本読み隊
本の感想・紹介です 。主にコバルト文庫・角川ビーインズ・ビーズログ文庫・一迅社アイリスなどの少女趣味ライトノベル、ハーレクインなどの海外ロマンスなど、3500冊。★スマホからご覧になる方は「海外ロマンス読了一覧」など一部の記事のスクロールが長くなるの場合、”PC”ボタンでPCに切り替えて見ることをオススメです★
王子様の抱き枕 異世界でティラミスを 睦月 けい
2014年12月04日 (木) 20:51 | 編集
王子様の抱き枕 異世界でティラミスを (角川ビーンズ文庫)
(2014/05/31)
睦月 けい

王子様の抱き枕 異世界でティラミスを (角川ビーンズ文庫)

---楽天----

↑クリックで画像を拡大




王子様の抱き枕
異世界でティラミスを 

睦月 けい

クウェンティン国の不眠症王子・レーガンから、“抱き枕”に任命された女子高生の茉莉。だが、レーガン様至上主義の天才宮廷魔術師バレットからは痴女扱い、隣国王子のニュクスからは暗殺者呼ばわり。どこまでも素性を怪しまれる。そんななか、調理場で働くことになった茉莉。慣れない食材と格闘し、自分の世界のお菓子を作り上げることで、“異世界から来た”と証明するはずが!?“おいしい”異世界トリップ、待望の続刊登場!
--------------------------

頑張って二巻目も読もうとしたけれど、前のシリーズとの文章と雰囲気の落差に、途中まで読んで心が折れた。
一巻はもう少し面白かったと思ったんだけどな…
二巻目になったら、前のシリーズで見せた緊張感や駆け引きがあるかと思ったのだが…。全部読まずに感想書くわけにはいかないので、報告だけ。
一人称のネット系な軽い雰囲気のお話なので、ティーン向けの文章で、全体的にほのぼのしているもの…微妙に暗い雰囲気。
アルファポリス系など好きな方にはいけるかもしれない。
昔なじみのガッツリ文字好きな乙女には向かない。

元の世界へ戻ることを考えているみたいだけど、死んでるみたいだ。どうなるのかナとは気になるのだが、続刊はもういいかナ…
ファンの人ゴメン。


睦月 けい 読了一覧

角川ビーインズ文庫 読了一覧
王子様の抱き枕 不吉を誘うマドレーヌ 睦月けい
2014年06月08日 (日) 12:33 | 編集
王子様の抱き枕    不吉を誘うマドレーヌ (角川ビーンズ文庫)
(2013/12/28)
睦月 けい

王子様の抱き枕 不吉を誘うマドレーヌ (角川ビーンズ文庫)

---楽天---

------

王子様の抱き枕
不吉を誘うマドレーヌ 

睦月 けい

料理好きの女子高生・茉莉がうたた寝から覚めると、そこは西洋風異世界で、隣には見知らぬ男が熟睡していた。大絶叫したとたん、不審者としてあわや処刑されかかる茉莉。なんと寝ていたのは本物の「王子様」!側近たちから疑われまくる茉莉だが、重度の不眠症に悩んでいたというレーガン(王子)様は、「―帰るまでの間、俺と寝ろ」と“抱き枕”扱いしてきて!?ネット掲載時に話題を呼んだ異世界トリップの傑作、登場!
--------------------

ネットで掲載されていたものの書籍化です。
私は、ネットで作品は読んでいません。初読です。
どうやら今後、重い話になるようですが、一巻は、出会いと今後への布石といった展開で、”抱き枕”にされている割には、王子様とのラブ薄 幸薄 存在感薄 で物足りなさありです。
異世界から来た娘はひたすらお菓子を作って、魔導士に異世界にいる自覚はあるのか?と聞かれるほど、異世界の料理研究に打ち込んでおりました。それも寂しさと疎外感を紛らわす故なのは分かるのですがネ…、それにしても、王子薄ッ。
首の姫と首なし騎士』とはかなり違う全体の流れとヒロインの行動に、アルファポリスかヨと…
とはいえ、今後の展開は楽しみにしております。

