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恋愛運のない理由 レイチェル・ギブソン
2015年09月24日 (木) 17:34 | 編集

恋愛運のない理由 (ライムブックス)
2010/11/10
レイチェル・ギブソン (著),

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恋愛運のない理由 

レイチェル・ギブソン

アデルは新進気鋭のファンタジー作家。仕事は順調で、気ままな独り暮らしを楽しんでいるが、恋愛にツキがないのが目下の悩み。好感を抱いた男性といざデートという段になるといつも、相手がとんでもない最低男に豹変するのだ。そのせいで「ダメ男としか出会えない呪いをかけられてるのでは?」とすら思うしまつ。そんなとき出産を控え里帰りをする姉が、しばらく自分と同居して中学生の姪の面倒を見てほしいと言ってきた。仕方なくアデルは苦い思い出の残る故郷テキサスへ帰る。同じ大学に通うフットボールの花形選手との恋に破れて以来、足を踏み入れていなかった街へ。そして外出した姪を迎えに行った先で、なんとその失恋相手ザックに再会してしまった。ますます魅力的になった彼と…とびきりキュートでハートウォーミングな2009年RITA賞受賞作、待望の邦訳登場。
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copyright 2008
Not another bad date

アデルは初恋のザックと再会してしまった。自分を捨てた男に決して惹かれまいとするアデルだが、他の男性とデートをしようにも、必ず男はサイテー野郎に変化する。ありえない。呪いをかけられているのかもしれない。永久にひどい男としか出会えなくされる呪を。

2009年リタ賞”Best Contemporary Single Title Romance”を受賞した作品。
一部幽霊話が出てきますが、ファンタジーというわけではありません。主人公達に至っては、真面目に大人の恋愛をするという、オーソドックスな展開のロマンスです。
ですが、狂言回し的な役割を担う、二人の仲を引き裂いた元妻の贈り物”呪い”がいい感じに二人に作用してとても楽しい。
アメフト野郎らしいバカッタレな部分もありですが、そんな後半の鬼キュンな部分も含めて、軽快なテンポで話が進む楽しい作品なので、気分転換にオススメのロマ。

あらすじ
「彼女はあれ以来、一度も愛をみつけていません」
どうやら神は、あのことを反省させたいらしい。でも反省どころかデヴォンは悪いとも思っていなかった。
”過ちを正す”ために、「贈り物をするのです」とハイバーガー先生が人差し指を立てた。「しくじらなければ、天国に一段近い次のレベルに上がり、そこで別の  
デヴォンは完璧な贈り物を思いつき、顔に笑みを浮かべた。「これでいいわ」
■□■
デートの終わりには男はみんな、最低やマヌケになってしまう。アデルは喪失や挫折はいくつも味わったが、そのたびに踏ん切りをつけて前に進んできた。母を失ったことで、自立を学んだ。初恋の人を失ったことで、たやすく心を許してはいけないことを学んだ。
アデルはザック・ゼマティスのすべてを愛していた。
出会ったのは、テキサス大学の四年の時。彼はフットボール・リーグのNFL入りするスター選手で、チアリーダーのデヴォンとは、公認の仲だった。
同じ授業を切っ掛けに、激しく、深く、アデルは恋に落ちた。そしてためらうことなく、自分のすべてを、心を身体をザックにあげた。
でもすべてを差し出したとたん、彼はアデルをぺしゃんこに踏みつぶした。アデルをあっさりと捨て、デヴォンの元に帰っていった。アデルはショックのあまり大学を中退し、テキサスから遠く離れ、アイダホ州の祖母の実家に身を寄せたのだ。

そんなある日、姉が夫と別れたと電話を受ける。妊娠し心身ともに不安定な姉は、アデルに助けを求めた。姉はシダーリークに帰った言う。七年前の父の葬儀以来だ。
姉が入院し、ティーンエイジャーの姪のケンドラの世話をすることになったが、迎えに行った先には、ケンドラの友人となった娘ティファニー…
なぜだか、どこかで見た覚えたあるような。
豪邸の暖炉の飾り棚の上には等身大のデヴォンがこちらを見ている。

「わたしのママ」

そして、第二の衝撃波。デヴォンが死んだ?
「今はパパと二人なんだ」
パパ。ティファニーはケンドラと同じ13歳。ということは……って、ウソ!そうだ、パパのことをすっかり忘れていた。


冒頭の経緯。ザックは、妊娠したデヴォンによって、罠のような結婚をしたことで、苦い後悔を持つ男。多感な少女を持つ父親である彼は、地元高校のコーチをすることで生活しているが、言い寄る女性は多い。
ザックとの再会で、アデルは距離を置こうとするものの、娘たちがチアリーディングをしていることで、必然的に顔を会わせる機会が増える。
やがて、二人は愛を再燃させるようになったが…

忘れた頃に、さまよえるデヴォン再びで、アデルに苦難。
父親のザックに近寄る女性に敵意を向ける娘のティファニーや、ザックとの信頼関係の亀裂で、波乱の後半へ。
アップテンポだが、多感な娘たちの愛も、ザックの切ない男心も、いい感じにキュンときます。
さすがRITA賞!突き抜けて感動作!とは言わないが、ハートフルで楽しいロマだった。

海外ロマンス 読了一覧

こちらもRITA賞受賞作 (未読)

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