本読み隊
本の感想・紹介です 。主にコバルト文庫・角川ビーインズ・ビーズログ文庫・一迅社アイリスなどの少女趣味ライトノベル、ハーレクインなどの海外ロマンスなど、3500冊。★スマホからご覧になる方は「海外ロマンス読了一覧」など一部の記事のスクロールが長くなるの場合、”PC”ボタンでPCに切り替えて見ることをオススメです★
堕ちた天使への祝福 上・下  サラ・マクリーン
2016年01月25日 (月) 14:30 | 編集


堕ちた天使への祝福 上 (竹書房文庫)
堕ちた天使への祝福 下 (竹書房文庫)
2015/6/10
サラ・マクリーン (著),


堕ちた天使への祝福 上・下  

サラ・マクリーン

1833年、ロンドン。公爵令嬢ジョージアナには、知られざる一面がある。人気の賭博場を経営し、イギリスの裏社会に君臨する帝王チェイスという男。それが彼女のもうひとつの顔だ。10年前、スキャンダルにより貴族社会から追われたジョージアナは、貴族たちを嫌いチェイスとして裏から彼らをあやつっていた。しかしある日、自分を皮肉る風刺画が新聞に載ったのを見たジョージアナは娘の将来を考え、爵位ある貴族と結婚するため社交界への復帰を決意する。貴族社会は閉鎖的で、自分たちのしきたりを守らない者を拒むが、絶大な影響力を持つ新聞社主ドノヴァン・ウェストの協力を得たジョージアナは、ある策略を練る-。RITA賞を2度受賞した傑作シリーズ。
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copyright 2014
Never judge a lady by her cover

ラズベリーブックスが休刊してしまいました。
ラストの謎大き人物チェイスの話は…と危ぶまれましたが、版権がちくま文庫に移っての出版で嬉しいかぎり。
表紙がサスペンス風ですがサスペンスではありません。ホットなヒストリカルロマンスのでご注意。
しかも、シリーズ物のラストです。
”偽りの〜”シリーズ3作を読んでからでないと、舞台<堕ちた天使>を理解できないと思うのでご注意。
このシリーズの男女間の火花は一品で、切なさや葛藤や罪悪感、飢餓感、ロマンスの要素がぎゅっと詰まったRITA賞作の一話目、二話目はかなりお気に入りでした。

ラストのこの巻は、シリーズ当初のようにヒロインに感情移入しにくい部分ありですが、守る人がいる故の秘密にがんじがらめにされる二人の苦しさがひしひしと伝わってくるロマです。
シリーズラストらしく、貴族の裏を握る彼ららしくカッコよく決めてくれます。
是非、シリーズで読んで欲しい作品。
(ラスベリー文庫作品は残り少ない上に電子書籍化も怪しいのでお早めに!!2016/01)

あらすじ
1823年3月 エセックス州ベイジルドン レイトン城
「愛しているわ」
とても短くて奇妙なのに、とてつもなく力を持ったことば。
  割愛  
彼は奪ったわけではなかった。
ジョージアナが捧げたのだ。惜しげもなく。
なぜなら、彼を愛しているから。

十年後 ロンドン
この世に生を受けて27年めのできごとを振り返ったとき、すべてのはじまりはあの風刺画だった、とジョージアナ・ピアソンは指摘するだろう。
いまいましい風刺画。
未婚の母として社交界で完全に破滅しているジョージアナは、娘のために社交界に復帰を決意し、そういうわけでいま、舞踏室の片隅に立ち、人々の視線を痛いほど感じているのだ。
批判の視線を。
レディ・ジョージアナは、破滅したことにわくわくしたし、長年それは変わらなかった。なんといっても、そのおかげで裕福になって強大な力を誇るようになり、ロンドン一外聞が悪くて人気のある<堕ちた天使>の経営者になり、イギリス一おそれられている……チェイスという名前しかわからない謎めいた”紳士”になったのだから。
彼が実際には女性であるという事実は重要ではない。
だからそう…


冒頭の経緯。ジョージアナは貴族社会の秘密を握る<堕ちた天使>の経営者チェイスのでありながら、その代理人の娼婦アンナとして生きてきた。しかし、娘が9歳となり世間の批判を理解する年齢にさしかかり、社交界への復帰を決意する。ラングリー子爵を破滅させるカードを最後に使ってでも、娘のために結婚をしようと考えていた。
しかし、ジョージアナを風刺画で晒し者にしてしまったことに罪悪感を抱える新聞社主ドノヴァン・ウェストは、ジョージアナへの罪悪感から興味を持ち、舞踏会の後、偶然彼女がアンナであることを知ってしまった。
ドノヴァンは、<堕ちた天使>の経営者チェイスから人形のように操られる、アンナでありジョージアナを放ってはおけず…


