本読み隊
本の感想・紹介です 。主にコバルト文庫・角川ビーインズ・ビーズログ文庫・一迅社アイリスなどの少女趣味ライトノベル、ハーレクインなどの海外ロマンスなど、3500冊。★スマホからご覧になる方は「海外ロマンス読了一覧」など一部の記事のスクロールが長くなるの場合、”PC”ボタンでPCに切り替えて見ることをオススメです★
十八歳の臆病な花嫁 サラ モーガン
2017年03月20日 (月) 16:18 | 編集
十八歳の臆病な花嫁 (ハーレクイン・イマージュ)2016/12/10
サラ モーガン (著), Sarah Morgan (原著), 森 香夏子 (翻訳)

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十八歳の臆病な花嫁 

サラ モーガン

早すぎる結婚が怖かったんじゃない。ただ、愛されないことが怖かった…。ジュリエットは仕事先で思いがけない人と再会し、息をのんだ―10年前の魅力もそのままに目の前に現れた敏腕医師のフィンは、彼女がよく知りながら、ずっと避けてきた男性だった。18歳のころ、ジュリエットは兄の親友であるフィンの子を身ごもり、彼は責任をとるために彼女との結婚を決めた。ところが、不幸にも結婚式の2週間前に流産してしまうと、彼が結婚しようとしているのはお腹の子のためと信じる彼女は、愛されぬ花嫁にはなりたくないと逃げ出したのだった。いま、愛するフィンを前によみがえったつらい記憶が、過去から目を背けてきたジュリエットの胸を容赦なくえぐって…。(I2447)
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copyright 2006
High-Altitude Doctor

医療ロマに山岳救助が入るシリーズかと思いきや、別もののようです。
思いっきりエベレスト目指します。
エベレストの高山地帯で、ツアーのサポート医療活動をしながら、再会した男性とロマンスが芽生えるというロマ。

あらすじ
彼女が健康を損ねたらおしまいだ。
ジュリエットに何かあれば、チームはこの荒涼とした山の上で医療措置を一切受けられなくなる。
ジュリエットも、健康でなければ夢が絶たれる。
今年こそは頂上まで登りたい。
絶対に。

標高2850メートル、ヒマラヤ山頂ルクラ

そこは飛行場の周辺にわずかばかりの古屋を寄せ集めたような小さな村だった。
荷物が全部そろったのを確認し、ジュリエットは一安心して振り返った。暑くて埃っぽい。シャワーでも浴びたい気分だった。
彼が目に入ったのはそのときだった。
その男性はほかのクライマーやトレッカーから少し離れた場所に立っていた。くたびれた帽子を目の上まで深くかぶり、食い入るような黒い瞳でジュリエットを見つめている。
ジュリエットも彼を見つめ返した。
そうしない女がいるだろうか?


冒頭の経緯。山に不慣れなチームを率いてジュリエットは標高を上げていくが、なかには彼女の助言を受け入れない男性も。そういう男性への対処は自分でできるつもりだったが、いつの間にかそばにはフィン・マキューアンに助けられていて…

兄や父をエベレストで亡くしたジュリエットは心の傷を埋めるように、毎年エベレストを目指す。祭壇に彼を置き去りにしたことにも、なにかと理由をつけて自らを正当化していたことを、彼との対話で理解し関係を深めていく。
そんな繊細な乙女心と、彼女を守ろうとついつい見守ってしまうダーリンとの関係が素敵ロマなのだが、やっぱり標高が高すぎるので、知識欲的には面白いが共感は難しいね。

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私にはあなただけ 三つの愛の詩 1 サラ モーガン
2016年09月15日 (木) 15:34 | 編集


私にはあなただけ (ハーレクイン文庫)2016/7/27
私にはあなただけ―三つの愛の詩〈1〉 (ハーレクイン・イマージュ)2005/6
サラ モーガン (著), 高浜 真奈美 (翻訳)

