本読み隊
本の感想・紹介です 。主にコバルト文庫・角川ビーインズ・ビーズログ文庫・一迅社アイリスなどの少女趣味ライトノベル、ハーレクインなどの海外ロマンスなど、3500冊。★スマホからご覧になる方は「海外ロマンス読了一覧」など一部の記事のスクロールが長くなるの場合、”PC”ボタンでPCに切り替えて見ることをオススメです★
四つの愛のかけら ミシェル・リード
2016年05月14日 (土) 14:55 | 編集

四つの愛のかけら (ハーレクイン・ロマンス)
2011/9/16
ミシェル・リード (著)


四つの愛のかけら 

ミシェル・リードら4人の人気作家が、愛の横顔を鮮やかに切り取った短編集!(R2658)

愛のアリアを歌って ミシェル・リード
別れを選んだ理由 サンドラ・マートン
宮殿でささやいて トリッシュ・モーリ
いとしのローサ マギー・コックス

お茶の合間に読める文章量が四本。関連作のSSを集めたもので、あっという間に話がまとまるが、単品で読んでも面白かった。
もちろん、もうちょっと読みたい!もう少しそこでこじれてくれ!とどの作品も思わなくもない。




単品でKindle版もあります

愛のアリアを歌って

ミシェル・リード

イギリスの大富豪バルフォア家主催の慈善舞踏会に、当主オスカーの姪であるメレディスは招待されていた。夫のアレッサンドロは仕事先のミラノから遅れて参加するという。ともに仕事を持つ夫婦として、二人は一緒に過ごす時間が少なく、喧嘩と仲直りをくり返す日々を送っているが、前の日に判明した妊娠の事実を、メレディスは夫に伝えたかった。ところが舞踊会の会場で、彼女は信じられない噂を耳にする。アレッサンドロの旧友とわたしが情事を重ねている、ですって!?確かにきのうの電話で、夫は機嫌がいいとは言えなかった…
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copyright 2010
Scandal at The Balfour Ball

8話連続刊行の「愛に戸惑う娘たち」の関連作
シリーズは未読なので、説明できず申し訳ないが、ラストのエピローグに”ゾーイにスキャンダル発覚”という次への紹介以外は、絡みがないので、単品で楽しめるお話だった。
夫を愛しているにも関わらず、浮気を偽装されてしまうヒロインが不憫だが、嫉妬で狂いそうになってるアレッサンドロも良かった。




単品でKindle版もあります

別れを選んだ理由
サンドラ・マートン

半年間の付き合いののち、エスメレルダは、恋人のスペイン人実業家リオ・デ・サントスのもとを去った。なぜならリオは永遠を約束してくれるような男性ではなく、これ以上ともに過ごせば、傷つくだけだとわかっているから。わずかなプライドを保つには、それしか方法はなかった。そんな彼女の心も知らず、リオはいらついていた。これまで女性から別れを切り出されたことなどないというのに、なぜエスメは突然消えたのだ? 書き置きすら残さずに!彼女を取り戻したいわけではない。ただ理由が知りたい。リオはジェット機を飛ばして、エスメが住むという田舎町に向かった。
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copyright 2000
The Runaway Mistress

「バロン家の恋物語」関連作。
シリーズ未読なので、説明できず申し訳ない。でも、単品でも楽しめるお話だった。
自分の前から姿を消したエスメレルダを求めて、リオは彼女のいる牧場に乗り込んでくるお話。
傲慢で強引なリオの行動に対して、母親が苦労したように、自分も男で身を持ち崩してしまったヒロインの苦い思いが切なくて良いロマだった。




宮殿でささやいて
トリッシュ・モーリ

王宮でメイドとして働くことになったカルメリーナは、勤務初日早々、階段でハンサムな男性とぶつかり完全に遅刻してしまう。彼は、ひと財産築くと言って島を離れ、輝かしい成功を収めて帰国した兄の親友ロベルト。いまや手の届かないセレブになってしまった彼に、なんて言えばいいの? 私の一家が困窮し、あなたとは完全に身分違いになったことを…。地中海に浮かぶモンテベラッテ王国の物語(コミックの紹介より引用)
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copyright 2009
The Italian Billionaire's Bride

