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恋はラテンの国で  アン メイジャー
2015年10月28日 (水) 11:34 | 編集

恋はラテンの国で (ハーレクイン文庫)
2015/9/29
アン メイジャー (著)


恋はラテンの国で  

アン メイジャー

義姉の家を訪れるという大富豪キャッシュの写真を見た日、ヴィヴィアンは気もそぞろだった。ハンサムな彼になぜか絆を感じてしまう自分を戒め、彼が到着しても、何かと理由をつけて会うのを避けていた。だが夜中に彼との禁断の夢を見て、プールで頭を冷やすことにする。プール小屋に入って水着を着ようと裸になったとき、深みのある男性の声がして、ヴィヴィアンは硬直した。そこにはベッドから彼女の全身を眺め回すキャッシュがいた!赤面する彼女に、彼は提案した。「いい解決方法がある」そして床に飛び下りた彼の腰から、シーツがはらりと落ちた…。(D1083)
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copyright 2004
The Bride Tamer

個人的にはこの作家さんはあまり好みではないのだが、これは楽しめた。
恩のある義姉が手に入れたい男性を好きになってしまったヴィヴィアンの苦悩も理解できる。
キャッシュの押しが弱く、かなりじれったい思いをさせられるが、ラストの大団円までラテン系らしいドラマチックな展開。

あらすじ
前衛的建築でフィレンツェの市民を怒らせたキャッキュ・マクレイは、人々に追われながらヘリコプターで脱出した。「やっと生きていけると思い始めた矢先に、善良な市民に殺してやるといわれるなんて、皮肉じゃないか」
亡くなった妻と、<ヴィーナスの誕生>の前で愛を語り合ったことを思い出す。
妻子を火災で亡くして三年。過去から抜け出し、そろろそ再婚を、と考えている。
相手は、建築家の娘イザベラ。申し分のない女性だ…
■□■
ヴィヴィアンは、大学時代の研修でこの地に来て、フリオと結婚した。しかし、フリオの浮気を許すことはできず、離婚。しかし、幼い息子ミゲリーとともに、元夫と義姉イザベラのいる屋敷で今も暮らしている。
お金を貯めたら、アメリカに帰国し、学位を取りたい。
イザベラには世話になっている恩があり、彼女の頼みをなんでも聞くヴィヴィアンは、イザベラがプロポーズしてもらうつもりの大富豪キャッシュの訪問を前に、彼との仲への協力を約束させられた。
キャッシュの写真を見せられてから、彼の到着を肌で感じ、夢にまで見るしまつ。
ほてりを冷やすために、プール小屋でローブを脱ぎ捨てると、そこにはキャッシュが…

「裸のレディの名前を知りたいね。恐怖で汗びっしょりになっていたところに、君が来てくれた。まるで海から誕生したヴィーナスが助けにきてくれたみたいだったよ。華麗なアフロディーテだ」


冒頭の経緯。期待した反応のないキャッシュにイザベラは歯噛みし、ヴィヴィアンの協力がないことを嘆くが、彼女は彼に惹かれまいと必死に距離をおこうとする。
しかし、キャッシュは想いを確信に変えようと彼女が逃げ出した町までおいかけ…

イザベラへの恩に振り回され、キャッシュへの愛に振り回されながら、迷いに迷う乙女心という展開。
シンデレラ的な要素も含むストーリー。
自己中心的なイザベラも元夫も、ラストはラテン系らしく一時は怒るが、予想外に情が深くて驚き。いいやつじゃん。
だが、母親が意地によって、ラテンの国での生活から一転、合衆国の貧民となった可愛らしい息子の境遇はたしかに不憫だという部分を考えはじめると、まったく楽しくなくなるので、ラストの部分はあまり深く考えてはいけない。
というわけで、重い話になりそうでそうでもない情熱ラテン系ロマ。

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