本読み隊
本の感想・紹介です 。主にコバルト文庫・角川ビーインズ・ビーズログ文庫・一迅社アイリスなどの少女趣味ライトノベル、ハーレクインなどの海外ロマンスなど、3500冊。★スマホからご覧になる方は「海外ロマンス読了一覧」など一部の記事のスクロールが長くなるの場合、”PC”ボタンでPCに切り替えて見ることをオススメです★
領主を愛した代償 リン グレアム
2016年11月27日 (日) 14:44 | 編集

領主を愛した代償 (ハーレクイン・ロマンス)
2016/10/14
リン グレアム (著), Lynne Graham (原著), 山本 翔子 (翻訳)

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領主を愛した代償

リン グレアム

貧しい家族の窮地を救うため、ポピーは夢をあきらめて、母の奉公先の領主館で家政婦として働いていた。だがある日、金目当てに母が領主館の醜聞を売り、激怒した主のガエタノから、即刻立ち退きを命じられる。ポピーは初恋の彼に許しを請うが、取りつく島もなかった。すると翌日、ガエタノに呼び出され奇妙な要求を突きつけられる。「きみの家族を救う代わりに、ぼくの偽の花嫁になるんだ」そんな…。でも、これは期限付き。長くは続かない。ポピーはやむにやまれずうなずくが、新婚初夜に純潔を捧げ…。(R3197)
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copyright 2016
Leonetti's housekeeper bride

ポピーはゴシックファッションを着るちょっと変わったヒロイン。自分の劣等感を隠すためにはじめたファッション。
でも、ガエタノはそんな彼女を見下し、祖父が結婚を反対するものと思いこみ彼女を利用しようとするのです。
祖父を頑固呼ばわりしているけれど、明らかに祖父似の頑固なダーリンの鬼ロマです。
ストーリーは定番の展開。
安定のクオリティ。

あらすじ
ガエタノの家で開かれたパーティーでの写真が流出し醜聞沙汰になったこについて、祖父ロドルフフォの考えはガエタノを激怒させた。
”庶民の娘と結婚”することをCEOの地位を譲る条件にしたからだ。ぼくの私生活が、銀行家としての洞察力と知識にどう関係するというんだ?いったいいつから、妻子の存在だけが、男の価値と成熟度を測るものさしになったんだ?

父を亡くしてアルコール依存症となった母と、前科者となってしまった弟のために、ポピーは保育士の勉強をあきらめ家族を支えるために家政婦の母の仕事を代わりにこなしてきた。だが、ガエタノから解雇をつきつけられてしまった。
ポピーの両親は彼の屋敷で働いてきただけに、無情な彼の決断を覆そうとポピーは話し合いをしたが、にべもなくはねつけられた。彼には家族のために尽くす愛ということが理解できないのだ。

「だったら、なぜこんなことをしているんだ?まず自分の生活を第一に考え、家族の問題は家族に任せておけばいいんじゃないのか?」

「冷酷で人情味のない銀行家は、そうやって自分の身を守るのね」


冒頭の経緯。ポピーの窮状を知った彼は、祖父の言う条件の婚約者としてポピーに狙いをつける。ポピーなら彼の格式に合わないと祖父が反対するものと考えたからだ。だが、彼の意に反しポピーは祖父の愛した人のケーキを作り、祖父の琴線に触れ、祝福されてしまう。ポピーは自らの価値を証明したのだ…。

結婚式はいつだ?ということで、ガエタノは結婚し、念願のCEOの地位を手に入れるものの、彼女が倒れるまで自分の利己的な部分に気づかなかったことに敗北感を感じるという展開。

ガエタノはもう少し反省したほうがいいと思うの。もっと敗北感を味わってくれてもよかったわ!とツッコミながら読む本。さくっと楽しかった。

ちなみに、よくリンの作品には小型犬が出てくるのだマフィンって名前も何度かあった気がするのだが、名前の由来は食べ物じゃなかったw
ボロ服をまとった迷子”ラガマフィン”Ragamuffinからだった。

