本読み隊
本の感想・紹介です 。主にコバルト文庫・角川ビーインズ・ビーズログ文庫・一迅社アイリスなどの少女趣味ライトノベル、ハーレクインなどの海外ロマンスなど、3500冊。★スマホからご覧になる方は「海外ロマンス読了一覧」など一部の記事のスクロールが長くなるの場合、”PC”ボタンでPCに切り替えて見ることをオススメです★
猫伯爵の憂鬱 紅茶係はもふもふがお好き かたやま和華
2017年04月02日 (日) 20:05 | 編集
猫伯爵の憂鬱~紅茶係はもふもふがお好き~ (集英社コバルト文庫)2017/2/1
かたやま 和華 (著)

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猫伯爵の憂鬱
紅茶係はもふもふがお好き

かたやま 和華

「人の姿をした猫、なのか。猫の姿をした人、なのか。それって、そんなに大事なことかしら?」“猫の町”と異名を持つ港町ミストルで毎日、猫達と戯れて幸せな日々を過ごす猫大好き娘のパティ。しかし、父の死をきっかけに、猫人間と噂され、町の人々から恐れられる猫伯爵の許で紅茶係をすることに!! 伯爵が住む猫の目城に出仕したパティの前に現れたのは、やはり、もふもふの黒猫人間で…!?
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この表紙は、ずるいでしょう!
思わず表紙買いしてしまいたくなるけれど、かなりふざけたお話なので、もう…かたやま和華らしさが全開のはっちゃけぶりってことで…
面白くないのかと聞かれると、まずまず読めてしまう不思議。
あれですかね、最近乙女ノベルから脱却して下記のような作品なんぞを書いているから、もふもふ萌えで弾けたかったのですかね?
♪(/・ω・)/ ♪

あらすじ
「猫人間は獣と人の間の獣人なのよ。それって猫でもないし、人間でもないってことなのよ」
猫でもないし、人間でもない?
帝国が建設されて間もないころ、ここミストルの町は鼠大王という鼠の悪魔に襲われたことがあった。そのときにひとりの(一匹の?)猫騎士が現れ、人々を救ったという言い伝えが残っているのだ。
その後、伯爵の爵位を賜り、現在もその子孫が領主をしているが、街の人々は猫人間と呼ばれる猫伯爵に恐怖を感じている。
パティは早くに父を亡くし、叔母に父の会社”ペコ商会”を乗っ取られた。そのうえ今は娘のパティを追い出そうとしている。猫伯爵の住む猫目城”キャッツアイ”で紅茶係をすることになったのだ。

「わたしは、猫とおいしい紅茶があれば満足だから」


冒頭の経緯。もふもふの猫伯爵ジルナードにときめいて、過保護な執事アーロンに減点される毎日が始まった。だけど、執事のはお茶の時間になると、パティを執務しつから追い出しにかかる。パティがいると食事ができないと…?

もう、もふもふの手袋をしょっぱなではずして素手で握手した時点で、なんとなく察しているとおりの展開になるのだ。
パティとほんわかする猫伯爵の間に、ぐいぐい入り込むドS執事との掛け合いを楽しんでくれたまえ。

かたやま 和華 読了一覧

こっちのほうは、好評で、読みたいな…むぅ〜
大あくびして、猫の恋 猫の手屋繁盛記 (集英社文庫)



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きつね王子とひとつ屋根の下 かたやま和華
2016年05月05日 (木) 14:20 | 編集

きつね王子とひとつ屋根の下 (集英社オレンジ文庫)
2016/2/19
かたやま 和華 (著)

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きつね王子とひとつ屋根の下 

かたやま 和華

アイドル誌の新米編集者・流星きららは、都内の古い洋館で祖母と二人暮らし。ある朝、目を覚ますと、やけに綺麗な顔の青年が部屋にいた。その正体は、遠い親戚の美大生・流星桜路。亡き祖父の遺言で下宿させることになったと祖母は大喜びだが、きららは年下男子との同居に戸惑いを隠せない。さらに、桜路は「ボクは九尾の狐の子」と不思議なことを口にして…?
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アイドル誌の編集者になった新米社会人の流星きららの洋館に、年下の大学生・流星桜路が居候することに。しかも、彼は九尾狐の息子だというのだけれど…

