本読み隊
本の感想・紹介です 。主にコバルト文庫・角川ビーインズ・ビーズログ文庫・一迅社アイリスなどの少女趣味ライトノベル、ハーレクインなどの海外ロマンスなど、3500冊。★スマホからご覧になる方は「海外ロマンス読了一覧」など一部の記事のスクロールが長くなるの場合、”PC”ボタンでPCに切り替えて見ることをオススメです★
ふられた花嫁  デビー マッコーマー
2014年07月25日 (金) 13:23 | 編集
ふられた花嫁 (MIRA文庫)
(2014/05/13)
デビー マッコーマー

ふられた花嫁 (MIRA文庫)

---楽天---

-------

ふられた花嫁  

デビー マッコーマー

どん底に突き落とされた3人の花嫁たちの物語。ベストセラー作家が女性に贈る、温かなエール。卒業式――今日は人生最高の日になるはずだった。忘れられない日になったのは確かだが、悲しみと裏切りの日として永久に記憶に残ることになるとは思ってもみなかった。大学で一目置かれる美人優等生のグレッチェンは、胸に卒業証書を抱き、指に婚約指輪を輝かせ、希望にあふれていた。1カ月後にはとびきりハンサムな婚約者と結婚式が控えていた。ところが、ずっと彼に裏切られていたことがわかり、絶望の淵に突き落とされて婚約を破棄したのだ……。花婿に捨てられた3人の花嫁が織りなす、愛と涙のウエディング・ストーリー。
--------------------
copyright 1997
Three Brides, No Groom

同窓会でふらりと寄った噴水の前で3人の女性達は再会を懐かしみ、卒業間際にお互い結婚話があったが、そのあとどうなったのかを打ち明け始める。
大学卒業と同時に花嫁に…と夢見ていた3人の娘の恋は儚く散った。しかし、失意に落ち込む彼女達を救った彼…

三人の花嫁になるはずだった娘のオムニバス。この時期のデビー作品は構成に変化を求めていて、こちらも面白い作品。
彼女達のロマンスはとくに珍しい話ではないのだが、それからどうなるの!という素晴らしい部分でぶっつりと切ってくれるので、かなり強烈に切なく印象に残る作品に仕上がっております。
失意の彼女達を支え、愛してくれる素敵男子の登場でハッピーエンドを期待させておきながら、ふられて話が終わるという、えぇ〜〜それで彼とはどうなったのよぉ〜それきり?と、叫ばすにはいられない女子同窓会に参加しているような気持ちになれる構成。
もちろん、3人の物語のラストには、それぞれ幸せになった姿が描かれているのでご安心を。

あらすじ
噴水。シアトルの私立ネルソン・ロード大学の中央にある噴水は、まさに大学のシンボルだった。
噴水はすべてを知っていた。
夏の日の午後、三人の女性がこの噴水にやってきた。それぞれ別の方向から、十五年のそれぞれの思い出を胸に秘めて。

■グレッチェン
その日は人生最高の日になるはずだった。
グレッチェンの両親は発ったあとだった。卒業式に婚約者ロジャーの裏切りを知らされ、それをロジャーは”不幸な過ち”で片付けようとしている。
騒々しいエンジン音が静けさを打ち破った。ジョッシュ・モローがハーレーに乗って走ってきた。
ジョッシュはグレッチェンの真ん前にバイクを止め、ヘルメットを取り、しばらくじっと彼女を見つめた。

「そんなに怖がらなくてもいいよ。噛み付いたりしないから」

お嬢様と不良の数日間のバイク旅行。彼女の家まで届ける彼との間にロマンスが芽生えるけれど…

■キャロル
「式を延期したいってどういうことなの?」
卒業と同時に結婚するはずだったキャロルとエディ。キャロルはチアリーダーとして、フットボール選手のエディを応援しつづけてきた。ところが、プロ契約を結んだ彼は、式を延期したいと言う。
エディには私が必要だときっと気がつく時がくる。キャロルはそう信じて、エディのせいで就職探しの苦難に会う。教職の臨時採用で再会したのは、”オタク”のクラーク・ラスバック。
ソフト会社に就職した彼の秘書に採用されたキャロルはクラークと親しくなるけれど…

