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湖畔の休日 ベティ・ニールズ
2015年08月10日 (月) 10:07 | 編集

湖畔の休日 ハーレクイン・コア・ベスト

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湖畔の休日 

ベティ・ニールズ

なんてすてきな先生!ハンサムで落ちついていて有能で…。ジェイムズ卿の診療所の新しい顔、ギフォード医師は、たちまち患者やスタッフの注目の的になる。だけど秘書兼受付係のルイーザだけは、同調して浮かれはしなかった。気まずい出会い方をして以来、先生はわたしを嫌っているみたい。わたしだってなんとも思ってないわ、あんな堅苦しい人。ところが思わぬ事態から、彼女は週に何日かギフォード付きとなり、彼の自宅へ同行してまで仕事をすることになった。ギフォードには婚約者がいた。美しいけれど意地悪なヘレナ。誰が見たって、彼女は先生に全然ふさわしくないわ。ルイーザはギフォードの幸福のためにひと肌脱ぐことにした。彼のことは好きじゃないけれど、と自分に言い訳しながら…。(R1479)
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copyright 1998
An Ideal Wife

彼には意地悪なヘレナは似合わないわ!と、ギフォードのためにとヘレナに他の男性をあてがおうと考えるルイーザ。
でも、本当にギフォードがヘレナを愛しているとしたら?
自分の気持ちに気が付き、彼の気持ちを気遣ううちに、自分のしたことの事の重大さにパニック状態に。
そんなおせっかい焼きのルイーザの奮闘がとてもかわいらしい作品。
気に入っているお話です。

あらすじ
六月のある晴れた日、朝六時のことだった。
ノッカーを激しくたたく音で目を覚ましたルイーザが、ドアの錠をはずすと、外の景色が見えないほど大柄で背の大きな人背の高い男性が立っていた。
酔っぱらいか脱獄中の犯人かと想像力をたくましくしたが、男性は門の所で倒れていた家政婦のビディを運び込んでくれた親切な人だった。ルイーザのありがとうの言葉にも答えずにただ歩いていき、振り返りもせずに玄関から出て行った。
「そんなに気をわるくしなくたっていいのに」

ルイーザは、ジェイムズ卿の診療所で秘書として働いているが、その日はジェイムズ卿はひとりではなかった。隣にいた男性も、一緒にこちらを向いて、ルイーザに冷ややかな視線を投げてきた。
ドア・ノッカーを激しく叩いていた男とは別人のように見えた。

また、しつこく求婚していくるパーシーがいるが、ルイーザには興味がない。はっきり断っても、パーシーはヴィクトリア時代の小説に登場する、偏屈な人物以上の物言いをする。
ある日、ジェイムズ卿が中東の依頼で留守をすることになった。その間、ギフォード先生が自分の診療所と掛け持ちで見ることになる。
ずいぶん忙しくなった。だが、彼の屋敷で秘書の仕事をすることはあっても彼については何も知らない。
そんな時、紹介されたのは、彼の婚約者ヘレナ・ソーンフォルドだった。
ヘレナの意地の悪い言葉に、ルイーザは怒りを押し殺していたが、だんだんギフォードが気の毒になってきた。
彼女は美人だが、悪妻になりそうだ。
もちろんわたしは先生のことは全然好きじゃないわ。
ギフォードの事を考えながら、ルイーザは豆料理のケジャリーの味見をして、フォークを口へ持っていきかけて、また下におく。「パーシーがいたわ」大きな満足げな声をあげた。

「彼女にはパーシーがぴったりよ。さて、どうやって2人を出会わせる?」


前半の経緯。継母ミセス・ハワースとは無関心な関係だが、しつこいパーシーを切っ掛けに一人暮らしを決意。ヘレナとパーシーを出会わせるべく、パーティーに出かけ、ひと押しするためにピクニックを企画する。
ギフォードがヘレナを放置するのをいいことに、パーシーとヘレナのいい雰囲気を確認してから、あとはなるようになると、ルイーザは休暇に入った。
ところが、スコットランドの田舎でギフォードと再会し、楽しいひとときを過ごすうちに自分の気持ちに気が付きはじめ…

作中、ジェーン・オースティンの名前が出てくるが、意識して作品を作っている雰囲気。おせっかい焼きや、堅物なパージーの物言いなど、それとなく感じるものがある。
雨の中、打ちひしがれるヒロインが良いです。散々探し回って思わず怒鳴りつけてしまうダーリンにムフムフと笑ってしまった。
楽しかった。

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