本読み隊
本の感想・紹介です 。主にコバルト文庫・角川ビーインズ・ビーズログ文庫・一迅社アイリスなどの少女趣味ライトノベル、ハーレクインなどの海外ロマンスなど、3500冊。★スマホからご覧になる方は「海外ロマンス読了一覧」など一部の記事のスクロールが長くなるの場合、”PC”ボタンでPCに切り替えて見ることをオススメです★
恋と悪魔と黙示録 身代わり王子とラプンツェルの花の塔 糸森環
2016年07月20日 (水) 22:47 | 編集

恋と悪魔と黙示録 身代わり王子とラプンツェルの花の塔 (一迅社文庫アイリス)
2016/3/19
糸森 環 (著)

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恋と悪魔と黙示録 
身代わり王子とラプンツェルの花の塔 

糸森環

「ぼくの運命は、あなたなんですから」神魔アガルと契約し“名もなき悪魔”の生態を解明する朔使となったレジナ。魔王マグラシスから彼女を救うために払われた代償は、ヴィネト卿の“命”だった。朔使総帥に保護されたレジナだったが、そこで待っていたのは、意外な人物との再会で―!?人と悪魔、その狭間で揺れるレジナは、恋人となったアガルへの想いを秘めたままある決心をして…
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レジナはただの人間ではなかった。そのため、魔王マグラシスとなった兄ラウルと再開をしたものの、狙われることに。
だが、罠にはめられ、ヴィネト卿が“命”と引き換えに、総帥リウのもとへ逃がしてくれたけれど…

まったりした展開から一転、前の巻から怒涛の試練の連続です。今回も、二転三転して次々と起きる運命と残酷さに圧倒されます。あまりの代償の大きさに、ヴィネト卿を愛する神魔バレクは壊れる寸前。そんなレジナは、レジナなりに何ができるのかと懸命に模索するのです。
かなり血なまぐさいので、その手のシーンの苦手な方ご注意。
切なすぎる少年バレクのカラーピンナップ付き。
巻末にSS「小話 ある日」

あらすじ
  それさえも罠だったのだ。死後に幻魔王となる定めのヴェネトを引き込むための。

レジナたちはリウの屋敷に身をよせた。レジナは王女と呼ばれる立場となり、月と呼ばれる朔使と女性朔使のブリジットは総帥にレジナの保護を命じられたという。
バレクは眠り続けているが、時折起きては、ヴィネト卿を呼び泣き続け、大切に抱えているヴェネト卿の赤く色づく魂を食べたそうにしている。
レジナは弱りはじめたバレクのために二重契約できないかと考えたが、アガルは…

「何を犠牲にしようとも、ぼくだけのレジナでいてくれなければ」


冒頭の経緯。レジナは、必死に卿の魂を食べさせないようにと言い続けるが、卿を恋いしがり泣き続けるバレクに、次第に他の神魔たちも苛立ちはじめる。
  次の千年は、人ではなくて獣が支配する。
ラプラウ神の統治時代が終幕を迎え、闇の千年が始まる……!?
バレクとレジナは引き離され、幽閉され…。

なぜレジナが王女と呼ばれるようになったかは、前の巻。というか、今回はさすがに山場的な展開なので、かなり伏せておきます。
ここから、さらに二転三転するので、かなり内容が濃いです。今までの巻で登場した人がわんさか出てくるので、記憶が曖昧だとかなり混乱すると思われますが、頑張って思い出してください。(意外な人物との再開も、誰?って何度も思った!トリ頭でごめん!)
バレクの決死の行動が切ないうえに、アガルの乙女っぷりに拍車がかかっているけれど悲恋モノで妄想萌えしてる姿が痛々しくて、泣けてもうた;;

続刊楽しみにしております!

