本読み隊
本の感想・紹介です 。主にコバルト文庫・角川ビーインズ・ビーズログ文庫・一迅社アイリスなどの少女趣味ライトノベル、ハーレクインなどの海外ロマンスなど、3500冊。★スマホからご覧になる方は「海外ロマンス読了一覧」など一部の記事のスクロールが長くなるの場合、”PC”ボタンでPCに切り替えて見ることをオススメです★
反逆の花嫁 鮎川 はぎの
2013年03月10日 (日) 18:28 | 編集
反逆の花嫁 (ルルル文庫)
(2012/04/26)
鮎川 はぎの

反逆の花嫁 (ルルル文庫)

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反逆の花嫁 

鮎川 はぎの

父王の再婚で居場所をなくしたジークリンデは、神様の花嫁である“聖剣の巫女”となるべく聖地へ渡った。巫女仲間との日々は、王宮とは違い楽しく穏やかなものだったが、ディーハルトの登場により突然破られた。ディーハルトは、王国で謀反が起こり、ジークリンデは新しい王の息子である自分の婚約者になれと告げたのだ。強引な結婚は“悲劇の王女”の立場を利用するため?ジークリンデはディーハルトに絶対に心を許すまいと誓うが…。
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読み切りですが、久しぶりに鮎川 はぎの様のシリアスで斬れのいい話を読んだ気がした。最近ギャグ系が多かったので、地味でもしっかりしたストリーの作品は読んでいて楽しい。
ちなみにこの後の作品、『初恋グランギニョル』よりこっちのが好きだ。
〈聖剣の巫女〉設定の巫女の話が登場しますが、『横柄巫女』のように設定に凝りすぎていないので、知らなくても楽しめます。ファンタジー要素も無し。
政局の混乱と陰謀とロマンスです。
父の悪政を倒し王となった、容赦のない地方伯上がりのヴィルヘルムと、息子のディーハルト。突然現れたディーハルトは、巫女として生涯を捧げようと思っていた彼女を無理矢理婚約者に仕立て上げる。彼女を脅すために囚われた親友カリン、助けるために殺されそうになった友人マーサ。絶対に心を許すまいと誓った彼女だが、次第に見えてくる政治情勢。そして人の真実。
最も理解して欲しくない人こそ、自分を理解してしまう苛立。
運命に翻弄されながらも、抗い、巻き込まれる彼女を救うのは彼…

ヴィルヘルム2世は、オシドリ夫婦の父母を前に、二人の過去を聞くことから始まる物語。

あらすじ
星神に使える巫女として、総本山の島で少女達は修行をしている。ジークリンデは母を無くし、王の娘ながらも継母から嫌われ、孤独のうちに幼くして神の花嫁になることを決めた。
17になったある日、レグルス王国の船が彼女を迎えに来た。父王は倒され、生き残りはもはや彼女だけだと言う。

「貴女は俺の妻になるんだ」

ディーハルトと名乗る男は、友人カリンを〈聖剣の巫女〉に据えることを告げ、カリンを脅す材料に婚約を迫った。鼻が触れるほどの距離で笑った。濡れるように光る琥珀の瞳。冷たい笑みにそぐわない、ある種の情熱が見て取れる。汚らわしい……!

「けれど、私の心は決して君のものにならない」

カリンも動揺に、巫女になることを、ジークリンデを盾に迫られていた事実。そして、彼女を救おうとした友人マーサは目の前で斬られた…
怪我を負うマーサより出向を急ぐ男を絶対に許さない。従わない。
顔を、冷ややかな無表情の鎧で覆った。

船に紛れこみ、一緒に来た他国の巫女のニナ。興味津々な彼女に癒されながら、民意を操る術に長けた王となったヴィルヘルムと、息子ディーハルトを知る。
ディーハルトは、ヘラヘラと、彼女との出会いとは別人のように、貴族達の前で下手に出て、たらし込む。ジークリンデは、笑顔を武器に、お妃教育を通して、見方につけるべき人物を探り始めた…
地方と中央の貴族の構図、直情型で、彼女を敬うユルゲン…
千一星教団の神官ルードヴィヒ…
王杖をヴィルヘルムが持っていないというのは本当か…?
ユルゲンが髪に挿した、スズランを、ディーハルトは皮肉る…