「伝説の国のプリンセス」関連作品
プリンセスのメイドとして働くカルメリーナが、兄の親友で故郷を捨てていってしまった男性と再会。幼い憧れから愛への変化のロマです。
ここから、こじれて欲しいと思うところで、ハッピーエンド。ロベルトは良い男だった。







いとしのローサ
マギー・コックス

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copyright 2006
Rosa

病の雇い主に代わって、思い出の絵を競り落とそうとしたけれど、傲慢な男性に負けてしまった。事情を話して絵を譲って欲しいと頼んだけれど…

傲慢なイーサンとは交渉の余地もなく、セリーナは諦めかけるが、彼が引き止め、情熱とともに一夜をという展開。
イーサンも母の思い出の品ということで、手放せない絵なのです。
短い作品ですが、面白かった。

ミシェル リード 読了一覧

海外ロマンス 読了一覧
いわれなき罰 ミシェル リード
2016年05月10日 (火) 17:03 | 編集

いわれなき罰 ハーレクイン・ロマンスKindle版
いわれなき罰 (ハーレクイン・ロマンス)
2009/10
ミシェル リード (著)

---楽天---




いわれなき罰 

ミシェル リード

リコとの結婚式を六週間後に控えたある日、ナターシャは幸せの絶頂から奈落の底に突き落とされた。彼の浮気現場にでくわしたのだ。あろうことか、その相手は彼女の妹だった。パニックに陥って逃げだすナターシャを偶然その場に居合わせたリコの義理の兄、レオが追う。彼はギリシアの大富豪で、心ひそかに彼女に思いを寄せていた。レオは傷心の彼女を優しく慰めるが、本心は別のところにあった。六週間、ナターシャを拘束する必要がある…。(R2424)
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copyright 2008
The Greek's Forced Bride

養子であるナターシャは家族に自分の居場所をみつけられない。それでも、結婚することで新しい家族を作れることに希望を感じていた。にもかかわらず、ポップ歌手として売れ始めた妹シンディーと婚約者のリコとの情事の現場に踏み込んでしまったことに、ショックを受けて逃げ出した…

ホットなシーンもそれなりに多いミシェル リードらしいロマです。毒を吐く妹や、最悪な婚約者リコに傷つき、ヒーローからは容疑者扱い、さらに元妻の登場で散々な鬼展開。でも、どっちもメロメロなのであります。
ハーレ好きなら、突っ込みがいのある作品でさくっと楽しめるロマ。

あらすじ
レオ・クリキタスは会社の金に手をつけた義理の弟リコに見切りをつけるために、リコのオフィスへ向かった。自分の夫となる男が泥棒だと知ったら、ナターシャ・モイルズはどうするつもりだろう?
ドアを開けたレオが見たものは、リコと絡み合う女性の姿だった。声に振り向くと、驚愕するナターシャの姿が。では、リコの下にいる女性は…
シンディー。ナターシャの妹。
胃のむかつきをこらえ、レオは再び振り返った。しかし、ナターシャはすでに、エレベーターに向かって廊下を走っていた。駐車場で彼女に追いつき、打ちのめされた彼女を車に乗せて連れ帰った。
これだけ品位のある女性がなぜリコのような軽薄な男に惹かれたんだ?