糸森 環 読了一覧

一迅社文庫アイリス 読了一覧

エ〜〜どうなるの〜〜次はいつでるの?
ネジ郵便も楽しみなんだけど…それにしてもすごい才能だわね。







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六花爵と螺子の帝国2 すべては恋のせいですので。 糸森環
2016年01月06日 (水) 12:47 | 編集

六花爵と螺子の帝国2 すべては恋のせいですので。 (一迅社文庫アイリス)
2015/11/20
糸森 環 (著),

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六花爵と螺子の帝国2 
すべては恋のせいですので。

糸森環

貴族の青年ジーンと身体が入れ替わる体質になってしまった元奴隷の少女アオ。それまでの生活から一転、特権階級である“花族”の養女アレクシアとして魔導学院でジーンと片時も離れず過ごすことに…。そんな中、他校との交流のある野外授業が行われることになり、アレクシアは脱引きこもりを果たしたジーンと参加することになって―!?全寮制の学院を舞台に、少女と無自覚天然青年貴族が織りなす逆転学院ラブ第二弾!
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入れ替わりで、不埒な誤解にじたばたするアオや、無垢すぎる”肉体好き”なジーンのボケが可愛らしくクスっと笑ってしまう楽しいお話ですが、アオの立場が厳しい身分差の中で苦労してきただけに、ぐっとくるものもあり、気に入っているシリーズになりました。
野外活動をメインに展開の今回は、ジーンに婚約者!?
というわけで波乱の野外活動の末に、アオが仲間として受け入れられ、アオの恋と力が目覚める楽しい巻です。
1巻ほど重くはありません。学園モノらしい展開で楽しかった。
途中話のつながりに?となる部分があるので、ラストに推理モノっぽく人物の動きの裏話が明かされることを念頭にいれておくと読みやすいと思う。
折込カラーピンナップ付き。裏は無地(表紙絵)

あらすじ
7歳のとき、アオの平和な日々は脆くも崩れ去った。悲劇の原因を作ったのは、自分の声だ。
アオの歌声が奴隷商人を引きつけた。だから普段は声音を変えている。
隙間に揺れる、か弱い蝋燭の炎を見つめるうち、ふと思い出す。
人魚姫の話は母から聞いたのではない。
当時知り合った詩人に教えてもらったのだ。

変な夢を見た。
自分が人魚になって、人間の王子様に恋をするという内容だ。
けれど王子は結局、美しい人間の娘と結ばれてしまう
とても悲しかった。彼は、どんなに手を伸ばしても届かない太陽のようだ。
アオは   アレクシアは泣きながら目を覚ました。周囲を見回し、恋しい王子の姿を探す。
ここはどこだろう?海底ではなく、がらくたの山のなか?
夢とうつつの狭間で、問いかけてくる王子に声もだせず返事もできない。

「もしかして、目が覚めて私の姿が見えなかったから驚いたのか」

彼は思いついたように言うと、小さく笑った。抑揚はないが、やわらかな声音だった。
「お前を置いて消えはしないぞ」
「……本当ですか?」
やっと声が出た。

「当然だ。だって、その肉体は私のものじゃないか」

肉体、という怪しいひと言のおかげか、瞬時に理性が舞い戻ってくる。
銀の粉を振りまいたように美しいこの青年は、肉体好きな王子様  ジーンだ。


冒頭の経緯。銀爵ジーンと、魂が入れ替わるようになってしまったアレクシアだが、様々な条件などなどで、離れると命に関わるために、隷民アオから六花族の一人・レンズ先生の養女となり学園で生活することに。
過去に精霊を暴走させ災害を引き起こした恐怖から、学園の外に出ることのできない引きこもりジーンは、野外活動があることで、外へ出る不安からアオと手錠で繋がって散歩へ出てみたけれど…!?

散歩先で、現在ロキアスと婚約中ながら、ジーンと過去に婚約していたという女性が登場。後半は山で精霊の化石鯨を見る野外活動と、その女性が絡んでの展開。
ロキアスとジーンの友情なども絡み、微妙な三角関係になってきました。
六花爵だけではなく、学園の仲間までが結束したことで、不安定だったアオの立場が安定しました。ついでにアオは恋も自覚!一生懸命気持ちを否定しようとする姿が可愛いい!
ロキアスとアオとのの距離の近さに、ジーンは独占欲むき出しでかなり混乱しており、大変楽しい。
挿絵の絵師が気に入っているのだが、今回も大満足。p88のレンズ先生ってば、あの顔と「不貞行為を目撃された夫の気分」にうけたw
p208のジーンも眼鏡とったら、色っぽくて悶死しそうだわ!アオの歌も良かったけれど、皆の結束を誓ったシーンも好きよ!
とはいえ、入れ替わりといい、精霊王に関してといい、物語としての肝心な部分は保留なので、今後の展開に期待。

