本読み隊
本の感想・紹介です 。主にコバルト文庫・角川ビーインズ・ビーズログ文庫・一迅社アイリスなどの少女趣味ライトノベル、ハーレクインなどの海外ロマンスなど、3500冊。★スマホからご覧になる方は「海外ロマンス読了一覧」など一部の記事のスクロールが長くなるの場合、”PC”ボタンでPCに切り替えて見ることをオススメです★
デイジー・メイ エマ ダーシー
2016年07月22日 (金) 22:02 | 編集

デイジー・メイ (ハーレクインSP文庫)
2015/8/6
初版 イマージュ404(1988)
エマ ダーシー (著)

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デイジー・メイ 

エマ ダーシー

ジューディの夢は,一人前の造園コンサルタントになることだ。それなのに、小柄で愛らしい容姿が災いして仕事の依頼が来ないのがいまいましい。今日も芝の届け先で見知らぬ男が、漫画の主人公デイジー・メイにそっくりだと言ってからかう。だが、有名なマルコム・スチュアートが設計した建物の庭について率直な意見を述べる彼女に、男は興味を示した。プールに誘われたジューディは、ちゅうちょしながらも心惹かれるものを感じて承諾した。いったい、この男はなにものなのだろうか…。(I404)
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copyright1985
The Impossible Woman

コミカルで楽しい雰囲気で物語は始まるが、後半のヒーローは結構な鬼っぷり。結婚するつもりはなく、愛という言葉でヒロインを誘惑し、都合のいい同棲をしたい考えをヒロインに押し付けてきます。
ヒロインの家庭は古き良き道徳観念の両親と、障害を抱える弟のいる家庭。
そんな家族愛が、ヒロインを救ってくれる心温まるロマ。初期作品。男性視点なし。

あらすじ
ジューディーは、花や庭木を育て配達をする家業を手伝いながらも、自分の知識と美的センスを発揮した造園コンサルタントで成功したいと考えているが、男性の職域とされる世界では、うら若い女性というのは大きな障害になる。愛くるしい……ジューディーは縮みあがった。いやな言葉!
その日の配達先は、商業施設で有名な建築家マルコム・スチュアートが設計したと標識板にある個人住宅だった。
見事な屋敷で、ジューディーは好奇心に胸をうずかせた。

「こいつは驚いた!デイジー・メイが配達にくるとは思っていなかったよ」


冒頭の経緯。住み込み労働者だという男が現れ、漫画の主人公デイジー・メイにそっくりだと言い、自分はパンチだと名乗った。気さくな彼と意気投合し、芝生を張り終え、プールに誘われそのまま誘惑されそうに。
そこへヴィヴィアンという女性が現れ、中断したことで、ジューディーは自分を取り戻すが…。

パンチと名乗った男が、マルコムであることを知ったことで、お互いの格差にジューディーは及び腰。そんな彼女に、庭の造園を頼み、距離を縮める展開。
ヴィヴィアンは夫がいる身で、マルコムに言い寄る女性。マルコムはジューディーを率直に求めるが、彼女は不信感を抱き、罵っては遠ざかろうとする。

後半、彼の甘い言葉を信じ二人は結ばれたものの、彼に結婚する意思はないと知ったジューディーは、彼から遠ざかろうとするが、さらに大きな造園をちらつかせ、悩みに悩むことに。

エマ ダーシーの作品は鬼ロマっていうのはあまりないが、このヒーローはかなり自分に都合よく手前勝手なルールを押し付けてくる男で、面白い人物だった。
ヒロインを守る父親ってやつが、良いです。
オーストラリアの造園はオーストラリアの植物でするべきだという彼女の意見は自国愛溢れる作者らしい意見で納得。


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昭和感たっぷりのコミック。
ツインテイルで可愛らしさがかなりアップ。
いがらしゆみこ最高!



