本読み隊
本の感想・紹介です 。主にコバルト文庫・角川ビーインズ・ビーズログ文庫・一迅社アイリスなどの少女趣味ライトノベル、ハーレクインなどの海外ロマンスなど、3500冊。★スマホからご覧になる方は「海外ロマンス読了一覧」など一部の記事のスクロールが長くなるの場合、”PC”ボタンでPCに切り替えて見ることをオススメです★
かぐら文具店の不可思議な日常 高山ちあき
2016年05月04日 (水) 23:29 | 編集

かぐら文具店の不可思議な日常 (集英社オレンジ文庫) 2016/2/19高山 ちあき (著),

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かぐら文具店の不可思議な日常

高山ちあき

友人たちの進路が決まっていくなか、就職先が決まらない璃子。そんなとき近所の文具店で、一風変わった青年・遙人と知り合うが、なぜか彼の周りにいる奇妙なモノが見えるようになってしまう。訳がわからないまま、行方不明の父が残した万年筆に合うインクを探してもらうことに。遙人の祖母からは嫁扱いされつつ「かぐら文具店」で働くことになった璃子だったが…?
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作者さんコバルト文庫12年出版「お嬢様は吸血鬼」以来、お久しぶりです。
文具に絡んだ人間模様の物語ですが、妖怪も出てきます。出会いと始まりとしては悪くない一巻。でも、後半の文具うんちくははかなり薄くなってしまったのは残念かな。
作者の文章は割りと好みです。キャラの作りもうまいので、今後があるとなすれば続刊も読みたい!
ただ、妖怪の絡んだ物語なので、今度どの程度膨らませるのか…コバルト文庫的なファンタジーを盛り込みすぎると、大人受けは難しいのでちょっと辛いかも。
短編3話構成。

あらすじ
●思い出の万年筆
二十歳の水瀬璃子は、都内某所の開発から取り残されたような文具店の和装の店主に父の万年筆のインクの在庫を訪ねた。
「父のもので、この文具店で買ったと母から聞いたので…」
かつて父が愛用していたキャメロン社の万年筆。行方不明の父が残した限定モデルの万年筆の思い出とは…

●封筒のなかの真実
客の女性から、投函したはずの封筒の中身がなくなっていると苦情が来た。まさか…?

●短冊に願いをこめて
遙人は本当に黄泉返りなのか?璃子のなかで疑問が渦巻くなかで、遙人が独自のルートで調べた父の行方を知らされることに。しかも、父は記憶を無くしており…


文具うんちくらしいお話は1話目だけです。2話目以降は妖怪がらみのファンタジーの入ったお話。なので、文具マニアらしい物語を期待すると、2話目以降は若干方向性がずれます。
物語としては悪くないです。
1話目が涙ものだったのに対し、後半はもうひとつな感じもしなくもないですが、遙人さんとのラブが薄くかったぶん、続刊があるなら読みたい。

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ハレムの呪いの指環 高山 ちあき
2013年09月05日 (木) 15:42 | 編集
ハレムの呪いの指環 (コバルト文庫)
(2013/03/30)
高山 ちあき

ハレムの呪いの指環 (コバルト文庫)

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ハレムの呪いの指環

高山 ちあき

母が異民族の踊り子だったことで、王女として扱われてこなかったシエラ。ところが突然呼び出され、大国エルマンドのカリフに嫁ぐように命じられる。神の代理とされるカリフだが、評判がよくないうえに、次々と妃を娶っているらしい。そのうちの一人だなんて…!断る立場にないシエラは“契らずの初夜”を迎えるために、古代種の力を借りることにしたのだが―!後宮ラブ・ファンタジー。
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政略結婚の初夜を回避するために呼び出したジンは、俺様な男のイマーム。御主人様にかしずく気もない尊大な態度のイマームは指輪に閉じ込められ、呪われているようで…

王道なアラビアンナイトもののお話。
しっかりした設定も、Sの入ったヒーローも健在で面白かったが、先が読めるような展開と、読み切りでこじんまり纏まった設定で、これまでの作品に比べたら、若干物足りないとも感じる。
イラストの山下 ナナオ様の絵から予想される通り、コミカルな雰囲気。しかしそこは、絵のせいで余計にコミカルに感じるだけか?絵のせいで、余計に尊大でふてぶてしいのか?私にもわからない。

