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皇女殿下の婚礼 蒼井湊都
2015年09月16日 (水) 18:10 | 編集

皇女殿下の婚礼 (ルルル文庫)
2015/5/26
蒼井 湊都 (著),

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皇女殿下の婚礼 

蒼井湊都

触れた者の心を読む異能の左手を持つために、周囲の人々から恐れられ、ひっそりと暮らしてきた皇女ラティーファ。皇帝である兄の命令で、帝国の僻地にある砂漠の領主ファイザルに嫁ぐことが決まったラティーファは、ようやく皇女として国の役にたてると喜び、胸をドキドキさせながら初夜を迎える。だが、現れたファイザルはラティーファに剣を突きつけ「花嫁ではなく人質として扱う」と冷たく告げてきて!?ドラマチック・ラブストーリー!
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嫁いたラティーフファは初夜に剣をつきつけられる。人質として皇帝にとられた妹の身代わりだと新たに夫となったファイザルは言うけれど…

人の考えを知ってしまう左手を持つために人々に疎まれてきた皇女ラティーファが、健気に頑張りながら自分の居場所を作り上げていく姿に、心惹かれるようになる彼の姿がいい感じに私好みなストーリーです。
ローティーン向けの乙女ノベルらしい素直なストーリー。
落ち着いた雰囲気で、ルルルらしい甘ったるさは少ないが、控えめな距離感がイラストとマッチしていて良いです。
これで、政治論をぶちかますヒロインなら、初期の小田菜摘と言いたいところだが、そこまで深くない。

あらすじ
兄アデルを暗殺者からかばったラティーファは、先帝の近衛だったファイザルに助けられた。
先の皇帝であり、ラティーファにとっては長兄でもあったワーミド帝が崩御して一年半、そして、異母弟にあたる第四皇子のアデルが即位し、一年。先々帝の皇女であったラティーファは、17歳となった。
この手を持つ自分が、まさか結婚できるだなんて、思ってもいなかった。
ラティーファを引きつけたのは、鷹のような鋭い視線。
  やっぱり、この人だわ。
ところがいつの間にか、夫となったファイザルに剣をつきつけられていた。

「臣下の娘達が、皇帝陛下のハレムに入れられました」

「……ええ、知っています。アデル兄様が彼女達を人質として集めたことも、その中に、あなたの妹、レイハーネ姫がいらっしゃることも」

「ならばご自身の立場も、おわかりですね」


冒頭の経緯。歓迎されていないことを理解しているラティーファだが、悪質な嫌がらせを受けていることを必死に隠そうとしてくれていた侍女のターニャや、距離を置きながらも気遣いを見せてくれるファイザルのおかげで、落ち込んではいない。そして、子供たちに受け入れられたことで、次第に使用人達の態度も変わりはじめた。
しかし、戦でファイザルが怪我をしたと知らされ…

後半は、兄の即位記念式典のため都へ。人を信じられなくなった兄は、人々に姿を見せることもまれで、臆病者だとそしられ…

はたして、ラティーファが守りぬいた兄は皇帝として信頼するに値する人物なのか?
人を理解するのに、異能の力は必要ない。畏れずに受け入れてくれたファイザルにも、怯えながらも妹を理解してくれた兄にも好感だった。
異能の出番が少なかったけれど、それはそれで良かった。
元気な妹レイハーネも気になる。ヒロインを変えて、スピンオフが欲しいな。

ルルル文庫 読了一覧
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