ほんわかした雰囲気のゆるいお話。短編3話構成。
恋愛や、傾倒した深い知識を求めると方向性が違います。居候することになった桜路との不思議な日常のお話です。彼に相談にきた妖とのダジャレ混じりのゆるゆるな展開なので、ローティーンからでも楽しめます。
主人公の年齢以外は、コバルトっぽい雰囲気全開。書き下ろし。

あらすじ
●ユーラシアワシミミズクの百々爺
まぶたを持ち上げると、やけにきれいな、見知らぬ青年の姿があった。たぶん、年下。

「おはよう、きららさん」

「え、えっ?」

祖母と二人で暮らしている流星きららは、ある朝、祖母と仲良く食卓を囲む流星桜路と今後同居することを知らされる。桜路はきららとの再会を喜ぶが、きららには記憶はない。
さらに、美術学科の二年生だという桜路は「ボクはね、狐の子なんだ」と言い出し…

●ジャンガリアンハムスターのジャン子
”☆ イヌとかネコとか洗います 一匹二百円”
居候の桜路くんはゆるい内職を始めた。興味を持ったハムスターを飼っている一家のご主人が声をかけてきた。近所の絵に描いたような一家にきららは憧れるけれど…

●ホンドタヌキの狸御前


桜路くんは、九尾狐である父に会いたいようで、そのあたりをほのめかしつつ続刊へ持ち越し。きららに好きだという桜路くんですが、さらりと言ってのけるあたり、どんなところに気持ちがあるのやら、きららとの過去も語られることなく終わったので、続刊があるのではと思う。
日常系のゆるゆるな話なので、すごく面白いとはいわないが、二人の掛け合いはクスッと楽しめる。

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紫陽花茶房へようこそ  夜のお茶会への招待状 かたやま 和華
2015年07月20日 (月) 00:01 | 編集

紫陽花茶房へようこそ 〜夜のお茶会への招待状〜 (コバルト文庫)
2015/6/2
かたやま 和華 (著)


紫陽花茶房へようこそ  
夜のお茶会への招待状

かたやま 和華

銀座の路地裏の洋館で、ひっそりと営業する紫陽花茶房では、英国伯爵の血を引く青い瞳の店主・紫音と、給仕のハイカラ女学生の月子が、帝都一おいしい紅茶でおもてなし。今宵、紫音の淹れる“魔法茶”で、夢の世界を訪れるのは…?不思議な三人の老女に誘われた、紫音と月子の出会い。月子の忘れられた初恋。そして…?大正喫茶ロマンス、ついに完結!
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コバルトシスターって何?というオレンジ文庫の先駆けではじまり、かたやま和華作品は 結局コバルト文庫に分類されたのだが、かたやま和華なんだから、大人な雰囲気は無理なんだし、最初からコバルトにすればよかったのにという突っ込みは横に置くとしよう。
三話構成の、物語。
銀座の路地裏の喫茶店の店主・紫音の入れる魔法紅茶で迷える人を救うお話。
完結巻は、主人公2人の過去と未来へのポーションとなっております。
英国での紫音の事情やイギリスに渡ったら月子がどんなふうになるのか、もっと2人のお話が読みたかったと思うのだが、これはこれで満足。

あらすじ
● 一杯目 トロメライ
ふらりと迷い込んできたのは三人の老婆。かしましい三人の老婆の謎かけのようなお茶の注文に紫音はメニューを胸に抱いて軽く天井を見上げた。
大奥で働いていたという三人の老婆は、その後もそれぞれに現れては、互いの悪口を言う。そんな三人の老婆に紫音は魔法紅茶を出すことに…

● 二杯目 鍵のないオルゴール
従兄の遼一が、アンティークのオルゴールを持ってきた。鍵が壊れているが、中には月子の好きだった人の名前を書いて入れてあると言う。まったく覚えていない月子に、紫音は魔法紅茶を入れることに…