糸森 環 読了一覧

一迅社文庫アイリス 読了一覧




六花爵と螺子の帝国 糸森環
2015年08月20日 (木) 09:32 | 編集

六花爵と螺子の帝国 (一迅社文庫アイリス)
2015/3/20
糸森 環 (著)

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六花爵と螺子の帝国 

糸森環

奴隷の少女アオは、精霊王の攻撃から青年貴族ジーンをかばい死亡した…はずだったのに、目覚めたらなぜか二人の身体は入れ替わっていた!?魔導学院でも“六花爵”と呼ばれる特権階級のジーンに、畏れ怯えるアオだったけれど―。「おまえの身体が気に入ったからくれないか」って、ジーン様、それは無理です!全寮制の学院に強制入学させられた少女と無自覚天然青年貴族の、逆転学院ラブ!
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男女入れ替わり&学園幻想ファンタジー
冒頭は、隷民となってしまったアオの過酷な生き様が描かれます。そんな奴隷根性が身についてしまったアオが、ジーンとの出逢いと新たな学園生活、そしてジーン流に言えば親密な肉体関係(男女入れ替わり)を通して、成長するお話です。
家畜同然に扱われ孤独だったアオと、精霊に愛されすぎて厄災を引き起こした罪悪感から引きこもり周囲に壁を築いてきた孤独な青年ジーンとのギクシャクしたやりとりと、天然すぎる彼の斜め上な言動、そんな2人が互いの存在を認め合い、成長する様子がとても良いです。
美麗ピンナップ付き

あらすじ
母親と二人、馬車に売り物の鉱物を積んで各地を回るという、ささやかな生活。少女は馬車の屋根の上に腰かけてお気に入りの歌を歌い、それを母親が笑顔で見上げて、褒めそやす。
だが、なんの前触れもなく、少女と母親の生活は終わりを告げた。
奴隷商人の手から少女を守ろうとして、母親は命を落とした。
「走りなさい、『  』!! 早く!!」

奴隷商人に捕まる寸前、精霊の乱舞という奇跡が起きた。逃げ惑う人々、倒壊する街。そんな混乱の中、少女は町の奥で、天使と見紛うような顔立ちの少年と出会う。
少女と同じように心が砕け散ったような表情を浮かべる彼は、母親と同じような言葉を口にした。
「早く逃げろ!」

隷民となってから二年の月日が流れた。そこで少女は二度目の奇跡を見た。連れて行かれた裕福な上流花族の屋敷で、あの天使のような少年が、庭園の先にぽつんと立っていたのだ。
「殺されたくなかったら、去れ」
どう答えようか悩んでいると、彼は再び大胆な目で少女の全身を眺め回した。

「わかったか? アオ」


冒頭の経緯。名前すら無くしてしまった少女にアオという名前をくれた少年との出逢い。それから七年。もしも魔導師になれたら、もう一度会えるかもしれないという夢は、忘却の彼方に沈み、少年に屋敷中の皿を洗えと言われたことが切っ掛けで、お汚屋を磨くことに喜びを見いたす娘となった。
(私は今日も生きている。もっと私に汚れを!)
そんなある日、アオは風変わりな六花爵の一人レンズとともにレヴォロス東方学院にお使いに行くことに。しかし、帰り際、隷民に敵意を向ける黒百合十字団に追われたアオは、ある塔に逃げ込み、精霊王を召喚しようとしていた青年ジーンと出会うが…

精霊王を殺そうと考えていたジーンの暴挙に巻き込まれ、アオはジーンと入れ替わってしまった。
どうやら、蘇生してくれたレンズによると…

というわけで、隷民アオとジーンがコロコロと入れ替わりつつ、それぞれの立場の違いや、孤独な内面に共感していきます。
ジーンが”肉体が好きだ”と言い出した少女との関係に、驚きを隠せない周囲の反応をたのしんでくれたまえ。
後半は、隷民アオを養女にすると言い出したレンズによって、六花爵となった彼女はアクレシアと改名し、学園に入学。アオに過保護すぎるジーンのつきまといに笑いつつ、隷民であったことで窮地に立つ展開。
ジーンが厄災を起こした日からほろ苦い友情のあるロキアス、男装の麗人グラス、言語が壊れているリシャルなど、個性的なキャラとの掛け合いが絶妙だった。
ジーンの過去とともに、彼らとの関係も気になる。
後半の、絶対に成功させたい儀式の辺りはもう少し書き込んで欲しかったが、テンポよく楽しめた。
出逢いと始まりの1巻ということで、かなり説明不足な点もあるのだが、2人が元に戻れる日まで続きが読みたい。
(……こんなに連載もって、続きはあるのか?)

