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イヴの純潔 キム ローレンス
2015年10月03日 (土) 22:26 | 編集

イヴの純潔 (ハーレクイン・ロマンス)
2015/8/8
キム ローレンス (著)

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イヴの純潔 

キム ローレンス

母は妊娠と同時に恋人に捨てられ、未婚のままイヴを産んだ。そんな生い立ちに強い男性不信の念を植えつけられた彼女は、経営する下着メーカー“イヴの誘惑"のイメージとは裏腹に地味で生真面目で、緊張すると吃音の癖が出るのが悩みだ。だがある日、イヴの乾いた生活を一瞬にして覆す男性が現れる。ひったくりに遭った彼女を助けてくれた、ドラコ・モレッリ-出会ったその日のうちに、イヴは彼からめくるめく悦びを教えられた。翌朝ドラコは、これからも大人の関係を楽しもうと甘く説き、恋愛にまつわるすべてに無知なイヴは、彼の手管に絡めとられていく。ドラコが“地味で無害な女性"を探していた事情など、露も知らずに。(R3087)
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copyright 2014
One night with Morelli

シークの冷たい求婚」の関連作。
ハンナと義の妹となったイヴのロマンス。
家政婦で愛人であった母の結婚によって、無力感や惨めさを感じているイヴ。そんな彼女が、愛を知ることで成長するロマ。
場面が変わるたびに体が熱くなって大変な二人ですが、ホットなシーンは控えめな描写。
ハーレらしい情熱的な二人で、さくっと楽しめた。

あらすじ
約束がなければ、犯人を追いかけるところだが…
仕方なく落ちていたバッグを拾い上げた拍子に、バッグの口が勝手に開き、中身が足元に散らばった。
それを見てドラゴは目を瞬いた。生まれて三十三年、いろいろなものを目にしてきて、今さら彼を驚かすようなことはほとんどない。だが、超セクシーな女性用の下着に足首まで埋まるという事態には、さすがの彼も唖然とした。
これは間違いなく、日常ではおきないことだ。少なくとも自分には。
<イブの誘惑>手を切った愛人が似たような下着をつけていた。

「きみがイヴなのか?」

「そうよ」即答する。なんなら、その下着を作っている会社も自分のものだと主張してもよかった。どうみても成功したビジネスウーマンには見えないけれど。
「感謝しているわ」イヴは彼の”強烈な男らしさ”に反応した自分から我に返ると、よだれを垂らしていないことを確認し、相手の顔をじっくり観察した。確かにとてつもなくハンサムだ。
口元の傷跡のおかげで、彼の漂わせている危険でミステリアスな雰囲気が一層強まっている。


「ぼくの名前は、ドラゴだ。でも、きみが望むなら、アダムと呼んでもいいよ」

「まあ、すてき。でもわたしたち、名前で呼び合うような関係にはならないと思うわ」


冒頭の経緯。ドラゴの元妻が共同親権を欲しがっているが、ドラゴは愛という名のもとに結婚した挙句の破局から、結婚など考えられず、壁を作り娘を守ることだけを考えている。
一方、イヴはドラゴに強烈に男性的魅力を感じたものの、男性を信じておらず、母の結婚も素直に喜べない。おまけに母は妊娠している。跡継ぎ欲しさなのではと…。母が同じ過ちを繰り返すのを黙ってみているのは辛かった。
ドラゴと再会したのは、母の結婚式の会場だった。
同級生たちの悪口からトイレで出るに出られず、泣いてしまった時、ドラゴの娘ジョージーに慰められ、挙句、ドラゴを連れてきたのだ…

というわけで、思いがけないキューピットによる再会で燃え上がる二人の関係。しかし、元妻クレアの登場と、親権がらみの泥沼かと思いきや、その辺りはあっさり流しつつ、後半は、イヴの弟の登場、母の出産に関してのトラブルに関しての意地の張り合いと、嫉妬と孤独との戦い。
前半のヒロインのトゲトゲしい態度は、複雑な思いの裏返しであるのだが、ちょっと痛い。とはいえ、成長する過程が良いです。
嫉妬を反省して、彼女を支えようとするドラゴは、良い男だった。
ふつうに楽しい。

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