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貞淑な愛人 噂のギリシア大富豪2 リン グレアム
2016年09月05日 (月) 21:46 | 編集

貞淑な愛人 (ハーレクイン・ロマンス)
2016/6/1
リン グレアム (著), 茅野 久枝 (翻訳)

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貞淑な愛人 
噂のギリシア大富豪2

リン グレアム

父の経営する小さな会社で事務員として働くライラは、会社がギリシア人の大富豪に買収されたと聞いて驚いた。バスティエン・ジコス!まさかこんな形で再会するなんて。2年前、ライラはプレイボーイと噂の彼から誘惑されたが、きっぱりと拒絶した。愛のない相手と遊びで関係を持つなど、ライラには考えられなかったのだ。ところが今、復讐心に燃えるバスティエンは、会社の再建と引き替えに彼女に愛人になるよう迫ってきた。父を救うにはこの身を差しだすしかない…ライラは心を決めた。
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copyright 2015
The Greek Commands His Mistress

こちらも、定番の愛人ものです。毎度同じようなストーリーですが…いいの、猛烈に欲望をアピールして彼女だけを特別な気分にしてくれるリンのダーリンが好きなの。楽しい。
ドアバタンされただけで、二年も虎視眈々と彼女を落とすために準備をしてきたあたり、危ない男。
鬼ロマで、おバカなダーリンですが、鬼度は低い。

あらすじ
彼が考えているのはデライラ・ムーアのことだった。ただひとり、バスティエンを拒絶した女性。欲求不満に苦しむというめったにない経験を、彼にさせた女性だ。本当に興味がないというのであれば納得もできたが、そうではないとわかっていた。
だが、デライラは愚かにも良識を振りかざし、貴婦人が殺し屋を追い払いでもするかのように、プレイボーイと評判のバスティエンを見下して拒絶したのだ。
バスティエンの怒りは燃え上がり、二年近くたった今もなお、くすぶり続けていた。そして、デライラ・ムーアとその家族は窮地に陥っている。バスティエンはその事実を、暗い満足感とともに噛みしめた。今度ばかりは彼女も拒絶できまい……。

バスティエンとの出会いは、母の形見を買い戻すためにオークション会場に行ったときだった。同じ品が彼の母の形見だという。
「ちょうどそのころ、母はロンドンでなくした」
バスティエンの低い声を聞いて、ライラは背筋に奇妙な震えが走るのを感じた。


冒頭の経緯。バスティエンとの交際を断ったことで、彼はライラを手にいれるべく、二年後に再び彼女の前に現れた。彼は、工場を買い取ったあとでの三つの選択肢をライラにつきつける。だが、三つ目の選択肢以外選ぶ余地はなかった。途方にくれる父や街の人々を救うために、無期限で愛人になること…。

後半は、異母兄弟の確執や、彼の初恋の人の登場で、修羅場。
女性を信じることのできないバスティエンは、彼女への独占欲と欲望をむき出しにしながらも、簡単にライラを信頼することができず、企業秘密を暴露したと濡れ衣をきせたり、めんどくさい男。そんな彼に毅然として立ち向かい、彼を守ろうとする彼女の姿に、ラストに気がついてくれるところが嬉しいのです。
さくっと読めて、楽しいお話だった。

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授かりし受難 リン グレアム
2016年09月03日 (土) 14:13 | 編集

授かりし受難 噂のギリシア大富豪 1 (ハーレクイン・ロマンス)
2016/4/26
リン グレアム (著), 槙 由子 (翻訳)

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授かりし受難 
噂のギリシア大富豪1

リン グレアム

10歳で母と死別し、伯父に引き取られたグレイスは、伯母と従姉に虐げられ、みじめな暮らしを送ってきた。あるとき、従姉に無理やり連れだされてトルコへ赴いたグレイスは、ギリシア大富豪レオと運命的な出会いを果たす。そして、レオの完璧なエスコートで豪華なヨットに誘われ、身分差に臆しながらも、その魅力に抗えず一夜を過ごすことに。これはたった一度きりの逢瀬。もう二度と会うこともないわ。ところが帰国後、グレイスは妊娠に気づいて衝撃を受ける。しかもそこへ、すべてを察知したかのようにレオが現れて…。
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copyright 2015
The Greek Demands His Heir