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私にはあなただけ
三つの愛の詩 1

サラ モーガン

まさか、この声は…。怪我をして運ばれた病院で意識を取り戻したとき、ケイティは聞き覚えのある男性の声に体をこわばらせた。銀行勤めだったジェイゴが、こんなところにいるはずがない。だが、目の前にいる医師はやはり、かつての恋人だった。ケイティは驚きのあまり言葉を失いつつも、どうしようもなく心を揺さぶられてしまった。別れてから十一年たった今でも、ジェイゴは相変わらず魅力の塊だ。運命の皮肉なめぐり合わせに、ケイティは茫然とした。二週間後から、私はこの病院で働くことになっているのに。(I-1762)
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copyright 2004
The Spanish Consultant

スペイン人の情熱的なお医者様との鬼ロマです。この時期のサラ作品は、医療ロマとハーレらしい鬼ロマが混在しており、ちょっと無理やりな妙に味のある作品。私は好きよ。
銀行家の横暴な父のもとで育った兄妹(3人とも医療従事者)のミニシリーズ。人を操るのが得意な父にまんまと乗せられ騙されたヒーローは、ケイティを逆恨みしているのだが、中盤には大後悔の嵐で必死になっている様が楽しい。信頼してもらえなくて、途方にくれてて、とても楽しい。鬼ロマ好きだからな。

あらすじ
ケイティは2ヶ月後に父親の決めた相手と結婚する。父親の望みどおりに振る舞うことでケイティは自分を守ってきた。それに対し、妹のリビーは対照的に父親を挑発する。今日の誕生パーティーにも下着の見えそうなスカートだ。そして、愛のない結婚をしようとする姉に対し、容赦なく18年前の記憶を蘇らせ、問いかける。

「彼とあんな恋をしたあとで、どうしてフレディと結婚できるの?」

あんな思いをしたからこそ、フレディと結婚するのよ。


冒頭の経緯。ケイティは親の反対を押し切り、女医となった。だが、フレディと結婚をし、仕事をやめるようにプレッシャーをかけられる。だが、ケイティはパティーから逃げ出し事故をおこし、新たな派遣先である病院に、自ら患者として運び込まれてしまった。気がつくとそこには、医者となったかつての恋人の姿が……。
ジェイゴ・ロドリゲスはモデルだったケイティを蔑み、救急医療室から追い出そうとプレッシャーをかけ…

彼のプレッシャーを見事に乗り越え、彼の尊敬を勝ち取るケイティなのであります。理性的な彼が唯一感情的になってしまう弱点がケイティなのですよ。狭量は愛ゆえなのです…たぶんw
後半は、己の愚かな部分を知ってしまったことで、彼女を取り戻そうと必死。スペインでのロマンチックな研修旅行であります。ロマンチックじゃないと否定されたのが、そんなに…w
親父は自分のエゴを押し付け、それが正しいと思い込む最悪な人物だったが、最後に改心しているふうだが、続刊ではその態度はどうなるのだろう?と気になる。

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はねつけられた愛 サラ モーガン
2016年07月24日 (日) 17:12 | 編集

はねつけられた愛 (ハーレクイン・イマージュ)
2016/5/17
サラ モーガン (著),

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はねつけられた愛 

サラ モーガン

ある嵐の夜、救命室のナースとして働くエリーは、産気づいた従姉の出産を手伝いに行く途中で立ち往生してしまう。ずぶ濡れになって途方に暮れているとそこへ息をのむほどハンサムな男性が現れ、車で送り届けてくれた。ベンと名乗る彼は偶然にもドクターで、逆子にもかかわらず鮮やかな手並みで赤ん坊を取り上げた。その後、彼が同じ病院に勤めることになったと知り、これまで恋らしい恋をしてこなかったエリーは胸を高鳴らせた。想いは募り、やがて勇気を出して、あなたに恋したみたいと伝えると、彼は顔をこわばらせ、「戯言はやめてくれ」と愛の告白をはねつけた!
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copyright 2003
Rescuing Dr Macallister

ベン・マカリスターは、二年前に妻子を事故で亡くしてから救命室にトラウマがある男性。
そんな過去の傷を抱えた彼に、天真爛漫で人を疑うことを知らないエリーが、素直に愛を口にするとき…

サラ モーガンの医療ロマ、初期作品です。わかりやすい展開にほんわかした物語なので、アップダウンのある情熱的なロマをお求めの方は方向性が違うのでご注意。
ヒロインはおしゃべりだけれど、洞察力があり、常に前向き。ヒーローが何に悩んでいるのか、口に出して問わずにはいられないタイプ。そんな彼女に圧倒されながらも、必死に抵抗してしまうヒーローなのです。
救命室と山岳救助隊のハンター三兄妹関連作。

