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わけあり商人の皇宮録 後宮は王子様だらけの楽園でした!? 九月文
2015年09月17日 (木) 18:28 | 編集

わけあり商人の皇宮録 ~後宮は王子様だらけの楽園でした!?~ (ビーズログ文庫)
2015/4/15
九月 文 (著),


わけあり商人の皇宮録
後宮は王子様だらけの楽園でした!? 

九月文

皇宮商人の娘マィヤは、帝都一の大店を目指し御曹司アティルとして商談に励む日々。店の後継者と目される先輩商人サフィードに「女だという自覚を持て」と叱られながらも少年姿で店先に立つマィヤの元に、父が皇宮で行方不明との報せが!!父を捜しにアティルとして潜り込むとそこにいたのは煌びやかな王子様ばかり??えっ、“女帝陛下の後宮”ってどういうこと!?
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主に角川ビーンズ文庫で活躍中の作家さんです。(代表作『銀の竜騎士団』)
ビーズログ文庫を意識して、ローティーンにもわかりやすい楽しい掛け合いのお話となっておりますが、コメディータッチな軽い表紙とは違って、設定をぎっちり詰め込んでくる理詰めの作家さん。
父親を探すために乗り込んだ後宮の逆ハーにうろたえながらも、商人としてたくましく成長するヒロインですが、色々とワケあり。彼女に興味を示す<特使>として滞在する男達から彼女を必死に守る、彼女の店主代理サフィードもワケありな男。
亡国の復興やヒロインの知らない出生の秘密など、陰謀渦巻く壮大なスケールのお話になりそうな、なってほしい…、各キャラの背景のチラ見せを散りばめたプロローグ的な1巻となっております。
少年姿で店先にたっているのは、その姿なら自由にウロウロできるからという理由意外にとくになく、男装ものに特有の”バレちゃう!どうしよう!”な物語ではないのでご注意。
続刊出てくれて嬉しい。続くといいな。

あらすじ
「マィヤおまえなぁ、もうちょっと自分が<女>だという自覚を持て」
事実、アティル  マィヤ・アルティーラーラは少年ではなく、正真正銘の娘だった。
だが、淑女を名乗るものまだまだだけどな、とその目つきは家畜の肉付きを検分するかのようで、マィヤはむっとして声を上げた。
「わたしは!大人になっても店に出るわ!」
大店の店主として重要なことは、自分が店先に立つことじゃない。サーフィドは若いながらも業務に精通して商人の間でも一目置かれている。
15になるマィヤだが、10年前にサーフィドは引き取られ、兄妹同然に育った。才覚を買われて父から蔵の鍵のついた腕輪をあずけられているほどだ。
「……じゃあわたしは?店のためになにができるの?」

そのとき、父が商談に出かけた皇宮で行方不明になったと知らせが入った。
(父さまを迎えに行かなきゃ)
女が店先に出ることはないし、商談に赴くこともない。

   けれど男なら。


冒頭の経緯。早速乗り込むと、きらびやかな衣装に身を包む美男美女。お金儲けのチャンスに飛びつくマィヤだが、情報収集も忘れない。すると、東の大国の公子エシャンとサラフ国の王子ラフィーカに女だとバレてしまった。
父の情報収集の見返りをすると、マィヤは商談を持ちかける…

“女帝陛下の後宮”として、各国から<特使>として集められた男達。友好の絆であるが、一方で様々な理由を持っている。
囚われにも近い情報の少ない彼らを相手に、マィヤはあることを思いつくが、一方で、彼女の店のサフィードはマィヤの身を案じ、彼女に厳しい。しかし、マィヤはサーフィドにも過去があることに気づきはじめ…

というわけで、いろいろと複雑に絡んできます。
ほのめかしが多いので、この巻だけでスッキリするお話ではないのだが、続刊が読みたくなる終わりかた。
ここは、淡く意識しはじめたサーフィドへのマィヤの気持ちとともに、育って欲しい所。
楽しみ。

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