「まるであなた自身がひどい裏切りに遭ったみたいだわ。あるいは図星? わたしにつらく当たるのは自分がシンディーを抱きたかったからじゃない?」

「違う。ぼくが抱きたいのはみきだ」


冒頭の経緯。挑戦意欲をかきたてられたリコは、ナターシャと情熱的なキスに溺れるが、一本の電話が彼の考えを変えた。弟が横領した金の行方はナターシャの預金口座だった。
ナターシャを拘束した彼は、ナターシャが口座から金を引き出すことのできる二週間後まで手元に置くことに決め…

脇キャラはかなり毒のあるキャラだし、お堅い大変なのはわかるけど、レオってばそっちで黙らすのはずるいわよ。という展開。
疑い深いレオが彼女を信じるまで、まったくおまいらなんなんだと突っ込みながら読むお話。いいの。それが楽しいの。

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惑いのバージンロード ミシェル リード
2016年05月01日 (日) 23:43 | 編集

惑いのバージンロード (ハーレクイン・ロマンス)
2007/7
ミシェル リード (著)

---楽天---




惑いのバージンロード 

ミシェル リード

三年ぶりに見たフレイアは相変わらず美しく、エンリコは平静ではいられない自分を感じた。以前、彼女はエンリコのもとで働き、彼のアパートに住み、彼のベッドで眠った。しかしある日、彼が出張から戻ると、フレイアは彼のいとこに抱かれ、彼のベッドにいた。その光景がいまもエンリコの脳裏に焼きついている。あれほどの美貌の裏に、人を欺いて恥じない心が隠されているとは!ふと、エンリコは彼女が小さな男の子を連れているのに気づいた。彼は我が目を疑った。あれは自分の子か?それとも、いとこの。
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copyright 2006
The Ranieri Bride

ハーレクインらしいおバカダーリンとの鬼ロマです。
ヒロインを信用しなかったばかりに無残に散った愛の残骸に未練タラタラな男なのです。ヒロインとの緊迫感のあるにらみ合いの末、ヒロインの傍にいる子供は、自分の子供だと確信した彼は、金持ちらしい傍若無人ぶりを発揮してくれます。
ホットなシーンもそれなりに多いです。
わたしは、この手の激情ロマは好物なのです。

あらすじ
エンリコ・ラニエーリは顔をしかめ、うつむきかげんで、ハナード社のロビーを足早に歩いていた。
ところが、顔を上げると、エレベーターから降りたばかりの彼女が、3メートルほと離れたところに立っていた。
エンリコの心臓が大きく一回打ち、それから早鐘を打ち出した。
フレイア……。
ひそかに彼女の名をつぶやくと、憎しみと喜びが交差し、エンリコの神経を高ぶらせた。三年前、弟と寝たフレイアをエンリコはあっさりと追い出した。
エンリコは眉を寄せ、彼女を見ていた。僕に気づいたとき、金色のまつげははねあがり、生き生きとした緑の瞳は驚愕に陰りを帯びるだろう。
彼女はこのハナード社で働いているのだろうか? 
僕は無意識のうちに、彼女をもう一度懲らしめようとしているのだろうか?
ああ、気が変になりそうだ。
突然、フレイヤが立ち止まった。

「だめよ、ニッキー。いくら引張ても、ママは手を離さないわよ」

激しいショックを受け、エンリコは視線を下に向けた。冷静沈着な実業家であるエンリコ・ラニエーリは完璧に打ちのめされた。


冒頭の経緯。エンリコはフレイヤの子供を見るなり自分の子だと考え、はっきりと返答しないフレイアに対し高圧的な態度をとりはじめる。息子を手に入れるために、託児所をつぶすかもしれないとフレイヤを脅し逃亡を阻止したうえで、彼女をクビにし、結婚すると宣言した。
フレイヤは、エンリコがなんの弁明も聞いてくれずに愛を放り出したことに傷つき、子供をとられるかもしれない恐れに怯えてた…

後半は、結婚を前に、弟ルカに対し警戒しずぎるあまり再びフレイヤを疑ってしまう過ちの展開。抱かれたらメロメロなの〜というヒロインです。
息子ニッキーがなついた大きな体の忠実な部下フレドや、保育士のシンディーなど、脇役も良かった。
ヒロインが優しすぎるナ。エンリコにはもっとひざまづいて許しを乞うてほしかったと思わなくもない。でも、さくっと楽しめた。

ミシェル リード 読了一覧

海外ロマンス 読了一覧



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妻になる資格 ミシェル・リード
2016年01月17日 (日) 01:29 | 編集