あらすじ
「茉莉おねえちゃん、あのね、あした、あれたべたい。かいがらのおかし。ま……まどれーぬ?」
普段遠慮がちな妹の我がままに舞い上がり、調子に乗って深夜までマドレーヌを量産しつづけ、教室で居眠りをしてしまった茉莉は、気がつけば見知らぬ美青年と同じ布団に入り、抱き寄せられていた。
人生で最大音量の悲鳴をあげた茉莉は、部屋の中に押し入った鎧兜にあっというまに包囲され、鋭い矛先を向けられた。
何を話しているのかわからない彼らの中の白髪の男性に掌に魔法陣を刻まれた。手をつなげば脳内で言葉を交わせるようになったものの、魔法使いのコンさんは、王子の部屋に侵入した茉莉を不審者とみなし、警戒する。
”王子様”は跪くと、身の安全を保証するが頼みがあると言う。
一体私に何をさせるつもりなのだろう。無言で促すと、目の前の男ははっきり言い放った。

  帰るまでの時間、俺と寝ろ


冒頭の出会いと経緯。極度の不眠症の彼は、お菓子の甘い匂いと彼女の傍で安眠を手に入れる。
茉莉は、魔術師のコンや、可愛い天使のような顔の侍女トイ・フェイにあからさまに不審がられ、異世界の人間か試される苦痛に孤独を感じながらも、王子の隣でお菓子の話しに夢中になり、王子を安眠に導く役目を果たすように。
王子のはからいでマドレーヌ作りを始めるために、第二調理室のブリジットに紹介され、快活な彼女に気に入られ茉莉は異世界の料理素材を探求しはじめるが…

異世界での不安と必至に戦う娘の切なさは良かった。
というわけで、いわくありげな不眠症の王子の素性は続刊へ。隣国のぬるぬる国ニールリュル国のニュスク王子も登場で、敵意と興味をもつ隣国王子がどう出るのか楽しみ。

一番いい奴なのは、コックのホイットだったヨ。

続刊でました (2014/5/31)
王子様の抱き枕 異世界でティラミスを (角川ビーンズ文庫)


睦月 けい 読了一覧

角川ビーインズ文庫 読了一覧
首の姫と首なし騎士 奪われし花嫁 睦月 けい
2014年05月22日 (木) 13:27 | 編集
首の姫と首なし騎士    奪われし花嫁 (角川ビーンズ文庫)
(2013/11/30)
睦月 けい

首の姫と首なし騎士 奪われし花嫁 (角川ビーンズ文庫)

---楽天---

------

首の姫と首なし騎士
奪われし花嫁 

睦月 けい

兄王子レイフォードを城外に逃がし、辛くも命を救ったシャーロット姫。豪商エルマー家の悪事を暴くため証拠探しに奔走する次兄クローヴィスと“人喰い竜”ガイの帰還に望みを託すが、敵の包囲網に打つ手なし。セシルとの結婚を決定づける評議会にのぞむシャーロットだが、護衛騎士アルベルトが乱入!現国王に刃を向け、結婚への異議を申し立てる騎士だが…。「花嫁」の手を取るのは誰か!?宿敵との最後の争い、大逆転なるか!?
------------------------

公示期間が終わろうとし、評議会が開かれようとしている。
はたして、鉄壁のエルマー家の布陣を崩すことができるのか?

エルマー家編、完結の巻きです。
弁護士もののサスペンスさながらに、理詰めで解決していく静な展開の物語は、ますます乙女ノベルらしからぬ独特な雰囲気。
無事アルベルトはシャーロットの元へ現れるのか?
数々のプレッシャーに絶え抜いた結末の逆転劇。
その回りくどいまでの根回しと緊張感を楽しめるとハマる作品。

あらすじ
厳しい顔つきで各々武器を構えた、パラクロフを含め城内に潜伏していたエルマー家の配下達とセシル・エルマーの連れてきた従者達。感情のこもっていない眼差しをこちらへ向けるセシル・エルマー。追いつめられたレイフォードと、私。

「エルマー家が、フォルモント家と同じカスティ村の生き残り?」

愕然とした様子でセシルの言い放った言葉を繰り返す。

カスティ村の生き残りには、薬石は効かない。そして邪魔者はなんとしても排除しようとする性格だ。…だからもう、何をしようと、全て手遅れです。

聞き違いではない。彼は確かに、そう言った。


冒頭一章から抜粋して引用。追いつめられた兄レイフォードを止めるために、シャーロットは自らを盾にして兄を逃亡させる。アルベルトは薬石で操られるが、脱出し”公示期間が終わる前に魔女を連れて戻ってくる”と言い残す。どうしようもないもどかしさに、祈るような気持ちのシャーロット。盛大なラッパの音とともに町を練り歩き、意義申し立てに現れたのは、騎士団長をはじめとしたアルベルトと、魔女カルマだった。
エルマー家は、城内の人々を人質にシャーロットを脅迫するが…