堕ちた天使への祝福 下 (竹書房文庫)
2015/6/10
サラ・マクリーン (著),


堕ちた天使への祝福 下

お互いの目的のために手を組んだジョージアナとドノヴァンだったが、いつしかふたりは惹かれあってしまう。ドノヴァンとの恋は自分のためにも娘のためにもならないと葛藤するジョージアナ。しかもドノヴァンはジョージアナがチェイスというもうひとつの顔を持つことを知らない。さらに順調に思えたふたりの計画に影が忍び寄る。絶大な権力を持つトレムリー伯爵が、チェイスの正体を探り始めたのだ。伯爵にある秘密を知られているドノヴァンは、彼に逆らえない。ジョージアナはチェイスとしての力を使い、逆に伯爵の秘密を探ろうとするが-。ジョージアナとドノヴァンの関係の行方は?そして、裏社会の帝王チェイスの正体は暴かれてしまうのか-。華やかな貴族社会の裏側を描いた傑作長篇。
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copyright 2014
Never judge a lady by her cover

まんじりともしないまま、下巻へ。

あらすじ
王の側近であるトレムリー伯爵は、ドノヴァンの秘密を握り、脅迫し、いいように使ってきた。ドノヴァンはトレムリーを破滅させるために、チェイスに協力を頼む。
一方で、チェイスとしてトレムリー伯爵の秘密を握ることに成功したものの、ジョージアナはドノヴァンの秘密を何も知らないことに苛立ち、ドノヴァンへの気持ちに歯止めをかけられず、二週間の愛人契約をもちかける。
ジョージアナは、チェイスの束縛から逃れられないと思い込むドノヴァンに、真実を話すべきか悩むが、信頼することができず…

上下巻に分ける意味をあまり感じない
正直、もう少し動きが欲しいと思わなくもないが、男女間の葛藤に焦点を当てていると考えれば、悪くないです。
この表紙のせいで、サスペンス的な要素がどうしても欲しくなるTT
シリーズ当初の飢餓感が薄くなっているのは残念だが、幸せになった男達がジョージアナを心配する様は嬉しい。
ラストは決まったね。キメすぎでしょう。
脳内の三人は決めポーズとってたよ。
シリーズ前半よりかなりエンタメ度が高くなってしまったが、(結局、彼らの流儀らしく秘密は秘密で守るのか?!ラングリー子爵の秘密知りたかったよ!的な)
楽しかった。

-----〈堕ちた天使〉シリーズ------
偽りのあなたに真実の誓いを マイケル(ボーン侯爵)
偽りの求婚に恋の賭けを クロス(ハーロウ伯爵)
偽りの別れに愛のあがないを テンプル(ラモント公爵)
堕ちた天使への祝福 上・下 チェイス





偽りの別れに愛のあがないを サラ・マクリーン
2015年08月01日 (土) 22:06 | 編集

偽りの別れに愛のあがないを (ラズベリーブックス)
2014/7/10
サラ・マクリーン (著)

---楽天---




偽りの別れに愛のあがないを 

サラ・マクリーン

ラモント公爵の跡継ぎウィリアムは、父親が4度目の結婚式を迎える日の朝、激しい頭痛とともに目が覚めた。前夜、美しい女性と酒を飲んでから記憶がなく、ベッドは血まみれ。そして、父の花嫁であるマーラが消えたという。―それから12年。彼は“人殺し公爵”テンプルと疎まれ、賭博場で金を払えなくなった客相手に、借金を帳消しにするか領地を失うかの賭けボクシングをしていた。ある晩、尾行に気づいたテンプルが捕まえたのは、彼が“殺したはず”のマーラだった…。彼女は死んでいなかったのだ。16歳の誕生日の2週間後に、父親のような年齢のラモント公爵と結婚することになったマーラは、テンプルがその息子だと気づかないまま、失踪するのに利用したのだった―。復讐の念にかられながらも、次第にマーラに惹かれていくテンプルは…?RITA賞ファイナリスト作品!
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copyright 2013
No good duke goes unpunished

人殺し侯爵の汚名を着せられ、父親の婚約者を殺したと罪悪感に苦しんできたテンプル。
彼は、ウィリアムという名を捨て、“人殺し公爵”の名にふさわしい賭博場<堕ちた天使>で、無敗の賭けボクサーを続けてきた。
彼に勝てば借金は消える…借金にまみれた男達の最後の希望であり、絶望を引き渡す役目だ。
ある夜、彼が捕まえたのは、あの日彼の人生の全てを奪うことを仕組んだ女、マーラだった。何故、マーラは殺されたように見せかける必要があったのか…