妻になる資格 (ハーレクイン文庫)
妻になる資格 (ハーレクイン・ロマンス (R1790))
2002/7
ミシェル・リード (著),

---楽天----




妻になる資格 

ミシェル・リード

マルコは、恋人との将来を考えあぐねていた。美しいが出生のあやしいアントーニアは、愛人としては理想の女でも、妻としてはふさわしくない。彼女は、画家ステファンの出世作“鏡の女”のヌード・モデルでもある。ミラノの名門一族とされるマルコの両親は、人前で裸をさらす女性との結婚を決して許さないだろう。「見ておいてほしいものがあるんです」あるパーティーで、偶然でくわしたステファンに、マルコは一枚の絵を見せられる。“鏡の女”とそっくりの絵―だが、モデルは間違いなく別人だ。アントーニアに瓜二つの女がいるというのか?そこには、マルコが知るはずもなかった真実が秘められていた。(R1790)
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copyright 2001
The Bellini Bride

画家の出世作のモデルとなった愛人のアントーニア。
マルコはその美しい愛人を手放すつもりはないものの、結婚にはふさわしくないと考えている。一方で、アントーニアも彼の考えを鋭く見抜いており、別れの時が近付いていることを感じていて…

作者の作品の中でも、かなり気に入っています。鬼度低め。
秘密の多いヒロインへの欲望、嫉妬、疑心、身分差、両親への説得、全てを乗り越えてまで彼女を手に入れたいと彼が思うようになるまでの、息をつかせぬ緊張感と切なさがとても良いロマなのです。
ヒロインの秘密は読者にも小出しにしていくので、もどかしさもありですが、察しのいい読者なら予想できるかも。
マルコの決意とすれ違い、そして傷つき迷いながらも彼の元へ戻る彼女との再開は嬉しくてホロリときた。
是非一読。

あらすじ
その女性の名はアントーニア。マルコ・ベリーニの恋人だった。
彼女ほど美しい女性をほかに知らない。彼女の恋人であり、その体に触れる権利を持ち、彼女に見つめられる存在であるのが誇らしかった。
しかし、僕はアントーニアを愛しているのだろうか?マルコは自問した。
本当に愛してはいないとしても、アントーニアと結婚してしまうのが、今のマルコにとって一番楽な方法だった。しかし、ベリーニ財閥の跡取りであるマルコが、彼女のような女性と結婚するのを両親は許すだろうか?
生涯つきまとう過去を持った女性。愛人としては完璧だが、妻としては完璧になりえない女性。
優雅な動きで起き上がると、ベッドを出たアントーニアは両腕を上げ、ゆっくりと伸びをした。
これほど完璧な女性はいない  顔立ちも髪も官能的な肉体も、歩き方まで。
ステファン・クランストがアントーニアに惚れ込んだのも無理はない。
マルコは突然暗い気分になった。クランストが画家として、その愛の対象を描いたのは当然のことだ。
彼女の裸婦を描いた絵は金持ちの有名人の家に飾られるようになり、そうした家に彼女が訪ねて行くと、皆が一目で彼女が絵のモデルだと気がつく。
アントーニアはそれを気にしているのだろうか?
マルコが羨望の眼差しを浴びる名誉な立場であるのはよくわかっている。しかし、そうした立場が欲しいわけではない。
惚れてはいても、蜘蛛に引っかかった餌食のごとく、ただ捕らわれているわけではなかった。

「そんなに情熱のない冷血人間じゃ凍え死んでしまうわよ」

笑うか、冗談でお返しするべきだとわかっていたが、マルコにはできなかった。突然、アントーニアが裸でバルコニーに立っている姿を意識したからだ。
クランストの絵に、そっくりな同じポーズで…

「そうだろうね、どうせ」


冒頭の経緯。仲違いしたとしても、細やかな気遣いで仲直りの余地を残すマルコから、アントーニアは離れられなかった。そんな時、マルコはミラノに彼女を描いたクランストが来ていることを知り、暗い嫉妬を覚える。
彼女の居場所を問いただしたい衝動に駆られながら、友人のパーティーに向かうと、そこには画家の姿が…
マルコに対し、見せつけるようにクランストと寄り添うアントーニアに、マルコは激しい感情が渦巻く。