■マディ
マディー・コバーンは”バットガール”のふりをして楽しんでいた。ひとりの男性では満足できない女のように思われていたけれど、数学教授のジョン・セダに憧れ必至に数学を勉強しマディーの作戦は成功した。
卒業すれば、こそこそ会う必要もなくなる。教授夫人になれると思い込んでいた。
なのに、心ない言葉を浴びせられ、失恋した。
卒業式の予行練習ではあいにく、ブレンド・ホリデーと組まされることになった。彼は、犯罪学専攻ですでにシアトルの警察学校に入学が決まっている。牧師の息子にぴったりの職業だ。
そして、マディーは卒業式して知った。ジョン・セダは、彼女が試験で解いた”方程式のジレンマ”を横取りしたのだと…

ブレンド・ホリデーと一緒にジョン・セダから答案を取り戻そうとするお話。

どの作品も、それで〜〜!という場面で終わるので、覚悟。
続きがきになって、次の話を読めないわ!という方は、ラストのエピローグをそのつどチラ読みするのもありかも。
どの話も、切なくてほろ苦いよいお話なのだが、マディの話はかなり苦い。少々分厚い本ですが、それぞれの物語は短編程度の量なので、さくっと楽しめます。

デビー マッコーマー 読了一覧

ロマンス 読了一覧
フライト・デート デビー マッコーマー
2014年01月23日 (木) 09:00 | 編集
フライト・デート (シルエットロマンス)
(1988/12)
デビー マッコーマー

フライト・デート (シルエットロマンス)


フライト・デート 

デビー マッコーマー

新天地を求めてアラスカにやってきたキャシー・トンプソン。ぬけるように青い空と、澄んだ空気。アラスカのおおらかな美しさに魅了され、失恋の痛手も少しずつ癒え、教師としての情熱もわいてきた。もう一度、人を愛せるようになるかしら。そんな矢先、新聞の個人広告が目にとまった。“レッド男爵。一緒に未知なる高みを翔けてくれる女性を求む”意味ありげな文面に好奇心をそそられ、キャシーは思いきって広告主のもとへ出向いたが、その顔を見たとたん、ぎょっとした。失読症の教え子の父親で、個人面談で対立してしまった男性なのだ。この人が、なぜこんな広告を…?(シルエットロマンス 352)
-----------------
copyright 1984
That Wintry Feeling

妹に恋人を取られ、傷心から逃避するようにアラスカで教師を始めたキャシー。同僚が読んでくれた新聞の個人広告に応募してみると、傲慢な失読症の教え子の父親だった…

傷心を抱える二人の気まずい出会いは、結婚に。動機はともかく、次第に惹かれはじめる二人。しかし、簡単には切り替えのできないキャシーは、元カレのくれた犬ピーターキンスの死と新しい犬を飼うことに抵抗を感じ…
デビー マッコーマー初期作品。デビューして二年目。
アラスカを舞台にしたお話で、新聞の広告欄を使った花嫁募集の物語。この手の話を何度かその後練り直して書かれており、初期作品なだけあって若干荒さもありですが、面白かった。
初期作品や、シリーズ物の未邦訳が多くあるのだが、邦訳してくれないかナ。

あらすじ
キャシー・トンプソンは受話器に向ってため息をついた。
教師のキャシーは、アンジェラのことを相談しようと、これまで何度も自宅や会社に電話を入れたが、いつも無視されてきた。
同僚のリンダが、キャシーの寂しさを紛らわせようと、新聞広告の個人広告を読み上げる。“レッド男爵。一緒に未知なる高みを翔けてくれる女性を求む”
これ面白そうと興味と示すと、リンダに一言返事を書かされた。

”わたしも翔けてみたい。未知なる高みを克服してみたい”

リンダ封筒に入れてしまった。われながら信じられない。
アンジェラの父親グレイディ・ジョーンズに会いに行き、失読症と学校の状況を説明するが、この男は小切手を出せばなんでも解決すると思っていることに、激しい憤りを感じた。
彼は、子供を顧みないほど、仕事中毒で死んだ自分の父を思わせる…

そして、私書箱に返事が来ていた。しかし、指定されたレストランで待っているとそこに現れたのは、グレイディだった。罠に落ちたような気分だった…

冒頭の出会いと経緯。元彼スティーブンは妹と結婚。元カレへの愛を抱えたまま、グレイディとキスをしたことを見透かされながらも、彼は結婚を申し込んできた。迷う彼女に追い打ちをかけるように、元カレは妊娠した妹を捨て、復縁したいと言い出す。妹を不幸にできないし、元カレの自分勝手さに気がついた彼女は、結婚を承諾。
後半、幸せをつかみはじめた矢先、元カレのくれた犬ピーターキンスが死んでしまった。愛犬の死に落ち込みつつ、とっくに元カレへの気持ちは終わっているのにそのことを彼に伝えないまま、新しい犬を飼うことに抵抗したため、元カレへの未練と勘違いされてしますれ違いの後半。

