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試験結婚 アン・メイザー
2015年11月03日 (火) 14:55 | 編集

試験結婚 (ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊)
試験結婚 (ハーレクイン・イマージュ (177))1983/6
アン メイザー (著)

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試験結婚 

アン・メイザー

ジェイク・コートネイは、自分の経営するホテルチェーンの一つ、トール・コート・ホテルで静養中である。彼の身分を知っているのはマネージャーだけだ。国際的規模の事業を運営するということで、自らの肉体と精神に過度の緊張を課した結果だった。ストレスによる兆候があらわれても、ジェイクは無視し続けた。その結果、ついに長期療養生活を避けられない状態に追い込まれた。そして数ヶ月……。まだ復帰可能とはいえないが、この生活にもうんざりしている。ジェイクが窓の外を眺めた時、二人の女性がホテルに入ってきた。(I77)
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copyright 1983(wiki 1977
A Trial Marriage

両親を亡くし惨めな付き添い婦をするレイチェルは、ジェイクと知り合ったものの、彼が富豪とは知らなかった。
彼は彼女とのスキャンダルを避けるために結婚に踏み切るが、彼は形式的なものでしばらく様子を見ようと提案し…

付き添い婦という前時代的な職業といい、噂を気にした形式上の結婚といい、ヒストリカルのような雰囲気。
wiki から著作年は1977年の比較的初期の作品。
(初期ナンバーは、東京のcしか表記されていないのだ。新しい本を買えばちゃんと書いてあると思う)
丁寧に乙女心が描かれるオーソドックスなロマンス。
初期のアン・メイザー作品は好きだ。

あらすじ
「ちょっとお近づきになろうと思っただけなんです。私はあなたがお気の毒に思えたから……」

これにはジェイクは煮えくり返る思いがした。まだ子供のような小娘に哀れんでもらうなんて!
いったい、ジェイクを誰だと思っているんだ。誰に話しているつもりだ。
もちろん、この娘は知らないのだ。ただのミスター・アランとしか思っていない。だがジェイクのほうには、このホテルの誰とも親しく付き合うつもりはなかった。どんな他愛のない付き合いでも、誤解のもとにはなり得るのだ。”中年ホテルの王の安静療法はハイティーンとのロマンス”などという新聞の見出しが目に浮かぶようだ。

それから数日、レイチェルは彼を見かけなかった。憔悴した背の高い男の姿はどこにもなかった。
ホテルを渡り歩き英国紳士を物色するデラの世話に、レイチェルは明け暮れた。
両親が亡くなり、途方にくれたレイチェルを雇った母の友人デラは、思いやりのある雇い主とは言えなかった。
ホテルのマネージャーのカールに飲みに誘われ断るところで、偶然通りかかったジェイクと一緒にエレベーターに乗り込んだ。
わけもなく涙がこぼれそうになるのを懸命にこらえていると、ジェイクが立ち止まった。

「今夜はこれから何をするの?」
「何をするって……あの、テレビでも見ます」
「僕がほかのことをしようと言ったら?」
「他のことって?」


冒頭の経緯。彼は41歳。レイチェルは18歳。廊下で他の夫人にジェイクといるところを見られてしまった。
彼に追い返されて、一時は惨めな思いをしたものの、彼に気持ちを認めさせた。
「中途半端な愛し方はしたくないんだ」
試験的に結婚すると言い出した彼の言葉に同意。
ジェイクと結婚したものの、彼はレイチェルの愛が一時の憧れでしかないのではと懐疑的で…

一度結婚に失敗している彼は、女性不信。
彼の母親は干渉的で、父親の秘書シーラはジェイクへの思慕から余計な毒を吐く人物。そして、気になる元妻の存在…。
忙しい彼の生活の合間に寂しさをつのらせながらもジェイクを愛する乙女心が良いです。
ラストのエピソードも、神経質な彼らしい。
おもしろかった。

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