あらすじ
「エルマンド国のカリフのもとに輿入れすることが決まった」
踊り子の母が三年前に亡くなってからも、援助はあったものの、王女として扱われてこなかったシエラに、有無を言わさず嫁げという父である王ナジム。エルマンド国の従属国になり、血縁の娘を差し出せと要求され協定書に印璽を押したという。
すでに4人の妃がおり、信仰心の希薄な不肖のカリフだと聞く。
(霊媒の力は、愛する誰かと結ばれるときに、失うはずだったのに…)
いいことを思いついた!古代種の力を借りておかしな姫を演じて、そして契らずの初夜を迎えるのだ。

妙案を思いついたものの、使役できそうな古代種をさがす時間などなかったが、運よく女奴隷の一人から、かつての王妃のものだという指輪を手に入れた。
カリフ様は今、寵姫のタリアに夢中らしい。そのために、顔をあわすことすらせずに、最短の7日で婚礼の儀式を迎えるという。
宝石に宿る古代種はたいてい下等のジンだが、幻を見せる程度の魔法は使えるだろう。呼び出した時点で契約は成立し、ジンを宿した指輪を外すまで契約は続く。
現れたのは、もったいないくらいきれいな顔のジン…
彼は、指輪の精イマームと謙虚に口上を述べる。とことが、幻で邪魔して欲しいと願った彼女に、そんな術式はしらないと、即答し、呪いでこの指輪に閉じ込められた憐れな古代種であり、呪いをかけた相手を見つけ出し、解いてもらいたいという。

「手を貸してもらえますか?」

だが、言葉は謙虚なのに、いつのまにか寝椅子に横になり、優雅に肩肘をついてこちらを見上げて喋っているのだ。躾は最初が肝心だ。刹那、吹き飛ばされ、のど元に刃を当てられ、シエラは息を呑む。

「おれのお願い、聞いてくれるんだよな、ご主人サマ?」


という、冒頭の二人の出会い。行儀の悪い僕に腹を立てながらも、彼に呪いをかけた霊媒の力を持つ人物を探ろうとする彼女。宦官は、彼女の結婚の儀式で歌われる古代語の歌を彼女に見せるが、そこに書かれた言葉は不吉なものだった。いったい誰が指示したのか…
妬む他の妃からの嫌がらせを受け、肝心な時にいないイマールに腹をたてながらも、彼の腕には、母と同じ”死の天使”の呪いがかけられており、彼を助けたいと思う…中盤から後半にかけての展開。
怪しい寵姫のタリア。
人のよさそうな宰相ハイダル。
イマールは何者なのか…

突き放す時は思い切り突き放してくれて、言葉のあやなのに、ン〜〜モゥ!と、転がってよし。
素直に胸中を語らない彼のキャラは好きだ。でも、私的には、もっとS入っても良かったかモ。
シエラに対しては、彼には強気で切り返せたのだから、嫌がらせを受けた時も強気で切り返して欲しかったと思った。彼の優しさを見せたかったためか、その辺りの展開は歯がゆい。
おすすめだよ!とは言わないが、ラストまで楽しめた。

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お嬢様は吸血鬼 4  君ノタメノ嘘 高山ちあき
2012年10月12日 (金) 15:30 | 編集
お嬢様は吸血鬼 4 〜君ノタメノ嘘〜 (お嬢様は吸血鬼シリーズ) (コバルト文庫)
(2012/06/30)
高山 ちあき

お嬢様は吸血鬼 4 〜君ノタメノ嘘〜 (お嬢様は吸血鬼シリーズ) (コバルト文庫)

