼女。変化の無い日常。
この世の理から外れた存在、虚ろな闇「ダリオン」を<扉>の向こうに封印する。それは、オルウェンとクラウスにとっての、日常の延長だった。
読みたい本を買いにいけると、喜ぶオルウェン。浮かれた彼女は、男とぶつかった。
冷たい瞳の男だったが、男は冷たい雰囲気を解き、お詫びを言う彼女にお茶をおごってほしいと言い出した。
ラザロと名乗る彼は、敬虔なラティスマ教徒の青年だった。
また本屋で会えるかもしれないと約束する彼女
わかっている。勘違いしたりしない。愚かな夢など見てはいけない。
物語の中で空想に浸るぶんには、オルウェンの自由だ。それ以上の自由は、望んでいない。
帰りましょうと言うクラウス。頭上の気配を感じ、上を見て固まった。
誰かが空から落ちてきた。怒気の溢れるクラウスを尻目に、去って行く男は何者か?
数日後、再びラザロと再会することのできたオルウェンは、喜んだ。
そんな彼女に向けて、クラウスも、あなたの髪はきれいだと思ってますと、ぼそりと呟く。
なぜ彼が唐突にこんなことを言い出したのか、機嫌は悪化している気がした。
そして再び二人の前に、からかうように現れた男は、クラウスは下僕でないなら、なんなんだとオルウェンに疑問をぶつける…

  クラウスは、自分にとって、なんなんだろう?


神徒のラザロと、飄々と現れる男ヒースとの会話に、沢山の初めてを感じる彼女。
扉としての逃れられない宿命に絶望を抱えながらも、初めてを楽しむ彼女を束縛したくないクラウス。
彼女が必要としていたものが何なのか理解しているだけに、クラウスの心境は切ない。
縛りはそのままに、心の変化で幸せを感じるようになったオルウェンを祝福し、これが読み切りといわれれば、それはそれで、いいのだが…
異界の扉の前での攻防を含めて、ゲームの序章っぽい雰囲気の話だったと感じなくもない。
ハッピーエンドを求めてしまう能天気読者としては、是非宿命から逃れるまで続きが欲しいと思う。

神尾アルミ 読了一覧

一迅社文庫アイリス 読了一覧
クリムゾン・エンパイア スペル・オブ・ロマンス 神尾アルミ
2011年12月07日 (水) 14:31 | 編集
クリムゾン・エンパイア~スペル・オブ・ロマンス~ (一迅社文庫アイリス)クリムゾン・エンパイア~スペル・オブ・ロマンス~ (一迅社文庫アイリス)
(2011/10/20)
神尾 アルミ

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クリムゾン・エンパイア スペル・オブ・ロマンス

神尾アルミ

魔法使い・オランヌとともに、辺境に現れる奇妙なモンスターと妖しい魔法使いの調査に赴いたシエラ。しかしそこには、孤児が行方不明になっている事件を自ら調査していた政敵―第1王子・ジャスティン=ロベラッティの姿があった。ふたつの事件が絡み合う中、必要以上に近づいてはいけない相手なのに、二人の距離は縮まるばかりで―。大人気ゲーム『クリムゾン・エンパイア』、好評ノベライズ第4弾が登場。
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一様今回は、恋は成就するのですが、相変わらず悲壮感漂ってまス。
悲壮感は、乙女ノベルらしからヌ雰囲気もある意味新鮮だが、皆様もっと幸せを求めているのでは?と、思うのだが、感想は人それぞれ…
ゲームはしていません。ゲームとの比較の感想がかけず、申し訳ないです。オリジナルストーリーらしいです。
登場人物の面倒な説明などありません、他のゲームノベルよりもスッキリしていて読みやすく、相関図もカラーでついています。
読み切り一作として、どの巻からでも楽しめます。
第1王子ジャスティンとの、道ならぬ恋です。
シエラの仕える第二王子エドワルドとは敵政でありながらも、彼女を守りたいと思うジャスティンの人の良さに惚れます。

あらすじ
エドワルドに孤児院の行方不明事件と、街道沿いに出現するモンスターに関して、魔法使いオランヌと共に調査ろと、命令が下る。
道中、ジャスティンと護衛マーシャルと行き会うが、モンスターに襲われ、シエラはジャスティンと山小屋に非難する。ジャスティンを守ろうと、戸外に立つシエラを気遣うジャスティン。

「おまえは、自分が女だという自覚が足りない」
「お言葉ですが、あなたはご自分が第1王子だという自覚がたりないです」

行方不明の孤児の兄を探して欲しいと、妹のサラが言った
行方不明の孤児達と、魔物との関連は…

ちょっと人を食ったような性格のオランヌの騒がしさと、ジャスティンの寡黙さが対照的で良かった。オランヌとの方が気の置けない仲間的、いい雰囲気な気もするが…
彼の剣を使い、返り血を浴び汚れ仕事をするシエラ、彼女を守りたいのに、守らせてはもらえない彼のもどかしい思い、ラストのジャスティンは切なかった。