思いもよらない大胆な行動でレオと一夜をともにしてしまったけれど…。

愛のない結婚をした父は、他で愛人をつくった。その後引き取られた愛人の子バスティエンと正妻の子レオは確執を抱えるように。そんな問題児のギリジア大富豪の異母兄弟のミニシリーズ。
ヒロインは、自分の中に頑固なルールのある医者を志す娘・グレイス。傲慢で自分の思い通りに生きてきたレオは、自分の異母弟のように彼女も引き取られたのだと知ることで、考え方を変えていくのです。

あらすじ
レオと婚約者のマリナとの関係はお互い不干渉というこ合意してきた。友人以上の気持ちを抱いたこともなく、体の関係もない。婚約から3年ということで、周囲が結婚を催促してきたことで、マリナの予想以上の男性歴を知らされるまでは…。

グレイスは10歳で母と死別し、伯父に引き取られた。わがままな従姉の旅行の付き添いを強要されたにもかかわらず、男性を部屋に連れ込み、グレイスは2晩もホテルのロビーで夜を明かし、疲れ切っていた。
挙句、気まぐれで誘われたナイトクラブでも邪魔者扱いの上に、今夜も部屋に戻ってくるなという。
そんなとき、ミスター・ジコスからVIP席へ誘いを受けた。
影を帯びた険しい顔に、少年っぽいとさえ言える魅力的な笑みが浮かんだその瞬間、息をのむほど端正な顔はいっそう威力を増し、本当に彼女の息を奪った。
飲み物を、VIP席で?
階段への立ち入りを禁じるベルベットのロープがボディガードの手で解かれ、それと同時にグレイスの身動きを封じていた呪縛も解けた。
だって、私に失うものがあるのかしら?

レオは自分の興味を引こうとしないグレイスに、強烈な欲望を感じ、ヨットでの逢瀬に誘った。ことの最中にバージンであることを知らされ、衝撃を受けた。
レオは爆発寸前だった。お邪魔しました、では失礼、というわけか? まったく女性からこんな扱いをうけるのは初めてだ。だが、ふと彼女にとってこそ初めてだったことを思い出した。おそらく彼女は自分でも何をしているかわかっていないのだ。突然、鼻の下にどっと汗が噴き出した。うっかりたちの悪い男に引っかかったら、彼女の身に何が起きていたことか。

「今夜は泊まっていったほうがいい。明日、送っていく」

「これは一夜かぎりのつき合いよ。あなたにどうこう言われる筋合いはないわ!」


前半の経緯。挙句、避妊具が破れていたことで、グレイスはレオに妊娠が判明するかどうか、連絡すると約束する羽目に。結果は陽性。叔母は激怒し、グレイスは家を追い出された。友人のマットの家に転がり込んだところに、レオが現れ…

("うっかりたちの悪い男"は、アンタだ!と突っ込み)
後半は、謎の女性マリナや、レオと異母弟バスティエンとの確執を絡めつつ、レオのために親身になってしまうヒロインにさらに惹かれるという展開。
自制心をモットーとするヒーローが、ヒロインに翻弄される姿は、突っ込みがいのある男で楽しい。
鬼度は低い。マリナもサバサバした女性で、悪役感は薄い。
安定のクオリティー

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シークの隠された妻 リン グレアム
2016年04月17日 (日) 15:56 | 編集