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お嬢様は吸血鬼 4  
君ノタメノ嘘 

高山ちあき

人口の二割が吸血鬼といわれる大弐本帝國。吸血鬼であることを隠す伯爵令嬢の乙葉は、担任教師の欧介からの求愛に応えようと思い始めた。ところが九条財閥の御曹司でもある彼にはすでに婚約者がおり、乙葉の同級生として編入してきて…!?一方、傘を返すために会ったシキからは「欧介の女だと知って欲しくなった」と言われた乙葉。シキと欧介の過去にはいったいなにが!?波乱の完結編。
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表紙をめくった、中表紙の乙葉が恥ずかしげにキスしている絵が可愛くて萌え。
もっと引っ張れるシリーズな気もしますが、惜しいような、物足りないような、終わらないで〜〜と、後ろ髪引かれながら、完結です。
ライバルの登場で、シキの話とどう絡むのかと思いきや、思いっきり当て馬扱いでした。教授の娘さんなんて、どんな人かと思いきや、かなり破天荒な娘さん。
欧介に対する恋心を自覚した彼女は、内心ムッとしてしまい、先生に素直になれません。そんな彼女と、気持ちをぶつけて欲しいと思う先生とのすれ違いでス。本筋はシキと先生の関係、シキに近づく乙葉が気に入らない陽子に狙われる彼女、緊迫感のあるストリー展開でした。
ラストの先生の意地悪は、彼の甘く濃厚な血と大人のキスでス。

あらすじ
欧介に自転車でぶつかってきた少女は保健室で目をさますなり、欧介に抱きついた!「惚れた!」と乙葉の目の前で告白した娘は、『川端壱果』。欧介の大学の恩師であり 断りにくい婚約者だった。学園の雰囲気とかけ離れた、非常識ぶりを発揮し、注目を集める壱果。欧介に対しての猛攻に、刺激される乙葉。
しかし、彼女の中で気がかりは他にもあった。
欧介は、風間シキとの関係を彼女に話そうとはしない。先生との関係を問いただすべく、乙葉はシキの住まいを訪ねるが、そこで出迎えたのは、陽子だった…
陽子の言葉で、『二人静』という、吸血鬼バーに足を踏み入れた乙葉。雰囲気に飲まれ、気を失いそうになる彼女を助けたのは、シキだった…
シキは欧介との関係を教えるかわりに、条件を持ち出した…

「どっちを捧げてくれるんだ。血か、それとも純潔か?」

風間の両親が殺された事件を巡り、ある青年が訪ねてきた…


縁日でのキスは優しすぎで乙女的にうれしい。
でも、先生にもっと意地悪してほしかったわヨ。
シキや琉生の話は、後日談があってもいい感じの終わり方で、気になる終わり方でしたが、なにはともかく、二人とも幸せが見えて来たラスでした。

和服ヒーローから離れるそうで、少々残念に想いながら、次回作に期待してまス。

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永遠の愛を誓わせて! (下)  橘屋本店閻魔帳 高山ちあき
2012年08月28日 (火) 11:00 | 編集
永遠の愛を誓わせて! (下) 橘屋本店閻魔帳 (橘屋本店閻魔帳シリーズ) (コバルト文庫)
(2012/04/28)
高山 ちあき

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永遠の愛を誓わせて! (下)  
橘屋本店閻魔帳 

高山ちあき

瀕死の美咲が流れ着いたのは、ひと月に一度しか行き来ができない“十六夜の里”。時の流れ方も違う、この不思議な里で美咲を助けてくれた人物とは…?一方、弘人は美咲が生きていると信じて“十六夜の里”へ向かう。同行する茨木童子が美咲の命を狙っているとも知らずに―。明かされる“十六夜の里”の秘密。ようやく弘人と結ばれた美咲は、もとの世界に戻れるのか…!?怒涛の完結編。
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彼女の生死がつかめない弘人の意気消沈ぶりに萌えと、美しく強くなった彼女にたじろぎ 戸惑う弘人にニマニマなラスト巻です。
半妖としての保護意識を掻き立てられる美咲から、共に生きるパートナーとして成長する彼女。ラストは兄鴇人様も登場で、妖狐として目覚める彼女に畏怖の念を抱く展開です。
期待以上に二人の結ばれるシーンは、ロマンスでしたわヨ
あぁ、でも、期待させてくれた悪役君は、しょぼかったわヨ

あらすじ
時間の流れの違う“十六夜の里”に流され、乙斗爺に命を助けられた美咲。好々爺といった様子の乙斗爺だが、その力は強く、正体を見せない。乙斗爺に鍛えられる彼女は、妖怪の食べ物を料理し食し、妖としての強さを身につけていく…
彼女の生死を憂う弘人。美咲に傷を負わせた本人である茨木童子は、弘人を誘惑しながら、美咲を探すために共に“十六夜の里”に向かい協力するともうし出る…
里に向かった弘人だが、なかなか美咲は見付からない。焦燥に駆られながら、森に迷い込んだ彼を突然襲って来た女は美咲だった…