糸森 環 読了一覧

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恋と悪魔と黙示録 身代わり聖女と不思議なお茶会 糸森環
2015年08月05日 (水) 19:01 | 編集

恋と悪魔と黙示録 身代わり聖女と不思議なお茶会 (一迅社文庫アイリス)
2015/6/19
糸森 環 (著),

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恋と悪魔と黙示録 
身代わり聖女と不思議なお茶会 

糸森環

神であり悪魔でもある神魔アガルと契約をし、彼の恋人となったレジナ。辺境での事件を解決した直後、連れ去られたレジナが目覚めたのは、魔王マグラシスが支配する閉ざされた世界だった。兄に似た面差しの魔王の優しげな態度に戸惑いを隠せないレジナだったが、魔王の城で再会したアガルに、冷たい眼差しを向けられてしまい―!?一途な魔物と乙女が織りなす悪魔召喚ラブ★急展開の第六弾!
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突然の突風に巻き込まれ、気がつけば兄ラウルと同じ顔の魔王マグラシスを前に大混乱。
しかも、結婚相手だとカラシャという青年を紹介される始末。兄と同じ顔の魔王への反発と兄への思慕で、苦しむレジナだが、獣たちアガルもバレクも記憶喪失で、冷たい態度で…

前の巻まで似たような展開が続いて、そろそろ飽きていただけに、この巻の急展開と緊張感は大変おもしろかった。
助けを呼ぶ相手すら自らの意思で選べなくなる悪魔的な支配の仕方にレジナの切なさがとてもぐっときます。そんな記憶を無くした状態でも、レジナとアガルの絆が中盤は痒くて良いです。
後半も、恐ろしい展開が待っております。ぬぉぉ
バレクを肩に乗せたヴェネト様の華麗ピンナップ付き。

あらすじ
「兄さま」

「ここにいる」

  違う。わたしの兄様は十年前に……。
ユピルスという世界に飛ばされたレジナは、兄そっくりの魔王と対面した。”わたしの『かわいい王女様』”は、新たな千年王国ユピルスで、王カラシャの妻となるのだと、今まで目にした覚えのない眦を滲ませる。
世界の始まりの双子神マグラシス神とラプラウ神によって、悪魔と人は作られた。
レジナはラプラウ神によって作られた”最古の王女”であり、神と魔王の娘にして、悪魔の妻となるべきものだと言うのだ。
なんとかひとりになり、痛む足を庇いながらみんなの身を案じる。
そんな矢先、一番会いたいと思っていた相手に出えた。
しかし、アガルを見つけた喜びは一転、彼の目にはこれっぽっちも優しさや労りがこもっていなかった。
一縷の希望にすがって呼びかけると、彼は振り向き、怪訝そうな表情を見せた。
だがすぐに冷めた眼差しを寄越し、吐き捨てる。

「黙れ、女。ぼくは騒がしいのがなによりも許せない」

希望が脆くくずれていく。重心が下がり、色彩も奪われて世界が灰色に変わったような錯覚に襲われる。こんなに悪意のこもった言葉は聞いたことがない。


冒頭の経緯。アガルとバレクの冷淡な態度に傷つくレジナは、魔王の兄を兄として受け入れまいとしても受け入れはじめてしまう。曖昧な思考で漠然とした状態から必死に立ちなおろうとあがくが、思考がまとまらない。
無為に日々が過ぎはじめたなか、次第にアガルとバレクの態度は軟化し、アガルとの絆が深まり始める。しかし、街に出たある時、人と獣の立ち位置が入れ替わった世界に飛ばされたことを理解し…


後半は、バーハムフォンとの再会と、月と名づけた不思議な情報収集屋の朔使との出逢いと、某人物との再会。
逆しま世界のユピルスとはお別れできたものの、驚愕のラストが待っております。
アガルとレジナの絆がとても嬉しかった。
レジナの因縁も徐々に明らかになってきました。かなり重い因縁を背負っているようですが、
次の展開が楽しみ。

!!卿〜〜〜!!!!!叫!

