本読み隊
本の感想・紹介です 。主にコバルト文庫・角川ビーインズ・ビーズログ文庫・一迅社アイリスなどの少女趣味ライトノベル、ハーレクインなどの海外ロマンスなど、3500冊。★スマホからご覧になる方は「海外ロマンス読了一覧」など一部の記事のスクロールが長くなるの場合、”PC”ボタンでPCに切り替えて見ることをオススメです★
オリンポスの咎人 ジーナ ショウォルター 読了一覧
2013年10月01日 (火) 14:47 | 編集

オリンポスの咎人 ジーナ ショウォルター 読了一覧

書きかけの項目です。
右クリックできません

”オリンポスの咎人”シリーズは、2011年からMIRA文庫で推しだったパラノーマルロマンスの先駆け。
神々の時代に、悪魔を封じた箱の番人パンドラを殺したばかりに、身の内に悪魔を封じられ生き続ける彼らが、呪いを解くために4つの”聖遺物”を探すというシリーズ。

身の内の悪魔(欲望)と戦いながらヒロインを求める葛藤が素敵な作品で、ホットなシーンはとても情熱的。
アクの強いユーモアがあり、主人公のヒロインも、人間だけではなく神や魔物。そこには、妙な縛りがあり(盗んだものしか食べられないなど)かなりぶっ飛んでいて、思考が変。
とはいえ、女性らしい繊細さがあり、いい感じにキュンだった。

しかし、面白いのは”アローン”までかな。
その後は、お笑い要素が増えて、期待していたパリスもイマイチだった。最後まで完結して欲しかったが、今の所、邦訳はない。続刊がないのは寂しい。

オリンポスの咎人 1 マドックスc2008
 The darkest night アシュリン(土地にのこる声が聞こえる能力者)&マドックス”暴力” /死の番人ルシアンによって毎夜死ぬ定めの男

オリンポスの咎人 2 ルシアン c2008
 The darkest Kiss アニヤ(無秩序の女神)&ルシアン”死” ウィリアム タルタロス/”万能の鍵”が欲しいクロノスの命令

オリンポスの咎人 3 レイエスc2008
 The darkest pleasure ダニカ・フォード&レイエス”苦痛” 母ティンカ 姉ジンジャー 祖母マロリー/ダニカを殺せと言われたアローン ”万能の目””天国地獄への門”

オリンポスの咎人 4 サビン c2009
 The Darkest Whisper グウェン(凶暴な種族ハルピュイア)&サビン”疑念” /エジプトでのハンターの実験から救出 ハンターの仲間なのかと疑う

オリンポスの咎人 アーロン 上 下 c2010
 The Darkest Passion オリヴィア(天使)&アローン”怒り” 魔物レギオン /天使オリヴィアに向けるアローンへの気持ちに嫉妬するレギオンとの三角関係 ”怒り”の魔物を必至に押さえるアローン

オリンポスの咎人 ギデオン c2010
 The Darkest Lie スカーレット”夢魔”&ギデオン”嘘” クロノスの妻レア 伯母ムネモンジュ /亡くした記憶の真実と嘘

オリンポスの咎人 アムンc2011
 The Darkest Secret ヘイディー&アムン”秘密” 天使ザカレル カイア /愛と憎しみの地獄巡りツアー&拗ねた男3人組のアンブロシアへべれけ旅行記

オリンポスの咎人 ストライダーc2011
 The Darkest Surrender カイア(ハルピュイア)&ストライダー”征服” タリヤ ビアンカ グウェン ジュリエット /ハルピュイア・ゲーム

オリンポスの咎人 パリス 上 下 c2012
 The Darkest Seduction シエナ(元ハンター 死人)&パリス”淫欲” クロノス ガレン ザカレル 闇の男 /運命の女神が描いたクロノスの首を刎ねるガレンの絵を廻る思惑


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オリンポスの咎人 女神の烙印
番外編  Kindle版のみ
女神ニケ&囚人アトラス
未読です

メモ書き
----主要登場人物一覧-----
サビン”疑念” 人に疑念を抱かせ不安を植え付ける
ルシアン”死” 瞬間移動 死者を送る
レイエス”苦痛” 痛みの快楽
マドクス”暴力” 破壊行動
ギデオン”嘘” 嘘をつかなければならない。彼の言葉は嘘。
アローン”怒り”  飛行 怒りで暴力的衝動
アムン ”秘密” 秘密を盗む
パリス ”淫欲” 毎日女が必要
トリン ”病”  接触でペスト感染 情報収集
カメオ ”悲嘆” 誰もが涙
ケイン ”破壊” 物が落ちてくる
ストライダー”征服” 負けると苦しみを負う

グウェン 魔物ハルピュイア &サビン
タリヤ ビアンカ、カイア・スカイホーク グウェン姉
アシュリン超能力者 &マドクス
ダニカ ”万能の目” ”聖遺物” &レイエス
アニヤ ”無秩序”の女神 &ルシアン 
ウイリアム 女に手が早い アニヤと仲良し
ガレン ”希望” 敵ハンター
クロノス タイタンの王 ゼウスを倒し神になる
ディーン・ステファノ ダーラの夫 敵ハンター
ダーラ サビン情報収集に利用した恋人
ハーディン ”不信” 故人。かつての仲間
ストライダー ”征服” 



---マドックスでの備忘録----
アシュリン 土地にのこる声が聞こえる能力者
マッキントッシュ博士

---ルシアンでの備忘録----
アニヤ ”無秩序”の女神
ディスノミア アニヤの母
タルタロス アニヤの父  
神を幽閉するタルタロスの牢獄の番人
テミス ”正義の神”
ヒュドラ ”強制の檻”を守る魔物
シエナ パリスを罠にはめたハンター 初めての二度立!