切り替えの悪い彼女の行動に、ヤキモキさせられる。距離を置く彼が、ラストに切羽詰まって告白する場面は嬉しい。
アラスカの冬についてや、失読症の娘について、もう少し書き込んで欲しいと感じるところもありだが、この展開は好きだ。

デビー マッコーマー 読了一覧

ロマンス 読了一覧

結婚しても片思い デビー・マッコーマー
2014年01月16日 (木) 09:00 | 編集
結婚しても片思い (シルエット・スペシャル・エディション (N520))
(1994/02)
デビー・マッコーマー

結婚しても片思い (シルエット・スペシャル・エディション (N520))

---楽天---

------

結婚しても片思い 

デビー・マッコーマー

クレアは今度こそ婚約者と別れる決心をした。自分勝手で何かと理由をつけて結婚を引き延ばすジャック。わたしが求めている男性は、思いやりがあってたくましい人。そう、リード・トナケットのような人だわ。インディアンと白人のハーフの彼には偏見がつきまとい、町の人々には乱暴者と恐れられているけれど……。そのリードとクレアはそれぞれの友人同士の結婚式に、付添人として出席するため一緒にラスベガスへ行くことになった。心あたたまる結婚式、楽しい食事、生まれて初めてのギャンブル。リードといると、わたしは生き生きと自由でいられる。町に戻ったら、近づいた二人の気持ちも離れてしまうかもしれない。「結婚しましょう、リード」これが生真面目な図書館司書の言葉?心臓が破裂しそうだわ。(N520)
----------------
copyright 1993
Hasty wedding

居留地の外の町では民衆煽動化として知られ恐れられ、どちらの社会からも疎外感を感じている孤独な彼。図書館員の彼女に心惹かれながらも、気持ちを隠すしかない彼に転機がおとずれる。
彼女の言葉で結婚したけれど、彼女の人生を考えると、結婚を公表できない。差別に巻き込むわけにはいかない…

今は、インディアンという言葉は使いにくいだけに、再版はなさそうな作品。感動するというわけではないが、エンタメロマとして良いお話だった。

あらすじ
どうして彼女でなくてはならないんだ?
リード・トナケットは図書館員のクレアの姿を見ると、いつものように胸に痛みを覚えた。
思いを打ち明けることはインディアンの流儀にないことだ。うまく伝える言葉が見つからなかったし、自分の気持ちが二人の文化の違いを乗り越えられるほど強いと言い切れる自信もなかった。
心の中で、リードは”笑う虹”というインディアン風の名前をつけていた。彼女には深い喜びが隠されていて、今にも七色の光を放って
飛び出してきそうに思えたから…

友人の結婚式に同伴してくれるはずだった婚約者のジャックは来なかった。リードとのダンスに、説明のつかない何かを感じた。彼の情熱をひしひしと感じ、息もつけなかった。
ジャックとは別れることに決めた。無駄な時間だと気がつくまでに三年もかかってしまったと気持ちを切り替えると、これまでにない開放感を覚えた。
ラスベガスでの友人の結婚式で、リードはいつものように三つ編みにせず、後ろになでつけ束ねているとインディアンの血を抜き取ってしまったようだった。
友人の誓いの言葉を一緒に口にした自分が信じられなかった。感動して涙を流す彼女の頬をリードは優しくなぞって微笑む。彼の笑顔を見たのは初めてだった…
友人夫婦を見送り、ラスベガスのカジノで運に恵まれ、楽しい時間をリードと過ごし、キスをした。二人でみつけたものを失いたくなかった。

「結婚しましょうリード」

翌朝、目の前に立っている男性にクレアは驚いた。彼がインディアンであることを誇示する太い三つ編み。このような彼の姿を目にすると思っていなかった。クレアは驚きの声をあげて飛びのいた。


クレアの驚きで、冷淡になってしまった彼。彼女の人生を変えてしまったことを悔やみ、結婚した事実は消せないが、早く離婚するべきだと考える。夫をだったの24時間もつなぎとめられなかったことに傷つくクレア。妊娠もしていなかった。
リードはジャックが売った喧嘩を買ったことで、拘留される

