本読み隊
本の感想・紹介です 。主にコバルト文庫・角川ビーインズ・ビーズログ文庫・一迅社アイリスなどの少女趣味ライトノベル、ハーレクインなどの海外ロマンスなど、3500冊。★スマホからご覧になる方は「海外ロマンス読了一覧」など一部の記事のスクロールが長くなるの場合、”PC”ボタンでPCに切り替えて見ることをオススメです★
今宵、心惑わされ グレース・バローズ
2015年09月03日 (木) 23:55 | 編集

今宵、心惑わされ (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション(ロマンス・コレクション))
2015/6/22
グレース・バローズ (著)

---楽天---




今宵、心惑わされ 

グレース・バローズ

スコットランドの伯爵家の次男として生まれたイアンだが、兄が行方不明のため、早急に伯爵位を継承しなければならなくなっていた。が、伯爵家は折からの財政難。そこで窮地を乗り切るために、たっぷりの持参金が見込める花嫁を迎える計画を立てる。ロンドンからはるばるやってきた金満男爵一家にハイランドで快適な夏の日々を過ごしてもらいながら、その令嬢に求婚──するはずだったが、イアンをはじめ双方の家の男女の心が揺れ合い触れ合ううち、事態は意外な方向へと進んでいき……
----------------------
copyright 2012
The Bridegroom Wore Plaid

経済的にゆとりのない家族のために、裕福な女性と結婚を望み、爵位を求める男爵家の人々を招待したイアン・マクレガーだが、レディの付き添いの女性オーガスタに心惹かれてしまい…

ヴィクトリア時代初期。王女の避暑地であるバルモラル城が立てられ、「王女さまが隣人」という利点で宿泊客を受け入れてはいるものの、スコットランドの暗黒時代をへて、飢饉がつづき、経済的に困窮している時代。
生きるためにプライドを売るしかない伯爵の葛藤がほろ苦いロマ。
歴史的な検証と創作をあとがきで作者と訳者が軽く説明してくれるので、理解しやすい。
「 パブリッシャーズ・ウィークリー 」 誌 〈 2012年ロマンス部門ベスト・ブック 〉ということなのだが、登場人物のカップル数が多いので、ロマンス的な緊張感を求めるとちょっと違うかな。
恋に惑う複数の男女のドタバタ劇を楽しむ物語だと考えれば楽しめると思う。
とはいえ、4組のカップルが成立するまでかなりじれったい。
視点は男女交互にあるので、感情移入しにくい。

あらすじ
「ほどほどにハンサムな独身伯爵に財産がないとなれば、裕福な女性を妻にと望んで当然」
伯母に説得された言葉を、イアン・マクレガーは声には出さず繰り返しつぶやいた。そうした状況にある伯爵としては我が身を嘲笑われた気がしないでもない。
バルフォア男爵ウィラードは、伯爵の爵位を娘に求める。だが、イアンの花嫁候補であるジーニーは、結婚に消極的だ。
そんな花嫁候補への仲介を、付き添い役のオーガスタ・メリックに頼むが、聡明で明るく孤独な彼女に惹かれはじめる…

一方、マクレガー家三兄弟の次男ギルは、兄の花嫁候補ジーニーの話を聞くうちに…
三男コナーは、付き添い婦の未亡人ジュリアに迫られ…
男爵家の長男マシューは、イアンの妹でありシングルマーザーのメアリー・フランシスと?
そんな中、男爵ウィラードは、オーガスタの殺害を計画しており…


という、恋が錯綜する割には、わかりやすいお話が展開します。
悩みに悩むダーリンの煮え切らなさは、いい感じにイライラさせてくれるのだが、ヒロイン視点オンリーだったらその鬼っぷりをもっと堪能できたのだが、男性視点で読まされるだけに、彼の有能さをいまいち感じないという…
どいつもこいつも!と、突っ込みを入れならが読むのを楽しめる心広い読者なら楽しいと思う。

続刊は、今回存在感の薄かった男爵家の次女ヘスターと、三人の伯父に愛される可愛い娘フィオナの父親の実家フリン家の長男との恋と親権をめぐるお話だそうだ。

それなりに最後まで楽しんで読んだけどね。
続刊読むかは、微妙!

海外ロマンス 読了一覧
関連記事
Powered by . / Copyright ©本読み隊All Rights Reserved→m117117/Template by sukechan.
スポンサードリンク