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贅沢な身の上 ときめきは遥かなる河に乱されて!  我鳥 彩子
2014年04月11日 (金) 13:20 | 編集
贅沢な身の上 ときめきは遥かなる河に乱されて! (コバルト文庫)
(2013/11/30)
我鳥 彩子

贅沢な身の上 ときめきは遥かなる河に乱されて! (コバルト文庫)

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贅沢な身の上
ときめきは遥かなる河に乱されて!  

我鳥 彩子

稜王夫妻が誘拐された。関係者が一様に「めんどくさ…」と思っているところへ、稜王を解放する条件を記した文が届く。要求は金ではなく、意味不明な珍品。花蓮は、きっと犯人はただの河賊ではないと興味津々。そんな時、天綸に懐いている羽竜という美少年と出会う。初めは女の子だと思った。以前は、天綸と美少女が並べば、楽しく妄想していたのに、それが出来なくなっていることに気づいて…!?
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アイドルの舞台での天綸は花蓮を見ていなかった。彼を遠くに感じてしまったことで、花蓮の気持ちは変化しはじめ…

稜王夫妻が誘拐。とはいえ、事件そのものよりも、諸外国の動きをちらつかせながら、登場人物皆様の色恋が忙しい話となっております。
とうとう、やっと!花蓮は、天綸に対して自分の気持ちに変化を感じ始めますッ!おくちをムフムフいわせて、楽しんでください。
多数の視点や、どうでもいい脇役達の複雑な絡みがメインになりつつあるので、皆様がどうつながるのか、布石がつながり始めたので、その変化に頑張ってついていってください。

あらすじ
稜王の護送船が河賊に襲われ、人質にされたという報せが入る。「面倒くさいな…!」とつぶやく天綸だが、理央の差し出した書付けに並ぶ文字を見て、眉を寄せた。
金品ではなく、珍品。花蓮は、この前のアイドルの時の天綸に対して違和感を感じながらも、さっそく関係各所をまわり始める。
天宮の鳥を求め、唯翔さんのところに行った帰り道  
ごろつきの喧嘩のようなものを見た花蓮は興味を引かれたが、その隣で天綸は、妙に焦った様子で「後宮で睦み合おうではないか」と口を開いた。
すると、少女が「大将!」と叫び、天綸によじ上り彼の回りをその仲間が取り囲んでしまった。天綸の顔が見えなかった。今、天綸があの少女にあんな顔やこんな顔を見せているのかと思うと、もやもやと面白くない気持ちになった。
美少女は、少年だった。…よかった。
よかった、って何が?


というわけで、中盤までかなり省略して紹介。
いつも花蓮だけを見ている天綸の別の顔を見るのが怖いと感じ始めた彼女。市中の仲間に対し素性を隠しているため、花蓮に対しそっけない態度をとられ、モヤモヤの花蓮に萌え。
もちろん、どんなに複雑そうな事件でも、花蓮の強運であっさり解決。金の亀再び。せっかく集めた品物を並べて驚いて欲しかったのに、無駄になったね。もったいない。
鳴鳴の話がやっと動きだして、こことつながって、こっちでつながってと、その辺りはファンなら楽しい。でも、話は相変わらず、しょうもナ…
この巻のメインは、やっぱり花蓮の変化でしょう。
今まで、妄想する立場から、される立場に変化し、読者としては 萌
ああでも、やっぱり花蓮。乙女として、怖いんだもン!ってことで、ラストまで楽しかった。
押し倒してあんなことやこんなことを教えたいと、直球な天綸の頭をしばきたい。その役目の鳴鳴も、大変なことになりそうで、続刊に期待ッ!

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贅沢な身の上 ときめきと巡り逢いの環を胸に! (コバルト文庫) (2014/3/1)
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