本読み隊
本の感想・紹介です 。主にコバルト文庫・角川ビーインズ・ビーズログ文庫・一迅社アイリスなどの少女趣味ライトノベル、ハーレクインなどの海外ロマンスなど、3500冊。★スマホからご覧になる方は「海外ロマンス読了一覧」など一部の記事のスクロールが長くなるの場合、”PC”ボタンでPCに切り替えて見ることをオススメです★
ときめきの丘で ベティ・ニールズ
2015年08月16日 (日) 10:30 | 編集

ときめきの丘で (ハーレクイン・ロマンス (R1644))
2001/1
ベティ・ニールズ (著)

---楽天---




ときめきの丘で 

ベティ・ニールズ

気むずかしい父親の世話に明け暮れるセリーナは、つかの間の休息を求めて近くの丘の上にのぼった。いつもは誰もいない頂上に、見知らぬ男の人がいる。初対面なのになぜか懐かしさと親しみを覚え、彼とおしゃべりを楽しみ、久しぶりに幸せな時間を過ごした。それから間もなく、父が心臓発作で倒れ主治医が家に駆けつけた。驚いたことに、あの丘で会った男性も一緒だ。しかし再会の喜びは、すぐに新たな試練にかき消されてしまう。父の遺言で、家が慈善団体に寄付されることになったのだ。セリーナは追われるように故郷を出て、ロンドンで仕事を探し、安アパートメントに住み始めた。そんな彼女を必死で探している人物がいるとは知らずに……。(R1644)
-------------------
copyright 1999
A Good Wife

ベティ晩年の作品。なので、男性視点が多く、ヒロインを気に入ってしまったヒーローの内面が時折現れ、優しく親切で過保護な彼の中のイメージとは別の面、独善的で所有欲が強い部分が現れていて、楽しいロマ。
不憫なヒロインの境遇ではあるが、そんな彼に振り回され気味のヒロインが可愛いと感じる。

あらすじ
今日は私の二十六歳の誕生日。といっても、いつもと何が変わるわけでもない。
締まり屋の婚約者グレゴリーからのバースデーカードはなく、自称病人の気むずかしい父からは、不平不満しか出てこない。
セリーナの自由になるお金は1ペニーもなく、先行きが不安だったが、グレゴリーが結婚を匂わせることもあって、もうひと頑張りする気になっていた。
つかの間の自由を求めて、セリーナが丘に登ると、普段はめったに人が来ないのに今日はめずらしく先客がいた。セリーナとっておきの場所で大きな岩で、知らない男性が一人のんびりとくつろいでいる。
カジュアルなツイードのスーツを着たハンサムな40に近い三十代の男性は、セリーナの挨拶ににこやかに答えた。

「きみの岩に不法侵入しているかな?」

本当に嬉しいひとときだった。なんだか彼が古くからの友人のように思えた。でも私、ちょっとしゃべりすぎたかしら。
そんなある日、弁護士が呼ばれ、無念そうな顔をし帰っていった。セリーナの二人の兄は、彼女が休暇を望んでいることを父に報告した。そのため、怒った父は遺言を書き換えたのだ。
発作はおこるべくして起こった。主治医が一緒に連れてきた医師ファンドーレンは、あの時男性だった。父の死に、ファンドーレン医師は立ち会ってくれた。
父に愛されることはなかった。とてもやるせなかった。
セリーナは名残惜しい気持ちで、ファンドーレンを見送った。


冒頭の経緯。セリーナの遺産は少なく、屋敷は慈善団体に寄付された。結婚を期待したグレゴリーは、屋敷もなにも手に入らないと知るや背を向け、行き場のない彼女は仕事が見つかるまで、兄ヘンリーの家に世話になるが、邪険にされ無償の子守のような扱いを受けることに。
話を人づてに聞いたファンドーレンは彼女に仕事を紹介した。しかし、入院した息子を可愛がり、娘に無関心の母親の下で働くことは大変だった。
ファンドーレンは、彼のナニーの厩を改造した屋敷に彼女を連れて帰り、次の仕事が見つかるまではと、世話をすることに。
しかし、彼の予想より早くセリーナは仕事を見つけ、身を隠してしまった…

というわけで、後半は”もう二度と失いたくない”と半ば強引に結婚の展開。
ヒロインに言い寄る男に”激しい嫉妬”を感じたり、自信の無さから、”憔悴でどんより”に変わってしまったり、なかなか告白できない彼の姿が楽しい。
ボスニアからの不法移民の置き去りにされた子供を助けて困ってしまったヒロインの話は、作者にしては珍しく時事ネタ。
wiki/ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争

結婚して17年の友人クリスティーナ&デュエルト・ブラントは「思い出の海辺」の二人
地味だけど、良いロマです。

ベティ ニールズ 読了一覧

海外ロマンス 読了一覧
関連記事
Powered by . / Copyright ©本読み隊All Rights Reserved→m117117/Template by sukechan.
スポンサードリンク