僕を救うために彼女は進んで中傷の種になるようなことをした。ふたりで一緒に生きていけば、いろいろと失うものが多いはずだ。けれどもその反面、彼女が何を得られるのか確信が持てない。

彼女への気持ちに葛藤する彼の想いはせつなく、そんな彼の孤独と拒絶に苦悩する彼女との関係はほろ苦い。
テーマが重いだけに、上手くいっているかと聞かれると、今ひとつな部分もあるが、私は結構すきな話だった。
どんな虹のトーテムの彫り物なのだろう。気になる。

デビー マッコーマー 読了一覧

ロマンス 読了一覧
シンデレラになる夜 デビー マッコーマー
2014年01月06日 (月) 21:10 | 編集
シンデレラになる夜 (ハーレクイン文庫)
(2011/07/01)
デビー マッコーマー

シンデレラになる夜 (ハーレクイン文庫)

--楽天--

-----

シンデレラになる夜 

デビー マッコーマー

ホープはシアトルでコーヒーショップを経営している。オフィス街へのデリバリー・サービスが成功し、超多忙の毎日。ホープ自身はまったくロマンス小説など興味がないというのに、母が、娘の名前でロマンス愛好家会議のデートくじを買ってきた。デートの相手は、世界中の女性の憧れの的、ヨーロッパの小国サン・ロレンツォのプリンス・ステファノだ。どうせ当たるはずがないと、くじの抽選会には、母が出席した。その夜、ホープのもとに母が倒れたという電話が入る。髪さえとかさず駆けつけたホープが見たのは、なんと母のベッドに付き添うプリンス・ステファノだった。信じられないことに、プリンスとのデートが当たったのだ。L660
--------------------
copyright 1994
The bachelor prince

デート権で一度デートしたシアトルの一般庶民のホープが気に入ってしまったプリンス・ステファノ。しかし、国のために、花嫁は持参金つきの富豪でなければ…

誰もが夢見る異国の国の王子様とのデート。
なのに、国内財政は破産寸前。夢見るシンデレラなロマンティ〜〜ックなお話なのに、妙なところが世知辛いリアリティに笑いつつ、プリンスの側近ピエトロと、富豪の令嬢プリシラ・ラザホードとの4人の関係が、トキメキ痒くキュンと楽しいお話。
かなり気に入ってます。おすすめ。

あらすじ
プリンス・ステファノ・ジョルジョ・パオロは妻を求めていた。しかも早急に。国を救いたければ、これ以上結婚を先延ばしにできない。側近のピエトロの見つけてきた女性は、シアトルの富豪プリシラ・ラザホードで出会いも決めてあるという。
ロマンス愛好家会議で…

シアトルのコーヒーショップを経営するホープ・ジョーダンは母親が勝手に申し込んだデートくじに当選してしまった。しかも、プリンス・ステファノは、会場で卒倒した母親にホテルの一室で付き添っていてくれた。
プリンスは温かな微笑みを浮かべてた。彼が部屋を出て行ったあとになって、ポープは自分が本当に明日の晩を楽しみにしていることに気がついたのだった。

プリシラ・ラザホードは沈みがちにシャンパンをすすっていた。プリンスとのデートが当たりますようにと祈り、彼に恋しかけていたのに。
傍目には何不自由ない恵まれた暮らしをしている彼女だが、活動的な親の期待との違いに戸惑っていた。プリンスの側近ピエトロが話かけてきた。うららかな夜気の中、二人の間には心地よい沈黙が漂っていた…

ホープとプリンスの夜は、またたくまに過ぎた。なぜ、プリンスなんかでない普通の男性に惹かれなかったのだろう。今夜が終われば、彼とは二度と会えない…
彼女はステファノがキスしてくるなんて予想もしていなかったが、彼が唇を重ねたとき、そのキスは自然なものに感じられた。

「生涯で一番、美しい夜をありがとう。」


もう会えない。悪く思わないで欲しいと、言葉を残した彼。しかし、ふたたびホープの前に現れたプリンス。しかし、気の乗らないプリシラとの結婚の話も進み、心は揺れる。
おなじように、プリンスにプリシラへの気持ちを語ることができない側近のピエトロ。親友のようだった側近との関係がギクシャクするプリンス。