---レイエスでの備忘録---
ダニカ・フォード ”万能の目””天国地獄への門”
母ティンカ 姉ジンジャー 祖母マロリー

タイタン 現在オリンポスを支配する神族
クロノス タイタン族の王

ギリシャの神々 クロノスにより幽閉
 ゼウス ギリシャの神の王 幽閉
 ヘラ ゼウスの妻
タルタロス ”幽山”の神 オリンポスの牢獄
ヒュドラ ”聖遺物”を守る 多頭の大蛇

レギオン アローンを慕う地獄のしもべ 
ジリー ダニカのウエイトレス同僚 城に来る

***ハンター 暗黒の戦士達を狙う組織***
ガレン ハンターを率いる
ディーン・ステファノ ダーラの夫 ハンター
 ダーラ=サビンと関係 自殺
シエナ 死亡 元ハンター 友か女か

---サビンでの備忘録----
グウェン・スカイホーク(ハルピュイア 凶暴な種族)
タリヤ ビアンカ、カイア(ハルピュイアの3姉)
ガレン ”希望” 敵ハンター
ディーン・ステファノ ダーラの夫 敵ハンター
ダーラ サビンを裏切り自殺

---アローンでの備忘録---
オリヴィア(天使)
ライサンダー (天使 オリヴィアの師)
レギオン 下級悪魔 アローンになつく
ルシファー 悪魔 地獄の支配者

---ギデオンでの備忘録----
スカーレット ”夢魔”の番人
クロノス ”強欲”の番人
レア クロノスの妻 ”不和”の番人
ルシファー 地獄の支配者
ムネモンジュ ”記憶”の女神 スカーレットの伯母
シエナ ”怒り”の番人を移植される パリスの心の恋人 
ハイディー(ヘイディーor エックス)
      バーデンを死に導いた女ハンター

----アムンでの備忘録-----
ヘイディー ”憎しみ”の一部 憎しみの魔物は逃亡
ライサンダー(精鋭天使)&ビアンカ(ハルピュイア)は雲の宮殿
カイア(ハルピュイア) ストライダーと接触
ザカレル (戦天使)ライサンダー部下
ウィリアム ルシファーの兄弟 地獄の四騎士を作った
赤・黒・白・女騎士 賭けでアムンと契約

---ストライダーでの備忘録----
タビサ カイアの母 父は不死鳥
タリヤ ビアンカ グウェン 姉妹
ニイカ カイアのチームメイト 不死鳥の嫁に
ジュリエット・イーグルシード
ラザラス ジュリエットの奴隷 ”聖なる杖を持つ 死亡”
テュポーン ドラゴン頭と蛇の体 ラザラスの父親 
スカイ ハンターの妻 
ケイン 世界の終末を引き起こす 四騎士の女と関係?
ウィリアム 兄弟のルシファーが地獄を手中に治め、自由になった
ハデス ウィリアムの父
アルカ クロノスの宝の隠し場所を知る女神 パリスに助けを乞う

---パリスの備忘録----
シエナ パリスの恋人 死人 (タイタンの女王
スカイ シエナ妹 (死亡
ザカレル ライサンダー部下 顔に吹雪の舞う天使
ガレン ”希望””嫉妬” レギオンを欲する(”語ってはならぬ者たち”から狙われる、二年間の保護申請
ハデス 死者の王 闇の男

キャメロン ”強迫観念”の番人  シエナと同じ城の囚人
プキン ”無関心”の番人 半人半獣 囚人
ウィンター ”利己心”の番人 囚人
ケイン 地獄で囚われる
四つの”聖遺物”を集めることに成功

気がついた点などありましたら下記へ
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パリス 上 下 オリンポスの咎人 ジーナ ショウォルター
2013年08月23日 (金) 23:41 | 編集
オリンポスの咎人 パリス 上 (MIRA文庫)
(2013/07/09)
ジーナ ショウォルター

オリンポスの咎人 パリス 上 (MIRA文庫)



オリンポスの咎人
パリス 上 

ジーナ ショウォルター

どんな女も魅了する美貌の戦士パリスは、神に残酷な呪いをかけられている。生きるために毎夜誰かと寝なければならないが、同じ相手とは二度とベッドをともにできないのだ。だが1年ほど前、パリスは初めてひとりの女にも一度欲望をおぼえた。彼を騙して近づき、牢獄に閉じ込めた忌々しい敵―シエナに。ところがパリスが逃亡を企てたときにシエナは目の前で殺され、以来、彼は酒に溺れる毎日を過ごしていた。そんなときシエナが天界に囚われていると知り、パリスは救出に向かう。憎みながらも彼女を求めずにはいられなくて。
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copyroght 2012
The Darkest Seduction