● 三杯目 夜のお茶会への招待状
大使館の舞踏会に行くべきだと言った手前、月子はダンスのパートナーになることに。
2人で一緒にレッスンを開始したけれど…


一杯目は、コバルト描きおろし。二杯目以降は、紫音の独占欲がいい感じにムフムフで、おずおずと彼についていこうとする月子との関係が良いお話になっております。
ほのぼのとしたお話で、さくっと楽しめるのだが、なんにせよ、絵が良かったのだよ。どんなにアホな発言をしても、田倉絵師のおかげで、いい男に感じたのだよ。
3話目になって、ますます紫音の発言が怪しくなっており、この妙なボケっぷりは、かたやま和華だよなぁ〜と、納得してしまう出来栄えなのだ。
でも、ま、完結してよかった。嬉しい。

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紫陽花茶房へようこそ 夜のお茶会は英国式で かたやま和華
2014年09月06日 (土) 13:14 | 編集
紫陽花茶房へようこそ 〜夜のお茶会は英国式で〜 (コバルト文庫)
(2014/06/25)
かたやま 和華

紫陽花茶房へようこそ 〜夜のお茶会は英国式で〜 (コバルト文庫)

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紫陽花茶房へようこそ 
夜のお茶会は英国式で 

かたやま 和華

時は大正。銀座の路地裏にある、レンガ造りの洋館。英国伯爵と“魔女”の孫である青い瞳の青年・紫音が営む紫陽花茶房には、ちょっぴりワケありの客人がやって来る。店主特製の魔法茶を饗する真夜中のお茶会が、こんがらがった心の糸を解きほぐしてくれて…?男装の麗人の秘めた過去とは?そして、西洋嫌いの頑固な老人の隠された想いとは?心温まる3つの物語を収録。
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月子は青い瞳の青年・紫音のもとで、働いている。客に個人的に関わろうとする月子に、紫音は”客は羽を休めている”のだと教える。
魔女の孫を名乗り貴族の家系でもある紫音は、今夜も夜の茶会で悩める人々にポーションを振る舞い…

コバルト作家の集英社文庫本、(COBALT SERIES)です。
かたやま和華さんの作品なので、ノリは軽いですが、雰囲気のあるお話で、マンガにしたら面白そう。
美しい表紙といい、各章ごとの扉絵といい、田倉トヲルさんのイラストが彩りを添えます。
若干、彼のカタコトの言葉遊びが鬱陶しく感じる部分もありですが、続いて欲しいと思ってます。

あらすじ
●白い十字架
「ガールズ ビー、アンビシャスよ」
いつか、海を渡ることを夢見て。”インパネス”を羽織った男装の麗人が雨に濡れてやってきた。
鮎川蘭子と名乗った爵位を持つ美しいマダムは、紫音の美術的な価値観が一致したようで、話が弾む。艶然と微笑む社交界の花に憧れた月子は、マダムが海を渡った話を聞きたがり…
頻発する盗難と、マダムの過去。

●雨、あがる
梅雨明けの昼下がり激しい夕立に現れたのは、タイガーと名乗るごま塩頭の老紳士。紫音を若造と呼ぶタイガーこと、久留米虎蔵はロンドンの話しを聞きに通うようになったが、紫音が両親の出会いと母が海を渡ったことを話すと、「若造の母御どのは、親御どのを捨てたのだ!」と怒りを露にした…
『イギリスと日本を結ぶ夢の架け橋を渡ってみたくはありませんか?』

●あの夏の夜の夢
紫音の学生時代の友人アルフレッド・ダナンがやってきた。大使館から紫音あての招待状をたずさえた友人に、社交はしないと素っ気ない紫音。彼のプライベートな部分に関われないことに月子の胸はキリキリと痛んだ…
アルフレッドが謝りたかった過去。ガーネットのピアスのお話


前の二本の感想は本を読み慣れている人には物足りなさもありかモ。とはいえ、悪くないです。ラストの話は主人公達のことに関しての話で興味深く読了。
べた惚れの紫音の独占欲が今回あからさまで面白かった。
今後茶房がどうなるのか、海を渡りたいと言っていた月子を連れて行くところまで、見届けたい。