「おまえを、さがしにきたんだよ」

しかし、再会の歓びはつかの間、他人とも思えるほど、彼女は変化していた…
指輪を渡すのを戸惑うほど…
次の十六夜まで、乙斗爺と美咲と弘人との奇妙な同居が始まった…

「もう、心配しないで。ずっと一緒にいるから……」

綺蓉と蝦蟇使いの雲劉は、里を抜け、二人の道を摸索する。鳥居の守りをしていた雲劉の足を洗わせるために綺蓉のとった行動は、思わぬ波紋を呼ぶ…
あの世と見間違えるような美しい里。しかし、里に生きるものは寿命が短くなるという…
乙斗爺は美咲を里から出す気はないという…
乙斗爺の正体と、高野山との関係、里の秘密とは…

美辞麗句で飾られた二人の結ばれるシーンは、即物的な描写は極力少ないのに、鼻血が出そうでし- ロマンスでした〜〜!
鴇人様の久々の登場は嬉しい。男の色気ムンムンのキャラは好きだ。飄々とした彼の性格も好きだ〜〜!
刧にも、彼女ができたみたいだし、綺蓉と雲劉も幸せになりそうだし、それぞれ皆様幸せに終わってくれて嬉しい。
楽しいシリーズが終わってしまうのは、寂しいが、素敵なラストを迎えられる乙女ノベルは少ない。満足
お嬢様は吸血鬼 も終わってしまうなんて寂しス。次回のシリーズもコバルトで!祈!
期待してまス

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お嬢様は吸血鬼 3 恋ヲ知ル瞬間 高山 ちあき
2012年06月06日 (水) 12:14 | 編集
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実は九條財閥の御曹司である担任教師・欧介から求婚され、困惑している伯爵令嬢の乙葉。真性の吸血鬼である乙葉は、欧介に近づかれるたびに牙がうずいてしまうのだ。放課後、乙葉は欧介にキスされそうになり、その瞬間を写真に撮られてしまう。撮影したのは同級生の月子。帝都中に写真をばら撒かれたくなければ―欧介と乙葉を脅迫する月子の目的は?そして月子の陰にいる人物とは…。
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ストーリーとしては、まぁまぁだが、クスッと笑えるエロコミカルな部分と、大正ロマン的な雰囲気と、吸血鬼の耽美な雰囲気が楽し過ぎる作品の3巻め
冒頭のフジの花一つにしても、美しい表現でうっとり。でも、あぁ、欧介は今日もやっぱり破廉恥。今回は、ツンな乙葉の恋の自覚です。
先生の本気も彼女に伝わってきたようで、フトした言葉を切っ掛けに彼女が自覚します。トキメキ増量で嬉しい。もちろん、危険も増量。シキが彼女に忍び寄りその存在が影を落とし始めます。今回は、級友の窮地を救うお話なので、全てが次の巻への序曲。
そして、欧介、本当に暗闇怖いのですか?…怪しいでスワ

あらすじ
先生に、試薬を飲んでみないかと、口移しさせられそうな乙葉。思わずその気になってしまった所を盗撮されてしまった。犯人は、級友の吉良月子。
彼女は、先生のお嫁さんになるか、写真と引き換えに千円が欲しいと、強請をかける
月子が、何故、お金を欲しがるのか、探りを入れる二人。
月子は、画商の父が、美術館に売った絵が贋作で、本物と取り替えるための資金だと語った。
そこで、乙葉は、欧介と美術館に忍び込み本物とすり替えることを約束する…
しかし、真作を持っている画家の音無左京は、譲れないと言う…
モデルをしながら、左京を説得することに決める乙葉…
贋作とのすり替え作戦は上手くいくのか…
月子の本当の目的とは…
月子の双子の妹 陽子とは…
乙葉に近づく、シキ…
シキと、先生は幼なじみだった…