「谷間の姫百合か、これはよく似合ってる。毒があるところが特に」


可愛らしい純情可憐なルルル乙女には、ちょっと重い話ですが、食わせ物な二人の駆け引きと、非情になりきれない二人の優しい部分は、理解しきれない苛立にもなり、その辺りの細やかさがとても気に入った。
狂言回し的役のニナは、なかなかのくせ者で、面白い娘だった。脇キャラに思い入れしすぎる部分を押さえ、葛藤する彼女の内面が、切なく苦くそれでいて、ちょっとだけ甘い。微妙なさじ加減の甘さが素敵なお話だった。
「横柄巫女」に細かな思い入れがある人は、おまけ的に、微妙なつながりが楽しいカモ。(実際、微妙な部分は読んだのに、忘れた。汗)

鮎川はぎの 読了一覧

ルルル文庫 読了一覧
今日、恋をはじめます 高瀬 ゆのか 水波 風南 他
2012年12月12日 (水) 16:03 | 編集
今日、恋をはじめます (小学館文庫)
(2012/11/06)
高瀬 ゆのか、水波 風南 他

今日、恋をはじめます (小学館文庫)


今日、恋をはじめます 

高瀬 ゆのか 水波 風南 他

高校生になったら、夢みたいな毎日が待っていると信じていた。初めての恋だって、始まるかもしれないって。だけど思ってもみなかった、その相手があんなヤツだなんて。今まで出会った中で最低最悪の、あんな男に恋することになるなんて…。日々野つばきは真面目が取り柄のダサダサ女子高生。高校の入学式当日、入試成績トップで学校一のイケメン・椿京汰に出会う。しかもいきなり唇を奪われて…!?昭和女と超モテ男、最悪のファーストキスが運命の出会いになった…累計800万部突破の大人気純愛コミックがついに映画化、その完全ノベライズ。
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大人気コミックのノベライズです。
恋をしながら沢山の事を学ぶ彼女。自信のなかった彼女が、彼と釣り合わない自分、元彼女への劣等感を抱くことで、本当にしたいことを見つけ出す青春ストーリー
映画化のノベライズですので、コミック14巻あたりの京汰VS花野井が!?といった展開はなく、かなり本は薄く、いい点では、文字があまり好きではない人でも、サクサクとお茶の合間に読めるような分かりやすい文章でした。
映画見る前に、どんな話か知りたいと思う人は買いだと思いまス。

要は、いつもよりあっさりとした鮎川はぎの様高瀬ゆのかさんの文章に不満。ここまで詰め込んだらキャラの心理的な部分はかなり物足りない的ナ…
京汰のキャラの良さが今ひとつ見えてこなかった。
オリジナルエピソードの下記作品のほうが、ファン的には楽しめそう。

あらすじ
日々野つばきは、髪をアレンジしたりすることで人を喜ばせることは好きだが、自分に自信がなくいつも髪はおさげ。昭和呼ばわりされている彼女。
一方、女子に人気が高く、彼女より学力が上だった椿京汰
俺の女宣言をした椿京汰に反発しながら、クラスをまとめる彼に惹かれて行く彼女。クラスにとけ込めなかったのは、行きたくないレベルが下の学校だと自分から壁を作っていたことを彼から学ぶ。
始めてのデートで、買い物、美容室へと連れ回し、彼女のイメージを変える彼。
そんな彼に惹かれ始めた淡い恋心を踏みにじった、体目当ての彼の行動…
次の日には、真面目な女の子を落とせるか賭けをしていたことを告白する彼

「無理やり俺の女にしたこと、もう解消してやるよ」

今日始まったばかりの恋は、今日、あっけなく終わってしまった  

後半は、スピード展開。海で妹のために勉強合宿。来年も一緒に星を見ようと約束した彼。しかし、彼に好きだと言ったばかりに態度は一変。母に捨てられた過去を持ち、女である部分を見せつけられることを拒否する彼。
懸命に彼の誕生日を祝い、未来を約束するつばき。
時は経ち、進学を控え、宇宙工学に興味を持ち東大を目指す彼と、自分のしたいことをみつけられない彼女の劣等感。そこに、彼と同じ東大を目指す、元彼女が現れ…
彼から距離を置き、美容師をめざし、自分に自信をつけ、彼とのハッピーエンドです。かなり粗筋感が強く、今ひとつ風景描写もピントこなかったりと、小説的に物足りない部分が多々ありですが、この薄さじゃ仕方ない的ナ…
どうせなら、5巻くらいにわけて本編を漫画では読めない心理的な部分までねっとり書いてほしかった。
もちろん、面白かったし、二人が再会する場面とか、良かったですヨ。一時間弱で読了できます。気軽に手を取る感覚でどうぞ。

