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亜夜子と時計塔のガーディアン 約束のチョコレート 喜多みどり
2015年07月27日 (月) 20:32 | 編集

亜夜子と時計塔のガーディアン 約束のチョコレート (角川ビーンズ文庫)
2014/12/27
喜多 みどり (著),

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亜夜子と時計塔のガーディアン
約束のチョコレート

喜多 みどり

19世紀末。憧れの英国へ留学した桜桃院亜夜子は、ひょんなことから鋭い美貌を持つ青年紳士レイと主従契約を結び、彼の下僕として連日連夜振り回されることに。ある日、ロンドンの街で凶悪な“切り裂きジャック”による連続殺人事件が発生し、容疑者としてレイの親友、シーモアが逮捕されてしまう!彼の濡れ衣を晴らすため、事件解決に乗り出す2人だが!?超変人監督生と大和撫子―凸凹コンビの英国事件譚、第2弾!!
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二巻は、ロンドンの街を震撼させている凶悪な事件“切り裂きジャック”の犯人とされてしまった友人・シーモアを助けることから始まる物語。
幼いころ誘拐されたことで、貴族社会にも馴染めない人付き合いの苦手なレイ。ファグの関係を結んだ亜矢子によって、変わりはじめたレイなのだが、亜矢子はそれに気づくことなく彼の力になりたいと必死。そして、その気持の奥にまでは気づいていないあたりが、いい感じにズレていて、痒くて良いです。
ラストのシーンから再び対決があるのかと思われましたが、二巻で完結のようです。2人の関係が恋愛未満で終わってしまって、面白かっただけに残念な気がします。
時代的な風景描写だけではなく、ある程度忠実に英国らしい身分差や習慣を丁寧に描写している辺りなど、好感のもてる作品でした。(淑女扱いされていない亜矢子は別として…)

あらすじ
頬に触れた指先が  
熱い。
今、アヤコの顔は真っ赤だ。
レイに押し倒されたあの時から、きっと、ずっと、赤いのだ。
「………!」
「熱が引いてからでないと、あらぬ誤解を  
その言いぐさに、アヤコは抑えていた感情を爆発させた。
「誰のせいですか!」

冒頭から抜粋。レイはアヤコをともないロンドンへ向かった。ホワイトヒルズ校の三百周年記念式典のためのスタグフォードとの親善試合での打ち合わせのためではあるが、レイがアヤコをともなったのは、自慢のチョコ、ザッハトルテを再現したものを味あわせたかったから。しかし、アヤコは打ち合わせのために役に立つつもりで彼が連れてきたわけではないと知り、ショックをうけてしまう。いつになく、折れてきた彼の態度に驚きながら、嬉しくなっていると、グリフィス先生から、シーモアが逮捕されたと知らされた…

”切り裂きジャック”とレイの因縁や、レイを連れ去った”F”との因果関係も明らかになっていくのだが、物語は、生臭い事件はあまり描かれず、主人公たちの友情に比重をおいて展開します。
決して揺らぐまいと常にまっすぐに正義感を貫くレイに対し、彼の性格を理解しようとするアヤコ、休学することになったシーモアなどが絡みながら、物語が進んでいくので、乙女ノベルらしい構成となっております。

それにしても、おもしろかっただけに、なぜレイが連れ去られたのか、さらなる謎の人物が気になって、最終巻なのがとても残念〜〜〜〜〜!!!

角川ビーインズ文庫 読了一覧

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