というわけで、逆転劇とエルマー家の顛末までが描かれ、平和が取り戻されるまでのお話なので、美味しい話はヒミツ。
今回の解決は、当初期待したシャーロット姫の聡明さがいまひとつなことと、セシルとの顛末を重視しているためアルベルト成分が不足気味で、その辺りが少々残念な気もする。とはいえ、今後は王位に向けての展開なだけに、楽しみにしております。

睦月 けい 読了一覧

角川ビーインズ文庫 読了一覧
首の姫と首なし騎士 誇り高き反逆者 睦月 けい
2013年11月18日 (月) 12:27 | 編集
首の姫と首なし騎士  誇り高き反逆者 (角川ビーンズ文庫)
(2013/07/31)
睦月 けい

首の姫と首なし騎士 誇り高き反逆者 (角川ビーンズ文庫)

楽天Yahoo
首の姫と首なし騎士 〔7〕/睦月けい


首の姫と首なし騎士
誇り高き反逆者 

睦月 けい

末姫シャーロットの護衛騎士アルベルトが、第二王子クローヴィス殺害の容疑で捕縛!騎士の凶行に震撼する城内で、豪商エルマー家は王族包囲網を完成させようとしていた。教育係のリオンまでもが連行され、孤立したシャーロットとセシルの婚姻成立は目前に迫る。そんなとき、妹溺愛の兄王子レイフォードがついに禁じ手を!?エルマー家との争い、クライマックス直前!アルベルトとガイの出会いを描く特別書き下ろし短編も収録!!
------------------

閉塞感で読者まで窒息しそうな状態がまだまだ続く第7巻。
ラスト近くようやく変化が見えてきますが、相変わらず危険な状態の彼ら。
次の巻で長い戦いにようやく決着がつくそうなので、重苦しい状態を覚悟で耐え忍んで読破しましょう。
(きっと、逆転劇は爽快感があるはずだ!!祈!)
アルベルトの淀んだ瞳で首に剣を突きつけられる緊迫感は半端無し。乙女ノベルの甘さを求めて気が遠くなりそうだが、彼が正気を取り戻し「攫うぞ」って言ってくれた短い別れのシーンだけは転がってください。(短い彼の言葉の裏をどれだけ妄想で膨らませることができるか?ビーンズ乙女読者の力量が試される…的な?ああぁ、挿絵欲しかった!涙…)

これまでのながれ
周囲と隔絶され、エルマー家の人間によって包囲されている城内で、第二王子クローヴィスは脱出を謀るために、アルベルト・ホースマンに王子殺害の偽装工作を持ちかける。
シャーロットの嘘のつけないことを見越しての偽装劇。アルベルトは王子殺害で処刑されるのか…?
脱出したクローヴィスは、ガイとカルラと合流し、薬石の精製所の発見と、エルマー家を弾劾する手がかりを探し火山へ向うが…

あらすじ
そうだ。アルベルトに会えばすぐわかる。バラクロフ達の言うことが残らず真実とは限らない。本人に直接  嘘や偽りとは無縁なあの男の口から話を聞かなければ。
だがバラクロフは即座に首を横へ振った。
レイフォードとともに、遺体の確認を要求した。エルマー家の罠なのか、遺体はクローヴィスのものなのか?
きれい過ぎる遺体の手に違和感を感じバラクロフを探るが、同じようにバラクロフも探りを入れているのだとしたら…?
次第にクローヴィスの意図に気がつき始めるが、クローヴィスが脱出した理由を言うわけにもいかない。

想像した。”アルベルトが死んだ未来”の息苦しい程の喪失感に、足が竦んだ。

バラクロフにアルベルトの処刑を止めさせようと、懇願するしかない弱い立場の悔しさ。しかし、処刑は中止になったとバラクロフは謁見の間に足をすすめる。嫌な予感がした。とてつもなく、嫌な予感が。


前半の流れの粗筋。後半は、薬石によって意識の混濁したアルベルトを侍らせる父王。そこまでして、祖父王へのコンプレックスも極まれりな状態を見越しての第二王子の計画とはいえ、声を発することのできない状態の彼女は、どうするべきか、必至に考える。
後半は、シャーロットの現状打開と、精製所で罠にはまったガイと、カルラと、クローヴィスの一行の顛末。