神尾アルミ 読了一覧

一迅社文庫アイリス 読了一覧
クリムゾン・エンパイア スカーレット・ラビリンス 神尾 アルミ Quin Rose
2011年11月08日 (火) 16:08 | 編集
クリムゾン・エンパイア~スカーレット・ラビリンス~ (一迅社文庫アイリス)クリムゾン・エンパイア~スカーレット・ラビリンス~ (一迅社文庫アイリス)
(2011/03/19)
神尾 アルミ:作 QuinRose&双葉 はづき:絵 QuinRose:原作

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クリムゾン・エンパイア 
スカーレット・ラビリンス 

神尾 アルミ/著 Quin Rose/原作

常にシエラのライバルであり続け、今は政敵の護衛のトップに立つ男―マーシャル=エイド。シエラの主・エドワルドとマーシャルの主・ジャスティンが、王位継承権を巡って争う中、それぞれを支持する貴族たちの思惑と陰謀が、シエラとマーシャルを巻き込んでいく…。殺し合わなければならないふたりの関係にも変化が生まれて―!?大人気ゲーム『クリムゾン・エンパイア』、ノベライズ第3弾が登場。
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物悲しい恋のシリーズです。
3作目。今回は、落ち着いた大人の恋を感じる話でした。
ゲームをしていないので、小説版のみで比較しています。ゲームファンの人に参考にならなくて、申し訳ありません。

マーシャルとシエラの敵対しながらも、共にメイドと、侍従長、互いに剣を交えながら、その姿を美しいと感じる。
セドリック=ウィンザーが馬を毒殺され落馬したと報告が入った。
兄アルベルトは、ジャスティン派、セドリックは、エドワルド派であることから、何か陰謀を感じるシエラ。
セドリックの娘メアリーと、ロバートを探るシエラとマーシャル…
敵対しながらも、協力し合い、互いの戦う美しさに惹かれる
互いを躊躇無く殺せると感じながらも、気持ちが芽生える、しかしそれを愛と呼ぶことは決してない…
互いの熱を与え、奪い合う…

今回、エドワルドの精神年齢がかなり低く感じたのは、ワタシだけか?不満と言えば、そのくらいだった。
1、2巻とも、かなり激しい展開の恋だったので、ほとんど進展しない、その後も進展しそうにない恋愛が、退屈と感じるか、大人だと感じるか…
感想は、それぞれ好みによって違いそうなストーリーだった。

神尾アルミ 読了一覧
クリムゾン・エンパイア~スウィート・レクイエム 神尾アルミ
2011年10月11日 (火) 14:42 | 編集
クリムゾン・エンパイア~スウィート・レクイエム (一迅社文庫 アイリス か 2-3)クリムゾン・エンパイア~スウィート・レクイエム (一迅社文庫 アイリス か 2-3)
(2010/01/20)
神尾 アルミ

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クリムゾン・エンパイア 
スウィート・レクイエム

神尾 アルミ

幼いシエラに運命の選択を迫った、紅の瞳の悪魔――ミハエル=ファウスト。陰謀渦巻く貴族の世界で、主・エドワルドのために戦い続けるシエラは、冷たくて気まぐれな悪魔ミハエルに惹かれていく……。しかしそんななか、シエラの師であり、希代の暗殺者と呼ばれるカーティス=ナイルがシエラたちの敵として動き始めて  ? 大人気ゲームクリムゾン・エンパイア、小説、漫画コラボ企画の第2弾が登場
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ミハエル=ファウストです。
悪魔です。鬼発言連発です。緑川光 の声に嬲られると、卑屈になりそうで、キュンでドキドキです
一巻よりストーリーらしくなって、話も面白かった。
戦いに身をおく彼女なので、血みどろでハードなうえに、悪魔ですので踏みつけたり、首を締められたり、宿敵のカーティスに殺されそうになったり、散々な目にあいまス。

ミハエルとは、幼い頃死んだあとの魂を渡す約束をしているが、それだけの関係。
何事にも無関心な彼…
魔術師マイセンはミハエルを使役しており、シエルとの関係は忘れられそうなころに再会するだけという希薄な間柄。そんな関係に彼女は寂しさを感じるが…

「君は弱いよ。弱くて愚かで、ちっぽけな人間だ。僕にとっては人間なんてみんな同じ。弱くて汚い生き物だよ」

カーティスとの戦いに傷つくシエラに憤るミハエル、戦い続ける彼女にエドワルドへの嫉妬を感じ、首を締めキスをする矛盾
ミハエルの締めた首の跡に、エドワルドが噛み付き跡を残し、静かな火花を散らす
カーティスは、シエル暗殺の依頼を受け彼女を襲撃する…

この屈折した鬼っぷりは、惚れた。
だが、キャラが眼鏡なら、もう少し頭のいい発言をして欲しいと思うところ多々ありなのが不満といえば不満。
最後はやはり、切ない終わりかたなのだが、読後感は悪くなかった。
神尾アルミ 読了一覧
クリムゾン・エンパイア プリズナー・オブ・ラブ
2011年10月11日 (火) 13:50 | 編集
クリムゾン・エンパイア―プリズナー・オブ・ラブ (一迅社文庫アイリス)クリムゾン・エンパイア―プリズナー・オブ・ラブ (一迅社文庫アイリス)
(2009/07/18)
神尾 アルミ

