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幽霊王子の理想的な姫君 落ちてる幽霊は俺の嫁 佐槻奏多
2015年09月06日 (日) 16:16 | 編集

幽霊王子の理想的な姫君 落ちてる幽霊は俺の嫁 (一迅社文庫アイリス)
2015/3/20
佐槻 奏多 (著),

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幽霊王子の理想的な姫君 

佐槻奏多

何者かに首を絞められ、幽霊になってしまった田舎貴族の娘アリスティア。彼女は、気づいたら幽霊が見えるジーク王子の腕の中にいた。しかも、「結婚してくれ」と熱く迫られて―。って、幽体離脱してるだけって分かった途端「生き返らずに、死んだままでいてくれ」なんてひどすぎます!それに、幽霊しか愛せない王子が、どうして生きてる私と婚約したがるの!?まさか、幽霊になることを期待されてるなんて、ないですよね?幽霊姿に一目ぼれした王子に掴まってしまった哀れな少女の残念系幽霊ラブコメディ!
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幽霊が見えるジーク王子に見初められてしまったアリスティア。
幽体離脱した彼女を追いかけて窮地を救ってくれた初恋の王子様が、保護してくれるのは嬉しいけれど…
幽霊になるのを待ってる!?

真実しか語れない幽霊しか信じられないという、かなり病んでる王子です。惚れた娘が他に取り憑かないように独占欲むき出しにする辺り、病みっぷりが酷くて笑った。
そんな幽霊愛に満ちた残念な王子が生身の女を愛することができるようになるのか?
ご愁傷様なヒロインの叫びが可愛く、さくっと楽しめた。
カラーピンナップ付き。

あらすじ
「アドリアン。お……落ちていたモノなら、拾った人間が持ち主になってもいい、よな?」

ジークは、エントランスの出口に倒れた娘の幽霊を前に、耐え難いほど、彼女を手に入れたくてたまらなくなった。
今ここにいる者達は知っていた。
幽霊と会話し、操ることができる『幽霊王子』こと第一王子ジーク・ヴェラード・アシュトラーゼ。彼が見えるというならば、確実にそこに幽霊が存在しているのだということを。

「そうだ、お前たちにも俺の妻となる相手を見せてやろう」
■□■
幽霊になってしまったアリスティアは、初恋の王子ジークに甘い言葉とプロポーズを囁かれ、夢見心地のまま幽霊になったいきさつを語った。バートン伯爵家次男フレデリクとの婚約のために、田舎から王都に出てきたものの、伯爵家の庭で何者かに首を締められたのだ。
犯人を捕まえて欲しいと願うアリスティアにジークはふわりと微笑むと、再度求婚した。

「君に……僕の妻になってほしいんだ」

世継ぎの王子なのに妃が幽霊でも、退位するから問題ないと彼は説得する。どうして幽霊の私を?


冒頭の経緯。彼は、自分を怖がらない相手と結婚したいと願い、怖がらないのは幽霊だけなのだと言う。
しかし、彼の曾祖母の霊ギゼラがアリスティアの体についた糸から幽体離脱しただけで、体に戻れることを教え、アリスティアは自分の体へ。
ところが、自分の体に戻ったとたん、再び何者かに狙われピンチ!
そこに、ジークが駆けつけ彼女を救い、父を説得し、ジークの保護と婚約ということになってしまったけれど、彼は彼女が幽霊になるのを待っているようで…
「すぐに死ななくてもいい」

ジークの不思議な力で、幽体離脱しやすい体質になってしまった彼女は、幽霊になるのを待っているジークを前に、ピンチ!
という、アップテンポのドタバタしたコメディーです。血しぶきを浴びた姿で登場したり、血を見るのが好きな特異体質の従者などがおりますが、可愛い幽霊ばかりなので怖い話ではありません。
人のぬくもりを知らず、愛を求めた結末の裏切りに深く傷つくジーク王子は、かなり不憫な男なのだが、それでも、アリスティアが死ぬのを待っている辺り、酷くて笑った。
ラストの、彼が自分の気持ちに気付く辺りは、自分で気がついて欲しい所だったナ。命を狙われていた落ちもしょうもない話なのだが、二人の掛け合いは楽しかった。

一迅社文庫アイリス 読了一覧
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