本読み隊
本の感想・紹介です 。主にコバルト文庫・角川ビーインズ・ビーズログ文庫・一迅社アイリスなどの少女趣味ライトノベル、ハーレクインなどの海外ロマンスなど、3500冊。★スマホからご覧になる方は「海外ロマンス読了一覧」など一部の記事のスクロールが長くなるの場合、”PC”ボタンでPCに切り替えて見ることをオススメです★
白竜の花嫁7 恋秘めるものと塔の姫君 永野水貴
2016年05月24日 (火) 14:36 | 編集

白竜の花嫁7 恋秘めるものと塔の姫君 (一迅社文庫アイリス)
2015/12/19
永野 水貴 (著)

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白竜の花嫁7 
恋秘めるものと塔の姫君 

永野水貴

白竜のシュトラールの“花嫁”となった小国の姫、澄白。名ばかりの花嫁である自分を傍らに置き続けるシュトラールに、彼への恋慕を胸に秘める澄白は喜びと共に哀しみを感じていた。黒竜を追い地上に降り立った澄白たちは、塔に住む王女と若きドラゴン学者に出会い―。花嫁への独占欲を強める竜と恋心を抑え続ける姫君、切なく純粋な想いの行き着く先にあるものとは…?人気作第七弾!
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再開した二人は、許しあったもののお互いにすれ違い、ギクシャク。さらに思いつめる澄白なのであります。
”塔に囚われた姫を助けるのはドラゴンを従えた騎士”というドラゴン伝説に一役かうことになってしまった二人、というちょっぴり番外編のようなお話。
シュトラールに置き去りにされた心の傷も相まって、自分の気持ちを黙殺しようと必死な澄白ですが、異国の塔の姫君との出会いによって自分の気持ちを肯定してくれるまでが、とっても丁寧に描かれます。
カラーピンナップ付き

あらすじ
自分がしたことと、美しい紫眼の竜の最後は、きっと伝わっているだろう。
(……それでも、いい)
言い訳をしたいのではない。許されたいわけではない。責め立てられるのなら、ただ受け止める。
この地でのみ《ゴルト》と共生する、小さく清らかな《隣人》たちに迎えられ、その温かさと、屈託のない喜びとが澄白の視界をふいに滲ませた。必死に耐えながら、なんとか唇で笑みをつくる。

「ただいま……と言っても、いいのでしょうか」


冒頭の経緯。ザーラムは竜族を捕食し、力を増している。至急ザーラムを探し出すことで《ゴルト》たちは合意する。澄白はシュトラールとともに、”ドランゴン学者”という言葉を手がかりにある青年フリップを詰問した。すると、ドラゴンと出会えたことを純粋に喜ぶフィリップは、病弱な公女ソフィアに会ってほしい、竜がいることを証明させ欲しいと頼み込み…

《払暁の一族》の村で危機的状況からシュトラールによって救いだされた澄白は、再び《ゴルト》の住む天界へ。彼女からの許しを乞うシュトラールだが、自分の恋心を押し殺そうとする彼女の態度から、置いていってしまったことへの苦い後悔を感じております。
お互いに踏み込めない微妙な距離感のまま、新たな土地で余計なことに首を突っ込んでしまうことに。それでも、人に関心を示さなかったシュトラールが、病弱なソフィアをかつて救えなかった沙久羅に重ねるあたり、彼自身の成長を感じました。
そして、澄白が自分の気持ちを認めたことで、次巻では二人の気持ちが進展しそうな予感。たぶん。
ザラームや、《払暁の一族》はこの巻ではノータッチだったので、続刊に期待しております。
鬱々ぐるぐるヒロイン、好きです。