セミの抜け殻を集めて喜ぶのは、ちみたちと、FNS歌謡祭のショコタンの頭くらいなもんだと…

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紫陽花茶房へようこそ ふたりのための英国式魔法茶 かたやま和華
2014年02月19日 (水) 14:05 | 編集
紫陽花茶房へようこそ 〜ふたりのための英国式魔法茶〜 (コバルト文庫)
(2013/11/01)
かたやま 和華

紫陽花茶房へようこそ 〜ふたりのための英国式魔法茶〜 (コバルト文庫)

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紫陽花茶房へようこそ 
ふたりのための英国式魔法茶 

かたやま 和華

銀座の路地裏に建つレンガ造りの洋館、紫陽花茶房。帝都一おいしい紅茶で客人をもてなす青い瞳の店主・紫音は英国伯爵家の御曹司で、自称“魔女の孫”。紫音の淹れる“魔法茶”はワケありの客人たちを一夜の夢に誘って…?「深夜十二時、夜のお茶会を開きましょう」。ちょっと不思議な青い瞳の店主と給仕のハイカラ女学生・月子が出会う、香り豊かな英国式魔法茶をめぐるハートフル・ストーリー。
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雑誌コバルトに掲載された短編と書き下ろし二本を加えた、文明開化の時代の喫茶を舞台にしたショートストーリー自立てのお話。
英国伯爵家の御曹司・紫音の経営する喫茶で働く月子。
店主・紫音は客は”止まり木で羽を休めているだけ”だと関わることを避けるが、月子はワケありな客を放っておけず、ついついおせっかいを焼いてしまう。
そんな彼女の気持ちに応えるように、“魔女の孫”の彼は夜のお茶会を開き“魔法茶”を淹れる…

絵に惚れる。雰囲気よすぎですッ
かたやま和華さんの作品なので、妙な部分に言葉遊び的ギャグを無理矢理挿入してくるので覚悟をしておくことをおすすめ。
ノリは軽くストーリーは悪くもなく良くもなく、ティーンズ文庫的な意味では満足なレベル。(文学好きには物足りない)
乙女ノベルとしてのキュンは今後なのか…
キャラの魅力は絵と相俟ってなかなかのものなのだが、続刊欲しい。

あらすじ
帝都一おいしい紅茶を飲みたければ、とあるレンガ造りの洋館を訪ねればいい。
看板も何も出ていないけれど、そこにあるのは香り立つ琥珀の一服。
青い瞳の店主は、今日も頬杖をついて客人を待っているはずだ。

「さぁ、紫陽花茶房へ急がないと」

● 春つげるペルセポネ
黒髪の美しい女性を窓際に案内した。気分がすぐれないのか、いわくありげな比呂子と名乗る女性客が気になってしまう月子。しかも、紫音は比呂子さんからお金をもらっていなかった。労働に対価がないことを心配する彼女に紫音は、「日本に来たのは、お金のためじゃないよ」と茶葉を取り出しながら静かに続ける。

「オレはね、お客さんの止まり木になりたいんだ」

町で見かけた比呂子を追いかけた月子は、稲荷のほこらと、塀越しに紫陽花茶房の桜が見える場所で見失ってしまった…

●秘密の恋
お嬢様学校に馴染めない月子だが、ある日、紫陽花茶房に美玲さんと母親が来店した。
美玲は、義兄一弥に恋をしており、紫陽花茶房を通しての手紙の交換を始めたが…

●五月の猫
紫苑が可愛がる黒猫”北斎”が最近は来ないという。月子は北斎を見かけ、観察していると、ある事実に気がついた…


あの絵から、もっと期待してしまうだけに、もっとグッとくるものが欲しいと欲求不満な読後感。
いつか外国に行くことを夢見る月子の夢は叶うのか、訳ありな店主・紫苑が英国から来たのはなぜか、ラストに彼が英国にいたことろの周囲の状況は書かれいるものの不明な点も多く、人と距離を置くことをやめた彼がどう変わるのか、続きが知りたい。
せっかくの雰囲気だし、シリアス路線でいいのに、やっぱり”かたやま 和華”的肩すかしギャグに傾くのか…
もちろん、続きはあるのよネ?無いとつらいワ

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恋の翼を手にいれて☆ 騎士との恋は突然に?  かたやま 和華
2013年01月11日 (金) 17:26 | 編集
恋の翼を手にいれて☆ 騎士との恋は突然に? (コバルト文庫)
(2012/11/01)
かたやま 和華

恋の翼を手にいれて☆ 騎士との恋は突然に? (コバルト文庫)

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恋の翼を手にいれて☆
騎士との恋は突然に?  