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ミラー・イメージ  エマ ダーシー
2016年07月12日 (火) 00:58 | 編集


ミラー・イメージ (ハーレクイン・セレクト)
ミラー・イメージ (ハーレクイン・イマージュ)
1988/7
エマ ダーシー (著),

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ミラー・イメージ

エマ ダーシー

ある夜、カレンは胸苦しさに襲われて目を覚ました。そして姉カースティーの死を感じ取った。一卵性双生児の二人は理屈では説明できない特別な一体感を持っていた。カースティーはテレビのリポーターとして、ハル・チザムとともに中東の国にいるはずだ。彼の父、新聞王オーエン・チザムにきけば何かわかるかもしれない。だが真夜中ではそれも果たせず、カレンは朝までデービッドを胸に抱いて喪失感に耐えた。デービッドは、カースティーとハルの息子だった。(I439)
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copyright 1986
The wrong mirror

タイトルのミラー・イメージは、対象的なヒロインが亡き姉と自分を比べられていると感じているという点だけではなく、実際に双子にある現象・ミラー・ツイン、からきています。
鏡にうつしたように対象的な双子のカレンと姉カースティ。考えかたからなにもかも違うのに、同じ感覚を共有する二人はやっぱり好きになる人も似ているのです。
前半はかなりドロドロした愛憎劇ですが、亡き姉の、奔放ながらも妹思いのラストが、ちょっぴり泣けました。
激重でドラマチックな展開は、初期作品だけのような気がする。

あらすじ
……いけない!カレンの心が悲鳴をあげた。死んじゃだめ!だめよ!一人ぼっちてなんて、カースティー。
カレンにはカースティーが死んだのがわかった。一卵性双生児だけが理解できるあの特別な一体感、それがもう消え去っていた。
翌朝、新聞王オーエン・チザムが、カースティーの訃報とハル・チザムが危険な状態であることを知らせにきた。
そして、ハルに息子を会わせたいと…。
カースティーとハル・チザムは、危険な国に飛び込む命知らずの記者だった。だが、カースティーはハルに子供ができたことを知らせることなく、子供を持てない夫婦のカレンに息子デービッドを託し、養子縁組をしたのだ。その結婚も結局破綻し、今はカレンにとってデービッドだけが残された家族だ。
オーエンへの同情からハルに会わせることに同意したものの、カースティーより自由を選んだハルを許す気にはなれなかった。カレンは心を鬼にしようと決心した。これから会う男はカースティーの恋人でデービッドの父親だ。生物学上の話、それ以外の何ものでもない。

「なぜ、カースティーは黙っていた」

責めるようなしわがれた声を聞くと、カレンの態度は急に硬化した。カレンは怒りにまかせてベッドをまわり、デービッドを抱き上げた。

「カースティーはあなたのために生きて、あなたのために死んだのに。彼女はあなたにすべて捧げた。生きていたときも死んだあとも、あなたにはなんの借りもないはずだわ」


冒頭の経緯。デービッドは息子がいることを知らなかった。自分の求めているものを知りながら、カースティーは何も教えなかったのだと、デービッドの親権を真っ向から争う構えだ。カレンは譲歩を求めたが、彼は他の手段は結婚しかないと言い出し…

息子をめぐって、お互いに誤解した状態からのスタートなので、かなりギスギスしたプレッシャーロマです。結婚しても、実りある関係を築くには絶望的な二人。その、こじれた関係が切なくて苦しいのです。
謎多き姉の考えは理解しにくい部分もあるが、双子の絆が良い読後感だった。
エマ ダーシーの中でも好きな作品。

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タッチダウン エマ・ダーシー
2016年07月09日 (土) 20:15 | 編集
タッチダウン (ハーレクイン・イマージュ)
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タッチダウン [ エマ・ダーシー ]



タッチダウン 

エマ・ダーシー

ジリアンはオーストラリアのケアンズでブティックを経営している。父は、かじきのフィッシングで有名なこの港町随一の船長で、釣り客を船に乗せては海に出ている。しかし、かじき漁のシーズンが間もなく始まるというとき、父は事故に遭い、舵が握れなくなってしまった。このままでは収入の道は断たれ、船も手放さなければならない。やむなく代役を務めることになったジリアンの最初の仕事は、名船長をあてにした予約客がキャンセルしないようになんとか手を打つことだ。彼女は客の一人、タイラーを誘って食事に出かけたが…。(I417)
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copyright 1987
The One That Got Away