シークの隠された妻 (ハーレクイン・ロマンス)Kindle版
シークの隠された妻 (ハーレクイン・ロマンス)
2016/2/12
リン グレアム (著),

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シークの隠された妻 

リン グレアム

「ぼくたちはまだ夫婦らしい。正式な離婚手続が必要だ」突然訪ねてきた夫、ジャウルの言葉に、クリシーは驚いた。2年前、マルワン国皇太子だった彼とロンドンで結婚したが、ジャウルは1カ月後に帰国し、それきり音信不通となった。代わりに彼の父王が現れ、無情にも結婚は無効だと告げた。クリシーがジャウルに会わせてほしいといくら懇願しても、その願いは叶わなかった。なのに今ごろ現れて離婚したい、ですって?怒りに駆られながらも、わずか1カ月の結婚で授かった双子の存在を打ち明けたとたん、ジャウルは豹変し、離婚は撤回すると言いだした。自分の子供ならマルワンで育てることが法律で決まっているという。この上、私から子供まで奪おうというの?(R3135)
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copyright 2015
The Sheikh's Secret Babies

未熟な花嫁』関連作。リジーの妹、クリシーがヒロインです。
学生だったクリシーが成長し、大人の女性としてシークと立ち向かいます。物語どうしの絡みはないので、単品で楽しめる構成。
シークもの。
今回も傲慢極まりないヒーローですが、愛のある誠実な男なので鬼度は薄いです。リンのファンからすると、定番すぎる構図で始まり、ほどほどに楽しめて終わる辺り物足りなさを感じるが、リン作品をあまり読んでいない方ならお楽しみいただけると思う。
尊敬する父王が、自分に嘘をつく酷く残酷な面を持ち合わせていることを知り、ヒロインの過酷だった状況を知るにつけ、自己の内面との折り合いを付けられずに苦しむヒーローの姿が萌です。

あらすじ
性的な衝動のせいで、自分がいかに愚かになるかわかってからは、ジャウルはそれをしっかり抑えこんできた。クリシーとの経験で大きな教訓を得たのだ。二度と、女性が弱みとなるような事態に陥ってはならない。だからこそ、結婚を忌避せず、できるだけ早く結婚しようと決めたのだ。
その決断をすぐには実行に移せなくなったと気づいて、ジャウルは顔をこわばらせた。そしてジャウルはクリシーに礼儀正しく接しなければならないことに思い至るや、ふだんはセクシーな口元が不快そうに歪んだ。クリシーに対して彼が抱いている感情はおよそ礼儀正しさとは無縁だった……昔から。

「きみにとって衝撃かもしれない事実を伝えにきた」


冒頭の経緯。学生時代、クリシーはマルワン国皇太子だったジャウルの言葉と愛を信じ、結婚した。しかし、彼女と結婚したことを父に報告してくると国に帰った彼は二度と戻ってくることはなく、クリシーは大使館で門前払いを何度もされ、挙句彼の父王から手切れ金の小切手とともに、残酷な言葉を浴びせられ、諦めるしかなくなったのだ。
彼と再開し、双子のことを隠してしまったが、世話になっている姉夫婦に諭され彼に事実を告げると、ジャウルの態度は一変した。結婚すると…

弱っているとことで父の嘘を信じたジャウルは、不信感をクリシーに抱いており、彼女の言葉を信じるべきか、迷い悩みます。彼女への欲望とともに、結婚生活を前向きに考え始めながらも、事実を知り、罪悪感に苦しむ姿は、彼が悪くないだけに、不憫…でキュン。
リンの鬼ロマファンとしては、もっとダーリンがお馬鹿なほうが楽しいのだが、これはこれで、良いロマです。

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未熟な花嫁 リン グレアム
2016年03月12日 (土) 17:54 | 編集

未熟な花嫁 (ハーレクイン・ロマンス)
2016/1/14
リン グレアム (著)