「先生は本来、人前で平和にいちゃつくよりも、密室で淫靡にひそやかに愛し合うほうが好きな性質です」

爽やかに恥ずかしいことを さらりと言う先生には毎度脱帽。今回は余裕を持っていた先生も、内心焦っていたのネ。クスッと笑ったワ。
恋愛感情と、吸血衝動との関連の話でストンと自分の中で納得のいく答えが出たような乙葉の気持ちの変化と、先生に夢中になって、牙が出てこなかった事実、そんな彼女の内面にキュン
ギリギリで、キス回避!告白回避!これぞ焦れったい乙女ノベル、大好きだぁ~~!
欧介の婚約者。恩師 川端教授の娘を欧州から呼び戻しているとの話もあり、気になる~~!
紫子さんの妄想素敵でしたわヨ!ちょっとびっくりしてしまったわヨ。キャァ~と、ごろごろ転がってよくってヨ。
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永遠の愛を誓わせて! (上) 橘屋本店閻魔帳 高山 ちあき
2012年05月21日 (月) 12:40 | 編集
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永遠の愛を誓わせて! (上)
橘屋本店閻魔帳 

高山 ちあき

橘屋を恨む妖怪たちから狙われる立場になってしまった美咲。一方で美咲の婿である弘人の側女・綺蓉に異変が起こっていた。これまでは美咲に対しても好意的だったのに、突然弘人を誘惑しはじめたのだ。背後には嫉妬を糧とする妖怪の存在が?綺蓉を救うために新婚初夜を“おとり”にして、妖怪をおびき寄せることに成功した美咲と弘人。ところが本当の敵は思ってもみなかった人物で―。
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側女・綺蓉の嫉妬心を煽る妖怪の存在で、不穏な空気と、彼の気持ちに疑いはなくても、気まずさが漂うジレジレのシリーズラストへ向けての上巻。
愛も、戦いも一回り成長した二人。美咲はまだまだ、彼に翻弄されてますが、彼の過去も含めて愛する強さを身につけた彼女がとても素敵です。
初夜がおとりってことで、ドキドキシーンもありで、かなり色っぽい内容ですが、本当の黒幕と、綺蓉や美咲の行方など、ぶっつりと気になる終わり方になっております。


あらすじ
弘人の傍らで彼に尽くす側女・綺蓉。綺蓉は確かに美咲とヒロとの仲に危機感があった。それを嫉妬だと煽る新顔の侍女 茜。茜になりすまし、綺蓉を蝦蟇使いの雲劉に捉えさせ、綺蓉に成り済まし御所に上がり込む蛇の美少女、清姫。
美咲に対して、親切だった綺蓉が突然、弘人を誘惑する現場を見てしまった。動揺する美咲を追う弘人。彼の気持ちを信じている今だが、かつての弘人の初恋の妹であることも美咲の動揺を煽る。
しかし、綺蓉の不信な行動から、『嫉妬心』を糧にする 清姫だと推測したヒロは美咲に、嫉妬心を煽るために、初夜を“おとり”にして正体を暴く作戦に出る…
高野山から出て来た妖怪茨木童子は、高札場の件を知らせてくれた妖怪。挨拶に来た彼は両性の魅力的な妖怪。おおめでとうと言う彼の本当の企みとは…
清姫を退治した二人…
攫われた綺蓉の行方は…

「おまえ、ほんとうに強くなったな」

後半、奥出雲の天ケ淵という湖の鳥居から、16夜に一度開く『16夜の里』。里への道が開く夜に、綺蓉が囚われている湖の社へ向かった二人。美咲は突然結界の中に攫われてしまった…

見つけてヨ~~!酷いワ!と、内心罵りながらのラス。
二人の雰囲気にほんわかしながらも、イチャイチャシーンがメインではないのヨ。綺蓉の自分への気持ちの落としどころを探る話がメインです。尽くすばかりのようで、その実 心が強く人に頼ることを潔しとしない、孤高の彼女。同じように、孤独な雲劉との接触によって、煽られる嫉妬心と違った、自分の気持ちが見えて来るお話です。
無口な男 雲劉は、イイ!壺だ!不器用な男が行動で語る優しさと、不器用な言葉で語る想いは好きすぎで、転がる!雲劉の、綺蓉への気持ちの変化が気に入った。で…どこへ?どうなるん?だぁ~~!

”あの、イケ妖をもういちど描かせて欲しい!!”の前鬼の二の腕と、総介の切れ長の瞳にニヤニヤ。ご馳走さまです。
一巻に比べ、美咲のイラストは変化したヨネ。
前のが好きだナと、ちょっぴり思った。

高山 ちあき 読了一覧
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