というわけで、彼女と画家の関係は?パーティーですれ違ったガブリエリとは?彼女がミラノ市内に持つアパートとは?
彼の母親に侮辱され、彼と住む世界があまりに違うことを思い知らされたアントーニアの傷心は痛々しく、マルコも売り言葉に買い言葉での修羅場は、いい感じに鬼です。
ラストのほっこりした部分も幸せな読後感。
ハーレ好きならオススメ。

ミシェル リード 読了一覧

海外ロマンス 読了一覧



若すぎた結婚 ミシェル・リード
2016年01月10日 (日) 15:11 | 編集

若すぎた結婚 ハーレクイン・ロマンス
ミシェル・リード 2012/9

---楽天---




若すぎた結婚 

ミシェル・リード

レクシーはその事故のテレビ映像に衝撃を受けた。高速のボートレースで先頭の船が宙に舞った。別居中の夫のボートだ!フランコ。彼には2週間前、離婚手続きの書類を送ったばかりだった。彼の父親に重傷の息子を見舞ってくれと懇願され、レクシーはすぐさまイタリアの病院へと向かった。フランコは医療機器につながれながらも彼女との話し合いを望んでいた。結婚が破綻したのは彼のせいなのに、どうして今さら?誰が最初にものにするか賭けをして、わたし近づいてきておきながら。携帯電話に送られてきた、仲間と笑う彼の写真は今でもおぼえている。そして親友の妹とベッドに入っている、肌もあらわなもう1枚の写真も。(R2776)
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copyright
The man who risked it all

若い二人が、周囲の嘘に翻弄され、すれ違ってしまったという夫婦関係の修復ロマ。
一生懸命なフランコが素敵。
ほろ苦いならがらも、情熱的で良いロマです。
作者はこの作品を最後に、現在は執筆活動を休止中のようです。とっても残念。

あらすじ
フランコは無意識に親友のマルコを見た。マルコも波を見ている。その目には、心臓をわしずかみにされるような荒涼とした絶望が浮かんでいた。
マルコはさっと前を向いて言った。「ソノ・スアチェンテ、イル・ミオ・アミーコ」
フランコがその意味を理解しようとするあいだに、エンジンはうなりをあげ、ボートは恐るべきスピードで飛び出した。今は一直線に進むだけだ。
海のF1と呼ばれるにしても、速すぎる。直感がそう告げていた。マルコは”すまない、友よ”と言った。ここまで猛スピードで突っ走るのは……。
■□■
”ぼくは不死身だ、死んでなんかいない……”
フランコが耳元でささやいたような気がして、レクシーは目をあけた。
青緑色の瞳がショックで曇る。レクシーはフランコの元へ駆けつけた。彼の父親サルバトーレから当然のように面会を命じられ、引き止めるブルースを振りきって…。

「もっと近くにおいで、レクシー。けっして噛みついたりはしないから」


冒頭の経緯。満身創痍の彼を目の前にショックを受けるが、よりを戻すつもりはない。三年間音沙汰もなく、2週間前、離婚手続きの書類を送ったばかりだった。
「あんなに愛し合っていたのにぼくたちは……」
19歳の娘は一族ののけものだった。彼の父サルバトーレは自分に代わり息子の面倒を見て欲しいことを伝え、フランコが真剣にやりなおしたいと考えていると言うが、罪悪感がそうさせるのだろうと思った。

というわけで、ケガをしながらも関係を修復しようとする彼との攻防の中で、諍いの原因となった親友マルコや、レクシーの友人と彼が寝ていた写真のメールについてなどの謎が明らかになる展開。
そんなに重症なのに、やる気まんまんで、うごくなよぉ!おいおい!と突っ込みたくなる。ケガとかされてたら、喧嘩できないわ。ちょっとずるいわ。というわけで、パワーバランスの妙技が楽しい展開。