あらすじ
病院は嫌いだ。
いったいなぜこの仕事を引き受けるなんて言ってしまったんだろう。
パキスタンから二年ぶりに戻ったベンは、ショーンの出迎えによって退路を断たれた。ベンの過去を知るショーンとアリーは女性が彼の心を癒すと思っているようだ。
だが、また女性に心惹かれる日がくるのか。ベンにははなはだ疑問だった。

エリーは産気づいた従姉リンゼイのもとへ駆けつけるために、大雨で氾濫した川を無理に車で乗り越えた。だが、車は川を越えた時点で故障してしまった。
そんなとき、車が減速することなく難なく川を渡ってきた。
お願い、止まって!

「ひどい目に遭ったわ!来てくれてよかった。すごく困ってたの」

「一歩間違えば死んでたぞ」


冒頭の経緯。無謀にも川を渡り、知らぬ男の車に強引に乗り込み、寒いと言っては服を脱ぎだす警戒心のないエリーを、ベンは説教するが、エリーはどこ吹く風。二人は、従姉リンゼイの逆子の出産を乗り越え、母子を病院に送り届けた時点で、同じ職場で働くことを知り…。

同じ現場で火傷や事故や山岳救助など、次々と仕事をこなしながら、理解を深める展開。
蘇生室で硬直状態になる彼に過去を問うが、なかなか話してくれないので、かなりじれったい。
わたしとしては、もう少しすったもんだしてくれたほうが好みかな。ヒーローが肘鉄を食らうのを待っていただけに、物足りなく感じたが、二人の掛け合いは、楽しかった。

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危険な億万長者 サラ モーガン
2016年05月23日 (月) 22:29 | 編集



危険な億万長者 (ハーレクイン文庫)
2016/3/24
危険な億万長者 (ハーレクイン・ロマンス)
2009/7
サラ モーガン (著)

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危険な億万長者 

サラ モーガン

フェイスは初めて訪れたアルゼンチンの広大な草原で、信じられないほどセクシーなラウルに出会い、たちまち恋に落ちた。億万長者で、財産めあてに彼に近づく女性しか知らなかったラウルもフェイスに新鮮な魅力を感じ、惹かれていく。彼に身も心も捧げたフェイスは満ち足りて、幸せだった。十カ月後-。フェイスは重傷を負って故国イギリスの病院のベッドで目を覚ます。結婚式の直後に逃げだしたあげくのことだった。もう二度と夫のもとには戻りたくなかった。しかし彼女の望みは叶わず、ついに夫が病室に現れた。(R2405)
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copyright 2008
The Vasquez mistress (The Vasquez Baby)

ヒーローは情熱的なラテン系。結婚も子供も欲しくない!だけど、彼女は欲しいという、かなりこじれた頑固者。
ほっとなシーンも少し多めのロマです。
ヒロインとの出会いの章から、再開の10ヶ月までかなりのテンポので進んでいくので前半のロマンスは物足りなさがありだし、ヒーローがかなり意固地なので後半は話が進まない。でも、物語は一気読みできるし、内面への彫り込みがあり、エンタメロマとして満足。

あらすじ
フェイスは、ポロ競技の選手であり牧場主のラウルとつき合い始めた。だが、彼は妻も子供も欲しくないと関係をはっきりさせていた。獣医として学びに来たフェイスは、それで良かった。

だが10ヶ月決後…。
結婚式直後にラウルの元を逃げ出したフェイスは、怪我をしてラウルによって保護され、ブエノスアイレスに連れ戻された。

フェイスが妊娠を理由にラウルを結婚の罠にはめたと思い込み、彼は誓いを交わすまでは二人は幸せだったという。
だが、子供は流産してしまったのだ。フェイスには結婚を続ける理由はもうなくなった。
なのに、ラウルは結婚を継続するという…
”無理強い”されて結婚したと言いながら、関係を続けていくというの?
涙がフェイスの頬を伝った。