古い作品で、写真がないのが残念。
フットボールの選手たちの写真です。
初期作品。オーストラリアの海を舞台に、カジキマグロを釣り上げつつ、彼女も釣り上げられてしまうの!?というロマ。
ロマンスとして素晴らしいお話だったとは言わないが、あまり見ないテーマなだけに、印象に残る一冊。
カジキマグロの記録を作る時は、釣り人に絶対に誰も触ってはいけないのです。
カジキマグロを釣るための水先案内人”スキッパー”は、カジキの場所だけではなく、そんなカジキとの孤独な戦いを続ける釣り手の糸を有利に導くために、漁船を最高の位置に持って行く技術が必要とされるのです。世界最高の技術だと言われた父の代役が、彼女に務まるのか…?
戦いも釣りもハラハラ。ヒロインは思い込みの激しい娘だが、面白かった。

あらすじ
ジリアンは、カジキ漁船の船長の父の代わりに、ゲストを迎えることになった。この客を逃したら、新しく購入した最新の船の代金を払えず、父は船を手放さなければならなくなる。
アメリカの優秀なフットボールプレイヤーであり、俳優であるタイラー・マーシャルが、世界一のカジキバグロを釣り上げるシーンを撮るために、マネージャーや、カメラマンを同行してきたのだ。
ジリアンの父は、カジキマグロにかけては最高のスキッパーだ。
彼らの機嫌を損ねないために細心の注意を払って父の病室で紹介し、現在の状況を説明した。もちろん、彼らは激怒した。
まず、タイラー・マーシャルに餌を投げること、そして針を飲み込ませることだわ。きっとプライドが高い。それに働きかけなければ。

「世界記録をお作りになるのを、ぜひ見たいものですわね、ミスター・マーシャル」

「そう……あなたのスキッパーとしての腕前を、一度見ておくのも悪くないですね」


冒頭の経緯。1日だけ無料で釣りをしないかと誘いかけた。スキッパーとしての腕を見込んでくれたら、契約続行できることを条件に。
ジリアンは、なんとかしてタイラーに気に入られようと、自分のブティックのきわどい服を着て接待をしたが、タイラーは彼女をベッドに誘い…。

スキッパーとしての腕前をみせる前に、タイラーを怒らせてしまうジリアンだが、契約は続行。短い滞在だが、その間に、タイラーに世界記録になるようなカジキを釣り上げさせるために悪戦苦闘、しかも、彼の誘惑に釣られそう! ということで、欲求不満のタイラーがジリジリしながらも、ジリアンを認め、メロメロになる姿が良いロマだった。
邦訳のタイトルになっているフットボールの”タッチダウン”の言葉の意味を履き違えて卑屈になる、ちょっと面倒くさいヒロインなのだが、愛嬌があって好きだ。

全然関係ないけど、カジキといえば、松方弘樹。世界を釣る!

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緋色のシンデレラ エマ ダーシー
2016年07月02日 (土) 16:18 | 編集




緋色のシンデレラ (ハーレクイン文庫)
2016/5/28
緋色のシンデレラ (ハーレクイン・イマージュ)
2000/6
エマ ダーシー (著)

---楽天---




緋色のシンデレラ 

エマ ダーシー

南米ボリビア、政変下のラパス。ツアーガイドのションテールは決断を迫られていた。多数の旅行客を町から避難させるにはバスが必要だ。そしてバスをすぐに用意できるのはルイスだけ。彼は南米で実権を握るマルティネス一族の後継者で、2年前に彼女の愛を踏みにじり、もてあそんだ男だった。頭を下げたくはないけれど、32人の命がかかっている。ションテールは意を決して彼の部屋のドアをノックした。かつて自分から彼のもとを去ったションテールだったが、今でもルイスを忘れられずにいた。まだ彼を求めていた。力を貸してほしいと頼む彼女に、ルイスは条件を出した。「もう一度君が僕を楽しませてくれるなら…」。
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copyright 1999
The Secret Mistress

軍事政権の混乱に巻き込まれ、脱出手段を探すションテールは、昔の恋人ルイスに助けを求める。ルイスは自分を捨てた女への復讐を考え…

動きの少ないエマ ダーシーの作品にしては、バスの脱出劇に、真夜中に現れる”緋色のドレスのシンデレラ”と、とても印象的なシーンの多い作品だった。
ただ、女性の細やかな心理面の描写が上手い作家ではあるが、脱出劇など緊迫した場面の描写が上手いかといわれると…そのあたりは横へ。