物語のクライマックスであるパリスの登場です。
これまでの流れです。

毎夜違う女を抱かなければ、死んでしまう残酷な魔物を体に持つパリス。唯一の希望は、一度抱いたのに欲望を覚えた敵のシエナだけ。→ルシアン
しかし彼女を盾に殺す形になってしまったパリスは再び彼女を取り戻そうとクロノスに願うが、友人の命を救うために、シエナを諦めてしまった→アローン
死人となった彼女をパリスは見ることができない。しかもシエナはアローンが封印していた魔物をクロノスによって移植されてしまった…→ギデオン
敵であるハンターだったシエナ。互いに誤解し憎しみあっているだろうと思いながらも、お互いを理解してもいないのにもう一度会いたいと乞い願う二人。
シエナを求められないことで自暴自棄になるパリスはアンブロシアに溺れていたが、天界で囚われたシエナを見つけるために、意に染まぬ関係を受け入れながら、死後界の小女神ヴィオラを捜し死者を見る方法を教えてもらう計画を立てる…→ストライダー

クロノスの首を刎ねるとされるガレン。鍵を握るのは黒い翼を持つ女のシエナと、パリス。クロノスの思惑に踊らされる二人だが、ここに来て、天界の思惑の使いザカエル(顔に雪が舞い散る天使)と、新たに登場の闇の男までもが、シエナを引き入れようとする。様々な思惑が絡み、運命に翻弄されながらも、唯一の女を求めるパリスの懇願が切なく、ホットなシーンにメロメロでした。
オリンポスの咎人シリーズの終わりが見えてきそうなラストの展開に、幸せな読後感です

あらすじ
ザカレルは天の高みから、下界を見下ろしていた。そして、あの温和だったパリスがまたひとり敵のハンターを倒すのを見た。「女とクロノスをつなぐ絆が切れたらここにつれてこい。女は残りの永遠をここで過ごすことになる」ライサンダーの命令はどこか寛大だった。
パリスは憎み、怒り以上のものをぶつけてくるだろう。それはさけられない。あれほどの暗黒がパリスの中に渦巻き、どんな毒よりも凄まじく魂をくさらせているのだから。

”自己愛”の悪魔を宿している小女神ヴィオラに手を焼きながら、死者を見て触れて、嗅ぎ、味わう方法を聞き出したパリスは、シエナが囚われているとされる天界の城にウィリアムと、ザカエルとともに向った。
シエナを見つけ、助けだすのはもうすぐだ。

シエナはクロノスに妹スカイの行方を盾にとられ、ガレンを虜にすることを迫られる。ハンターを罰しようとする魔物が彼女を駆り立てる。悪を罰しようとする”怒り”の魔物がいる今なら分かる。
しかし、クロノスを判断することは魔物にはできない…
どうして、私なの?今更ハンターのもとに戻ってスパイをしたくない。

最初はこの幻が現実だと思っていた。
天国と地獄よ、助けてくれ!
「シエナ!」パリスはガーゴイルに抵抗している。振り向いて蹴りつけ、殴っている。
「迎えに来たんだ。必ずきみを奪いとる。シエナ!」


ブタベストの城に侵入したガレンにアシュリンを奪われたマドクス。仲間達はアシュリンの救出に向うが、ガレンの要求は、レギオン。城で自己愛を語り続けるヴィオラは、魂がすり切れボロボロになっているレギオンが気になり、アドバイスした…
レギオンは自身と引き換えにガレンに囚われ…
ケインは、地獄で囚われている。白の騎士に合わせまいとする三騎士。いっそ殺してほしかった…
”不和”の魔物を宿す女神レアと”強欲”のクロノス。レアの思惑でクロノスは、取り返しのつかない間違いを犯してしまった…

オリンポスの咎人 パリス 下 (MIRA文庫)
(2013/07/10)
ジーナ ショウォルター

オリンポスの咎人 パリス 下 (MIRA文庫)


パリス 下 

天界の血と影の国で、ようやく再会を果たしたパリスとシエナ。だがそれはぎこちないものだった。神に幽閉され、怯えていたシエナは、パリスが命がけで助けに来てくれたことに驚きを隠せなかった。騙されていたとはいえ、彼女は罪のないパリスを罠にはめ、傷つけたのだから。後悔と彼への募る想いを抑えきれず、シエナは体が弱っていくパリスのために身を差し出そうとする。だが、パリスに冷たく断られ、シエナは愚かな自分を罵った。彼には憎まれているに違いないのに。憎しみ合い、傷つけ合い、求め合うふたりの運命の行方は!?
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相変わらず、ぶっ飛んでるキャラ多数で、笑いを取りつつ、下巻はお互い離れられなくなったパリスとシエナの睦まじい関係を軸に、絶対神のいる天界、タイタン族の支配する世界、シエナと取引をする闇の男と、互いの思惑が絡み合い、予言された運命のクロノスの首が飛ぶシーンへとつながります。

主人公達に酷な運命を強要する作者ですが、自らのうちに新たな暗黒の魔物を作り出すほどに、苦悩していたパリスのためにベタベタと二人の間は甘い展開です。
その分、クロノスと、レアの関係は壮絶でした。
ヴィオラには笑った。ツイッター大好きな自己愛の面倒くさい小女神。パリスの魔物まで遠慮するって、吹いた。
ヴィオラほどではないにしても、自分大好きなウィリアム。彼も、かなりの大物で、ジリーとの関係がどうなるのか?残るは、地獄に囚われたままのケインと、”病”のトリン、唯一の女戦士”悲嘆”のカメオ。
ラストに大きな転機が訪れたこの作品で、”聖遺物”が集まり、パンドラの箱をみつけるだけとなった今、続刊が楽しみです。
双子出産おめでとうです。ここでも、ウィリアム地味に大活躍。乙!