---備忘録---
始まりの二神
マグラシス神 双子神 魔王 (兄ラウル)
ラプラウ神  双子神 守護神
カラシャ マグラシス神の息子 悪魔
レジナ  ラプラウ神の娘  人(最古の王女)

契約関係
アガル→レジナ 
バレク→ヴェネト
双子神魔→リオ 朔使総裁
カラシャ→イリヤ ピアノの天才
青い鴉(とり)→月
セーラ(ハサミ使いの少女)→ブリジット 女朔使
サム(爬虫類 攻撃の跳ね返し)→ノエル

糸森 環 読了一覧

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恋と悪魔と黙示録 身代わり婚約者と秘せしオズの黒麦譚 糸森環
2015年04月15日 (水) 12:18 | 編集
恋と悪魔と黙示録 身代わり婚約者と秘せしオズの黒麦譚 (一迅社文庫アイリス)
(2014/10/18)
糸森 環

恋と悪魔と黙示録 身代わり婚約者と秘せしオズの黒麦譚 (一迅社文庫アイリス)

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恋と悪魔と黙示録
身代わり婚約者と秘せしオズの黒麦譚

糸森 環

神魔アガルと契約し“名もなき悪魔”の生態を解明する朔使となったレジナ。朔使総帥の後見で、本人も知らないうちに貴族の養女となっていたレジナに持ちかけられたのは、辺境伯爵との結婚話!大貴族で朔使でもあるヴィネトが婚約者の振りをするけれど、求婚者は諦めずに悪魔を使ってレジナを攫おうとしてきて―!?一途な魔物と乙女の恋に未来の幻魔王も参戦?
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恋人の関係となったレジナとアガル。
だが、レジナは神魔の彼との関係での数々の不安を拭えない。
そんな彼女の気持ちを察して、アガルがずいぶん理性的に振る舞って頑張っております。
その涙ぐましい努力に、一抹の不安と罪悪感を抱いてしまう心配性のレジナが良いです。
話も佳境に入りそうで、続刊に期待。
裏表紙の卿と妖艶なレジナ(?)が、華麗ピンナップとして付いてます。レジナ(?)かどうかは、読んでのお楽しみで。

あらすじ
▶序章 月乙女の誓う日
世界樹の幹に秘密の扉が作られていることに彼女は気づいた。
扉の奥で一頭のけものがうろついているとわかった。
赤い毛並みが美しい。

「どうしてここに入っていたの?おまえの名前は?」

内部は図書館のようだった。そこで、はっと理解する。
隠されし神の図書館。そして、獣は図書館の守護獣に違いない。
獣は明らかに腹を立てているくせに、彼女がそろそろ出ていこうという素振りを見せると、再びさみしげに尾を振る。

「また、会いにくるから」

■□■
アガルと恋人の関係になったレジナだが、アガルが本当に慕い欲しいのは魂なのか?不安を拭うことはできない。
主を慕う神魔の行動は総裁リウの脚や目の障害となって現れ、その嫉妬と執着を目の当たりにしながらも、アガルへの気持ちは止められない。
その日の深夜、廃墟となった礼拝堂に連れられたレジナは、アガルにふわりとベールをかけられると…


冒頭の経緯。いつもの藻状の髪ではなく、まっすぐ梳かされた強烈な美しい姿で現れた彼に、レジナは覚悟を聞かされた。
この瞬間がいつまでも続けばいいのに。
そんなレジナにルブレーン家との縁談が持ち上がっていると卿は言う。
何者かにレジナは攫われそうになっただけに、ルブレーン家の内情をさぐるべく卿と婚約者のふりをして屋敷に直接乗り込むことになったが…


卿と潰れ兎との関係は、あいかわらず楽しい。
でも、なんだか今回は話になかなか入り込めないで苦労した。
レジナに求婚という裏表紙から、切ない展開を期待したのだが、悪魔探しにバタバタした展開で終わった。
それはそれで悪くないのだが、ベタベタに甘いノリツッコミばかりで、マンネリな展開が私としては少々辛かった。
でも、某人物の登場での急展開が待っている。
というわけで、
アガルの神魔としての役目は徐々に明らかになりながらも、冒頭のプロローグはこの巻のラストにはつながらず、続刊へ。

