本読み隊
本の感想・紹介です 。主にコバルト文庫・角川ビーインズ・ビーズログ文庫・一迅社アイリスなどの少女趣味ライトノベル、ハーレクインなどの海外ロマンスなど、3500冊。★スマホからご覧になる方は「海外ロマンス読了一覧」など一部の記事のスクロールが長くなるの場合、”PC”ボタンでPCに切り替えて見ることをオススメです★
魔女の使い魔は王子様でした 瑞山いつき
2015年08月30日 (日) 20:55 | 編集

魔女の使い魔は王子様でした。 (一迅社文庫アイリス)
2015/6/19
瑞山 いつき (著),

---楽天----




魔女の使い魔は王子様でした 

瑞山いつき

美女姿に変身していた魔女リタが、仔猫のような魔物と使い魔契約を結んだ翌朝―檻の中に入れていた魔物が、なぜか青年になっていた!?しかも彼は、自分はこの国の第一王子ヴァルトで、魔女に助けを求めに来たのだと分かりやすい嘘をつく始末。これは絶対に舐められている!しっかり躾けなければと思っていたけれど…。まさか本当に王子様だったなんて!?呪われた王子様をうっかり使い魔にしてしまった魔女の解呪ラブファンタジー。
-------------------

魔女リタが使い魔にしてしまったのは、呪をかけられた王子。
王子だと言っても信じてもらえないヴァルトは、使い魔扱いで四苦八苦。でも、そんな生活も悪くないと思えるほど、王子としてのアイデンティーが崩壊気味のヘタレ王子だけど…。
”ただいま”と帰ったら、”お帰り”と返してくれる誰かが欲しい。
そんなリタのささやかな望みが、キュンと可愛らしく、そんな彼女の気持ちを察してあげる優しさのある良い男なのです。
ベテラン作家の小技の効いた王道ストーリー。安定感のある楽しさ。
美麗ピンナップ付き。

あらすじ
美しい鎖骨と悩ましげな谷間。首筋が細い。
露わになった瞳に、ヴァルトは目を見はった。
助けを求める魔女が彼女だなんて、こんな偶然……。

  運命に決まっている。

■□■
寝室の角に、木製の檻が置かれているのはわかっている。
昨夜、リタが作ったものだ。
中に入れたものも覚えている。黒い子猫に似た小さな魔物で、今日から共に暮らすのだとわくわくしながら就寝したのに……  
今にも壊れそうな檻には、窮屈そうに背中を丸めて首を斜めにし、手足を縮めている成人男性が入っていた。
お互いに目を見開いて沈黙し、質問する声がぴたりと重なった。

「「………誰?」」


冒頭の経緯。解呪を依頼にきた王子ヴァルトが一目惚れした魔女は仮の姿で、リタは16歳の少女でガッカリ。
一方、リタはそんなヴァルトの言動から王子であることを信じず、使い魔扱い。
だが、話せば話すほど、今の自分にどれほどの価値があるのかと思い悩む王子の姿は、幼い頃母に捨てられてしまった小さな魔女が何度も繰り返していた疑問と重なった。
額の”太陽”(ソル)が真っ青に輝いた時、魔女は”異界”(ゼノ)に旅立つ。母も異界へ行ってしまったことで、リタは魔女としての修業を積み、いつか”異界”に旅立つことを夢見ているのだ。
  いまは『いってきます』と『ただいま』が言える。
しかし、魔物の彼は日に日に成長している。このままでは間もなく人であることを完全に忘れた魔物になってしまう…

度重なる襲撃。ヴァルトに呪をかけたのは何者なのか?
人間の王子だと理解し、使い魔の契約を解除したけれど…!?
というわけで、ストーリーは王道な展開になるのだが、ファンタジーを得意とする作者らしい設定や世界観、お互いに孤独な主人公たちの成長は楽しかった。
スッキリと決着してくれるので、読み切りかと思われますが、このままじゃお茶飲み友達だし…続刊は有るのかしら?

一目惚れ美女に育つのを待つつもりか?

瑞山 いつき 読了一覧

一迅社文庫アイリス 読了一覧

関連記事
Powered by . / Copyright ©本読み隊All Rights Reserved→m117117/Template by sukechan.
スポンサードリンク