永野水貴 読了一覧

一迅社文庫アイリス 読了一覧

黒龍公主寵姫伝 皇子は公主を捕らえる 永野水貴
2015年11月15日 (日) 16:07 | 編集

黒龍公主寵姫伝 皇子は公主を捕らえる (一迅社文庫アイリス)
2015/5/20
永野 水貴 (著),

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黒龍公主寵姫伝
皇子は公主を捕らえる

永野 水貴

辺境で育った少女・春嵐の平凡な日々は、春嵐を“公主”と呼ぶ黒龍の青年・黒淵の襲来により終わりを告げた。両親を殺され激情のまま龍へと変化した春嵐は、帝国の皇子・流星に捕らえられてしまう。人の姿に戻った春嵐は“黒龍の公主”として彼の監視下に置かれ、流星の邸で暮らすことになり…。私は人なのか、龍なのか―。帝国を舞台に、龍と人が織りなす中華風ドラゴンラブ!
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中華風ドラゴンラブです。
自分が何者なのか?突然知ることになったヒロインが、己の本質に戸惑い、数々の憎悪と戦いながら、自分を見つけていくという物語。
「白竜の花嫁」とのドラゴンとのつながりはなし。
全体的に重い雰囲気ですが、ヒロインが薄幸とはいえ、繊細なヒロイズムとは少し違う、気骨のあるヒロイン。
私的に作者に求める”異種における叶わない切ない片思に身を焦がす”というお話ではない。
でも、自分探しを読むのは嫌いではない。むしろ好きかも。
カラーピンナップ付き。

あらすじ
  娘の役目。
年を重ねた両親。そのたった一人の子供である16歳になる春嵐。まともな娘なら、幼馴染の良縁を受け入れるのはそれほど難しいことではない。
だが、自らの内側から起こる衝動を抑えきれなくなっている。
  憎い。
澱んだ汚泥のようなものは、そうささやく。
憎い。許さない。殺してやる。消え失せろ。自分以外のすべてが、いなくなればいい  
それでも、普通の娘らしく、普通の幸せ、普通の娘がとるべき行動を考える。
そのとき。すべてが消えた。
得体のしれぬ男と、その仲間達によって村は滅ぼされてしまった。
そんなはずがない。水に浸された、不自然な瓦礫の数々  あるはずなのに、ここにない家。

「お迎えにあがりました。  黒緋公主」


冒頭の経緯。村を滅ぼし、春嵐を公主と呼ぶ冷酷な男・黒淵(ヘイセ)に対し、春嵐は憤怒のまま龍となった。ところが、そこに現れたもう一人の男・流星によって、春嵐は拘束されてしまう。
春嵐は、力を吸い取られる術によって捕らわれの身となり、流星の屋敷で暮らすことになり寵妃とまでささやかれるが、彼に対し憤りを隠せない。
帝国の皇子・流星は、天子に敵対する黒龍の黒淵(ヘイセ)を捕縛するために練り上げてきた術を、春嵐にかけたことに対し苛立ちをぶつけ、春嵐が龍の力の込められた宝珠の在処を知っているはずだと問い詰める…

お互いに自分なりの主張があって、真っ向から対立しているので、物語の前半は甘い雰囲気は一滴たりとも入っていない。それでも、彼女の慟哭を目の当たりにし、理解を始めると、読み応えのある展開がまっております。
予想外のヒロインの真実が明らかになり、彼女の立ち位置も未確定、ラブも未満で終わる辺りはもったいない。
柔和な笑顔の下に隠された兄の皇太子も気になる。
続きがあっても良いよな〜。

個人的な意見だが、表紙絵は良いけど、ナナオ絵師の作風は繊細さが今ひとつ。コミカルな話のほうが似合っていると思わなくもない…

永野水貴 読了一覧

一迅社文庫アイリス 読了一覧


白竜の花嫁 追想の呼び声と海の覇者  永野水貴
2015年10月20日 (火) 14:28 | 編集

白竜の花嫁 追想の呼び声と海の覇者 (一迅社文庫アイリス)
2015/4/18
永野 水貴 (著)

---楽天---




白竜の花嫁 
追想の呼び声と海の覇者  

永野水貴

白竜の青年シュトラールと、その“花嫁”となった澄白。優しく穏やかな日々は、ゴルト族の竜、アメテュストの死により突然の終わりを迎えた。彼のもとを離れた澄白は、亡き母の一族が住む里を目指す。一方、シュトラールは、澄白の不在に喪失感を感じて…。澄白を持つ新たな出会いと過去に穏された真実とは?そして、すれ違う二人の想いの行方は?竜と姫君の恋絵巻、待望の第六弾!
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悲壮感漂う物語の、待望の6巻です。
シュトラールに置いて行かれ、澄白は母の一族が住む里を目指すことに。
失意に震える彼女に新たな試練。母の過去とは…
ぬぁぁ〜〜シュトラールのばか〜〜ん!と絶叫させてくれた前の巻の経緯などもまとめました。
開くと2ページぶんの大きさのカラーピンナップつき。海竜

