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星は見ている ベティ ニールズ
2015年08月30日 (日) 09:23 | 編集

星は見ている (ハーレクイン・イマージュ)
2006/12
ベティ ニールズ

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星は見ている 

ベティ ニールズ

ベスはイギリスのとある地方の良家の子女だったが、父親の死後、異母兄にうとまれて家を出た。今は弟とロンドンに暮らしながら、看護師として働いている。田舎出身の彼女に、都会の生活は合わなかった。日々の生活は決して楽ではなく、服も満足に買えない。こんなことじゃ、結婚なんてとても無理ね。いつしか、ベスはそう思うようになっていた。ある朝、彼女は自転車で通勤途中、一人の男性に衝突してしまう。けれど彼は怒るどころか、にっこりとベスに笑いかけた。それが著名な外科医アレクサンダーとの出会いだった。(I1869)
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copyright 1975
A star looks down

75年の作品。男性視点ナシ。
教授で男爵という彼の地位や財産に怯え、恐れ多くて彼に惹かれながらも距離を縮めることができないベスを、遠巻きながら優しく見守るダーリンなのです。
そんな甘い雰囲気から一転、ラストの誤解が鬼入っていてキュンなロマ。

あらすじ
「まあ、大変!私ったらなんてことを……。」
ベスは彼に笑顔を向けた。そのとたん愛嬌はあるけれど月並みな顔が可愛らしくなり、驚きの表情を浮かべた瞳がきらきらと光る。この瞳が彼女の魅力だった。
「私だって、君がぶつかってくるとは思わなかったよ」
ぶつかってきたベスの自転車を受け止めた大柄な男性は、すこしばかりいかついけれど、ハンサムだった。
ベスと弟のウィリアムは、父が亡くなったあとは義兄に疎まれ、屋敷を出てからはロンドンで暮らしている。
弟は研修医で、ベスは看護師をしながら弟との生活を支えているのだ。
回復室勤務のベスは、仕事の終わりに弟をみかけ声をかけると、弟の相手は、今朝自転車で衝突した男性だった。
アレクサンダー・ファン・ゼォスト教授は、外科の講義をしているらしい。
そんなある日、教授の妹が虫垂炎になり、教授が手術に立ち会った。その後、ベスは弟から来週の一週間の休暇中、教授の妹の子供たちの面倒を見てくれないかと頼まれた。弟は自分の名前を教授に覚えて欲しいのだ。
突然フラットに訪ねてきた教授からも頼まれた。相場の四倍で。
ベスは二人のカップにコーヒーのお代わりをついだ。この大柄で物静かな男性と一緒にいると、なぜかとてもくつろいだ幸せな気分になれた。なんでも打ち明けたい気分になってくる。優秀な医師というのは患者の気持ちをほぐし、胸に閉まっていることを吐き出させる力があるということを思い出さなかったら、本当になにもかも告白していたかもしれない。


冒頭の経緯。立場をわきまえなくてはと気を引き締めながらも、気さくな態度で接する彼に、本来は敬称をつけ絶対服従する相手だということも忘れそうになる。
親から見捨てられた妊娠した少女の話に心痛めたベスに優しくしてくれたり、彼女が恋しがる故郷の屋敷の近くに移り、かわいがっていた馬を助けてくれたり…

4人の子供たちとはすぐに仲良しになったものの、長男が崖に登って叱られたことで、ベスを逆恨みするように。そのことで、最後に恐ろしい展開に。

どうして、口説いたあとに、食べ物の話をするの?照れ隠しなのか男性らしい鈍さなのか、そのたびにがっかりしてしまうベスが可愛らしく微笑ましいのです。
ラストの、遭難の顛末と、それを告白する子供と教授のやりとりは、うるっと来てしまった。
もぅ!ばかばか!チューでごまかすなぁ!と、転がれて楽しい。
ラストのシーンは3回くらい読んだ。

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