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失恋令嬢の意地悪な先生 宮野美嘉
2015年10月03日 (土) 23:53 | 編集

失恋令嬢の意地悪な先生 (ルルル文庫)
2015/7/24
宮野 美嘉 (著),

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失恋令嬢の意地悪な先生 

宮野美嘉

貴族の娘アイラは人助けが趣味のお騒がせ令嬢。困った人を放っておけず、自分から騒動に突っ込んでいっては、幼馴染みで主治医のキールに叱られてばかりだ。無鉄砲なアイラを冷たくあしらい、時には意地悪なお仕置きもしてくるが、最後はかならず助けてくれる頼もしいキール。本当は彼が大好きなのに、かつて彼にフラれた経験があるアイラは恋心を封印している。そんなある日、アイラは美形の従兄から思いがけず求婚されて…!?
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片思いの切なさがキュンとくるオススメ作品。
たくましい精神のヒロインなのに、病弱ではかなげな薄幸の雰囲気が絶妙のバランスで、良いです。
そして、ひさしぶりに作者の”噛み癖”全開。
ヒーローが噛み付き魔なので、ご注意。
”噛み癖”に待ったをかけていた担当様のブレーキが漏れてたらしい。

あらすじ
一生結婚しないし、恋人も作らない  そう名言したキールの言葉を思い出す。
本当に……何でわたしはもてないのかな……
心底そう思いながらアイラは全身の力を抜いた。
アイラ・>シュペッゼ  17歳  独身  シュペッゼ男爵令嬢
  初恋の相手  隣家の幼馴染、キール・アンダーソン。
これが困難な恋であることを、誰よりもよく知っていた。

キールはアンダーソン先生の養子で血は繋がっていない。誰に対しても笑わない。
「キールはお医者さんになるの?」
アイラがキールに出会って初めてそう聞いたのは、出会って三年ほど経ったころだったように思う。はたで見ていても養父のアンダーソン先生を尊敬しているように感じられたので、そんな将来もいいんじゃないかと思ったのだ。
「俺が医者になったらお前の主治医になってやる」
と彼は言った。
「お前は無茶ばかりして自分を大事にしないから、俺が代わりに大事にしてやる」

そして出会ってから四年後  
アイラが10歳になったある時のこと、酷い発作を起こした夜があった。13歳になった少年は、苦しむアイラを見て慄いたようだった。それでも彼はアイラの横たわるベッドに近付いてきた。
「私が目の前で死んで……心の傷になっても知らないから……」

「俺が見ている前で死なせるわけないだろ」

「……私の命を預かってくれるの?」


冒頭の経緯。人助けが趣味というアイラは、人の揉め事に首を突っ込んでは、体の限界から熱を出す。そんな彼女を診察するのはキールの役目。そのキールに想いを寄せるアイラだが、キールは結婚するつもりはなく、苦しい片思い中。
そんなある日、アイラの従兄エリオットが求婚に来た。一ヶ月、毎日通ったら求婚が本気だと認めることにしたが…

エリオットの行動の裏をとるために、探偵を頼むキール。エリオットの裏の顔とともに、町を疫病が襲うという展開。ドロドロした話ではなく、エリオットの素顔とともに気持ちのいいお話だった。
”命あずけるよ”というヒロインの気持ちも、預かってくれる彼の気持ちも、あっぱれ。格好いい。
もちろん、ヒロインにべた惚れだったキールのラストの告白は、ヤンデレ。
よいロマでした。とっても満足。

すごくどうでもいいが、”あたしなら反射的にグー飛ぶわ。噛むくせは矯正したほうがいい”と突っ込んでしまう自分の思考が邪魔だった。

宮野美嘉 読了一覧

ルルル文庫 読了一覧



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