これまでの経緯。
人間の男に恋をし、人の王との間にヘルツを産んだゴルト族の竜であるアメテュスト。彼女はシュトラールの許嫁でもあった。
しかし王亡きあと、人間によって見るも無残な姿にされたアメテュストと、彼女の死をまえに(どのように亡くなったのかは読んでね)、シュトラールは人間を激しく憎み、敵意を向ける。
彼を止めようとする澄白に、シュトラールは背を向けて去ってしまった…

あらすじ
竜たちは、もういない。
竜(シュトラール)たちの愛したアメテュストは光へ還った。澄白の意思が、それをなした。
竜たちを  裏切ってしまった。
白い軌跡が空へ舞い上がり、飛び去る姿を見つめることしかできなかった。
この手も足もあまりにも小さく短く、追いかける翼もなかった。人間だから。

  恋が、こんなに痛くて苦しいものだなんて知らなかった。


冒頭の経緯。<移植>の技術を使いアメテュストをあの体にした”払暁の一族”は、母の出身でもある。薬師を生業としながら、隠れ住む彼ら。
澄白は、シュトラールの去った喪失感に苦しむが、女王オルキスの仲介で一族との接触に成功し、彼らの住む地へ向かった。
しかし、亡き母・深緋の娘である澄白を歓迎する者はなく、母の許嫁であった村長の黒鳶から監視されるように、母の妹であり黒鳶の妻・紅緋の世話になることに。
そこで、母が村の者を殺したという噂を聞き…

というわけで、喪失感で切なく痛いお話だけではなく、さらなる苦悩の展開。母の疑惑を晴らそうと奔走する澄白なのです。頑張る女の子は大好きだ。
シュトラールってば、世界中をウロウロして吠えまくって、出番が少ない割には強烈キャラ残念感が半端ない獣と化していただけに、ラストの登場は嬉しい。
キャッハ〜〜!どらまち〜〜っく!と、転がって喜ぶし。
二人が”絆”(永遠の結婚に近い意味)を結んでいないとしても、これでかなり進展するのではと、期待。
新たな竜の登場と、フェッダのザラームの動向とともに、続刊も楽しみにしております。

永野水貴 読了一覧

一迅社文庫アイリス 読了一覧


白竜の花嫁 愛の終わりと恋の目覚め 永野 水貴
2014年05月11日 (日) 15:56 | 編集
白竜の花嫁 愛の終わりと恋の目覚め (一迅社文庫アイリス)
(2014/01/18)
永野 水貴

白竜の花嫁 愛の終わりと恋の目覚め (一迅社文庫アイリス)

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白竜の花嫁
愛の終わりと恋の目覚め 

永野 水貴

「駄目だ。離さない」始種の骨を略奪した黒竜を追い、古王国に向かった白竜のシュトラールとその“花嫁”である澄白。王宮の地下で、澄白は亡くなったはずのゴルト族の竜、アメテュストと出会う。人間の手により鎖で繋がれた“女神”の存在は、王国の運命だけでなく優しく穏やかだった澄白とシュトラールの関係さえも変えていく―。姫君と竜の青年が織りなすドラゴンラブファンタジー、人気作第五弾!
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人間と結婚し古王国ラディエスで女神として祭られていたゴルト族の竜アメテュスト。ヘルツの母であり、シュトラールのかつての思い人だった彼女は、人によって無惨な姿に変えられていた…
醜い姿をみられたくないと願うアメテュストの存在を、シュトラールに告げることもできず…

彼に嘘をつくことに苦悩し、アメテュストに嫉妬を感じ、そんな全ての自分の感情に罪悪感を感じる。しかし、彼に真実を告げたことで、二人の関係は、スバラシスギル鬼引きッ!!!!!
様々な思いに苦しみながら出した結論は残酷すぎて苦しくて、切々と訴える彼女の苦悩に共感して悶絶間違い無し。彼の突然の苦悩も理解できるだけに、鬼展開な巻ですが、期待せずにはいられない。
医術の奪取の名目で侵攻したヴェルミリオンとの再会は苦いものに。<外>と呼ばれるヴェルミリオンの国、ザルク・アーセファの<フェッダ>の動向、そして、<払暁の一族>の行方。
今後の展開に布石をはりつつ、二人に大きな試練がのしかかる山場の巻です。