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初恋グランギニョル 鮎川 はぎの
2012年10月14日 (日) 17:30 | 編集
初恋グランギニョル (ルルル文庫)
(2012/07/26)
鮎川 はぎの

初恋グランギニョル (ルルル文庫)

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初恋グランギニョル 

鮎川 はぎの

虚構世界の覇者に告ぐ―挑戦的な招待状に誘われて、『ヴィエルジュ・ヘルツ』という謎のゲームに参加した、優雅なる引きこもりお嬢様・遥。ところが始まったのは、参加者同士が不変不滅の愛を証明するというリアル恋愛ゲームで!?途端に興味を失った遥だが、不覚にも参加者の陰険眼鏡・千早にときめいてしまう!しかし、甘い恋の駆け引きには、残酷な罠が隠されていて…!?乙女の恋は命懸け!ドキドキのラブミステリー。
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戦い、友情、絆といった少年誌系の遊戯◯的なものは、遥か昔に卒業したわたくし。(樹木かヨ!って言ったら殺!)もちろん、私の読本のカテゴリーをご覧の通り、サバイバルホラー的なものは敬遠しているので、冒頭からかなり読むのがオックぅだったのですガ、乙女ノベルぎりぎりでグロくなく、恋愛ゲーム+謎解き+サバイバルのてんこ盛りながら、思ったより面白かった。
現代の孤島で繰り広げられるリアルゲーム
横柄巫女と宰相陛下ほどくどくなく、前半は遙と千早の掛け合いが楽しいコミカルさ、後半は人の命すら懸かったシリアスなストーリーのしっかりした、エンタメ感あふれる話でス。

あらすじ
『一人一分野一天下』!何かしらの一芸に秀で成功し、窮地を切り抜けて来た一族のお嬢様 雪ノ下遥。毎日どんなにゲームをしていても、一芸に秀でるためなら文句は言われない彼女の生活。
そんなある日、遥のもとに一通のメールが届いた。
『虚構の世界の覇者に告ぐ』という、優秀なゲーマーを集めての会への誘い。ゲーム名は『ウィェルジュ・ヘルツ』伝説の謎に挑みつつ恋愛を育む、体験型のゲームへの招待。
遥は、ネットの友人櫻をさそい、ゲームに参加した…
早くも船酔いで参加したことを後悔する遥。
しかも、意地の悪そうな陰険眼鏡に難癖つけられてしまった

「無礼はお互い様のようですけれど?残念眼鏡さん」
「おまえにはとても敵わないよ、カオス市松」

この屋敷に散らばってしまった六つの証しを集め、月の女神の太陽神への心を完成させてくださいと、執事に説明され、男女に指輪を与えられる。男女協力して、恋愛度を高めながら、クリアしていかなければならないが、参加者は、一癖も二癖もありそうな人物ばかりだった…
女子は、遙、櫻、玲夏、妃茉莉
男子は、千早、鋼、アンジュ、翼
遙は、翼をやり込めたことで、身に危険が迫り、危ないところを千早に救われた。彼は、ゲームの主催者「松崎刹那」という、狂気のゲームデザイナーの名を上げ、彼女に忠告する。

  信じるな、すべてを疑え。すべてを懸けて楽しめ」


裏切りと、嫉妬、疑心暗鬼と狭窄的視野。それぞれの思惑が交差する展開はおもしろかったが、ラスの展開について、あれこれ書くと、読むのに興ざめなので、感想は保留。
恋愛面のほうは、お互いきになりつつ、まだまだ、知り合ったばかりという状態。
敵も捨てゼリフで終わったので、続刊があると思います。

お嬢様、顔文字はわたしは好きじゃなくてヨ。
あのメールは、クスッとムカつく。

鮎川はぎの 読了一覧

ルルル文庫 読了一覧
ブラッディ・ハニー  鮎川 はぎの
2012年04月23日 (月) 12:10 | 編集
ブラッディ・ハニー (ルルル文庫)ブラッディ・ハニー (ルルル文庫)
(2011/12/27)
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ブラッディ・ハニー  