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未熟な花嫁 

リン グレアム

エーゲ海に浮かぶリオノス島の所有者でありながら、リジーは父と妹と3人、イギリスの田舎で困窮生活を強いられていた。祖先の奇妙な遺言で、島を売るのを禁じられていたからだ。そんな折、チェザーレと名乗るイタリアの億万長者が訪ねてきた。彼の目的は、かつて彼の一族が所有していたリオノス島を取り戻すこと。リジーが彼と結婚し子どもをもうければ遺言の条件を満たし、両家に利益がもたらされるのだ。とはいえ、いくら魅力的でも見知らぬ人と結婚なんてできないわ。でも、提示された多額の謝礼が手に入れば一家は救われる…。そのとき、名案が浮かんだ。人工授精なら彼と接触せずに子どもを作れる!無邪気なリジーは、その提案がのちに自らを拷問にも等しい状況に追いやろうとは、予想すらしなかった。(R3127)
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copyright 2015
The billionaire's bridal bargain

いつもよりぬるいリン。
遺言によってお金にならない島を持っているヒロインと、遺言によって祖母のために一族の島を取り戻そうとするヒーローとの契約婚ものです。
鬼度の低いまったりロマだが、安定のクオリティで、楽しく読了。

あらすじ
仕事で多忙を極めている今、こんな戯言につき合っている暇はない。いったい父は何を考えているんだ?
父は、祖母の父の代で手放したリオノス島について語った。ルッチーニに売られた島は、結婚という形で取り戻そうとしたものの、婚約破棄によって、売却破棄という遺言で永遠に縛られることになったという。取り戻すためには、ルッチーニ家の子孫と結婚して跡継ぎをもうけること。一世代前では父が結婚を考え、失敗したという。
父は移り気な女性が農場主と結婚したことを後悔していないようだが、現在の所有者である農場の娘との結婚を考えてみてほしいというのだ。
父は祖母の動脈バイパス手術と生きる望みについて語り、契約婚を提案した。
大きな見返りが期待できるのなら妥協もいとわない。だが、誰かと結婚するほど近い関係になることが、はたしてこのぼくにできるだろうか?

フランチェスカは奔放な母が亡くなってから、父の口の悪さに耐えながら農場の重労働に耐えてきた。妹はなんとか大学を卒業させたい。
しかし、農場の経営は行き詰まり、いつ銀行から警告書が届くかとびくびくしながら暮らしていた。
犬のアーチーは、前の持ち主の古い革の首輪をまだつけている。もちろんリジーはアーチーをかわいがっていた。特別に寂しい夜、リジーはアーチーを抱いて寝た。
堆肥をタンクに入れようと、トラクターで裏庭にまわりかけたとき、黒いリムジンが入ってきた。
黒いリムジンから降り立ったチェザーレに道を教えようとすると、名前を名のり話をしたいという。
犬が彼の機嫌を察知したかのように、低くうなり、カシミアのコートの裾に噛みついて引っ張った。
当のチェザーレはいささかも動じることなく泰然と構えている。犬の攻撃は無視すると決めているかのように。
リジーはうろたえた。


冒頭の経緯。妹のために彼と結婚することを決意したリジー。お互いにややこしいことを避けるために体の関係はナシということに決めた。
チェザーレは、かつてセラフィナとの恋に敗れてから、女性と恋愛面で深入りする行動を避けている。しかし、農場の娘から美しく変身したリジーを遠ざけることは難しく…

二人の出会いの部分で感じ合ってる部分をクローズアップしても良いのだが、他の作品と区別がつかないので、あえての犬。
リンの作品は小道具の使いかたが非常に上手いのだが、犬の登場は多い。
こちらの作品も、愛犬アーチーが可愛らしい役割を演じている。引きこもったヒロインを引っ張りだすだめに愛犬を駆使する彼にクスっと笑う。
もちろん例によって、ダーリンは結婚の束縛を嫌がり、なかなか素直になれないうえに、未亡人となったセラフィナの横槍という展開でリジーを傷つけることに。
だが、愛すべき家族に囲まれて育ったダーリンは意外にもこれまで脳天気とみなしていた父に相談するというお茶目な一面を見せてくれる。
ホットなシーンもそれなりにある、さらりと楽しめるお話だった。

……でも、リンの作品だとしたら、私には物足りない!
ネットの評価で、嫌いなヒーローだからという理由で低評価をされるご時世だからといって、ひよらずにお馬鹿な鬼ダーリンを書き続けて欲しいものだと…