父王の顔色や周囲を伺い、引きこもり姫だったシャーロットが、彼の存在を自分の人生にとって必要不可欠だと気がつく瞬間、そして、彼から真っすぐに生きるということを学んだ覚悟の父王への言葉は、とても美しいです。
王冠を背負う覚悟のほどはなくても、とても似合ってまス
エルマー家も薬石の効かない人間であること、兄オウエン・エルマーの含んだ笑みといい、逆転するまでにまだまだ波乱はありそうで…どう逆転するのか?
継承はどうなるのか?
続刊わくわくしております。

『ある日、森の中』ゲオルグ・ギーゼンとの出会いのSSあり。
タウンゼント領に視察に行く道中に語りはじめた出会いの過去、あまりに短いお話、レオ様の邪魔が憎シ

睦月 けい 読了一覧

角川ビーインズ文庫 読了一覧


(2013/11/30)
首の姫と首なし騎士 裏切りの婚約者 睦月 けい
2013年08月24日 (土) 19:33 | 編集
首の姫と首なし騎士  裏切りの婚約者 (角川ビーンズ文庫)首の姫と首なし騎士 裏切りの婚約者 (角川ビーンズ文庫)
(2013/03/30)
睦月 けい

首の姫と首なし騎士 裏切りの婚約者 (角川ビーンズ文庫)

---楽天---

----

首の姫と首なし騎士
裏切りの婚約者

睦月 けい

王族の突然変異、末姫シャーロットがついに婚約。しかも相手は“愛人二十人”と噂される豪商エルマー家のセシル。驚きが駆け巡るなか、シャーロットは王族の婚姻が認められるまでに必要な四十日間に全てを賭けていた。この間にエルマー家の悪事を暴く決定的な証拠を掴まなければならない。だが、城内では、護衛騎士アルベルトと兄王子クローヴィスの間で緊迫の事態が!?驚異的人気の新感覚王宮ミステリ、急転直下の第6弾。
----------------

ジワジワと首を締められているような、まんじりともしない展開の6巻でした。
エルマー家との婚約で事実上、国を乗っ取られた形になっている状態のまま、一巻で退場したと思われていた父である国王様の再登場以外、特に大きな動きはなく、水面下での攻防で爽快感の欠片もなく、アルベルトに至っては、ウエディングドレスの仮縫いに一瞬気が抜けて大丈夫か〜〜!!?、早くなんとかしてくレ低血糖で死んでしまうと叫びたくなり、押さえつけられた虫のような気分にさせられた巻でした。(感想 意味不明?)
それにしても、表紙のアルベルトは随分爽やかな文士姿じゃないですカ?話がドヨドヨなぶんのサービス?

あらすじ
戦前から薬石売買に関わり、王族の権力を手に入れるために国を脅迫した商家エルマー家の息子セシル・エルマーと婚約したシャーロット。結婚に対しての意義申し立ての公示四十日間に全てを賭けた。
事実上エルマー家の見張りが城の各所に張り付いている。シャーロットには、セシルの腹心ブレント・バラクロフが張り付き、アルベルトと一触即発の殺気が立ちこめている。
”仕立て屋のフランセル夫人”が、”王の目”であったことで、外部と連絡のとれる信用できる唯一の人物となった。

ロチェスター領を除く全土の領主が、代理を立てることなく直々に評議会に出席する。王族と外部の人間の接触を断っている以上、挨拶すらさせてもらえない状態。
エルマー家の顔ぶれがそろうのは予想の範囲内だ。
しかし、  彼だけは、ここに現れるはずのない人物だった。


というわけで、城に軟禁状態の皆様。父王の復活と、クローヴィスの真意を正しく理解したシャーロットは、父王に服することなく、雑務に忙殺される兄のレイフォードを助けようとする。
冒頭と、巻末に、ガイとカルラ・ギーセンが描かれています。薬石の解毒薬をばらまき、薬石の無力化をはかろうとする二人の危険な駆け引き。連絡手段のとれない今、シャーロットの取った手段とは…?