プリンスが側近の気持ちに気がつくまで、焦れったい状態に。鈍いォ!と、転がって突っ込みながらも、プリンスへの気持ちを深めるポープの気持ちといい、切なくてキュンだった。
ラストの財政難への打開策は若干、微妙だが、その辺り、トキメキロマンスなので突っ込みは無しで。
手の届かない人への切ない気持ちがめいいっぱい乙女で楽しいロマ。

デビー マッコーマー 読了一覧

ロマンス 読了一覧

恋人はどちら?  弁護士兄弟は恋が苦手 1 デビー マッコーマー
2014年01月04日 (土) 07:27 | 編集
恋人はどちら? (ハーレクイン・イマージュ)
(1995/07)
デビー マッコーマー

恋人はどちら? (ハーレクイン・イマージュ)

---楽天---

-----

恋人はどちら?  
弁護士兄弟は恋が苦手 1

デビー マッコーマー

腕ききの弁護士として名高いダミアンとエバンの法律事務所で幼なじみのジェシカはアシスタントの職を得た。十四歳のころは弟のエバンに熱を上げていたけれど、時は流れ、少女時代の淡い初恋も今となっては懐かしい思い出にすぎないのに、ダミアンから"失恋の痛手に苦しむ弟を救ってくれ"と言われた。とまどうジェシカに、やがてエバンが交際を申し込んできた。両家の父母は親友同士ということもあって大賛成。その日から、ジェシカは人知れず苦しむはめになった。どうしよう、困ったことになったわ。もちろんエバンを傷つけたくはない。でも私が好きな人、それは…ダミアンなの。 (I945)
----------------
copyright 1993
Ready for Romance

"弁護士兄弟は恋が苦手"の二部作。
一作目は、不器用な兄ダミアンと、ジェシカのロマンス。
幼い頃の話を引き合いに出し期待する周囲の想いと、ダミアンへの想いに戸惑う乙女心がキュンなエンタメロマンス。さくっと読めて楽しい作品。失恋の弟の話は、『愛さえあれば?』へもちこし。

あらすじ
ジェシカは14歳。エバンの素晴らしさに気がつき、数々の行動の末に、車のミラーにキスマークをつけるという最高の作戦を思いついた。「やっぱり、君だったのか」ジェシカは真っ赤になった。ダミアン・ドライデンに見つかってしまった…。結婚を口にする彼女に驚きながら、ダミアンは笑った。笑うなんてひどい。しかも恐れている質問をしてくる。
エバンが他の誰かと結婚してしまったら?

「この僕が、君と結婚したくなるかもしれない」

8年ぶりにドライデン兄弟に会うジェシカ。法律事務所の助手として就職をすすめてくれたのはダミアンだった。自信と深みのある声だ。ボストン一の弁護士だと言われるのも当然のような気がする。
さっそく、エバンとの過去をからかわれたが、一生懸命頑張ろう。ところが、エバンの助手になったが、エバンに回される仕事は少なかった。弟エバンを気遣うダミアンは、弟を元どおりにできる人は君しかいないと言う…

エバンは、スポーツの奨学金で入学し怪我をしたために退学させられた生徒のために弁護をすることになった。失恋で消沈していた彼にとって大きな意味がある。ダミアンはエバンとの食事は楽しかったかと、からかう。仕事だとムキになるジェシカに笑顔をむける。彼の笑顔はあまりみたことがないとジェシカは思った。彼のダークグレーの瞳がきらめく笑顔はとてもすてきなのに。
そして、ダミアンが彼女を雇った理由にも気がついた。弟にかつての恋人を忘れさせるためだったのだ…


冒頭の経緯。ダミアンに、キャノン・ビーチに連れて行ってくれなかったと、15の少年と7歳の娘だったころのことを持ち出すと、デートに誘ってくれた。しかし、一線を置こうとする彼の態度が歯がゆい。そしてダミアンの気をひくために友人と企んだランチは裏目に。
エバンは恋の悩みを打ち明け、ジェシカは聞き役に回るが、その関係を周囲は誤解し、プレッシャー状態という展開。

ダミアンのジレンマが、ニマニマと楽しかった。女優キャシーの余計なおせっかいに笑うが、ダミアンの台詞にかなりがっかりで、その辺りヒロインに共感しやすくキュンだった。
エバンは可哀想にと気になって仕方ない続刊が気になる構成。