表紙裏には”RITA賞ファイナリスト作品!”とありますが、シリーズの一巻目に続き、見事2014年ヒストリカル・ロマンス賞を受賞した作品です。
シリーズ三作目に当たるので、この巻だけで読むのはあまりおすすめしない。
一巻目ほど、ホットなシーンは多くなく、物騒な始まりの割には、どこか微笑ましい雰囲気のある作品。
真実を求め苛立ちをぶつけるテンプルの感情から容赦ないと思い込むマーラは、自らが運営する孤児院の子供たちを救うために、情けない真実をいつ告げるべきか思い悩みながら、彼との駆け引きに必死になるのです。
展開は素直なストーリですが、テンプルの感情の移り変わりや、マーラが失踪中必死に作り上げた自分の居場所への想いが、激情ロマの後にぐっとくる良いお話となっております。

あらすじ
真夜中の襲撃者は女だった。取り押さえられた女の顔を覗き込み、街頭があればよかったのにと思う。
女が息を吸い、その重みがふたりの間に落ちた。これから言うことが彼女の人生を変えてしまうというばかりに。テンプルの人生も。彼は自分も息を殺していることにほとんど気づかないまま待った。

「あなたに挑戦したいのです」

テンプルは女を放して背を向けた。いらだちと、やりきれなさと、少なからぬ落胆に襲われていた。男としての自分のもとへやってきたのではなかったのだ。
だが、女は食い下がった。
「俺が取引をしたがると思うわけは?」
「おれはクロイソス王並に裕福なんだよ。だから、俺が自力で手に入れられないものを君が申し出るのは無理だ」
女が大声で呼び止めた。

「赦罪でも?」

彼は凍りつた。
赦罪。
そのことばが何度頭にささやきかけたか。罪悪感と怒りだけを抱いた暗がりのなかで、ベッドに横たわり、低く小さな声で何度その言葉を言ってみたか。
赦罪。
片方は青。もう一方は緑。
めったにない変わった色の目だ。忘れられない目の色。
彼女は肩をいからせ背筋をこわばらせ、テンプルの目を見つめた。堂々と、良心の呵責もなく。
なんてことだ。


冒頭の経緯。マーラ・ロウ。父親の花嫁になるはずだったマーラ。
テンプルは、その夜まで公爵の息子として明るく放蕩者なウィリアムとして人生を謳歌していた。記憶にあるのは、マーラの微笑みと彼女の黒髪、忘れられない瞳の色。
翌朝、彼女のベッドで全裸で血まみれになってメイドに発見され、親に勘当され、生きるために賭けボクサーになった。
父の死後は”人殺し公爵”テンプルと蔑まされている。
マーラの弟が賭博に金をつぎ込み、救済としてテンプルとの試合を望んでいるが、再び彼の前に姿を現したマーラは、テンプルに取引をもちかける。
テンプルは人生を取り戻すために、マーラへの復讐を誓う。全てを明らかにし、彼女を破滅させる…
マーラにはどうしても弟の使い込んだ金が必要だった。姿を消していた12年で作り上げたマーラの全てである孤児院を救うために。
「もう逃げないわ」

彼女を殺していなかったという事実への安堵と、真実を知りたいという苛立ち。復讐のためにマーラに傲慢な態度をとるテンプルだが、次第にマーラを理解するにつれ、彼女を愛しはじめるという、シンプルな展開。
感情をぶつけあいながらもお互いの相手の出方をみる2人の掛け合いが、読みごたえありです。

彼女側の真実を知ると、なんだよそれ〜と、突っ込みをいれたくなります。ある意味、憎めない微笑ましい雰囲気。どうしようもないダメな弟君が、いろいろとかき混ぜてくれます。
孤独を抱えてきたマーラが、テンプルから赦されてなお、孤独を選ぶ姿がぐっときます。
マーラを守ろうとする子供達がとてもうるっとしてしまった。
エンタメ要素を多く感じたが、おもしろかった。

RITA賞 一覧

海外ロマンス 読了一覧

-----〈堕ちた天使〉シリーズ------
偽りのあなたに真実の誓いを マイケル(ボーン侯爵)
偽りの求婚に恋の賭けを クロス(ハーロウ伯爵)
偽りの別れに愛のあがないを テンプル(ラモント公爵)
堕ちた天使への祝福 上・下 チェイス





堕ちた天使への祝福 上 (竹書房文庫)
堕ちた天使への祝福 下 (竹書房文庫)
2015/6/10
サラ・マクリーン (著),



偽りの求婚に恋の賭けを  サラ・マクリーン
2014年11月04日 (火) 15:46 | 編集
偽りの求婚に恋の賭けを (ラズベリーブックス)
(2013/12/10)
サラ・マクリーン

偽りの求婚に恋の賭けを (ラズベリーブックス)

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楽天ブックス→偽りの求婚に恋の賭けを
Yahoo! BOOKFAN→偽りの求婚に恋の賭けを
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偽りの求婚に恋の賭けを  