関連作 シークの隠された妻 リン グレアム

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ギリシア富豪の逃げた小鳥 リン グレアム
2015年11月30日 (月) 17:04 | 編集

ギリシア富豪の逃げた小鳥 (ハーレクイン・ロマンス)
2015/9/11
リン グレアム (著)

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ギリシア富豪の逃げた小鳥 

リン グレアム

19歳の無学で貧しい清掃員、ビリー・スミスは、務め先の高級アパートメントで倒れていたギリシア人大富豪ギオ・レトソスを介抱し、求められるまま一線を越えてしまう。だが彼に情事の相手以上の存在として見られることは決してない。愛も純潔も捧げつくした哀しき愛人-それがビリーだった。その証拠にギオは良家の女性と結婚。彼女は姿を消すしかなかった。ところが2年後、ギオが予告もなしに家の玄関先に現れる。「離婚したから、君とよりを戻しに来た」と言って。なんて身勝手なの…。むろんビリーは即座に拒んだ。足元で無邪気に笑う幼子を、必死にギオの目から隠しながら。(R3095)
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copyright 2015
The secret his mistress carried

ろくでもない男から逃げ出したヒロインが子供を作って…といういつもの展開です。
”これほど傲慢なヒーローにはめったにお目にかかれません”という裏書の紹介から、どんなに酷い男かとワクワクしてしまったが、そうでもなかった。
すでに別れて2年経って、彼女の発見から始まるので、絶望感はあまりない。(突き放されて絶望の淵で彷徨いたかったのに。残念)
自分がどんなにお馬鹿だったのか、彼女の抵抗で少しずつ気がつくのだが、悲壮感はあまりない。
でもいいの。リンの作品は好きだから。

あらすじ
ギオ・レトソスが私を捜しに来た。そして見つけだした。
かつて愛した男。二度とあうことはないと信じていた男。
ギオのもとから逃げ出してから、同じシングルマザーの従姉のディーとともに助け合いながら、小さな息子セオやディーの子供たちと暮らしている。
今は小さなヴィンテージショップも軌道に乗り、息子の父親ととのあやまちと苦い教訓を受け止め、先へ進もうと心がけていた。
それなのに、彼は「君を取り戻したい」と言う。
向かいに座ったギオの顔を上目遣いに観察しつつ、ビリーはつくづく感心せずにいられなかった。彼はきっと、人類史上最も美しい男性の一人に違いない。私の手の届く相手ではない。裕福で、ビジネスでも成功をおさめ、ハンサムで、洗練され、高い教育を受けていて、家柄も申し分ない。
私には欠けているものばかりだ。そんなことは最初からわかっていた。

「僕たちがまだ終わっていないのに、君が出て行ったからだ」

「もちろん終わったに決まっているわ!あなたが結婚を決めたときに!」

「自分がいまでも君を求めているかどうか、確かめずにはいられなかった」


冒頭の経緯。男がいるというビリーの言葉に怒り心頭のギオだが、彼女が彼の子セオを産んだのだと知ると、拉致同然にホテルに監禁した。
彼に惹かれる自分に嫌悪するビリーだが、結婚を申し込まれ、同意。
長い婚前契約書は、結局彼を信じ、読まずにサインし…

花嫁が自分を崇拝しているのか、彼女を虜にしているのか、気持ちを手っ取り早く確かめたいからって、最低ね!野獣ね!
彼の友人達の前で失敗してしまったビリーは、どんなに頑張っても二度と表に連れだしてもらえず、愛人として、必要なときに引き出される”引き出し”と同じような存在にされてしまった。
彼には自覚がなくても、そのことにどれだけビリーが傷ついたか…
ヒロインの頑張りを彼が知ったときの落ち込みは、ぐっときたわ。
という、いつものリン。
ラストに、もうひと波乱が欲しかったかな…とは思った。

お馬鹿なダーリンが、傲慢な考えの裏で自分の気持ちに気づかずに、ぐるぐる回っている姿は楽しい。

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