既に、ザカレルを中心とした天使の新シリーズが始まっているそうでス。早く、邦訳プリーズ。

オリンポスの咎人 ジーナ ショウォルター 
読了一覧 登場人物一覧


---備忘録----
シエナ パリスの恋人 死人 
スカイ シエナ妹 
ザカレル ライサンダー部下 顔に吹雪の舞う天使
ガレン ”希望””嫉妬” レギオンを欲する
ハデス 死者の王 闇の男

キャメロン ”強迫観念”の番人  シエナと同じ城の囚人
プキン ”無関心”の番人 半人半獣 囚人
ウィンター ”利己心”の番人 囚人
ストライダー オリンポスの咎人 ジーナ ショウォルター
2013年05月21日 (火) 13:15 | 編集
オリンポスの咎人 ストライダー (MIRA文庫)
(2013/04/15)
ジーナ ショウォルター

オリンポスの咎人 ストライダー (MIRA文庫)

---楽天---

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オリンポスの咎人
ストライダー 

ジーナ ショウォルター
最強の種族に生まれたカイアは大胆不敵な女だと思われているが、秀でた姉や可憐な双子の妹に比べられて育ち、自分に自信を持てずにいる。そんな彼女が惹かれているのは暗黒の戦士ストライダー。カイアは強気な振る舞いで傷つきやすい心をひた隠し、ゴージャスでセクシーな彼を一途に想い続けてきた。だがストライダーは“征服"の魔物を宿し、どんな勝負でも負ければ激痛に苦しめられるため、戦士たちよりも強い彼女に見向きもしない。ついには拒絶の言葉を告げられ、カイアは涙をこらえた。彼のためならなんだってするのに…。
MIRA文庫  GS01-09
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copyright 2011
The Darkest Surrender

エキセントリックでホットなシーンと謎の多いオリンポスの咎人シリーズ。
前の巻でヘイディーが気に入っていたにも関わらず、アムンとの仲を認めることになったストライダー。傷心旅行でハルピュイアであるカイアの力強方い素晴らしさに気がついた彼のロマンスです。
一族の名誉に関わるハルピュイア・ゲームに参加することになった姉妹。
パリスと寝たことを若干根に持つ彼だが、彼女が心配で伴侶としてサポート役にまわるという話。
彼女達を応援するこの巻は、コメディー色が強く、ライサンダー&ビアンカや、サビンがメガホンを持ってグウェンを応援するなど、嫁にでれでれの彼らにニマニマさせられます。
常に勝利し続けなければいけない”征服”の魔物を内に封じるストライダー。勝利を恋の駆け引きに使ってはいけないことを知るカイアは彼を気遣い、弱い自分を見せようとしない。
二人の関係は最初からホットな状態で、二人の間の駆け引きは少なく、ロマンス的にはぐっとくるものが足りなかったのですが、不死鳥の炎の力にめざめたカイアによってさらに熱々で こっちまで溶けます。爆。
次回作のパリスが重い話になりそうな伏線や、囚われたケインなど続刊への期待が高まるお話。

あらすじ
過去に気紛れからハルピュイア・ゲームの最中にジュリエットの奴隷の逃亡を手助けしてしまい、その後凄惨を極め半数のハルピュイアが死ぬ事件を引き起こし仲間に嫌われてしまったカイアは、”恥さらしのカイア”と呼ばれるようになってしまった。
母タビサとの縁も切れ憎まれてしまった。名誉回復するために、ハルピュイア・ゲームで勝利したい。
ストライダーは頑固で自己中心的なばか男だ。けれどあれほどハンサムで猛々しい男はいない。
ストライダーがもっと大切な存在だと早く気がついていれば、彼の仲間のパリスとは寝なかっただろう。パリスは官能的だ。だが、寝なかったなら彼に拒絶されることもなかった…
…やっぱり拒絶されたかもしれない。ヘイディーに気があったらしいから。悔しいことに他の女を考えただけで、牙が生え、血が沸騰してしまう…

ストライダーは”神のマント”を”語ってはならぬ物たち”と取引をして渡してしまった。現在、”語ってはならぬ物たち”は、”聖なる杖”と”神のマント”を持っているはずだ。
本来ならパリスと天界に行くはずだが、カイアが気になってしかたがない。考えるまいとしても考えてしまう。
カイア。勝利。この二つの言葉は同じ意味になりつつある。
カイアのために、伴侶としてハルピュイア・ゲームを応援することに決めた。ところが賞品は”語ってはならぬ物たち”が持っているはずの、”聖なる杖”だった…

