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星に守られて ベティ ニールズ
2015年09月24日 (木) 16:51 | 編集

星に守られて (ハーレクイン・イマージュ)
2010/3
ベティ ニールズ (著),


星に守られて 

ベティ ニールズ

かつて領主の邸宅だった自宅を利用し、セリーンが始めた朝食付きの宿は、ようやく軌道に乗りつつあった。ところがある日、宿泊中の老紳士が脳卒中で倒れてしまう。彼は苦しげな声で、甥で医師のオリヴァーを呼んでくれと頼んだ。やってきたオリヴァーは有能で、信頼できそうな男性だったが、セリーンはどうしても心を開けないでいた。彼女はすでに老紳士夫妻の息子、ニッキーと恋に落ち、彼から、オリヴァーはとにかく我慢のならない男だと聞かされていたからだ。だが強引に結婚を迫るニッキーに、セリーンは不信を抱くようになる。そしてみんなが宿を去る日、オリヴァーは彼女に衝撃の事実を告げた。(I2085)
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copyright 1983
Midsummer star

お嬢様育ちのセリーンは、慣れない宿屋を経営しながら、恋に落ちた。
けれど…それは妻子持ちのろくでもない男だと、知ることに。
そんな彼女を守り支え続けてくれたドクターへの恋心を自覚するまでが、丁寧に描かれる。
遠回りで地味だけどとっても素敵なロマ。

あらすじ
女性は背が高く、素晴らしくスタイルがよかった。美しい顔は黒っぽい巻き毛に縁取られ、なめらかな肌はうっすらと日焼けしている。
彼女が颯爽とはきこなしているスラックスは、仕立てはいいが古びており、袖を肘までまくりあげていくるシルクのブラウスも、高級品だがやはり古いものだった。
女性はぶらんこを揺らしながら、かすかに顔をしかめた。「なんとかしないと」

エリザベス一世時代の屋敷は、はた目には素晴らしく見えるが、住む者にとっては悩みの種だ。
苦労しらずのセリーンではあるが、父が投資を失敗し、生活は苦しくなる一方だ。彼女は屋敷を手放さずにすむ方法を考えた。
「B&Bを始めるわ」お父さんはワイン係とお金の管理。母にはあまり期待できないが、家政婦の料理の腕は一流だし、年老いた執事は格調をそえてくれる。
客が来たことに喜び、その日は素敵な一日だった。
そのあと、ローヴァーが入ってきた。ニッキーとの出会いは信じられなかった。彼女がずっと待ち続けてきた男性が今、目の前にいる。
その夜、ニッキーの父親が倒れ、母親は、オリヴァーを呼んで欲しいとおろおろするばかり。
ニッキーは何もしようとせず、頼みにされる従兄のオリヴァーがやってくると、完全に機嫌をそこねた。
ニッキーの誘いは露骨になり、セリーンは戸惑いはじめた。
ニッキーの父親の回復とともに彼らは去ったが、ふと見ると、オリヴァーが横に立っていた。

「あなたは行かないの?」

その冷ややかな声を聞き、オリヴァーはかすかにほほえんだ。セリーンは、ニッキーが二日後に戻ってくること、ボーンマスで二日間過ごそうと誘われていることを彼に話した。
オリヴァーから表情が消えた。

「だめだ、行ってはいけない」


冒頭の経緯。セリーンはニッキーと結婚するつもりだったが、オリヴァーからニッキーが結婚していることを聞かされる。ニッキーを問い詰める彼女を守るように再び現れたオリヴァーは、気持ちを切り替えるためにも、開業医である彼の職場で下働きをしないかと提案し…
「君はしばらくこの美しい庭を見られなくなるが、星はどこへ行っても変わらない」「あれが君の真夏の星だ」

でも職場は、お嬢様には経験したことのない環境。そんな環境でもめげることなく、一生懸命働きながら、半ばストーカーと化したニッキーに怯えつつ乗り越えるという展開。
教授ってば、とってもロマンチストだけれど、不器用な人。
他の男性を紹介したり、セリーンを怒らせたり。
そんな彼の気持ちに気づくまでがとても良いロマです。

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