あらすじ
  私を殺してくれる?
その言葉が、澄白を激しく殴打した。ぐら  と視界が揺れる。
なにもかも放り投げて悲鳴をあげ、ここから逃げ出したい。
アメテュストは、微笑んだ。

「もう、お行きなさい。ここで見たことはすべて忘れて。  シュトラールたちには、絶対に言わないで」

子守唄のようにさえ思える優しい響き。
かつて澄白は、兄によって<始種>の末端の力に触れさせられ、その力が発現したとたんおぞましい姿になった。あの姿を、他の誰をおいてもシュトラールには見られたくなかったのだ。
そしてアメテュストは元が美しい分、いまのこの姿の惨さは澄白の過去の比ではない。
  ここにいるのに。
何度も息を止めて、震える呼吸を繰り返しながら、アメテュストが横たわる壇の端に両手をかけた。  少しでも目を動かせば、美しい裸身の下の、おぞましいものが見えてしまう。
時折、濡れた何かが這うような音がさざめく。


冒頭の二人の出会い。前半、澄白はアメテュストの事をシュトラールに話せずに苦しみながら、アメテュストの世話をし話を聞く。息子への気持ちから死ぬに死ねなかった彼女だが、意識が混濁し我を失うであろう時間の無い今、澄白に殺して欲しいと願う。苦悩の末に、シュトラールと、息子であるヘルツ、姉ザイファを伴いアメテュストと再開させたが…
後半、ヴェルミリオンらの侵攻と、再開。アメテュストの顛末は…ヒミツ★。

ラストは、ゴジラVSキングギドラと、巨神兵の「チッ!腐ってやが…
自らの哀しみで我を失うシュトラール。
再び大切な人を失い、澄白も嘘をつき人間の味方についたと慟哭し決別する展開に、これまで積み重ねた二人の時間…彼の気持ちはどれほどなのか…試されます。澄白やアメテュストの苦悩を理解しようとしてくれることを祈りつつ、続刊待ち。
ヴェルミリオンの国のヴォルペ卿は何かを探っておりこちらも目が離せない。
ザルク・アーセファらが集めていた<始種>の用途が明らかに。これも、今後どうなるのか、楽しみ。

うわ〜〜〜ン!シュトラール様のばか==!と転がって、壁に激突してヨシ。

永野水貴 読了一覧

一迅社文庫アイリス 読了一覧
黄昏の系譜 獣の王と失われた姫君 永野 水貴
2013年09月01日 (日) 22:00 | 編集
黄昏の系譜 獣の王と失われた姫君 (一迅社文庫アイリス)
(2013/06/20)
永野 水貴

黄昏の系譜 獣の王と失われた姫君 (一迅社文庫アイリス)

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黄昏の系譜
獣の王と失われた姫君 

永野 水貴

幻獣“巨狼"の守護を受けるヴォルフヘルト王国。十三歳より前の記憶を持たない伯爵家令嬢・シャルラハロートは、雪に閉ざされた館で婚約者である王太子の訪れを待つ日々を送っていた。結婚を間近に控えたある日、彼女は道に迷った謎めいた異国の青年を救う。炎を纏う剣をあやつる彼との出会いが、シャルラハロートの運命を大きく変えていく―。記憶を失った姫君と彼女を愛し熱望する王太子、異国の青年が織りなす幻獣ファンタジー!
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記憶のない人形のような姫シャルラハロートと、彼女を雪の館に閉じ込め唯一の世界と考える婚約者の王太子グラナート。異国の青年アルと出会うことで、自分をとりもどし、自由を求めるファンタジー。
永野 水貴様の新シリーズ。竜が好きな作者ですが、地理的に竜のような大陸の地形というだけで、いままでのシリーズとは関係なし。
人と幻獣の関係は、呪いのよう。幻獣の器である人。
誰が何の幻獣の器なのかはさておいき、若干使い回された印象もありの設定ですが、美しい世界観が印象的。
アルを従者だと思い込むシャルラハロート。灼熱の国の王子ですが、表紙では強引な俺様系で連れ去ってくれそうな印象ですが、本文を読むと、テニスのラケットが似合いそうな品のよさのある殿方で、必ず彼女の了承を得ようとする一歩引いた優しい王子様系の彼です。(めんどくさいから攫って嫁にしちゃえヨ
この巻は、良くも悪くも一巻な雰囲気。舞台に入り込むのは、すんなり入り込めたが、物語の謎も多く、ラブ面では煮え切らないまま終わり、彼女の生きる場所は本当にそこ?と、やはり読者としては不満が残る。
なので、今後の展開を楽しみにしていまス。
(白竜の花嫁 が終わっていないのに、新シリーズ?続刊あるのよネ?)

