本読み隊
本の感想・紹介です 。主にコバルト文庫・角川ビーインズ・ビーズログ文庫・一迅社アイリスなどの少女趣味ライトノベル、ハーレクインなどの海外ロマンスなど、3500冊。★スマホからご覧になる方は「海外ロマンス読了一覧」など一部の記事のスクロールが長くなるの場合、”PC”ボタンでPCに切り替えて見ることをオススメです★
光と闇の魔法 オドワイヤー家トリロジー3 ノーラ・ロバーツ
2015年09月09日 (水) 14:37 | 編集

光と闇の魔法 (扶桑社ロマンス)
2015/7/2
ノーラ・ロバーツ (著)

--楽天---




光と闇の魔法 
オドワイヤー家トリロジー 3

ノーラ・ロバーツ

オドワイヤー家の長女ブラナは、アイルランドの地もとで雑貨店をいとなみながら、強大な魔力を持つダーク・ウィッチとして黒の妖術師キャヴァンを倒すという重要な使命を担っていた。仲間の一人である乗馬クラブの経営者フィンとは相思相愛の仲でありながら、フィンがキャヴァンの末裔であることからその関係を深められないできた。しかし最終決戦に向け決意を新たにするなか、二人の関係にも変化が生じ…数百年に及ぶ光と闇の因縁の戦いに遂に決着のときが。愛と魔術の三部作ここに完結!
--------------------
copyright 2014
Blood magick

オドワイヤー家三部作完結巻です。
魔法使いの戦いは、過去に数作あり、仲間内のまったりした雰囲気で2巻まで来ただけに、あまり期待していなかったのだが、久しぶりに面白いと感じた。
敵である黒の妖術師キャヴァンの末裔であることでフィンとブラナは、様々な葛藤に苦しんでいただけに、フィンの秘密が明らかになるにつれ、引き込まれる。
フィンがブラナに向ける真っ直ぐな愛と、刻印故に決着後は離れなければならない切なさがキュン!!
ただ、ラストの対決までかなり引っ張るので、戦いのシーンや余韻がもう少し欲しかった。

あらすじ
1276年ブラナは、キャヴァンと対決するために旅立つことを夫に告げた。ソーカの三人の子供たちはそれぞれ子をもうけ、その子たちがまた子を持つのだろう。
夫や子供たちを伴い、妹一家と弟とともに帰郷した。
「われらの血にかけて」「われらは打ち勝つ」
■□■
2013年
「キャヴァンがほんの数日前ほどは弱っていなかったのはわかったよ。そして、あいつは何かがとり憑いていた。何か……別のものが」

「いったいそれはなんなの?」

ブラナを見るだけでフィンの心は痛んだ。こんなに近くにいながら、土星のように遠く感じる。だがブラナの顔を見て、彼女の声を聞き、いろんなにおいが漂うこの薬房で彼女の香りを  彼女だけの香りを  かぐほうが、ジンジャービスケットよりもはるかにエネルギーを与えてくれる。
ぼくはブラナへの愛を葬ろうとしてあらゆることを試した。彼女のほうが背を向けてぼくを捨てたのだと自分に言い聞かせて。様々な女性と体と重ね、胸にぽっかり開いた穴を埋めようとした。
また距離を置くためだけに、たびたび旅に出た。機知や気骨によって揺るぎない財も築いた。
だが、何をしようとブラナへの愛がほんの少しでも薄れることはなかった。
ブラナがこの家に来たのはたった一度。それでも、彼女がここにいる姿を思い描ける。当然だろう。認めるのはプライドが傷つくが、この家はブラナを思いながら、かつてふたりで語り合った夢をもとに建てたものなのだから。
暖炉で熾火がくすぶる暗い寝室で、フィンはブラナに思いを馳せた。
むき出しの肩にシルクのようになめらかな黒髪をたらし、ブラナがこちらを向いた。
ブラナが微笑んだ。

「あなたはわたしに恋焦がれているのね」

「ああ、昼も夜も」


冒頭の経緯。フィンは、彼を取り込もうとするキャヴァンに抗い、ブラナへの思慕に抗ってきた。ブラナも、まだ若く純真だったころにフィンとたった一度結ばれたあと、キャヴァンの刻印が肩に現れたことで、裏切られた思いと不信に揺れ、葛藤を重ねながら、今はフィンをキャヴァンとの決着をつけるための大切な仲間だと認めるまでに至った。
しかし、フィンの夢の中にブラナは引き込まれ、夢で抱き合ったことで、二人の関係は変化を始める…

勝手に夢に引き込まれて、ブラナはおかんむりです。それでも、自分の気持ちを認めはじめた二人は、逢瀬を重ねはじめます。キャヴァンとの対決のために、様々な準備を始めますが、その中で、キャヴァンの中にいる悪魔の名前を知るために、フィンは命がけで敵地に乗り込み…
ラスト巻なので、あとは秘密。
ストリーの展開は、再び力を増してきたキャヴァンとの小競り合い→検証が、ラストの対決まで数回あり、その合間に再び二人の愛が再燃しながら、過去のオドワイヤー姉弟と再会などが入るという単純な構図なので、読みやすくはあるが、ちょっとじれったい。
フィンの新たな秘密が明らかになった辺り、ストンとくるという隠し球は楽しい。
つれないブラナの態度に相当傷ついていたフィンがかなり不憫だっただけに、幸せになれて喜。

ノーラ ロバーツ 読了一覧

ロマンス 読了一覧
関連記事
Powered by . / Copyright ©本読み隊All Rights Reserved→m117117/Template by sukechan.
スポンサードリンク