ハルピュイアの姉妹以外は、全て敵であり、カイアのチームを潰すために他のチーム同士が結託するという異例の事態に、カイア達は苦戦する。

そんな中、パリスは天界でシエナを探すために旅立つ。1水晶の短剣を手に入れ、2クロノスの最大の宝の隠し場所を知るという女神に会い囚われている場所を特定し、3死後界の小女神ヴィオラを捜し死者を見る方法を教えてもらう計画を立てる…

一方、運命の三女神に導かれたケインは、タペストリーを織りながら支離滅裂な言葉を続ける女神達に答えを求められる。なぜ、世の終末を引き起こしたのか…
ケインが世の終末を引き起こすと予言されたことを聞いたウィリアムは、予想外にその終末は早く来るのではと考えた。彼の作った地獄の4騎士の一人の女に会わせるわけにはいかない…
しかし、二人はハンターに囚われてしまった…


というわけで、熾烈を極めるハルピュイア・ゲーム。カイア勝利を願うストライダーの前に、”聖なる杖”を持ったジュリエットの奴隷ラザラスの登場で、カイアとの約束と男の憐憫に揺れる彼。

ライサンダーいつの間にこんなキャラになったんだ…
(ライサンダーの話も邦訳してくレ)
ビアンカのチアリーダーな格好にドギマギしてますヨ…ライサンダーの暴走を止めるのはザカレルです。苦労しますナ。
ウィリアムはジリーの両親をミンチにしてます。次第に素顔が明らかになる彼のブラックな一面にブルブル。
ケインの上に物が落ちてくることを一瞬忘れてた。多分ウィリアムも忘れてたみたいだ。二人とも間抜けな捕まり方だ。
世界の終末を引き起こすと予言されたケイン。地獄に行くことになるケインはどうなるのか?思わぬ大物だったウィリアムはどうなったんだ?
次々に女を抱かなければならない空しさに心を沈めるパリスが探す想い人との再会への待ちに待った続刊へ。

オリンポスの咎人 ジーナ ショウォルター 
読了一覧 登場人物一覧


ロマンス 読了一覧

---備忘録----
タビサ カイアの母 父は不死鳥
タリヤ ビアンカ グウェン 姉妹
ニイカ カイアのチームメイト 不死鳥の嫁に
ジュリエット・イーグルシード
ラザラス ジュリエットの奴隷 ”聖なる杖を持つ 死亡
テュポーン ドラゴン頭と蛇の体 ラザラスの父親 
スカイ ハンターの妻 
ケイン 世界の終末を引き起こす 四騎士の女と関係?
ウィリアム 兄弟のルシファーが地獄を手中に治め、自由になった
ハデス ウィリアムの父
アルカ クロノスの宝の隠し場所を知る女神 パリスに助けを乞う
アムン オリンポスの咎人 ジーナ・ショウォルター
2012年10月20日 (土) 16:06 | 編集
オリンポスの咎人アムン (MIRA文庫 GS 1-8)
(2012/09/14)
ジーナ・ショウォルター

オリンポスの咎人アムン (MIRA文庫 GS 1-8)

---楽天---

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オリンポスの咎人
アムン 

ジーナ・ショウォルター

アムンは体内に取り込まれた無数の魔物の声に正気を失いかけていた。他人の”秘密”をのぞく力を持つ彼は数週間前、仲間を助けるために地獄に赴き、邪悪な思考を取り込みすぎたのだ。その重荷を背負わせぬよう、彼は固く口を閉ざして一人苦痛に耐えて続けている。ところがそこへ、謎めいた金髪の女が現れたとたん、悪しき声が静まりかえった。アムンは安らぎを与えてくれた彼女に強い結びつきを感じるが、彼女の頭から飛び込んできた秘密に恐怖をおぼえる。そんなことがありえるだろうか?彼女がかつて仲間を殺した敵だとは。
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copyright 2011
The Darkest Secret

アローンの頼みで、地獄でのレギオンの情報を得るために、多くの秘密を取り込みすぎ、下等な魔物に取り憑かれてしまったアムン。ストライダーの見つけたハンターの女は、かつての仲間を殺したヘイディー。多くの秘密を抱えるハンターの彼女と、秘密を守るために 話すことを自ら禁じているストイックなアムンとの絆のロマンスです。
ギデオンの巻ほど、話の広がりはなく、アムンとヘイディーとのロマンスがメインで +拗ねた男3組人の珍道中となっております。ストライダーが気に入ったヘイディーをアムンに譲る形になったことに、不満を感じながらも、次巻につながる伏線のハルピュイア姉妹カイアの登場で、おもしろいことになっておりまス。
二人のロマンスメインなので読みやすく、本筋は進展なしで小休止です。天使にしてやられた感が小憎らしいお話で面白かった。

あらすじ
ストライダーがハンターの女ヘイディーを捕まえ帰ってくると、砦は別の屋敷のように高級感溢れる美しい内装に変化していた。帰る家を間違えたかと思ったほどだ。
天使が取り囲み、アムンから漏れ出る地獄の魔物を封じているが、アムンは正気を失い救うすべがない状態だった。

(助けてくれ、誰か!)