サラ・マクリーン

クロスは伯爵だが、賭博場〈堕ちた天使〉の経営者でもある。気ままな生活を続けていたが、ある日店に、変わり者で有名な侯爵令嬢フィリパが従者も連れずに訪ねてきたことで、そんな日常が一変する。眼鏡をかけ、植物、科学、物理、解剖学の研究が趣味という彼女は、2週間後に控えた結婚の前に、どうしても知りたいことがあるのだという。よくわからないことに対して神聖な教会で誓いの言葉を述べるわけにはいかないから、夫婦の営みについて教えてほしい。実際に”行為”がしたいわけではないが、誰にでも聞けるものではないので、放蕩者と評判のクロスに”共同研究者”になってほしいと頼んだのだ。クロスは願いごとを聞くかどうかの賭けを提案するが、なぜかこの風変わりな令嬢に惹かれてしまって……。サラ・マクリーンの大人気シリーズ!
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copyright 2013
One good earl deserves a lover

放蕩と享楽の賭博場〈堕ちた天使〉を立ち上げたチェイス。彼に救われ共同経営者となった男達マイケル(ボーン侯爵)、クロス、テンプルのロマンスを描く〈堕ちた天使〉シリーズ
偽りのあなたに真実の誓いを」に続く、第2弾。
第一弾は、2013年RITA賞
第三弾の、『偽りの別れに愛のあがないを』2014年RITA賞をとっているだけに、否が応でも期待してしまう第二弾なのだが、ヌゥ〜〜、微妙!普通に面白いんだけど、飛び抜けて面白いのを期待したからネ。
ホットでセクシーな鬱ロマで、切なく甘くせっぱ詰ったギリギリの展開を期待していただけに、前半のヒロインの淡白さとコメディー色が期待とはずれたかなぁ。
本を読むにあたっては、何を期待していたかで、読み手の評価は変化するもので、参考にするな!というのが私の持論なので、皆様もまっさらな気持ちで、学者肌の堅物乙女になりきって読んでくれたまヘ。
好奇心と勇気を必至にかき集めた乙女に振りまわされる男性を描くのが上手い作者。
無垢な乙女の知的探究心に振り回される彼の戸惑いを楽しんで。

あらすじ 1824年早春 ロンドン

「死ぬのはおまえであるべきだったのだ」

七年後
彼女は頭がいかれている。突然、義兄ボーン侯爵の経営する賭博場〈堕ちた天使〉に押し掛け、クロスの机で計算間違いを指摘するレディ・フィリパ・マーベリーに、彼は追い詰められた。
大きな計算盤のアバカスにつぶかった彼は、黒檀の珠がカシャカシャ鳴る音で我に返った。
彼は動きを止めた。
彼女はますます近づいてくる。
彼女は彼が気づく類いの女性でも、彼が気づいてもらえると期待する類いの女性でもない。それに、彼の自制心を揺るがす類いの女性でも絶対にない。
しっかりしろ。
白昼堂々とここまで歩いてきたという彼女の言葉に当惑した。評判に傷つくようなことになったら、ボーンはそいつを喜んで殺すだろう。

「破滅する必要がある。わかっている。ここへ来た理由はさっき聞いた。そして、私は断った」

だが彼女が願う”共同研究”とう言葉に耳を傾けてしまった。
結婚を14日後に控え、男女の生殖行為の仕組みを知りたいと、戸惑いながら話しをはじめた。聞くつもりなど、毛頭ない。だが、どうして私はあいもかわらず彼女と言葉を交わしているんだ?

「姉のペネロペに少しでもボーンに関係することを訊こうものなら、愛がどうのこうのって」レディ・フィリパは目玉をぐるりと動かした「研究に愛の入る余地などないのに」

「そうなのかい?」


冒頭の出会い。重責を担う長男に妹のエスコートを押しつけたその夜。兄は亡くなった。重い過去を背負う彼だが、彼の妹の夫が作った借金で、妹が苦しんでいることをディガー・ナイトに教えられ、ナイトは借金の肩代わりに、ナイトの娘メガンと結婚することを要求する。
そして、その夜から因縁のあるディガー・ナイトに目をつけられてしまったフィリパ。
爵位を手に入れるために強欲な行動に出たナイトを懲らしめるために、〈堕ちた天使〉はナイトの客を横取りすることを画策する。
一方、クロスのもちかけた賭けに負け、他の男に教えてもらおうと考えるなと釘をさされた彼女だったが、結婚も押し迫り、フィリパはクロスに教えて欲しいと再度押し掛け…

フィリパも、クロスも別の人と結婚するというせっぱ詰った状態になるのだが、かなり後半にならないと彼のレッスンが始まらないので、ジレジレですッ!
骨と筋肉萌えなヒロインなのだ。だが、各部名称を連呼されてもなぁ。読者からすれば残念な娘だが、そんな彼女を手に入れたくなってしまったクロスの苦悩が良い。
でも、前半は逃げ回っているのでもう少し早くその展開が欲しかったというのが本音。
彼女が結婚するのかしないのか、彼は伯爵であることなど、お互いは知らなくても、手の内を読者に早々にバラしているので、読者の新しい発見が無いのは構成的に残念。
気になる点を羅列したが、それなりに面白いので、おすすめです。
次はテンプル。ラストはチェイス。
期待しすぎ? ア〜〜気になる〜