「どうして僕たちはこうなってしまったんだ?」

「知らないわ。私はあなたに夢中だったのに」


前半の経緯。ラウルは、フェイスが今も罠にはめたのだと信じ込み、話会いを避けようとする。
体の関係だけで彼は結婚を継続できると考えているのだ…

2章までが出会いのときめきですが…割愛。暗礁に乗り上げた結婚をテーマにしております。うまくいかないカップルの内面の探り合いなのであります。
ラウルはかなり口下手なのです。ラストまでなかなか原因を語ってくれないじれったい人物なのであります。
わるくないロマ。

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見捨てられた女神 サラ モーガン
2016年04月28日 (木) 13:33 | 編集

見捨てられた女神 ハーレクイン・イマージュ
2015/12/25
サラ モーガン (著)

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見捨てられた女神 

サラ モーガン

クリスマスで賑やかな世間を逃れ、雪山へやってきた助産師のミランダ。危うく遭難しかけたところを、通りすがりの男性ジェイクに救われ、彼の家で一晩を過ごすことになった。男らしさと優しさの同居するジェイクにいやおうなく惹かれる一方、もう誰かと関係を築くことなどできないとミランダは思った。この人生、私は見捨てられ続けてきたから―実の母に、そして恋人に。ジェイクへの想いを抑え、翌朝、彼女は何も言わずに彼のもとを去った。ところが同じ日、ミランダが新しい勤め先の病院へおもむくと、彼女とともに働く産科医として紹介されたのはなんと、もう二度と会うことはないと思っていたジェイクだった!
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copyright 2006
The midwife's Christmas miracle

サラ モーガンの山岳救助シリーズの医療ロマです。
サラの医療ロマは、激情型のRナンバーとは違って、地味に産科医の仕事現場をこなしながら絆を深めていく優しい作風。
冷めた情熱でクリスティに淡い恋心を抱いていたジェイクが、一人寂しいクリスマスに家族とぬくもりを求めながら、山に入ると、遭難しかけた女性を拾うのです。
とはいえ、物語どうしの絡みはあまりないので、単品で楽しめます。
妊娠したにもかかわらず、男に捨てられ傷ついたヒロイン・ミランダが、心優しい男性ジェイクと知り合い彼に癒やされる素敵なロマンス。
医師として優れているうえに、どこまでも優しく、男らしく、パーフェクトなダーリン。
ジェイクに対し惹かれながらも、身ごもっているのは他の男の子ということで、素直になれないミランダなのです。

あらすじ
取り返しのつかないことをしてしまった。
今日はクリスマス。しかしこの湖水地方の山中ならクリスマスも一年のうちに単なる一日にすぎない。
だから泣きやまなくては。
あれから6ヶ月。
家族なんていらない。
一人のほうがずっといいわ。
なのに私としたことがその事実を忘れていた。
クリスマスから逃げるように自転車で山道に入り、気がつけば人生の危機に瀕していた。雪山で遭難しかけている。

ジェイクは運動靴で雪山に登った女性を発見した。話しを聞くと、一人で来たらしい。クリスマスを一人で過ごすのが嫌で山に登ったジェイクに似ていた。ジェイクは予定もなく一人ぼっちの彼女を誘った。

「さっきは君を助けたから、今度は僕を助けてほしい。ひと晩つき合ってくれ」


冒頭の経緯。彼の家で食事をご馳走になり、ソファで寝てしまったミランダは翌朝には消えていた。ジェイクは産科医の合間に山岳救助隊として働いており、翌朝産科に呼び出されると、そこには助産師として働きはじめたミランダの姿が。
無言で出て行った彼女を問い詰め、事情を聞こうとするが…

アレッサンドロ&クリスティーの仲にちょぴりセンチメンタルなきもちになるジェイクは、ミランダと出会い、男らしさを発揮。彼女の心を射止めようと、悪徳なアパートを引き払わせて彼の家に居候させたり…。
医療ロマらしくいろいろと解決しながら絆を深めていく展開です。
前の巻につづきジェイク良い人すぎ〜〜。
彼が幸せになってくれて嬉しい。

冷めた情熱クリスティ&アレッサンドロ
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冷めた情熱 サラ モーガン
2016年01月13日 (水) 17:23 | 編集