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クリムゾン・エンパイア
プリズナー・オブ・ラブ

メイド兼護衛をつとめるシエラの主は、第1位王位継承権を持つ第2王子・エドワルド。彼は実の兄にして政敵であるジャスティンと王位を争っていた。主に命令でジャスティンに近づくシエラ。反目しながらも、お互い惹かれあう気持ちが止められなくて…。主への忠誠心と自分を強く求めてくるジャスティンとの間で揺れるシエラが選ぶ道とは!?大人気ゲーム『クリムゾン・エンパイア』が、小説&漫画のコラボ企画で遂に登場。
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お相手はジャスティン です。
ゲームをしていませんが、小説でも面白かったです。
ただ、初めて入る世界に、もう少し説明が欲しい感はありました。
登場人物の紹介が無く、なんの説明もなく脇役が当たり前のように登場して、かなり前半は混乱しました。
シエラ視点の散文的な文章で、この巻では何が起きているのか今ひとつ解りにくかった。

シエラは、元奴隷、暗殺者としての訓練を受け、悪魔の、ミハイルに死後の魂を渡す約束をしている。今、エドワルドのもとで、メイド頭兼 護衛をしている。
エドワルドから、政敵ジャスティンの護衛を命令され、純粋なジャスティンが次第にシエラに心を寄せて行く話。エドワルドの鬼っぷりが、半端無く恐ろしい人です。エドワルドの兄を思うがゆえの歪み、それをゆるせないジャスティンそして、手を汚すことにためらいのないシエラ
そんな彼女を愛してしまったジャスティン
心はエドワルドに
魂は悪魔の、ミハイルに
ジャスティンにささげるものなど何もない彼女
彼女の背負う罪も、エドワルドの罪も何もしらなくても、理解できなくても受け入れようとする彼。

「俺が許したいんだ、シエラ」

甘くて切なく、やるせないお話。
ジャスティンからの愛憎歪みへの葛藤をつっこんでも良かった感はありますが、面白かったです。主人公の育った奴隷の境遇やエドワルドの命令は絶対とか、かなりハードな内容で、ゲームのどのキャラになっても、きっと切なくやりきれない想いがキュンとつらい話で、少女ノベル的楽天的なハッピーエンドは望めないシリーズみたい(?)

個人的には、彼女の絵づらと髪型に、小説のシリアスさとのギャップがかなりあって、そこに彼女のチクハグな心が現れているのだろうが、悪魔のご意見同様、この髪型は頂けない……

神尾アルミ 読了一覧
迷走×プラネット 神尾アルミ
2011年10月06日 (木) 10:30 | 編集
迷走×プラネット (一迅社文庫アイリス (か-02-01))迷走×プラネット (一迅社文庫アイリス (か-02-01))
(2008/10/20)
神尾 アルミ

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迷走×プラネット 

神尾アルミ

「わたしの名前はルカルタ・ラカルタ。迎えが来るまで暇つぶしさせてくれ」転校生は異星人!?地球調査団として日本に派遣された女団長ルカルタは、留学生のフリをして高校へ潜入。「キミは俺が必ず守る」と一方的に愛を捧げるノモロをひきつれ、初めての学校生活を満喫&大暴走!
しかしそこに忍び寄る黒い影…地球の未来はどうなるのか!?破天荒な宇宙人が巻き起こす地球救出ハイテンション・コメディー
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アルトレオの空賊姫が面白かったので、他の作品を読んでみました。
ケロロ軍曹なノリの可愛らしいルカルタが地球って、素晴らしい!と、やたら嬉しそうな、ほのぼのとしたお話。ルカルタの行動に思わず笑ってしまった。
おちゃらけコメディーかと思いきや、家族愛、友人、豊かさを感じ、自国の生い立ちの生死の境目で獣のように生きて来た自分の過去から、いろいろな事を学ぶ彼女が、印象的で、やがて来る友人との別れに切なさを感じるあたり、キュン。元気の出るお話でした。

あらすじ
人と多少違っても、言葉を知らなくても、意味が解らなくても『外国人だからネ』で、すんでしまうのんびりした田舎の学校。

「よし。ブカツをつくるぞ」
ご飯に感動し、塩に感動し、稲を植えて青春を満喫。

「……また来るよ。ノモロと一緒に。何度でも」

後半 地球侵略を企てる謎の生命体から、地球をルカルタと、ノモロで必死に守ろうとするが、友人となった仲間達が放っておけず、駆けつける。
血を吸った人物に化ける彼らを倒すすべは…

ルカルタを大切に見守っていてるノモロ。彼の存在をいつも当たり前だと思っい、足蹴にしまくっているルカルタ。ノモロに同情しつつ、笑う。
ラストで出て来た2人と、今後もつなげられる展開の終わり方が、残念。続いて欲しかったが、続かないなら、続かない方向ですっぱり切って欲しかった。

神尾アルミ 読了一覧
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