(ここに来てくれ!)ヘイディーには声に出さない言葉が届いた。アムンの隣室に閉じ込められた彼女は、アムンをハンター仲間のマイカだと思い込み、彼を必至に介抱する。恋人として付き合い始めても、何も感じなかったのに、初めて彼に熱い絆を感じたヘイディー。
アムンは、見知らぬ女に強い何かを感じ、魔物は恐れ彼は正気を取り戻した。彼女の記憶を探り”秘密”を手に入れると、彼女は かつての親友バーデンの死に手を貸した女だった。
人間であり、死んだはずの女が何故生きているのか?
彼女を引き離すと、再び魔物に支配されるアムン
自分が手に入れようと欲した女がアムンに必要なことを理解しながらも、嫉妬するストライダー。”勝て”とけしかける”征服”の魔物の声…
ストライダーの心の声がアムンには聞こえてしまう。自分より憎い敵をえらんだアムン、あの女は俺のものだという声…
ストライダーは、休暇を願い出て、パリスとウィリアムを誘いアメリカでの気ままな旅に出る。

アムンに取り憑いた地獄の魔物を返すために地獄にヘイディーと行けと、天使ザカレルは提案する。道連れ以外は何も信じることのできない地獄の旅が始まった…

憎しみに翻弄された彼女の孤独な過去…
死ねば何度も同じ年頃の自分の体で蘇り、そのだびに楽しい記憶だけを忘れ苦渋の過去の記憶にのたうちまわる…彼女の緊張と興奮の汗は氷りつく…
彼女は何者なのか…あらゆる秘密を探ることのできるはずのアムンでさえ、彼女の秘密すべてを探ることはできず、もどかしい想いがつのる…
地獄巡りの旅の末にあるものとは…


漫画の絵として地獄の絵図らを見たいかと言われると、かなり微妙な絵になりそうな今回の旅路。かなり妄想力を駆使しないと汚い絵図らになりそう。反面二人のシーンは、相変わらず濃密な描写で美しかった。天使の便利アイテム、天使のローブ(身奇麗にしてくれる)に引きつづき、四次元ポケ◯ト的、バックパックの登場で笑う。あれ、欲しいナ。
天使ザカレルの、ベットサイドの小箱の”愛”にキュンときた。なんて素敵なことを思いつくかなぁ。なんだよそれ、無機質で正義のマシーンっぽかった彼らに、”愛”ですかッ!そこにあったんですかッ!転がるッッ!いつのまに、ライサンダーとビアンカはくっついたのやら?
後書きからどうやら、スピンオフで天使のシリーズ”Angels of the Dark”がでるそうでス。
次巻は、”征服”の番人ストライダー
今回の男3人組は、最悪だな!と、女子的に嫌われ要素いっぱいで自分達も最悪だと思っている辺り、最高だナ。笑うワ。
支離滅裂な行動の小悪魔的ハルピュイアのカイアの登場で救われた。続刊楽しみでス
そして、”淫欲”の番人パリスに続きます。パリスは、NYベストセラー初登場4位に入ったそうで、クロノスに小出しにされて、狂いそうな気の毒な彼が報われる日がくるようでス。喜

オリンポスの咎人 ジーナ ショウォルター 
読了一覧 登場人物一覧


ロマンス 読了一覧

----備忘録-----
ライサンダー(精鋭天使)&ビアンカ(ハルピュイア)は雲の宮殿
カイア(ハルピュイア) ストライダーと接触
ザカレル (戦天使)ライサンダー部下
ウィリアム ルシファーの兄弟 地獄の四騎士を作った
赤・黒・白・女騎士 賭けでアムンと契約
ルシアン オリンポスの咎人 2 ジーナ ショウォルター
2012年10月04日 (木) 12:08 | 編集
オリンポスの咎人〈2〉ルシアン (MIRA文庫)
(2011/02/15)
ジーナ ショウォルター

オリンポスの咎人〈2〉ルシアン (MIRA文庫)


オリンポスの咎人〈2〉ルシアン 

ジーナ ショウォルター


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copyright 2008
The darkest Kiss

死者の魂を死後界に送る役割を担う”死”の魔物の番人、ルシアン。彼が大好きになってしまった”無秩序”の女神アニヤとの情熱的なロマンスでス。一巻でマドクスを助けた女神ですが、灰汁の強い娘っコで、女神でも魔物の番人の彼ら同様、無秩序への衝動を押さえるために、盗むという行為で衝動を押さえてます。
ルシアンへの思いは、舌なめずりするような、”いけない子”な妄想でイッパイの彼女ですが、女神に呪いをかけられています。どんなに酷い男でも、男が死んだとしても、交わった男しか愛することができないという永遠を生きる女神には酷な呪いがかけられている、無垢な人です。強く美しく、彼の気を引くために必至な小悪魔的な魅力をもつ彼女に、次第にメロメロになるルシアン&魔物。そんな彼に課せられる神クロノスの所業とは…
ラストに、彼を失うまいと必至なアニヤに、キュンとくる、素敵なパラノーマルロマンスです。
一巻から読むことをおすすめしまス