かたやま 和華

“恋に見放された娘”のルミアが、幼馴染みのジョルニの本気か冗談か分からない109回目のプロポーズをスルーしたとき、突然現れた美形の騎士に求婚された!しかもクレイスと名乗ったその騎士は、ルミアが国と人々を守護するクピド神族の次期女王候補だなんて言い出した!だけどルミアにクピド神族の象徴である翼なんて生えてるわけなくて―恋を覚えると翼が生えてくるってホント!?―。
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かたやま 和華様なので、あいかわらずノリは軽いです
軽く運動しながら読めます。むしろ丸くなって読むと眠くなって…
(ゴメン、この辺どうでもいい)
乙女ノベルの基準値通りの可愛らしく気だてのいい娘ルミア。彼女の前に現れたクピド族の羽の生えた男の語る驚きの彼女の素性と突然の求婚!そして、次々現れる彼女の王婿候補の騎士達からの突っ込み的ボケの展開です。
彼女の恋が成長すると背中の羽が成長するという、トキメキまるわかりの恥ずかしい設定。沢山の王婿候補が現れますが、本命一辺倒なので、嬉しい。
相変わらずのだじゃれオンパレードと、変な態成分増量。ストリーに突っ込みどころは多々ありだが、軽く笑って気分が明るくなるお話。
彼女をさらった兄に紅茶吹いた。あの人変だヨ!

あらすじ
”恋に見放された娘”ルミア。めげずにプロポーズをする村の青年ジョルニをポーンと突き飛ばすように現れた豪華絢爛な美形騎士は、ルミアを馬上に引き上げた。相変わらず高いところが苦手なのですねと言う彼は、ルミアを王女と呼んだ!?
天空のクピド神族の王女であり、十年前に記憶を消され、試練として地上で人々とくらしていたのだと言う。父母だと信じていた人も記憶を操作されていた。(でも、本人気にしてません。素直になんでも受け入れてます)
彼の名はクレイス。そして第一王婿候補だと言う。
でも、あたしには翼なんて…

「我がクピド神族の翼は、恋を知った時にはえそろいます」

「口づけの栄誉をお許しいただけるのであれば、今すぐにでも」

こうしたやりとりに舞い上がってしまう自分がなんだかとっても悔しくて、クレイスの厚い胸板をポカポカ叩いていると、彼が「翼です」と言った。
申し訳程度の翼が、ぴょこっと左右に一枚ずつ生えていたのだ。

「今ほどの恋のはじめの一歩で、芽がでたのでしょう」
「芽が出たって、家庭菜園じゃないんだから」

というわけで、彼女の港町の食堂で、看板娘より目立つ、看板婿が働き出し店は賑やかに。クレイスはイヌワシに変身することができる。姿を表す今まで彼女をずっと見守ってきたらしい。そこに、他の騎士団のクピド族が現れた。シロフクロウのココットと、ハヤブサのメイデル…
翼を持つ彼らは、ルミアを誘惑しつつ、一族のことを話す。
恋の経験で翼が大きくなるのなら、美しい翼のクレイスは…?


記憶を操作されていた事実を知っても、本人気にしてません。素直になんでも受け入れるアホ いい子です。後半は、彼らの誘惑にはちっとも翼の出てこないのに、クレイスの前ではぴょっこり翼が出てきてハズカシイ展開。彼の前から逃げてしまったルミアは、さらわれてしまって…
シリーズものなので、一瞬大きな羽になったのですが、今もまだピョッコリ小さくて可愛い。それにしても、兄に笑った。オレ様お兄様の強烈な分裂キャラ。精神崩壊してますヨ?。あんな変な態よく思いつくナと発想力を評価。いつもくだらないギャグにクスッと笑いつつ、なんだかんだと、読むわたくし。

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