RITA賞 一覧

海外ロマンス 読了一覧

-----〈堕ちた天使〉シリーズ------
偽りのあなたに真実の誓いを マイケル(ボーン侯爵)
偽りの求婚に恋の賭けを クロス(ハーロウ伯爵)
偽りの別れに愛のあがないを テンプル(ラモント公爵)
堕ちた天使への祝福 上・下 チェイス






公爵を振り向かせるための11の誘惑  サラ・マクリーン
2014年08月20日 (水) 14:54 | 編集
公爵を振り向かせるための11の誘惑 (ラズベリーブックス)
(2011/10/08)
サラ・マクリーン

公爵を振り向かせるための11の誘惑 (ラズベリーブックス)

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公爵を振り向かせるための11の誘惑  

サラ・マクリーン

1823年、ロンドン。有力貴族ラルストン侯爵の異父妹として社交界にデビューしたジュリアーナだったが、イタリア人の商人の血をひく彼女を社交界は受け入れようとはしなかった。ある舞踏会の夜、酔った貴族から襲われたジュリアーナは、停まっていた馬車に逃げ込むが、その馬車は偶然にも彼女が社交界の象徴として嫌っている、ハンサムだが尊大な公爵、サイモンのものだった。はじめて出逢ったときにふたりは惹かれあったのだが、公爵家の体面や血筋を重んじるサイモンがジュリアーナの出自を知り、態度を変えて以来、険悪な仲になっていたのだ。相変わらず尊大な態度のサイモンから、条件の良さだけが目的の婚約をするつもりだと聞かされたジュリアーナは、情熱なしで生きられるはずがない、絶対にあなたを誘惑してみせると宣言してしまう。その日からジュリアーナはサイモンへの誘惑を始める。バルコニーで、朝のハイドパークで―。情熱の乙女とクールな公爵との恋の賭けの行方は。
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copyrighr 2011
Eleven scandals to start to win a duke's heart

冷徹な公爵でさえ、情熱なしでは生きられないことを教えてあげましょうか  

セントジョン兄弟と妹の三部作"ラブ・バイ・ナンバーズ・シリーズ"の最終話。
ガブリエルとニックのイタリア育ちの異父妹ジュリアーナがヒロインです。
”見下し公爵”と揶揄されるほど、体面を重んじ、社交界の評判が全ての冷徹なレイトン公爵サイモンの前に、社交界に馴染めないジュリアーナの健気な誘惑が可愛らしくいじましくキュンとくる、セクシー系ヒストリカルロマ。
傲慢で愚かな酷い男。鬼ロマです。
彼女に惹かれながらも、未婚のまま出産し社交界で窮地に立たされるであろう妹のために、愚かなまでの彼の拒絶が切なくて良いです。

単品でも楽しめる構成とはいえ、ジュリアーナの出自や、妹の出奔先の経緯などは、シリーズを通して読んだほうがおすすめ。
とはいえ、単品で読みたい方のために軽くおさらい。
ジュリアーナの父はイタリアの商人。十歳で母は出奔。母ルイーザは、ガブリエルとニックを捨てた”堕落した侯爵夫人”。半年前に父が亡くなり、イタリアからイギリスの社交界にデビューするものの、馴染めず、母と比べられ、半年前(一巻)本屋で知り合ったサイモンに惹かれるも、彼女の素性を知った彼は態度を変えてしまい…

ちなみに、公爵が婚約しながらも振ってしまった、可哀想な令嬢ペネロペは次のシリーズ『偽りのあなたに真実の誓いを』に登場。こちらの作品は、RITA賞を受賞した作品で、こちらもおすすめ。

あらすじ
振り返ってみると、その晩ジュリアーナ・フィオーリが考え直すべき行動は四つあった。第一に、義姉が催した舞踏会を抜け出して庭に出たいという衝動は抑えるべきだった。
第二に…
淑女は人をたたかないものだ。少なくとも、イギリスの淑女は。
わめき散らす男から逃げこんだ先は、馬車の中。
 アイハイド、 ユーハイド、 シーハイズ
「私は隠れる、あなたは隠れる、彼女は隠れる  
息をつめ、そっとしておいてもらえることを願った。だが、馬車が動き始めた。
大柄な男性が、馬車の扉のすぐ外にたっていた。
いやだ、どうしよう。
そのとき感じていたのは、狼狽というほうが近かった。
この腹立たしく冷ややかな、レイトン公爵ほと、今の瞬間に顔を合わせたくない人は世界にひとりもいないのだから。
これほど端整な顔をした人には、一度もあったことがない。
「ああ」レイトンがものうげに言った。