糸森 環 読了一覧

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恋と悪魔と黙示録 身代わり写譜師と307音のビスケット組曲  糸森 環
2014年08月23日 (土) 17:04 | 編集
恋と悪魔と黙示録 身代わり写譜師と307音のビスケット組曲 (一迅社文庫アイリス)
(2014/04/19)
糸森 環

恋と悪魔と黙示録 身代わり写譜師と307音のビスケット組曲 (一迅社文庫アイリス)

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恋と悪魔と黙示録
身代わり写譜師と307音のビスケット組曲  

糸森 環

人と獣の姿を持つ神魔アガルと契約し“名もなき悪魔”の名を書に記す朔使となったレジナ。秘密の恋人となったアガルと甘い日々を過ごしていたけれど、召喚士導院で殺人事件が発生。事件調査に向かった彼女を迎えたのは、召喚のための美しい楽の音とその奏者、そして大好きだった兄の面影をもつ青年召喚士との出会いで―!?一途な魔物と乙女が織りなす悪魔召喚ラブ★大人気作第四弾!
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敬愛し心の傷でもある亡くなった兄を思わせる召喚師を前に、揺れる乙女心
そんなとき、アガルが他の女性に笑顔を見せて…?

甘い台詞で乙女読者を悶絶させてくれる糸森作品。両想いになった二人のウブいながらも恥ずかしい台詞で、ニヤニヤさせてくれます。
今回は、居心地の良い召喚士導院での殺人事件の事件調査ではあるのだが、レジナの揺れる乙女心に重きを置いているので、まったりした印象。
朔使としてや恋愛面での成長はあるものの、事件調査をひとつこなしたといったところで、物語としては進んだ気がしない。
今後何巻くらい続くのだろうか?おもしろいといえば面白いのだが、こうなって欲しいという先が見えないのが、不満といえば不満かナ。とはいえ、兄の側面を考え、ヴィネト卿を本気にさせ、アガルなりに今回も健気に頑張ってくれて、続刊は楽しみです。

あらすじ
「そうまで情熱的に見つめられると困ります。胸が疼いて、ぼくはくらくらしてしまう」

「……ん」

ふわりと薔薇色に染まるアガルの頬。撫でたい衝動に駆られ、レジナは激しく苦悩した。
   こんなに可愛くて可憐なアガルが恋人だなんて。わたし、幸運を全部使い切った?
まるで夢のような日々だ。暖かな暖炉もあり、愛しい者も側にいる。やりがいのある仕事も得た。
「……本当に、こんなに贅沢な暮らしを送って許されるの?」
幸せを確かに感じながらも、不安を完全に消し去ることができない。兄ラウルを失った自分がのうのうと平穏を味わっていいのか   あの孤独だった日々が、再び舞い戻ってくるのでは?

天使でもあるリストから本の写しを頼まれる。本に何か感じるもののがあるレジナ。その直後悪魔が現れた。アガルのおかげでことなきを得たが、その後、ヴィネト卿が現れ、仕事の依頼を伝えた。
召喚士導院で殺人事件が発生。殺されたのは、先ほど以来された本の持ち主だった。レジナとリストは写譜師(悪魔召喚図の清書)として、卿とアガルは召喚師として潜入するという。
音楽に満ちた召喚士導院は居心地よく、そこで出会った青年ダンは兄に似ていた…

  兄様も、こういう場所に籍を置いていたんだ。どんな毎日を過ごしていたんだろう。どんな友人がいて、どんな会話を……。


前半の経緯。学園生活ものらしく、ガアルが他の女性と一緒で焼きもちをやいてみたり、召還士イリヤから写譜師として認められたり、色気のある男子を引きつけるレジナに注目が集まっての女子トークありで、終盤までほのぼの。
ラストは、召喚士導院での意外なほどの恐ろしい真実が明らからになっていく。

アガル良い子。焼きもちやいてヨメンヨと、謝りたくなってしまうくらい。たまらなく可愛いッ!
ヴェネト卿も、本気をチラ見せでなかなか怖い一面をお持ちのようで、いっそもっと本気になってくれないかと、祈。
この巻で、事件は解決してくれるので、次は何があるのか、まったくわからないのだが、楽しみにしております。

糸森 環 読了一覧

一迅社文庫アイリス 読了一覧
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