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蓮華鬼譚 宿命と恋の始まり 瑞山いつき
2015年09月18日 (金) 22:52 | 編集

蓮華鬼譚 宿命と恋の始まり (ビーズログ文庫)
2015/3/14
瑞山 いつき (著)

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蓮華鬼譚 
宿命と恋の始まり 

瑞山いつき

十七歳の少女・蓮華は、大切な人たちを奪った『鬼』に復讐する旅に出る。それこそが、残された蓮華にとって唯一の、生きる意味だからだ。だが、鬼の行方を捜す道中、同じ目的を持った青年・出雲と出会う。軽薄で軟派。しかも、蓮華が忘れようとした過去の記憶を刺激してくる嫌な男―そう思っていたのに、彼と接するうち、閉じていた蓮華の心はかき乱されて!?宿命が織りなす和風幻想譚!
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鬼に殺された一族の生き残り、蓮華と義兄・藤二。
村を滅ぼした鬼を探す二人は、同じように鬼に村を滅ぼされた青年・出雲と、幼い少年・鳥羽にであう。
しかし、行動を共にする四人をあざ笑うかのように鬼が現れ…

ヒロインは、結婚を意識していた男性を殺され、心に深いキズを負う少女。同じように、仲間となった男たちも、村を滅ぼされ大切な人を失ったことで、心に傷を負っている。
そんな忘れられない過去をえぐりながら、事の真相に迫る過程で、さらなる苦難が待ち受けているという、ビーズログ文庫にしては、文庫間違ったかと思うほど、かなり血なまぐさいお話。
設定をきっちりつくり上げる作者の作風とダークな面が、大変おもしろかったのだが、重いお話のうえに、ラブ薄で終わるので、3巻くらい続いて幸せになって欲しいのだが、どうだろう…

あらすじ
「……好きだよ。ずっと前から好きだった」
きつい眼差しの蓮華と視線を絡めたまま、穏やかに浅沙は笑う。

「お嫁においで」

■□■
真実の一族というのは鬼を退治する人間の総称だ。そのための武器を鬼刃と呼ぶ。
里の選ばれた者だけが、鬼刃を使い、鬼を退治することができる。蓮華は今すぐ嫁に行くことよりも、姉の夫・籐二に師事し、村から出て一人前になることを選んだ。
しかし、村へ戻った二人が見たものは…

すべての里人の墓を黙々と作り終えると、もうそれ以上そこに留まっているのはつらすぎて、蓮華たちは旅に出た。
  里を滅ぼした鬼を、探す旅だ。


冒頭の経緯。村を滅ぼした鬼を追う二人は、他の真実の一族も次々に村を滅ぼされているという噂を耳にする。
そんなとき、蓮華は亡くなった浅沙に似てもいないのに、面影が重なる青年・出雲と知り合う。
彼も、里が滅ぼされ、『鬼神の首』が消えていたという。そして出雲の連れの少年も、里を滅ぼされ、行き倒れ寸前の所で、出雲が面倒を見ることになったのだと言う。
里を滅ぼしたのは、鬼人と化した人間なのか?
4人は、行動を共にすることに。
出雲の朗らかな面に、蓮華は戸惑い…

せっかく蓮華の明るい側面が見えてきそうで、試練なのです。
里が滅ぼされた風景からして、かなり陰惨。
ラストの顛末も、悲壮感はかなりのもの。
でも、脇役の少年のほうが、メインになっていて、ヒロイン達のラブまで進展していなかったのは残念かな。
是非、二人には幸せになってほしい。
こういう雰囲気のシリーズをじっくり腰を据えて読みたいなぁ。

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