「きみがさらされているような評判のなかで生きるのはなかなか難しいだろうな」

光が消え、言葉の辛辣さだけが残った。
これほど取り澄ました嫌みな男にも、一度もあったことがないわ。
襲われたことを知ったレイトンは親切心からか、自ら彼女の傷の手当をした。レイトンが近くにいるといつもわき起こる欲望が、どっと押し寄せてきた。
かたくなな仮面にひびを入れたいという欲望。
レイトンは、レディ・ペネロペと結婚すると言う。彼の妹を預かっている兄に頼まれ、レイトンがジュリアーナの面倒を見るというが、お高くとまった俗物でしかない。
この完璧で傲慢な男を、ひざまづかせてやりたい。
わたしを無謀だと思うのなら、そうなってあげるわ。

「二週間あたえよう。しかし、教訓を得るのはきみのほうだよ、ミス・フィオーリ」

「常に評判が勝利するということさ」


冒頭の経緯。彼に「情熱無しでは生きられないことを教えてあげる」と宣言した彼女。馬で競争と挑発したり、池に落ちて溺れそうになったり…。そんな生き生きとした彼女を羨望と欲望の眼差しで焦がれながらも、妹の妊娠と出産を前に、一族の評判が地に落ちる前にと、彼は結婚を急ぐ。
中盤は、ふしだらな母の登場。彼との親密さを徐々に深めながらも、彼の婚約に打ちのめされる彼女。
後半は、妹の出産で、ミネルヴァハウスに行く彼と、心の傷を癒しにきていた彼女との再会。愛を交わしながらも、一夜限りと去る覚悟を決めている彼女とのすれ違いです。

各章には、『最も洗練された淑女についての論文』と『ザ・スキヤンダル・シート』(作者の創作?)を引用しながら、二人の駆け引きが丁寧に絵がかかれ、必至に名誉を守るために自己犠牲で自制する彼の行動が、愚かながらも切なく、彼の婚約を目に失意にくれる彼女がキュンです。
彼女が繰りかえし唱える、動詞の活用が、切なさに彩りを添えております。気に入ってます。

妹に助けられたナ。だが、その妹のスキャンダルの原因は描かれておらず、とても気になる。

----"ラブ・バイ・ナンバーズ・シリーズ"-----
公爵を振り向かせるための11の誘惑
紳士を射止めるための10の教え
侯爵と恋に落ちるための9つの冒険

ロマンス 読了一覧
紳士を射止めるための10の教え サラ・マクリーン
2014年08月18日 (月) 09:09 | 編集
紳士を射止めるための10の教え (ラズベリーブックス)
(2011/07/09)
サラ・マクリーン

紳士を射止めるための10の教え (ラズベリーブックス)

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紳士を射止めるための10の教え 

サラ・マクリーン

婦人雑誌の“射止めたい紳士リスト”に載ってしまったことが、侯爵家の次男で古代遺跡研究家のニックことニコラスの災難のはじまりだった。独身女性から誘惑され続け、うんざりしていた時、レイトン公爵から行方不明の妹を捜してほしいと頼まれたニックは、ロンドンを離れた郊外で、美しい鳶色の髪をした伯爵令嬢イザベルを暴れ馬から救う。ニックは自分の名前を知っていた彼女を警戒するが、意外なことにイザベルは“射止めたい紳士”としてではなく、研究家としてニックに彫刻の鑑定を依頼したいという。イザベルは、危機に瀕していた。これまでに父親から借金のかたとして結婚させられそうになること7回。その度に父の約束とは違い、持参金がまったくないという理由で結婚を免れてきたが、そんな父が亡くなり、幼い弟を抱えて大事な彫刻コレクションを売るか、裕福な紳士と結婚するしかないところまで追い込まれていたのだ。実はイザベルも雑誌の記事を読んでいたのだが、なぜか反発を覚えてしまい、他の女性たちのようにニックを追いかける気になれなかった。そんなイザベルが逆に気になりだすニック。おまけに、ニックの存在に気づいた友人たちがイザベルをたきつけてきて―。かみ合わないふたりの恋は?リタ賞ノミネート作家が贈る、『侯爵と恋に落ちるための9つの冒険』に続く大人気シリーズ。
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copyright 2010
Ten ways to be adored when landing a lord

古代遺跡研究家でありながら、追跡者”ブラン”という別の面を持つニック。彼が探すのは、対面を重んじる冷酷非情なレントン公爵の妹。
そしてニックは、偶然から妹を保護するイザベルの存在を察知したが…

『侯爵と恋に落ちるための9つの冒険』に続く、セントジョン兄弟と妹の三部作の二作目。
放蕩の兄ガブリエルとは違う、生真面目で辛抱強い彼にメロメロになること請け合いの作品。
当時の雑誌に掲載されていた記事のような、教えを各章の初めに効果的に配置し、お互いの距離に戸惑いながらも惹かれる二人の関係がとても生き生きとしている、ホットなヒストリカルロマンス。
RITAはノミネートで惜しくも受賞を逃したのが残念だったが、面白かった。

