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偽姫 乙女の選択と下剋上な猟犬たち 藍川竜樹
2015年10月07日 (水) 22:02 | 編集

偽姫 乙女の選択と下剋上な猟犬たち (コバルト文庫)
2015/7/31
藍川 竜樹 (著)

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偽姫 
乙女の選択と下剋上な猟犬たち 

藍川竜樹

守護獣と契約してしまい、伯爵令嬢の身代わりに“天空城”に出仕したティナ。御曹司の求婚攻撃をかわしながら社交界デビューを果たすが、その席上で王都襲撃計画を知ってしまう。レギオンと共に容疑者を探るうちに、名目上の“婚約者”であるレギオンの兄・ルーファスと出会ったティナ。だが、レギオンの孤独な立場を知ったティナは彼にどんどん惹かれていき…。果たしてティナの運命は!?
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最高位の守護獣と契約してしまい、公爵を継ぐことになってしまったティナだが、彼女を手に入れようとするギラギラした展開に、未だ目覚めぬリリアへの遠慮もあり、理解しているつもりでも理解しきれていない状態。そんな草食兎系のティナを守ろうとするレギオンだが、彼はティナを敬愛する兄の嫁にしようと考えていて…

SFっぽいファンタジーという大胆なスタートですが、2巻でました。
1巻が、登場人物と設定の説明的な部分など、作りこんでいた部分が多かったのに対し、二巻はかなり力の抜けた  作者のギャグに走りたくなる癖全開といった巻で、ノリツッコミの多い展開です。
煮え切らないレギオンと、婚約者を決められないティナとの関係も、かなり背中痒いですが、ジッレッジレに焦らされた甲斐のあるラストになっております。
自分を”痴女”だの”マゾ”だのと考える自虐ネタと天然すぎる部分が、時々ものすごく鬱陶しいヒロインだが、ポイントを押さえた背中の痒い甘い展開は楽しかった。

あらすじ
「どうした」
「あ、つい、見惚れて……」
ティナから遠ざかるように半歩引く。レギオンの全身から警戒心がわきのぼっていて、ティナは顔をひきつらせた。
いろいろあって、兄上至上主義のレギオンは<リリア>に兄の嫁にならなかと申し入れている。そしてティナも前向きに考えると答えたのがつい一月前。
だからこの場合、レギオン(義弟)からしてみれば、兄嫁に見惚れたと告白されるという、まずい状況になるわけで。
(いやあああああ、またまた浮気な痴女扱いされちゃうっっ)

最強の力を持つ炎の階一位の守護獣グリュンドルと契約したティナが、その意思で制御できるようになるために、鬼教官レギオンから猛特訓を受けている。
そんな折、公爵から社交界デビューを言い渡された。守りの固い天空城を出ての本土でのデビューにレギオンは反対するが、シーズン中に形だけの婚約でもすれば、断る理由を作れると言う。
でも一度婚約すればなし崩し的に結婚させられるのは目に見えている。公爵は<リリア>を誰かの血族にしたくてしかたがないのだ。


冒頭の経緯。というわけで、嬉し恥ずかし社交デビューの巻です。いつも以上に禁欲的な凛々しさと男の色気のレギオンに、ティナは中身が伴わない自分を恥ずかしく感じるしまつ。一方、レギオンの反応も萌。
血族を手に入れるために、無差別攻撃をしかける計画があることを知らされ、リリアの身代わりでしかないティナが、公爵を継ぐことを視野に、次々に決断を迫られます。
<リリア>を手に入れるためにプレッシャーをかけられる男達の中には、レギオンと、レギオンの兄ルーファス、そして年下のセドリックも…
レギオンの生家であるラザフォード家の確執。とりわけ、彼の母と兄の母との確執は大きく、レギオンの孤独な一面をティナは知ることに。そして、兄ルーファスの登場で揺れる後半へ…

生真面目なレギオンがラストに大胆な宣言をしてくれて、男(´∀`∩)↑age嬉しい。
ティナをめぐる争いがさらに激化してきましたが、レギオンは守りきれるのか、そして天然ボケヒロインのスルー攻撃を突破できるのか?楽しみにしております。
というわけで、もう少しスペース・オペラ的に壮大でシリアスになるのかと思ったが、ギラギラした男どもに狙われるヒロインを楽しむお話というレベルに落ち着きそうです。
ぼけすぎて私的にイラッとくるヒロインと、乙女の壺を押さえた背中の痒いポイントは、藍川竜樹の短所と長所でもあるので、これはもうこれで仕方ない的な…

実は、作者のシリーズは、いつも途中でヒロインのボケに辟易して挫折するのだが、今回はどうだろう…?次巻も楽しみにしています。

藍川竜樹  読了一覧

コバルト文庫 読了一覧

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