あらすじ
無秩序の女神アニヤ。戦士たちは、露骨に誘いをかけてくる彼女をハンターの餌かと疑う。アニヤには、ルシアンしか見えていない。傷だらけの彼を醜いとは思わない。
キスだけ。男女の交わりは許されない彼女の呪い。母”不法の女神”ディスノミアが見境もなく男と寝たと神々に罵られ、夫タルタロスを奪ったと、”正義の神”テミスによって、ディスノミアとその娘アニヤは呪いをかけられた。彼とのキスがどんなに素敵だったか、しかし、彼女は神クロノスに狙われていた。
父であるタルタロス持つ、”万能の鍵”を受け継いだ彼女。ある事情で助けるために、鍵を娘に授けたことで、タルタロスの牢獄自体が弱り、クロノスら、タイタン族が脱獄し、ギリシア神を倒すことに成功した。新しい神クロノスにいいように使われる戦士たち。
アローンは、今もダニカを殺せという命令に苦悩し我を忘れ砦の地下に幽閉しておくしかない状態。
そして、クロノスは、新たにレイエスに、アニヤを殺せと命じた…

「すまないアニヤ。俺は君を殺しに来た」

「とっても硬くなってるのね。汚い手を使うのが残念なくらい」


瞬間移動を使いこなし、戦う二人。南極で氷り、南の海辺で、血を流す。互角の戦いをする二人の火花は、至福と苦悶、激しく熱い。
滅多に声を出さない”死”の魔物もうなるように彼女を”きれいだ”という。”万神の神殿”へ戦士たちを導いたアニヤ。ともに戦いたい彼女の意志をうけいれようとしないレイエス。
彼らは、パンドラの箱を取り戻すための、4つの”聖遺物”が必要なこと、ヒュドラの守る”聖遺物”の場所の手がかりを得た。
私をもとめているのではなく、彼女の命を狙い、情報を求めているレイエス。そんな彼に苛つく彼女と、彼女を殺すことにためらいを感じ、”万能の鍵”をクロノスに渡すように説得したい彼。
しかし、”万能の鍵”と彼女の魂は深く結びついていた…
砦の牢から抜け出し、姿を消したアローンはダニカを狙っている、ダニカを助けたいレイエス…
一日に一人、毎日違う女を抱かなければならないパリスは、魔物も惚れ込むような女シエナと出会ったが、ハンターの手先だった…
レイエスと、アニヤは、北極へ”聖遺物”を捜しに向かうが、協力者として、ウィリアムを紹介する…
”万能の鍵”をなんとしても手に入れたい神クロノスの執拗な脅迫がそれぞれを追いつめる…

続刊にひっぱり続けることになるパリスの運命の人であり苦悩のはじまりであるシエナとの出会いの巻でもあります。ウィリアムも、アニヤが手に入れてしまった彼についての予言の本に振り回されながら、巻を重ねるごとに、想い人もできて楽しみなキャラになります。
それにしても、えぐい神クロノス。
敵か味方か、助けることは多々あれど、戦士達の苦悩の種でもありまス。善と悪の境の曖昧な世界。手癖の悪さも込みで彼女を愛するレイエス。クロノスの呪いで弱る彼レイエスを見る苦悩、愛した彼を助けるために必至な彼女の姿は美しかった。
苺ミルクのロリポップがお気に入りのアニヤのエロかわいい魅力と、ハードで冷静なレイエスが懊悩し、乱れる姿に、いけないお嬢さんたちは転がりまくっりでス。

オリンポスの咎人 ジーナ ショウォルター 
読了一覧 登場人物一覧


ロマンス 読了一覧


---ルシアンでの備忘録----
アニヤ ”無秩序”の女神
ディスノミア アニヤの母
タルタロス アニヤの父  
神を幽閉するタルタロスの牢獄の番人
テミス ”正義の神”
ヒュドラ ”強制の檻”を守る魔物
シエナ パリスを罠にはめたハンター 初めての二度立!
ギデオン オリンポスの咎人 ジーナ ショウォルター
2012年10月01日 (月) 10:32 | 編集
オリンポスの咎人ギデオン (MIRA文庫)オリンポスの咎人ギデオン (MIRA文庫)
(2012/05/15)
ジーナ ショウォルター

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オリンポスの咎人 ギデオン 

ジーナ ショウォルター

遙か昔より、ブダペストの町には天使とも悪魔ともささやかれる美しい男たちがいた―それはギリシャの神々に呪いをかけられ、心に魔物を閉じ込められた不死身の戦士たち。その中のひとり“嘘”の魔物を宿すギデオンは、仲間が捕らえた女スカーレットに妙な懐かしさをおぼえていた。すると彼女はかつてギデオンの妻だったと告げ、彼は衝撃を受ける。結婚していたことどころか、彼女のことさえまったく記憶にないのだ。ギデオンはそれ以上の説明を拒むスカーレットから真実を引き出そうと決意する。彼女を誘惑し、快楽の慮にして。
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copyright 2010
The Darkest Lie

”嘘”の番人ギデオンの巻です。
常に真実とは違うことを言わなければならない彼。真実を口にすると、体を酸が焼き苦痛にのたうち回るという優しい彼の悲しい定め。彼のもとに妻だと名乗る女性スカーレットが現れ、自分に記憶がないことを不思議に思いながらも、彼女に惹かれ、共に記憶をたどるお話でス
真実を言えない彼のギデオン語は、回りくどく、感情移入しにくく、読みにくく、頭が混乱しやすく、面倒くさ胃と思いつつ、完読まで6時間もかかりながらも、面白かったでスヨ。
嘘しか言えない彼が、苦痛にのたうちながら必至の思いで言葉にする真実に重みがあり、彼女に伝える想いにホロリときました。
ただ、ギデオンに思い入れがないと、この巻から読んでも意味不明

