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春を待ちわびて ベティ ニールズ
2015年09月08日 (火) 09:25 | 編集

春を待ちわびて ((通常版))
オンデマンド (ペーパーバック) – 2005/3/5
春を待ちわびて ハーレクイン・イマージュ[Kindle版]
ベティ ニールズ (著),

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春を待ちわびて 

ベティ ニールズ

ロンドンの病院で看護婦として働くフィリダは、両親と一緒に船旅に出る白血病の少女の付添役を務めることになった。無事出発したものの、途中で少女の病状が悪化し、フィリダは少女と一緒にマデイラ島で下船せざるを得なくなる。見知らぬ土地で重病の少女を抱え、途方に暮れるフィリダに、同じホテルに滞在する一人の医師が救いの手を差し伸べた。ピーテル・ファン・シッタート―大柄で端整な顔立ちのオランダ人だ。少女を診察すると、彼は病院に連絡して救急車を手配してくれた。なんて頼れる人。でも、明日以降はもう二度と会うこともないだろう。フィリダは複雑な気持ちを抱きながら病院に向かった。(I-1739)
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copyright 1980
Last April Fair

白血病の少女を救うために一生懸命なフィリダだが、その甲斐もなく亡くなってしまった…。
途方にくれ失意に涙するフィリダは、教授に助けられ、振り回されながら恋に落ちるという、ベティ定番の展開。
問題は、前半の白血病との少女の話が長いのだが、亡くなってしまう少女が哀れすぎて、ロマが霞む。

あらすじ
フィリダはフィリップとは結婚できないという結論に達した。別れを切り出し、病院も辞めた。
そんなとき医者である父から、両親と一緒に船旅に出る白血病の少女ガビーの付添役の仕事を紹介された。
両親は金を与えてもガビーへの愛情は薄く、娘の病状に無関心なことを、フィリダは乗船後に知った。
しかも、容態が悪化したガビーと付き添いのフィリダは下船し、両親は船旅を続けてしまう。
意識のないガビーを前に、フィリダは息をのみ、慌ててフロントに通じるベルを押した。
なんとかしなければ。今すぐに。急がなければ手遅れになってしまう。
言葉も通じない国で、自分を必死に落ち着かせようとするフィリダに声をかけたのは、オランダ人の医師だった。
ピーテル・ファン・シッタートは、次々と手配しガビーを病院へ運んだ。
しかし、その甲斐もなく、ガビーは息を引き取った。亡くなった後の手順でも途方にくれるフィリダだったが、ピーテルが手配し、両親への引き渡しも済んだ。
しかし、翌朝、付き添いを頼んだガビーの両親は手紙を残し、船は港から出て行った。報酬はクルーズ会社にあるというが、休みだ。
そんな途方にくれるフィリダをみつけたピーテルは、彼女を滞在先の屋敷に招待した。

ピーテルはフィリダを自分の方に向かせ、厚い胸に抱き寄せた。そのまま、彼女が泣いている間、じっとしていてくれた。やがてすすり泣きがおさまると、彼はやさしく言った。

「すっきりしたかい?さあ、振り向いてごらん。ちょうど太陽が沈むところだ」

赤く染まった空と夕日を見つめた。太陽が視界から消えたとき、緑色の閃光が見えた。


冒頭の経緯。マデイラの日没時に稀にみることのできるというグリーンフラッシュを眺め、ガビーの死を悼むシーンが気に入っているので、かなりざっくりと前半をまとめて紹介。
後半は、ピーテルとともにオランダへ。ピーテルにまとわりつく、隣家美しく我儘な画家マレーナの登場で、叶わぬ恋と考えてしまうフィリダ。
その上、フィリダの元恋人フィリップの登場で、ぐるぐるの展開。

ジョン・クレアの詩を引用した、ラストのどこまでもストレートに攻めない告白のシーンは好きです。
案外、度胸のたりない教授なのです。

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