あらすじ
雪狼と呼ばれる白い獣が群をなし館を守っている。ガラス越しに狼を見つめる少女は、宝石のように無機質で、それでいて触れれば消えるような儚さが漂う
毎日繰り返されるすべては、シャルラハロートが完璧なものとして彼に捧げられるためだけのもの。グラナートの訪問を待つ身の彼女。

「何もありません。我が愛しの許婚殿の身を案じただけのことです。」

  頭の遠くで、なぜか、獣の声が聞こえた気がした。
あの<トロル>はどこから来たの?あの巨漢もまた<冥府>に住んでいるという説もある。いくら地図を眺めても答えは得られない。記憶は5年前から始まる。それ以前の13歳になる前までの記憶がない。  知りたい
(私は、誰)

気紛れに散歩に出たある日。トロルに襲われた彼女の目の前に、紅の翼がふわりと舞い降りた。炎の翼に見えたのは、炎に包まれた剣を両手に持つ、すらりとした痩躯の男だった。
まだお礼も言ってないのに、人に見られるのはまずいと、とっさに男の腕をひっぱった…
アルと名乗るショーラ・ガナフから来た男は王の従者であり一行とはぐれたと言う。

「ごめんなさい、私、外の人と話がしたいんです。少しだけでいいんです。話し相手になってくれませんか?」

アルと会うたびに、彼女の記憶の前の王太子ナハフォルガと体の弱かった弟グラナートと彼女の関係を、おぼろげに思い出し始める。オーロラをアルとみたその夜、グラナートに知られてしまった。
精錬潔白といえども、憤るグラナート。
別の場所に幽閉された彼女を、救おうとするアルの手紙…
封じられた彼女の記憶と、裏で暗躍する<監視機構>の思惑…
<黄昏>とは…?


幻獣で鷲攫みにして、持って帰れ!と、何度も突っ込みたくなったが、結婚はできない それでもいいか?と律儀に尋ねてくる辺り、ムガムガと転がりたくなる展開が待っております。
その先の彼女の意外な真実は、秘密。続刊があるなら、おすすめなので、読んでみるべし。ヒロインは今回も、受難。永野 水貴様の薄幸の美女は大好きだ。
予想外な展開で、驚きつつ、異形の獣の出現で、幻獣を使わざるおへない戦いの修羅場と、自分を取り戻した彼女の選択はそれでいいのですか?彼の正体を知らないままって不満〜〜。というわけで、ラストまで読んでも、続刊が欲しくなる罠の構成。

グラナートには、ぐーでげんこつか、おしりペンペンだなと思った。うすら気持ち悪ッ

永野水貴 読了一覧

一迅社文庫アイリス 読了一覧
白竜の花嫁 朽ちゆく竜と幸いなるもの 永野 水貴
2013年06月25日 (火) 13:06 | 編集
白竜の花嫁 朽ちゆく竜と幸いなるもの (一迅社文庫アイリス)
(2013/03/19)
永野 水貴

白竜の花嫁 朽ちゆく竜と幸いなるもの (一迅社文庫アイリス)

