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太極仙華伝 頭上注意!花嫁は木から落ちてくる 甘夏千歳
2015年09月09日 (水) 23:06 | 編集

太極仙華伝 -頭上注意! 花嫁は木から落ちてくる- (ビーズログ文庫)
2015/7/15
甘夏 千歳 (著)

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太極仙華伝 
頭上注意!花嫁は木から落ちてくる

甘夏千歳

神獣・朱雀に守られし国、華弓。珠華は見習い太極医官として勤める元気いっぱいの少女。ある日王宮でちょっと木に登っていたら、足を踏み外してまっさかさま―で、気がつけばなんと国王・慧祥の腕の中に!おまけに、突然『私の嫁になれ』って、2人が心を通じ合わせる太極秘儀を完成させようとか言われたんだけど!?ミライショウセツ大賞優秀作、書籍化!
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「pixiv」が主催したミライショウセツ大賞からの文庫化です。
新人さんということで、過度な期待をせずに読めばそれなりに楽しい作品。
生い立ちから心に傷を持ち、人と上手く関われない国王・慧祥と、猿並に元気で明るい娘・華弓との、恋愛ごっこ的なぎこちないスタートはムフムフと楽しかった。(小指つなぎの辺り)
だが、登場人物の煩雑さや、後半の設定のアラなどが目立ち、いろいろと残念な部分も多い。

あらすじ
「ふざけてなどおらん。私は枇杷の木から落ちた猿と嫁にする。そう決めていたのだ」

太極医官の同僚にそそのかされて枇杷の木に登り、足を踏み外した珠華を受け止めた男は、珠華を抱いたまま嫁にすると言い出した。男の頭を軽く蹴飛ばすと、そのまま彼の背後に着地し、走り去ったが、男は珠華の兄と再び現れた。
(黄色と朱雀……って、まさか!)
陛下から直々に、「嫁になれ」と勅命を受けてしまった。
だからといって、ここで引くわけにはいかない。

「陛下は、何をお望みですか?」

華弓国の守護・朱雀が父王の死から姿を消して6年。それ以降現れていない。
朱雀は国に吉兆があると王の元に現れる。全ての邪気を浄化すると言われる術”太極秘技”は、朱雀の力を上回ると言われる。その秘技を華弓に伝授し、二人で完成させ朱雀を呼び戻そうというのだ。

「私と陛下が、心をかよわせる……?」


冒頭の経緯。いまだ不安定な慧祥の立場としては、朱雀を呼び戻すことが必要だ。そして、術を完成させるには、自分を否定し男にまじり太極医官として精進してきた華弓の中の女の部分を認めることが必要だと言う。だけど、心をかよわせるために慧祥は、彼女の兄の作ったマニュアル通りに行動しているなんて!?

前半はいい感じに痒い二人なのだ。
英雄とはいえ、人々に畏れられる慧祥の生い立ちや、華弓が幼いころに助けられて憧れてきた少年が彼とつながる辺りまでは楽しかった。
だが、複数の同僚が後半に絡んでくると理解しにくかった。複数の同僚は、漫画ならわかりやすいかもしれないが、関西弁などで個性をつけても小説だと想像しにくい、もう少し削って欲しかった。
太極秘技も期待した割に曖昧で、スザクがそれで良しとしてしまうのが、読者として納得しにくく、もったいなかった。
…ぬぅぅぅ!続刊があるのか?

キレイ事はいらないの!ちゅ~したら嫁にして!

B's LOG文庫 読了一覧
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