あらすじ
さすがのエルビラも、ボリビアでちょっとした騒乱が起きて、ルイスが婚約披露パーティーに出席できなるなることまでは計算していなかった。
避けようのない状況。
完璧な言い訳だ。
ボリビアは政権交代を求める動きで荒れに荒れていた。空港は閉鎖され、夜間外出禁止令が敷かれて、軍が街を制圧していた。
マルティネス一族とガヤルド一族の資力を統合させるという野心を持つ母は、兄が亡くなったあと、ルイスに矛先を向け、クラウディアとの婚約を推し進めてきたのだ。最大の野心を公表するのが遅れて、母親はきっと欲求不満に陥っているだろう。
ルイスは妻は自分で選ぶと言ったが、ほんとうのところは、もうどうでもよかった。緑色の瞳をしたションテールに弄ばれて、捨てられてからは。
なんとかして、ションテール・ライトの記憶を消し去りたい。彼女のせいで、自分にふさわしいだけの妻では満足できなくなっていた。肉体的、精神的な満足がほしい……。


冒頭の経緯。ションテールは、オーストラリア人旅行客相手のツアー会社を運営する兄アランを手伝い添乗していたが、ボリヴィア政権の混乱に巻き込まれてしまった。脱出したいと怯える客のために、アランはかつての友人ルイスに助けを求めるが、ルイスは交換にションテールとの交渉を求め…。

復讐同然に始まった一夜に傷つく彼女を突き放したルイスだが、彼女が感情のままに口走ったことで、過去の事実を知ることに。
ションテールは、ルイスの母の嘘にまんまとのせられたことを知り、彼を信じる前に、逃げ出したことを後悔。
ルイスも、母の計略を知ったことで、彼女を再び取り戻すために、自分の婚約発表の舞台に連れていくという展開。
何も知らされず、連れて行かれるヒロインの戸惑いに感情移入したいところなのだが、男性視点も多いので、感情移入しにくいという点はある。でも、捨てられるのではと怯えるルイスは萌えだった。
ドラマチックなロマンス。

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ソング・フォーユー エマ ダーシー
2016年07月01日 (金) 18:45 | 編集



ソング・フォー・ユー (ハーレクイン・クラシックス (C537))
ソング・フォー・ユー ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊
初版 イマージュ429 1988年
エマ ダーシー (著),

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ソング・フォーユー 

エマ ダーシー

ジェニーは自宅でピアノとギターを教えている。家族のいない彼女は下宿人トニーの誘いでクリスマス休暇に彼の家を訪れた。トニーの母親は温かく迎えてくれたが、どうも気になる。まるで息子の嫁に対するような態度なのだ。ただの友達なのに。そしてトニーの兄のロバートを紹介されてからは、ますます二人が特別な間柄であるように思われたくなくなった。トニーのようにハンサムではないが、ロバートの強烈な魅力は、ひと目見た瞬間からジェニーの心に焼きついてしまった。だが、テレビ局という華やかな職場で働くロバートは、とてもジェニーのような平凡な娘が相手にできる人ではない…。(I429)
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copyright 1985
Song of a Wren

歌は好きだけれど、歌は自分のためにあり、有名な歌手になりたいわけではない。そんな無欲で無垢なヒロインの初恋を描くロマ。
初期作品。男性視点なし。
男兄弟の間で揺れる、乙女心。共感するには微妙なヒロインだが、気さくで陽気に見えるトニーがいい感じに当て馬になっていて、かわいそうだが楽しい。

あらすじ
母はすでに亡く、父も失ったジェニーは、自宅でピアノとギターを教えている。そんな彼女を気遣った下宿人の陽気な画家のトニーに誘われ、彼の両親の家でクリスマスを過ごすことにした。
二人は友達で、それ以上でもそれ以下でもない。なのに、ジェニーは漠然と不安を感じた。先ほどの質問も母親が未来の花嫁にするようなものではないか。
トニーの兄ロバートを紹介され、対照的な二人にジェニーは驚いた。トニーがジェニーは歌を歌うことをロバートに自慢すると、ロバートは鋭い目つきでじっとジェニーを見つめた。
ロバート・ナイトは強烈な男だった。
番組を作るロバートに売り込むためにトニーを利用したと思われたくない。確かに注目してほしいが、それは仕事の上でではない。