---これまでの流れのまとめ--
レギオンは地獄に送られ、アローンは一度死ぬことで魔物から解放された。”怒り”の魔物はクロノスにより、シエナに移された。生き返った彼は、オリヴィアと幸せそうだが、まずは地獄にいるレギオンを助ける決意をする。死後界にいる仲間バーデンを見たことを仲間に伝え、彼の生りを至高の存在に説得したい。レギオンと関係を持ったガレン。人間の娘ジリーは、アニヤに本を握られるウィリアムに好意をよせ、ウィリアムは自分の気持ちを持て余している。
”聖遺物”神のマントを手に入れ、次は”聖なる杖”
ギデオンへの裏切りに憎しみと愛を募らせるスカーレットは…


あらすじ
ギデオンの妻だという”夢魔”の番人スカーレット。ギデオンは、嘘しか言葉にできないが、彼女から話を聞くために、仲間を説得し砦から連れ出した。
クロノスの妻レアの不義の子であるスカーレットは、タイタン族が牢に幽閉されている時から、要らない存在として何度も殺されそうになりながら、生きてきた。
彼女の支えであり、希望であった当時、牢番の兵士であったギデオン。思い合った二人の記憶を彼はなくしている。そして、大切な息子の存在もしらない…
スカーレットは”夢魔”を操り、彼に彼女の記憶を見せた。ゼウスに奪われた息子スティールを失った悲しみと絶望を…
ギデオンは、彼女が妻だという言葉を信じ、ゼウスに復讐するべく、クロノスを呼び天界へ行き、牢獄タルタロスへ向かう決意をする…
クロノスを呼ぶ彼の声は真実。血は酸に変わり、骨を泡だつ気泡に変える。苦痛に動けなくなるとしても…
そんな彼を止めるべく、スカーレットは母レアを呼び出す。ハンターを動かしているのは、クロノスの妻である”不和”の番人レア。娘への憎しみに燃える母との取引…
神聖な心の誓った秘密の結婚式の記憶を共有した二人、スカーレットへの新たな想い…

「スカー…触れないでくれ。たのむ。触れないでほしい」


レギオンの居場所を探るために”秘密”の番人アムンを連れ、アーロン、ウィリアムは、地獄に向かい無数の魔物とレギオンを痛めつけるルシファーに絶望的な戦いを挑む…
全ての魔物の秘密がアムンの心を蝕むことを承知で…

ストライダーは”語ってはならぬ者”達の守る”杖”を手にいれるためには、クロノスの首を差し出せば、与えられると言う。”神のマント”で姿を隠し、手に入れることを画策するが、道中、ハンターに追いつめられ、マントを使い女を捕まえる。
その女は、ハイディー。仲間であるバーデンを死に導いたクソ女
今は、ヘイディーと名乗った女に激しい憎しみが湧きあがる…

レアの妹であり記憶の番人であるムネモシュネの存在は何を意味するのか…
ギデオンとスカーレットが知る真実と嘘…

始めは面倒でも、ギデオン語に慣れてくると、”憎い”が、”愛しい”に脳内変換できるようになりまス。そして、”エンジェル”といいたい彼が、”デビル”と彼女を呼ぶあたり、クスッと可愛いと感じるようになってしまう不思議。
ただ、アローンはレギオンを地獄に救いに行く話や、ストライダーが杖を探しに行く話が平行しているので、前回アロンの話の回収と、今後への布石になっていて、ストーリー的には面白かったが、ロマンス一辺倒にのめり込めなかった部分もありでス。
嘘しか言えない彼の苦悩切なかったが、笑ってしまう部分も多く、彼の言葉を聞くきもない仲間やら、周りの反応も面白かった。
ラストに、いつもある、ウィリアムのインタビューは、すでに読者もギデオン語に慣れた状態になるので、彼の言葉どうりに捉えるウィリアムに中指を立てるギデオンに笑った。
クロノスは、ポップコーンまで食べてた。ギデオンとの通じない会話にニマ笑いしつつ、天界や地獄を舞台に頻繁に行き来した 今回は、神との距離がかなり近いと感じた。
アローンの次にギデオンが来ると思ってなかったが、次はアムンでス。魔物と同化してしまった彼を救うことができるのか、秘密を知ってしまう彼が安らぎを見るけることができるのか、気になる〜〜

----備忘録----
スカーレット ”夢魔”の番人

クロノス ”強欲”の番人
レア クロノスの妻 ”不和”の番人
ムネモンジュ ”記憶”の女神 スカーレットの伯母
シエナ ”怒り”の番人 パリスの元恋人 

ライサンダー オリヴィアの師 天使
ルシファー 地獄の支配者

主要人物は読了一覧にまとめました。
オリンポスの咎人 ジーナ ショウォルター 読了一覧

ロマンス 読了一覧

----発売日: 2012/9/14----
オリンポスの咎人アムン (MIRA文庫 GS 1-8)

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