あらすじ
ロンドンの若い女性達のあいだに、深刻な流行病が広がっていることは否定できません。
そう、もちろん、女性達の未婚のことを言っているのです。
親愛なる読者よ、わたしは公共の利益のために  割愛
それではここに、”紳士を射止めるための10の教え”を公開しましょう。
  『真珠と外套』 1823年6月号
■□■
もう何年も父とは会っていなかった。放蕩の限りをつくし、いかがわしい道楽に費やしてしまった。
イザベルはいつかきちんと求婚される日が来ると願わずにはいられなかった。賭けの戦利品としてではなく、わたし自身を望んでくれる男性に。
こんなにもひどく孤独でなかったなら。

イザベルの幼い弟が爵位を継ぎ、最後の使用人が出て行った時、ある女性を助けた。それからというもの、行き場を失った女性を保護し、弟以外は女性だけの館を切り盛りしている。
ある日、レイトン公爵の妹が助けを求めて訪れた。追い出すべきか受け入れるべきか。受け入れることは犯罪とも言われかねず、あまりにも危険だった。
女性達に全責任があり、10歳になった弟を守らなければならない。しかも、家計は火の車だ。
途方に暮れた孤独な娘。
それだけで、イザベルにはじゅうぶんだった。
自信ありげな口調で話しはじめた  みんなが信じてくれることを祈りながら。
「あの娘にはこの<ミネルヴァハウス>が必要なのよ。困難を切り抜けられるわ」

■□■
女性雑誌に”射止めるに値する紳士のリスト”として、名前が掲載されてしまったニックは逃げた。古代史研究に打ち込んでいたが、雑誌いまいましい街から出るしかなくなった。
そんなおり、学生時代の友人でもあり、追跡者”ブラン”の時代の出資者でもあったレントン公爵から妹を探してほしいと頼まれる。
ヨークまで足取りを追ったニックは、ある女性を助けたが、イザベルは学者であるニックに屋敷にあるギリシア彫刻を売るために査定して欲しいという手紙を出すところだったと、意気揚々に語り出す。
しかし、今日は都合が悪いという。彼女は何か隠している。

「探している娘をみつけた、に百ポンドだ」


冒頭の経緯。無愛想な小柄な使用人が出迎え、屋根の修理をレディ自らが行い、なんとも奇妙な屋敷の秘密を探りたくてウズウズするニック。
可愛らしい弟の口から聞き出すのは簡単だが、あえて、イザベルにしかけける。
イザベルの母の所有していたギリシア彫刻。彼女の知らない学識を教えたら、彼女の秘密をひとつ話すことを条件に彼女を誘惑する…

屋敷の秘密を知ったニックは、彼女達を守ることができるのか? 騒々しくてかしましい、女性の館なだけに、ガールズトークが楽しく、全体の雰囲気はコミカル。
しかし、かつて女性に裏切られ、投獄された過去のある彼が、再びイザベルに心を開くだけに、彼女の言葉に傷つき、距離を置いてしまうニックが、切ない。
愛される人に捨てられる寂しさは、どちらを選んでも同じことになってしまっただけに、苦さと切なさにホロリ。
私的には、ホットなシーンが多すぎて後半もたついたと感じるも部分ありだったが、ラストまで夢中になって読了。
残念ながら、作中の雑誌『真珠と外套』は作者の創作のようです。

ところで、作中の17歳の妹は、次の巻きで出産するも、スッキリと解決しない。いつか救済作品が出ないかと、期待。

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公爵を振り向かせるための11の誘惑
紳士を射止めるための10の教え
侯爵と恋に落ちるための9つの冒険

ロマンス 読了一覧
侯爵と恋に落ちるための9つの冒険 サラ・マクリーン
2014年06月29日 (日) 16:52 | 編集
侯爵と恋に落ちるための9つの冒険 (ラズベリーブックス)
(2011/02/10)
サラ・マクリーン

侯爵と恋に落ちるための9つの冒険 (ラズベリーブックス)

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侯爵と恋に落ちるための9つの冒険 

サラ・マクリーン

カリーは裕福な伯爵令嬢であるにもかかわらず、デビュー以降ろくな男性から求婚されないまま28歳になった。たんたんと人生を受け入れていたつもりだったが、10歳下の妹がデビューするやいなや愛する公爵との結婚が決まり、カリーの“老後"まで心配してくれていたことを知ってショックを受ける。半分やけになって受け身な自分を変えることを決心し、書き上げた“冒険"リストは、情熱的なキス、フェンシング、射撃、賭け事…と令嬢がぜったいにしてはいけないことばかり。そしてカリーは、向こう見ずにもキスを願いに、十年前から憧れているラルストン侯爵の屋敷を訪ねたのだった―。その日、ちょうど庶子の妹の社交界デビューで悩んでいた侯爵は、完璧な評判を持つカリーを、後見人にうってつけだと認める。駆け引きからキスを交わすふたりだったが―。侯爵の計画と令嬢の運命は―。
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copyright 2010
Nine rules to break when romancing a rake

