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冬は恋の使者 ベティ ニールズ
2015年10月27日 (火) 17:21 | 編集

冬は恋の使者 (ハーレクイン・イマージュ)
2013/2/15
ベティ ニールズ (著),

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冬は恋の使者

ベティ ニールズ

アラミンタは休暇中、崖下の浜辺で怪我をした少女に出会った。けれど自分一人では少女を抱きかかえて町まで戻れない。そのとき、長身の男性がヨットに乗って現れ、町まで送り届けてくれるが、名前も告げずに立ち去ってしまう。お礼も言えぬまま、アラミンタは看護師長としての忙しい日々に戻り、こうしてささやかで平凡な人生がずっと続いていくかに思えた。夜、彼女のフラットに、あの男性が訪ねてくるまでは。それなのに、心が浮き立つ半面、そっけない態度をとってしまう。彼は謎めいたほほえみとともに帰っていき、アラミンタは後悔した。“君に会いたかったから来た”と言われたのに、なんてことをしたの?
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copyright 1976
The Edge of Winter

嵐の中で、助けてくれた男性は、アラミンタを怒鳴りつけてくれた。誤解も甚だしいが、もう会うことはないと思っていた。
彼が突然フラットに現れるまでは…

男性視点ナシ。傲慢で思い込みも激しく欠点も多い男性だけれど、優しく細やかな気遣いが魅力的な年上ダーリン。
もう会うこともないと思う男性と何度も再会しながら、彼の言動に一喜一憂する揺れる乙女心が、繊細に描写されます。その写実主義的な部分は、昨今の情熱的なロマンスと大きく異るのだが、その地味さが魅力なのだ。

あらすじ
アラミンタは、崖の下で怪我をした少女を見つけた。応急処置をほどこし小さな体を抱き寄せたまま、強風と土砂降りの雨の中途方にくれていると、ヨットが二人を発見した。

「よかったわ!誰かに会えて、こんなにうれしいなんて。ここから二度と動けないかと思った」

救命ボートに乗っていた人がエンジンをとめ、ボートを波打ち際に引き上げた。背が高く、がっしりとした男性は、髪は黒いがこめかみのあたりが白くなりかけている。鷹のように整った顔立ちにひどく不機嫌な表情を浮かべ、彼はアラミンタを見つめた。

「君は愚か者だだ。このあたりの崖は危険だということを知らないのか?」

意地の悪い笑みを浮かべながら、少女を「ひ骨の骨折だな」と断定した。「どうして分かるの?」
「僕は医者だ」
「私は看護師だもの」


冒頭の経緯。彼女は男性が気になったものの、休暇も終わり、看護師長としての忙しい日々に戻った。そんなある日、あの男性がフラットに突然現れた。すげなくあしらったことを後悔したが、数日後、看護師として働く職場に彼が現れる。
そして、クリスピン・ファン・シーベルトがなぜだか、彼女の部屋で夕食を作っている…

後半は、アラミンタは家族の要請で、従兄のトーマスの妻セルマの看護をすることに。
白血病の妻に対し、締まり屋で愛のないトーマスの態度にアラミンタは、苦い失望をすることに。そんな彼女の前に、再びクリスピンが現れ…

イギリスの詩人テニスンの言葉から”これ以上きくな。君と僕の運命は決まっている…”という言葉とともに、40歳と25歳という歳の差が君にとっては大きいと、勝手に決めつけられ、怒りと絶望を味あわせてくれるのです。
ラストは、二人の恋に横槍を入れる人物あり。
恋から逃げたヒロインにはとことん厳しいベティ様。飛び出した挙句、無一文で雨の中をさまよって、稀にみる無鉄砲で惨めなヒロインのラストの展開に、従兄にくってかかった威勢の良さはどこへ行った!と突っ込まずにはいられない。
もちろん、そんな彼女をみつけてくれるダーリンに、うっとり。
みんなで幸せになりましょう…って、素敵なラスト。
でも、結局その人って誰よ!言いたくないことは言わない気ね。教授ってば意地悪。

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