瞬殺の緊張感が今回はないわ〜〜と、物足りなさ感。ラストで血なまぐささがありましたが、芝居なので、クローヴィスに期待。
次巻はクライマックス直前ということで、さらに追いつめられそうな雰囲気。うひょぅ〜〜
あぁ、それにしても、面白くないわけではないし、続刊の展開に期待しているのだが、今回読むの辛かったワ。

睦月 けい 読了一覧

角川ビーインズ文庫 読了一覧


首の姫と首なし騎士 誇り高き反逆者 (角川ビーンズ文庫) (2013/7/31)
首の姫と首なし騎士 華麗なる背信者 睦月 けい
2013年01月27日 (日) 16:15 | 編集
首の姫と首なし騎士  華麗なる背信者 (角川ビーンズ文庫)
(2012/10/31)
睦月 けい

首の姫と首なし騎士 華麗なる背信者 (角川ビーンズ文庫)

---楽天---

---

首の姫と首なし騎士
華麗なる背信者 

睦月 けい

末姫シャーロットに、新たな受難が。なんと豪商エルマー家が、息子セシルとの結婚を迫ってきたのだ。それはシャーロットが、国を支える豪商がひた隠す恐ろしい裏の顔を知ってしまったため。妹を溺愛する長兄レイフォードは“愛人二十人"と浮き名を流すセシルとの結婚に断固反対、次兄クローヴィスの動きは怪しく、護衛騎士のアルベルトはかつてない殺気を放つ。そのとき、シャーロットは!?大人気、新感覚王宮ミステリ第5弾。
-----------------

薬石に関しての新たな展開から、国を揺るがず豪商エルマー家の陰謀と、駆け引きの展開へと次々に急展開する緊迫感の漂う状況を、必至に冷静になろうと自らに言い聞かせながら、事態を分析するシャーロット。
彼女へ向けるアルベルトの視線を周囲の緊迫感のせいで理解していない彼女に、ニマニマしながら、国を、大切な人を守るために彼女なりに必至に考えた末の決断という大きな転機を迎える巻でス。
グルグル悩みながらも鈍すぎる彼女の心理描写と、押さえられてしまった猛獣男子の静かすぎる動きが物足りなく、読者的には想定内の事態に若干いつもの惹き付ける魅力が薄かったとも思わなくもないが、今後の展開も目が離せない。

あらすじ
戦後の荒廃から商業を持ち込み、繁栄をもたらした豪商エルマー家。人気も影響力もあり多大に貢献している彼らに、どんなに調べても表向き非の打ち所はなかった…。”王の目”を使いこなす彼らの裏をかきたい。薬石を裏で扱っていること、オーガの研究をしていることを知ったが、確たる証拠はつかめない。
魔女カルラ・ギーセンをタウンゼント領で保護したが、彼らに知れないように必至に情報を秘匿する…
城は、秘密を知ったシャーロットの命を守るために緊迫感に包まれている…
敵に動きを気づかれないように、表向き平然と構えるハーヴェイだが、妹に対しては無謀になるレイフォードや、殺気立つアルベルトを押さえる要は、シャーロットしかいない。

「本日二度目になるけど。……何?」

「同じく二度目になるが、気紛れだ」

出会った当初の王になる資質を見るための”観察”とは違った、無言の視線の意味を理解しようとしても、お祖父様のように彼の感情を全て汲み取れない自分に、不甲斐なさを感じる。
そんな中、オウエン・エルマーという既に死んだはずのエルマー家の長男の情報をつかんだ。
これまでのセシル・エルマーの動きをどう、考えればいいのか…?
セシルは、面会を求め、事態は猶予がないことを告げる。
反乱を選んだほうが、早いというエルマー家の結論
豊富な財力、情報網、他領を味方につける彼らに対し、勝てる見込みは少ない。王族は障害にしかならない…

「…そうですね。けれど、他に貴女が生き延びる術はない」


後半は、彼女の決断とは…?自らが剣となることを伝えるアルベルト。婚約から結婚までの短い時間との勝負を覚悟した王族の面々。カルラ・ギーセンと、彼女と守るガイの決断は…?の展開です。
続刊への布石要素で、ひたすら悟られないように、静の展開だった巻。再び、首 危うしの姫様でしたが、彼女の覚悟に、彼は何を思ったのか、語られなかった部分は、皆様 妄想しましょう。(今回、妄想で二割増の部分が少なくて、残念?)
多数の"新人"導入で、さらにギスギスしている人間関係。シャーロットつきの従者ブレント・バラクロフの一言に、怒りを必至に押さえる姫様ですが、今後はどうなるのか?
楽しみにしておりまス。

睦月 けい 読了一覧

角川ビーインズ文庫 読了一覧
Powered by . / Copyright ©本読み隊All Rights Reserved→m117117/Template by sukechan.
スポンサードリンク