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白竜の花嫁
朽ちゆく竜と幸いなるもの 

永野 水貴

「―私が、欲しいのだろう?」竜の“花嫁"となった小国の姫、澄白とその夫である白竜のシュトラール。ゴルト族の竜、ザフィアの情報から古王国に赴いた澄白たちを待ち受けていたのは、始種の骨を略奪した黒竜、サルグ・アーセファだった!彼の真意が掴めないまま、澄白たちは古王国に滞在することになるが…。かつて竜に愛された人の王の国で、澄白はシュトラールへの想いと向き合うことになって―。人気作第四弾。
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竜であるシュトラールに想いを寄せながらも、彼に愛されているか分からない澄白。人間とは生きる長さの違う彼らの伴侶となる『永久』には悲しい運命が待ち受けていることを、アクダルと沙久羅で学んだ澄白は、シュトラールもまた彼らの死を悼み悲しみを隠していることを知り、自ら両手を差し伸べ癒そうとする…
養い子ヘルツと、シュトラールの特別?アメテュストを廻っての新たな展開。
高飛車な王女オルキスと、”フェッダ”のザルク・アーセファの動向、そして彼女の生まれ故郷<払暁の一族>が何をしているのか、物語の核心に迫り始める巻です。
奥の深い、乙女のためのファンタジーになってきました
続刊の嵐を予想させるこの巻は、切なさと哀愁漂いながらも、ほのぼのとした展開が多く、いつも通り焦れったい二人が、珍しく大勢の人に囲まれて余計に焦れったい〜〜〜!と、恋人繋ぎに身もだえる澄白の可愛さに、転がりまくってしまう、の巻。

あらすじ
『僕は  シュトラール様に幸福になってほしい』

シュトラールの養い子ヘルツに隠してしまったアクダルと沙久羅の死で考える彼女への思い。自分よりも母を案じ、いまは何よりも養父を案じている  母によく似た、慈しみ深い少年…

ザイファとテュルキースが帰ってきた。再会を喜びあう彼らの間で、澄白は疎外感を感じ、ザイファに敵意を向けられる。ザイファは妹のアメテュストが人間と『永久』を結んだことを快く思っておらず、シュトラールと一緒になるべきだったと今も考えている。いまだ、『花嫁』とは名ばかりで、保護してもらっているだけの関係の澄白。
ザイファのもたらした情報で、シュトラールは”ラディエス”に行くことに決めた。ヘルツと澄白も同行を決める。

人の『永久』と竜に訪れた悲壮と痛みを、ヘルツの父母を連想させると話さなかったシュトラールの心中を察した澄白は、自ら両手を伸ばした。自分が彼を抱きしめたい。

「あなたの苦しみも悲しみも…私は、欲しいです」

  だから、お前はいまだ『永久』を得ていないのか。ザイファの言った言葉で、シュトラールにとっての特別はアメテュストだったのだと確信したはずなのに、恥ずかしさと痛みとが斑になって心を苛む。
彼は温かいと言ってくれた。その温もりが助けになればいい。

(苦しみも悲しみも、喜びと楽しみも  この竜と一緒に)

 それはだれにも言えない願いだった。

”ラディエス”の女神としてその死後崇められることになったアメテュスト。
神の降臨だと言う人の一方で、その地の支配者の若き王女オルキスは、警戒する。医術が発達しているこの国を守るために、女神は必要ないと考えるオルキス。
オルキスと契約を結ぶザルク・アーセファは<始種>を使い何を企むのか?
一方で、王女オルキスとは違う考えの人々、<女神の息子>のヘルツを婚姻で利用する動き…
澄白以外の、<払暁の一族>とは?
病を放ち、グリフォンを狂わせたのは…?


疑問が次々に湧く展開の中、天然のシュトラールのイチャツキっぷりが楽しかった。二人の関係に悲観的な彼女に対して、彼女の周りに寄ってくる男に対して悶々としているシュトラールの次の行動に笑う。恋人つなぎやら、いろいろと彼女を困らせて、アイリス乙女は大喜び。
シュトラールがどこまで自覚しているのか、一巻から大きく彼の心境も変化しているとはいえ、今後の展開でまた変化しそうだァァァ〜〜〜〜
ヴェルミリオンも再びちらりと登場と、ラストの恐怖にガクガクブルブル、早く続刊!

---備忘録----
ザイファ アメテュストの姉
テュルキース 妹 少女 お留守番
アメテュスト 人間と”ラディエス”に下った シュトラールの特別?
ヘルツ シュトラールの養子 母アメテュスト

オルキス ”ラディエス”の王女

---”フェッダ”の動向---
ザルク・アーセファ ”ラディエス”に逗留
ザラーム 弟 アクダルを取り込む ザルク・アーセファ離別

---”レベリオン”<外>と呼ばれる---
ヴェルミリオン
ヴォルペ卿

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