デビー マッコーマー 読了一覧

ロマンス 読了一覧

恋人はどちら?_弁護士兄弟は恋が苦手 (ハーレクインコミックス)
(2012/08/01)
狩野 真央、デビー ・マッコーマー 他

恋人はどちら?_弁護士兄弟は恋が苦手 (ハーレクインコミックス)
愛さえあれば? 弁護士兄弟は恋が苦手 2 デビー・マッコーマー
2014年01月04日 (土) 06:43 | 編集
愛さえあれば? (ハーレクイン・イマージュ―弁護士兄弟は恋が苦手 (I953))
(1995/07)
デビー・マッコーマー

愛さえあれば? (ハーレクイン・イマージュ―弁護士兄弟は恋が苦手 (I953))

---楽天---

-------

愛さえあれば?
弁護士兄弟は恋が苦手 2

デビー・マッコーマー

二人に未来はない。愛の力だけではどうにもならないなんて。エバンは政治家としての将来を嘱望される有能な弁護士だ。彼にとって必要なのは、社交術にたけた積極的な妻。内気で赤面症の私では、彼の夢をかなえる手助けができない…/メアリー・ジョーは悩んだ末に、婚約を破棄した。三年後、詐欺にあった父を助けたいとエバンを訪ねた彼女は、裁判費用のために彼の元で秘書のアルバイトをすることになった。「もう一度やりなおさないか?」やがてエバンが切り出してきた。「それは…」こうしてあなたの腕の中にいると、未来は薔薇色で不可能なことなんか何もない、そんな気がしてしまう。だけど、本当に愛さえあれば、どんな障害でも乗り越えられるのかしら?(I953)
------------------
copyright 1994
Ready for Marriage

二部作の”弁護士兄弟は恋が苦手"。
二作目は、失恋の弟の別れた彼女との再会のロマンス
恋人はどちら? 』の一作目を読んでいると、経緯を理解できるが、読んでいなくても楽しめる作品。二人の関係はかなり歯がゆく、むしろ読んでいないほうが面白いかもしれない。
政治家としての将来を嘱望される有能な弁護士の妻にはなれないと葛藤するメアリー。戦わずに逃げ出す彼女が、何度も彼の気持ちを傷つけているとこを自覚しながらも、我を通すやり方に、読者として共感できないが、自分の非に気づき彼の気持ちを察するラストは嬉しいお話。

あらすじ
エバンに会わせる顔などないのはわかっている。彼のことだから足元にひれ伏したって許してくれないかもしれない。
二人は深く愛し合い、結婚の約束まで交わした中だった。傷ついたエバンはどいうことだと詰め寄った。本当のことを話しても納得してくれそうもないと、同僚の教師を好きになったと嘘をついた。他に方法はなかった。ジェシカと寄り添うエバンの写真を新聞で見た。名士録に載る裕福な家庭の妻は彼に相応しく、きっと今の彼は温かい家庭を築いているに違いない。
今、再び彼の前に現れることは懸命とは思えないけれど、父を救うためにエバンに助けて欲しかった。
落ち着きはらているように見える、三年ぶりに見るエバン。ゆくゆくは政治家になる彼が、どうして私なんかを好きになったのだろう?
そして、ジェシカが結婚したのは、彼の兄だと知った…

ジェシカは気さくにメアリー・ジョーを誘うが、初めてエバンの家族に会い、二人に未来はないのだと思い知らされ帰ったことを思い出す。今度もその繰り返しなのかもしれない。


冒頭の出会いと経緯。高い弁護料の代わりに、手伝いをして欲しいと彼に頼まれ、経済的にゆとりのなかった教師の彼女は、夏休みの間彼のもとで働く。そっけなく冷たい態度の彼だったが、次第に惹かれあい、やりなおせないかと探り合いはじめるが…

懇願はしない。出て行く彼女を引き止めたりしない。
彼のプライドの高さが窺えるラスト。再び去るのか、留まるのか。決意を迫られるシーンは、それまでがドロドロしていただけに、印象的。でも、ちょっと悔しくってヨ
好きな話とはいえないが、ヒロインの頑固さがデビーらしいお話だった。

デビー マッコーマー 読了一覧

ロマンス 読了一覧

愛さえあれば?_弁護士兄弟は恋が苦手 (ハーレクインコミックス)
(2012/08/01)
狩野 真央、デビー ・マッコーマー 他

愛さえあれば?_弁護士兄弟は恋が苦手 (ハーレクインコミックス)
Powered by . / Copyright ©本読み隊All Rights Reserved→m117117/Template by sukechan.
スポンサードリンク