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忘れられた花嫁 ミシェル リード
2015年12月13日 (日) 16:02 | 編集



忘れられた花嫁 (ハーレクイン・セレクト)
忘れられた花嫁 (ハーレクイン・ロマンス)
2010/4/5
ミシェル リード

---楽天-----




忘れられた花嫁 

ミシェル リード

キャシーが経理を担当する会社が大富豪に買収されることになり、その就任パーティで新オーナーを見て、彼女は気を失いそうになった。六年前、情熱的な一夜をともにして結婚も誓ったのに、そのまま私の前から姿を消してしまったサンドロ!ひどい仕打ちを受けた私は、その後妊娠に気づいて愕然としたが、誰にも頼ることなく一人で双子を産んで、懸命に育ててきた。妊娠がわかったときに一度だけ電話をしたけれど、拒絶されたあの絶望感は今でも昨日のことのように覚えている。呆然とする彼女の前に立ったサンドロは、驚くような言葉を口にした。「僕たちは以前、どこかで会ったことがあるかな?」。(R2483)
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copyright 2009
Marchese's forgotten bride

記憶喪失のヒーローと、彼に捨てられたことを憎むヒロインなのだが、記憶喪失の彼は、何かを感じるたびに倒れるという病弱設定。怒れないじゃないのょ。ばかん。
罪悪感と、不確かな記憶の狭間で苦しむヒーローの姿が萌な、情熱ロマ。

あらすじ
こんな華やかな場に出るのは何年ぶりかしら?
ところが、パーティーに現れた新オーナーを見て、キャシーの心臓が震えながら止まった。
何があろうと、あの人を見間違うはずがない。
赤いドレスの秘書が彼に寄り添っている。お似合いのカップルだ。キャシーが知っているサンドロ・ロッシより、アレッサンドロ・マルケーゼのほうがどれだけ彼にふさわしいことか。
彼の男っぽい顔は、悔しいことに六年前とほとんど変わっていない。……ふざけないで!偽名を使わなくてはならないとは、よほどの悪党なのね。それとも、6年前に名乗った名前のほうが偽名なのかしら?
目をそむけられ、残酷な拒絶を目の当たりにしてキャシーはわなわなと震えた。あの人にはまだ私を傷つける力があるのだ。

 ”君のことなど知らない。知りたくもない。
 この番号には二度と電話をかけないでくれ…”

「彼女は誰だろう?」
ぼくはあの女性を知っている。たしかにどこかで合ったことがある。
電話の相手は誰だろう?恋人か?それとも夫?そんなことを想像しただけで、どうして胸がこんなに苦しくなるのだろう?

挨拶をしながらサンドロがテーブルを回ってきた。
くるべきときが来た。
紹介を受け、彼の手を握った。腕から背中にかけて懐かしい感触が走り、心臓がとまりそうになった。
サンドロも同じ衝撃を受けたのか、握手した手に必要以上の力を込めた。
キャシーが双子の母親であると紹介されると、サンドロの口からうめき声がもれ、次の瞬間、彼がキャシーに倒れこんできた  


冒頭の経緯。「僕を知っているんだな!」と問い詰める彼だが、「ろくでなしなら知っている」とキャシーは敵意をむき出しにする。騙され、捨てられたことに憤る彼女は、彼の記憶喪失の話も作り話だと信じられない。
しかし、憎しみをぶつけるように喧嘩になりそうになると、具合の悪くなる彼を相手に、拒絶しきれず、情熱の火花をちらしながらお互いを模索する展開。

捨てられたやりきれなさも、曖昧な記憶にもがく彼も、二人とも不憫。結婚を考えはじめても、次々と打ちのめされる二人の関係は、とても苦い。なんので、ラスト数ページで急に仲直りしたのだがどうにも納得がいかないのがちょっともったいない。

ミシェル リード 読了一覧

海外ロマンス 読了一覧

アマゾンの評価は、コミックも混じっている。小説のがもう少し面白いと思う。
忘れられた花嫁 (ハーレクインコミックス・キララ)


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