冒頭の経緯。ジェニーの歌を気に入ったロバートは、彼女の歌を録音するという。初めは嫌だったものの、歌を歌ううちに、ロバートへの気持ちが溢れ、二人は一線を超えそうに。
しかし、バージンであることをジェニーが告白したことで、気軽な女性関係しが結べないロバートは、ジェニーを拒絶した。しかし、彼女の曲を手直し、完成度を上げる仕事をすることに…。

一途にロバートへ突っ走るヒロインは、トニーの気持ちをかなり軽視しているので、トニーが不憫になるが、ラストにトニーにも相手を見つけてあげるので、ほっとした。
トニーいい奴だったから、感想がトニーしか思い浮かばないナw
でも、アップダウンのある初期作品は勢いがあって好きだな。さくっと楽しめた。

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ママが恋してる エマ ダーシー
2016年07月01日 (金) 14:57 | 編集

ママが恋してる (ハーレクイン・クラシックス)
2010/11
エマ ダーシー (著),

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ママが恋してる 

エマ ダーシー

小塔の突き出た怪物のような家が隣に出現し、ジャッキーと二人の息子が住む家からの景色も大きく変わった。新しい隣人は新進映画監督サニー・キング。彼はまったく常識を知らない人間と見えて近所に自己紹介もしない。そして今夜は引っ越しパーティーらしく、もう二時間も前から耳をつんざくロックの調べが静かな田園地帯を揺るがしている。もう少し涼しい夜なら窓を閉めきってあの騒音も締め出せるのに。暑さと騒音に耐えきれず、耳にコットンをつめてベランダで横になる。珍しく子供部屋は静かで、やがてジャッキーも眠りに落ちた。何かが唇に触れている―夢の中で彼女は亡き夫にキスをした。(I470)
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copyright 1987
Strike at the Heart

イマージュ470が初版での、初期作品。
かなりファンキーなお話なので、ロマンスとしては微妙だが、男子を持つ母親アルアルとして、息子のやんちゃぶり多少は同情と共感ができるかもしれない。
ヒロインはエキセントリックで、子供はやんちゃぶりがハンパない。ヒーローも、ヒロインに惹かれた動機が見えてこない…とかなり迷走しているように感じたが、全体的にコミカルで初期作品らしい勢いがあり、サクッと楽しめるロマ。

あらすじ
田舎に突如現れた小塔の突き出た怪物のような家の持ち主・新進気鋭の映画監督サニー・キングは、隣人としての表敬訪問に返礼するくらいのマナーもしらないらしい。乱痴気パーティーに苛立ち、騒音に背をむけると、ベランダにマットレスを出して横になった。
唇に何かが触れ、ジェフの顎ひげがちくちくと頬をさす  。だが、キスをしているのはジェフではない!夫は亡くなったのだ。
キスをしていたのは、隣人となったサニーだった。ジャッキーはキスをされて怒り心頭だが、彼は悪びれもぜず、顔には無頓着な笑みが広がった。
ジャッキーの息子二人が彼らの家にお邪魔しているというのだ。
成金趣味でファンタジー溢れる彼の屋敷を案内されながら、子供達をさがしていると彼にキスされ…


冒頭の経緯。「君の家は僕の屋敷からの見栄えが悪い。柵を壊して、小屋も家もつぶして、君も手にいれる」と彼は宣言したが、ジャッキーにとって、小屋は生計をたてる焼き物を焼く窯があり死活問題。彼からのふざけたプロポーズを信じる気にはなれず、挙句、息子たちを、夫が亡くなった原因でもある危険な垂直降下に母親の許可なく連れて行ったことに憤り…。

自分のしたいことのためなら、母親に嘘もつく子供達なので、やんちゃすぎてうんざりするかも。家一軒燃えたし…。
面白かったかと聞かれると微妙だが、かなり強烈だったので、記憶には残りそうな作品。

男の子を育てていると感じることの一つに、成長する上での親としての目標は、”立派な社会人になってくれること”の前に、とりあえず”ちゃんと生きてること”という必要最低限の低次元レベルが大前提だった…と思い出した。

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