鮎川 はぎの

超ド貧乏な新人女優ロッテシアにチャンス到来!大人気作家ノンノの舞台で役が付いたのだ。張り切るロッテは、役作りのため作品の舞台となる悪の伝説が残る地を訪れる。が、そこで吸血一族の青年サーディの生け贅となってしまい!?ところがサーディは血が超苦手なうえ、なぜか一緒に王都を目指すことに。無意識に甘い言葉をささやいてくるサーディに、ロッテの心は乱れて…。肉食系新人女優と天然系吸血鬼のラブロマン。
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固さの抜けなかった鮎川 はぎのコンビの作品。はぴまりで何かを突破したようでス(ウフッ)
エロはもちろんありませんが、かなり痒い感じな甘い雰囲気がとても良かった。
読み切りです。
吸血鬼ものは好きです。
萩野さんのコンセプトは、”田舎に行ったら襲われた系ホラー”
設定が深く、もう少し突っ込んで書いてほしくなってしまうので、いっそ削って欲しいところもアリですが、天然タラシの草食系サーディの率直な口説きぶりと、野心ギラギラのロッテのコンビは面白かった。
前作のシリーズの主人公達(?)も登場で、ノンノは舞台作家の偉い人になっておりまス。良い男になってますヨ。

あらすじ
女優として成功したいロッテシアに役がついた!死人だって、立派な役!田舎で家族に認められず、否定されたことを覆そうと、必至の思いの彼女は、家賃よりも舞台を旅をして役作りをしようと思い立つ。その伝説の地で彼女は、17年に一度の生け贄になってしまった…
死体のふりをして難を逃れようと考えた彼女だが、そこへ現れた青年サーディは彼女の血糊に怯えた…
古くから秘密にしてきた一族の存在。血を摂取することで、身体能力を伸ばすことのできる一族。成人の儀で彼女をつれて帰らなければならないが、サーディは外の世界に憧れていた…

「そうよ!嫌なことを無理矢理やり続ける必要なんかないわ。自分を縛る縄は自分で切って、新しいドアを開かなくっちゃ!」

役作りのために彼の妄想に付き合うことにきめたロッテは、彼にダンサーを勧め、行動を共にするが…
逃亡した彼を捉えるために、使わされたのは、ウィンディネ
彼女の打算と計画の誤算、単純で善良な思考のサーディ
天然な口説きの言葉はどこまでが本音か…
彼の言葉は愛の告白に聞こえる…!!?
巷で噂の、誘拐犯と、彼女の女優としての行く末は…

やはり、彼の吸血衝動への飢えと葛藤と豹変は、うっとりですが、吸血鬼らしくバクッといって欲しいとか、もっとチュウチュウすってくれてもよくって
でも、続くアホな言葉攻めに、ルルルな乙女が耐えられるか心配ヨ。私としては、もっとなじってくれてもよくって
キャラがノってきた所で、読み切りで終わってしまうのが、惜しい感じ。彼の豹変ももっと見たいし、幼なじみとの関係も書き込んで欲しいし、彼の田舎も知りたかった
ノンノが操られて怪力を発揮している辺り、笑った。非力な人だとシリーズ中も勝手に思い込んでいたが、やはり、血筋か…
御茶請けに、さくっと気軽に読めるコミカルな楽しさでした。

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はぴまり こんなバカンスアリですか? 高瀬 ゆのか 原作/円城寺マキ
2012年03月20日 (火) 17:06 | 編集
はぴまり こんなバカンスアリですか? (FCαルルルnovels)はぴまり こんなバカンスアリですか? (FCαルルルnovels)
(2011/12/09)
高瀬 ゆのか

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はぴまり こんなバカンスアリですか? 

高瀬 ゆのか 原作/円城寺マキ

夫婦のドキドキシーン増量で小説化!!

相変わらず社長業に忙しい北斗に、ちょっぴり寂しい思いをしていた千和。
そんなある日、ある人物の計らいで、二人は南の島バカンスを楽しめることに!
プライベートビーチやスウィートヴィラで夫婦の幸せを満喫していると、思わぬ事件に巻き込まれてしまう。千和の危機に北斗は……!?
夫婦のあれこれ(はーと)にドキドキ! 大人気まんが「はぴまり」が待望のノベライズ! 小説だけの内緒の物語です!
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漫画コーナーに置く、小説(FCαルルルnovels)
人気漫画『はぴまり 』のハッピーエンド後の、楽しい新婚旅行のオリジナルストーリー。ファンには嬉しい、イチャイチャ満載で、やっちゃうところまで、ばっちりのちょいエロ小説 幸せイッパイの二人です。
書籍派なもんで、漫画を読んでいないので、キャラに思い入れの有る無しで感想は大きく変わると思います。