生き遅れのカリーは、妹の婚約を切っ掛けに自ら”冒険リスト”を書き人生を楽しむことに決めた。
手始めに彼女は、酔った勢いでラルストン公爵の屋敷に深夜向かう。
深夜の訪問に驚きがならも、新たにイタリアから来た異父妹のために、社交界に信用されている人物を求めていたガブリエルは、品行方正な淑女の鏡のカリーに白羽の矢をたて、彼女と取引をする…

セントジョン兄弟と妹の三部作
ジェーン・オースティンに影響を受けて二百年前に生まれることを夢見た作者。『偽りのあなたに真実の誓いを』で2013年リタ賞を受賞した実力派。
こちらは、切羽詰まったいき遅れの乙女カリーが冒険心に目覚めるという、可愛らしくエロティックなロマンスです。
ラルストン公爵ガブリエル・セントジョンに10年来の片思いをしていたカリーの切なさに共感するもよし、彼女の奇抜な行動にヤキモキし、放っておけないラルストンの視点をニマニマ楽しむもよし。
バランスよく配置された二人の掛け合いのテンポがラストまでとても楽しい。おすすめ作家。

あらすじ 1813年ロンドン
レディー・カルプニア・ハートウェルは目をしばたいて涙をきりながら、舞踏場から逃げ出した。
初めての社交シーズンなのに、さんざんだ。
落ち込む彼女に声をかけ、嫌いなカルプニアという名前を「シーザーの妻の?」と問い、「皇后陛下」と呼んでくれたのは、放蕩で名高いラルストン公爵ガブリエルだった。
でも、彼女と離れた彼は、愛人を抱いていた。
愛人は恍惚となってのけぞっていた…
淑女たるもの、立ち聞きをしてはならない。
現実を無視して湧き上がる悲しみを、無理矢理押しやる。
■□■
1823年 ロンドン
いつのまにか、行き遅れの席が定位置になってしまった。妹は公爵と婚約した。その妹は深夜に密会し、カリーですらしたことのない情熱的なキスの味を知っている。しかも、公爵と姉の老後の心配までしていた。
そんな彼女をみかねた兄のベネディックは、家に迷惑がかからないとしたら?と、カリーにスコッチと冒険をそそのかす。
カリーは考えた。そして、9つの冒険をリストにした。
リストの項目を実行に移す。 いま、今夜。

カリーは、何も考えずラルストン公爵ガブリエルの屋敷を訪ねた。執事は訳知り顔で何も聞かずに彼の寝室に案内する。貞節さを疑う女達と誤解されたのだ。
背後でドアが閉まる。ライオンの巣に入ったようなものだ。そこは闇と音楽にすっぽりとつつまれていた。
「交際に終止符を打ったはずだ。ナスターシャ」
顔も上げずにピアノを弾く彼に、カリーは怒りを感じた。
突然の彼女の存在に驚きを隠した彼は、尊大に腕を組み、彼女の嘘に不信感を滲ませながら問う。しかも、おもしろがっている。
カリーは正直に答えることに決めた。ここまで来てしまったら…

「あなたにキスしてくださいとお願いするために来ました」

そんな彼女に、彼はキスではじまる取引を条件に、とてもすてきなキスをしてくれた。
感想を口にすると、「とてもすてき。くらいのものを目指してはいけない」と言い、声を深くした。

「満足させるようなキスはキスではない」

彼はキスをした。そして彼女は我を忘れた。官能の靄を、彼の言葉が切り裂く。
「もっと欲しいと思わせるようなキスでなければキスではない」


冒頭の出会いと経緯。彼はキスの要求を引き換えに妹の社交デビューへの助力を求める。子供を二度まで捨てた彼の母親の遺児であるジュリアーナは、気の強いイタリア育ち。カリーは明るい彼女が好きになり、兄に対し隔たりと遠慮があるジュリアーナを心配しながら、マナーを教えはじめる。公爵の婚約者である妹も協力を惜しみなく協力してくれた。
そして、カリーはリストの他の項目も実行に移すことにした…。
”葉巻を吸い、スコッチを飲む” ”馬にまたがって乗る” ”フェンシングを習う”…

バーで彼女を捕まえ、フェンシング場で偶然ながら彼女と遭遇し、そのたびに冷静沈着で放蕩者な彼が憤り混乱する様が、セクシーな描写と相俟ってなんとも楽しい。
母の仕打ちで屈折した感情を持つ、色気のある男性でうっとりして転がってください。
渇望する彼を翻弄し、やがて彼女との結婚へと彼は一途に追いかけてくれます。ラストの、恋の成就の矢先に、彼の賭けを知り傷つく乙女心がキュンです。

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