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約束のキスを花嫁に リンゼイ・サンズ
2015年10月05日 (月) 23:47 | 編集

約束のキスを花嫁に (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション(ロマンス・コレクション))
2014/7/22
リンゼイ・サンズ (著),

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約束のキスを花嫁に

リンゼイ・サンズ

イングランド領主の次女アナベルは幼い頃に修道院に預けられ、修道女になるための厳しい修行の真っ最中。そんな彼女のもとに突然14年ぶりに母が訪れ、スコットランド領主のロスと結婚しろと言ってきた。ロスの許婚だった姉が使用人と駆け落ちしてしまい、代わりにアナベルを嫁がせるつもりらしい。修道院生活が長く、妻や女主人としての心得を知らないアナベルは不安を抱くも、ロスは一目で彼女を気に入って結婚することに。共に暮らすうち、心やさしいロスに惹かれるアナベルだったが、不審な影が彼女に近づいて…
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copyright 2013
An English bride in Scotland

ハイランドシリーズ一作目。
修道院で育ったアナベルは、突然スコットランド領主ロスと結婚させられることに…
修道院でも、母親からも、劣等感を与えられたヒロインだが、心優しく無垢で好奇心旺盛。
イングランドの高慢ちきな花嫁をもらうことに否定的だった家臣たちを前に、花嫁をもらうことに躊躇していたロスも、彼女の怯える姿を前に保護欲をかきたてられ、美しさを前に惹かれ始める…
着の身着のままの彼女は、彼の亡き母親のドレスを手直ししなければ着るものがないのだが、何度も災難に遭いドレスがダメに。そのたびに胸が大きくてドレスと着ると恥ずかしいことになってしまうという…ホットなシーンもそれなりにある、さくっと楽しめるヒストリカルロマ。
ユーモアのある物語なのだが、逃げた姉の登場とその終わりは、ブラック。

あらすじ
20年ほど前、十字軍遠征中に、ウェバリーの領主がロスの父の命を救ったことで、友人同士となり友好のしるしとして、姻戚関係を結ぶことになったが、当時ロスは七歳。長女をもらうということで契約が結ばれたという。
4年前に迎えに行くはずだったが、父の死とともに、氏族の長をめぐって前の年まで戦をしていた。さらに一年待って、自分が受け入れられ平和が維持されていることを確認してから、花嫁を迎えに行くためにマッケイを離れることにしたのだ…

アナベルは修道女見習だったが、突然連れ戻された。「姉の代わりにあなたがマッケイ家に嫁ぐのです」母はきっぱりと繰り返した。
姉は厩番の息子と駆け落ちし、父親は相続権を取り上げたのだから、事実上、死んだも同然だと言う。
しかし、アナベルは妻の心得を知らない。基本的な家事にしろ何も知らない。
「容姿が美しいのはいつもケイトのほうだった」
母が自分に失望しているのがはっきりしたが、もう慣れっこだった。どんなにがんばっても、修道院長をいつも失望させていたようだし……夫のことも失望させてしまうにきまっている。

ロスは厩で噂を耳にした家臣から長女の駆け落ちを聞かされ、人生の不公平を苦々しく思った。しかし、目の前に現れた美しい娘を前に、ロスは嬉しくなった。
早々と式をすませ、床入りとなった。彼女は頭の先から足の先まで一糸まとわぬ姿で……なんともいえず美しかった。
花嫁はどこもかしこもやわらかく丸みを帯びた、見事な体つきの女性だった。
だが、見えたのはほんのわずかなあいだで、彼女は丈の長いシャツを着こみ、体の線を覆い隠してしまった。

「いったいなんだそれは?」

「夜の営み用のシュミーズです」


冒頭の経緯。真っ赤になりながら、夜の営み用の神父に勧められたシュミーズを説明する彼女を前に、酒を勧め酔わせたものの、彼女は泥酔してしまった。翌朝、欲求不満のままスコットランドへ旅だった。
彼女の背中のムチの跡から、早く父母から引き離したかっただのだ。
しかし、マッケイの城に到着し、彼女を求めたものの、「水曜日」だと断られる。教会では日曜と水曜と金曜日に性快楽にひたるものにいい顔はしない。実際、そういう戒律があると聞いたことがある。
だったら、結婚の床(ベッティング)という言葉から、ベッドのないところで…という結論にたどりついたのだが…

禁じられた日に楽しんだ二人に襲いかかる厄災。
何者かに狙われるアナベルを気遣い、ロスは彼女を城にとじこめようとするものの、アナベルもじっとしていられず、いろいろと動いては面倒になるという展開。
可愛らしヒロインとアンバランスなおっぱいに、メロメロのヒーローなのだ。
後半は、逃げた姉の登場、アナベルを狙った人物へとつながるのだが、ユーモアたっぷりに展開していただけに、辟易する姉の態度はブラックユーモアで、ちょっと驚いた。

海外ロマンス 読了一覧


******<新ハイランド>シリーズ******
約束のキスを花嫁に
愛のささやきで眠らせて
口づけは情事のあとで




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