ノベル担当の、高瀬 ゆのか様は、別名”鮎川はぎの”様です。名前を変えたくなるくらい、いつもとは違ったエロ 甘さに挑戦してくれたようで、二人のイチャイチャっぷりは楽しかった。
もともと話のスジをしっかり構成する作家なので、イチャイチャだけでなく、読んでも楽しいお話になっています。もちろん、文章嫌いな乙女(?)でも楽しく読める解りやすさ…12年1月には、2刷が発行されるくらい売れているようです。

あらすじ
仕事で出張の北斗。寂しい思いをしている千和に、相馬さんから素敵なプレゼント。南の島でのバカンスに、二人は幸せいっぱい
しかし、北斗の仕事に有利になるケヴィンに釣りに誘われ、断りを入れようとする彼に気を使い、千和は行ってもいいと言ってしまった。
釣りは一日ではすまず、何日か付き合わなければならず、その間二人の溝は開いてしまう。一人寂しい思いを再びする千和。
気分転換に、彼女はホテルの従業員で世話係のシンディーと出かけるが、事件に巻き込まれてしまった…

「俺がどれだけお前を好きか、教えてやるよ」

どれだけ北斗が素敵か、もう、素敵すぎて胸焼け。
北斗の色気たっぷりの甘い攻撃に、モンモンと発情 している千和が可愛い。彼に置いて行かれて、一人寂しくモンモンとしているのもキュン。
とられたネックレスを取り返すために、無謀としか言えない行動をとる彼女。一途と言えば聞こえはいいが、独りよがりの思い込みの激しさは、はっきり言えばアホだ。そんな彼女を心配する北斗にキュン。
番外編に、片桐先輩に押し付けられて世話をするハメになった犬の漫画が5ページ。犬に焼きもちを妬く北斗の黒っぷりが、大変楽しス。
 
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聖グリセルダ学院の卒業  鮎川はぎの
2012年01月20日 (金) 23:17 | 編集
聖グリセルダ学院の卒業 (ルルル文庫)聖グリセルダ学院の卒業 (ルルル文庫)
(2011/09/23)
鮎川 はぎの

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聖グリセルダ学院の卒業

鮎川はぎの

元暗殺者の少女ティエサと第二王子であるキアス、恋人同士になったばかりの二人に大問題が!王太子クラウが、ティエサを公妾候補に選ぶといい出したのだ。学院で開催される公妾選考会を阻止すべく、ティエサたちは立ち上がる。その矢先、キアスがティエサに急に冷たくなり…。いったい何が起きているの!?二人に本当の幸せはやってくるの!?恋と事件のラブファンタジー、いよいよクライマックス!サブキャラたちのその後も大公開。
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3巻以降、鮎川はぎのらしい、設定の説明好きと、くどい書き方が少々気になってしまって、この巻も前半辛かった。『横柄巫女と宰相陛下 』の時も、何度かそれで挫折しかけたが、グリセルダ学院の方はくだけた印象で甘さもアップで中盤以降は楽しかったラスト。

あらすじ
九公の思うがままのこの国の現状…
「公妾」をグリセルダ学院で選考することとなり、ティエサが候補に上がってしまう。
離ればなれのキアスと、ティエサ。交換日記(不発)と共に却ってきたキアスの冷たい態度に、ショックを受けるティエサだが、日記に書かれた彼の言葉は彼女を勇気づける…

  俺を信じろ

好きでもない相手と嫁がなくてはならない近い将来。
不安と恐れを抱くだけではなく、彼女達は戦おうと決心する。
「公妾」の選定日を狙って、仕掛けてきた人物は…

少々人大杉だった。混乱しないように整理してきたつもりだが、それでも混乱してしまった。もっと削ってもよかった。九公の説明より、兄とキアスと、ティエサの関係をもっと書き込んで欲しかった。キアスとティエサの関係は大変楽しかった。素敵乙女ノベル。乱暴で不器用な言葉の彼のキスが嬉し恥ずかし、ゴロゴロ~~!
キアスは、ラララと被るもんか!みたいな意地も入ってるネ。
結構気に入ったシリーズだったので、もう少し温めて欲しかった。カップルのその後も削って、5巻におまけ一巻にして欲しかったネージュとシアーハ、姉弟ノンノ、トトその他の面々…少々強引にその先の未来まで、無理矢理まとめてしまった感。

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