冷めた情熱 (ハーレクイン・イマージュ)
2015/9/11
サラ モーガン (著)

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冷めた情熱 

サラ モーガン

看護師のクリスティはスペイン人の夫アレッサンドロと別居中。ハンサムで有能なドクターである彼のことは愛しているが、仕事にかまけて妻を顧みないことへの反発で家を出た―わたしをまだ愛しているなら、追いかけてきてくれるはず…。彼が現れるのを待つうち、一緒に連れてきた子供から家族全員で過ごしたいとせがまれ、やむなく家へ帰ることにした。自分から戻るのは本意ではなかったものの、夫との久々の再会に、クリスティは胸を高鳴らせた。だが、アレッサンドロは彼女の荷物を客用の寝室へ選ぶと、冷たく言い放った。「ここが、きみの部屋だ」(I-2387)
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copyright 2006
The Christmas marriage rescue

若くして情熱的に結婚してから早12年。思わず家を飛び出したけれど、夫は追ってきてもくれなかった。
クリスマスを子供にせがまれて、しぶしぶ家に帰ったけれど…屈辱。

片思いに終止符を』を初めとするハンター兄妹シリーズの関連作。救急救命室と山岳救助隊を舞台にしたシリーズです。つながりはないので単品で楽しめます。
夫が女として見てくれない。それどころか一人の人間としても、ちゃんと見てくれない。そんな子供が大きくなった母親の女性なら誰もが感じる夫婦間の問題がテーマ。
男女間の思考の違いが浮き彫りになっており、すれ違いがとてもコミカル。そういった観察眼や彫込みがサラ モーガンらしい。
邦題のタイトルと説明から鬼ロマを想像しますが、温かい雰囲気のクリスマスファミリーらしいロマ。

あらすじ
子供達はロンドンを嫌がり、クリスマスは湖水地方に帰りたがっている。怒りのおさまった今も、心の痛みは消えないけれど。いいわ、百歩譲って自分がばかだったことは認める。でも、彼があれほどつれない態度を取らなければ、こんなことにはならなかったはずだ。
夫からは音沙汰もない。これほど惨めなことってないわ。
クリスマスの間だけよ、と心に言い聞かせる。母親の愚かさと父親の傲慢で頑固な正確のせいで、子供までがつらい思いをするのはかわいそうだから。

そして今、目の前にいる彼は、例によって傲慢で自信たっぷりに足を広げたポーズを取っている。ため息が出るほど魅力的だ。二人はもう二ヶ月もベッドをともにしていなかった。
もういい人ができたのかしら?
大人たちの事情をよそに、子供たちは歓声をあげ、懐かしの子供部屋へ駆け込んでいく。

「なぜ連れて行ったんだ。子供たちの気持ちも考えろ」

言葉が胸に突き刺さり、クリスティは息を吸った。子供を連れて行ったことは責めても、私については言及しない。気になるのは子供のことだけなの?
私なんかどうでもいいのね。


冒頭の経緯。夫に客間へと案内され、さらに屈辱を感じるクリスティだが、夫のアレッサンドロも妻が出て行った理由をつかめずに、苛立っている。
風邪が流行り、救急救命室が人手不足の中、かつて優秀だったクリスティにお呼びがかかるが、夫は渋い顔。
そんな夫の言動から、さらに屈辱を感じたクリスティは、職場復帰を果たした。
アレッサンドロは、友人・ジェイクから、妻がクリニックの仕事を退屈に感じ、復帰したがっていたことを知らされ、自分よりも友人が妻のことを理解している状況に嫉妬を感じはじめ…

32歳まだまだ女性なの!やりがいのある仕事もしたいの!
男性らしい正論と、女性らしい感情論とのぶつかり合いの構図、中盤は仲直りをしたくても妙にすれ違う二人に、子供たちや友人・ジェイクがまきこまれる図。
ヒロインの言動がかなり子供っぽいというか衝動的な部分があり共感したくないのだが、多少共感してしまう自分が腹立たしい。
ただ、11歳の娘に仲直りしたい妻へのプレゼントを駄目だしされるアレッサンドロは笑える。
結局、全然覚めてない熱々の夫婦の犬も喰わない良いロマだった。
ちびっこ&ジェイク乙!

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