本読み隊
本の感想・紹介です 。主にコバルト文庫・角川ビーインズ・ビーズログ文庫・一迅社アイリスなどの少女趣味ライトノベル、ハーレクインなどの海外ロマンスなど、3500冊。★スマホからご覧になる方は「海外ロマンス読了一覧」など一部の記事のスクロールが長くなるの場合、”PC”ボタンでPCに切り替えて見ることをオススメです★
涙の相続人 ジェイン・A. クレンツ
2015年11月10日 (火) 11:08 | 編集



涙の相続人 (ハーレクイン文庫)

涙の相続人 (ハーレクイン・アフロディーテ)
2007/3
ジェイン・A. クレンツ

---楽天---




涙の相続人 

ジェイン・A. クレンツ

レベッカは会社社長のカイルにスカウトされ、彼の補佐として働きだした。部下に厳しい社長がレベッカにだけは優しいことから、社内に“二人はベッドをともにしている"という噂が流れる。ボスへの恋心を必死に隠していた彼女はうろたえ、辞職も考えた。だがあるパーティの夜、カイルから思いがけない誘惑を受け、抗しきれず身をまかせてしまう。さらに同棲を提案され、レベッカはイエスと答えた-カイルが彼女に近づいた本当の目的も知らずに。美しい谷をめぐり、男女の思いが交錯するドラマティックなラブストーリー。(HA8)
------------------
copyright 1989
A woman's touch

アメリカの片田舎での谷をめぐっての三世代に庭たる確執に巻き込まれることになったヒロインと、自らの罠にハマってしまったヒーローとの、ほのぼのロマです。
前半は、あれよあれよという間にベッドインでですが、後半に彼女の夢中になったヒーローがなんとかして彼女に自分の気持ちを信じてほしいと右往左往する様が大変楽しい。
気分転換に良い一冊でした。

あらすじ
プロローグ アリス・コークの日誌より
今日、乳牛を売った。もうわたしには必要ないので、ミントン一家に安く譲ったのだ。
予感がするのだ。この谷で次の冬を迎えることはできない、と。
遠い親戚  レベッカ・ウェイドとはどんな人物だろう。会ったこともない相手に土地を遺すなんておかしなことだ。でも、なぜか不安は感じない。
■□■
押し寄せる波のように、激しい欲望が体を駆け抜けて、カイル・ストックブリッジは全身をふるわせた。
満たされない思いが危険なほど高まるのを感じる。
その女性を探しはじめたときは、こんな事態に陥るとは思いもしなかった。
カイルはついに、自らが仕掛けた罠にはまったことを認めた。
しかも、彼女は部下だった。カイルが社長を務める会社で働き初めてまだ二ヶ月だが、レベッカはすでに社になくてはならない存在になっている。
有能でそつなく仕事をこなす彼女によって、会社はすっかりかわった。社員にとってなによりありがたいのは、レベッカが社長であるカイルと上手に付き合えることだ。
気性の激しい彼の癇癪を起こさせない”魔法の杖を持つ女性”と呼ばれているのをカイルは知っていた。
今夜こそ彼女をベッドに誘おうと、カイルは強く決意した。苦しみを終わらせるのだ。彼女にすべてを話すのは、それからにしよう。

「ぼくとベッドをともにすることが、それほど悪いことかい?」


冒頭の経緯。カイルとベッドをともにし、同棲するようになったレベッカだが、彼は自らのことを語ろうとせず結婚の話も出てこない。
レベッカには自分のすべてを捧げたと彼は言うが、決してすべてではなかった。彼には離婚歴と婚約までして破局した女性がいたのだ。
しかも、職場で癇癪を起こしたタイミングの悪さに合わせるように弁護士からの手紙が彼女のもとへ届いた。
カイルは、もともとレベッカを探して雇ったこと、三世代に渡る谷をめぐってのストックブリッジ家とバラード家の争いと、谷の持ち主の女性達の不幸な話を語ったうえで、二人の関係を変える気はないと言い出し…

怒り心頭でレベッカは谷へ。小さな町は、彼女の登場とストックブリッジ家のカイルとバラード家のグレンとの対立に興味深々。そんな因縁の場所で、レベッカがどう立ち回るのかが読みどころ。
ドラゴンを制する女性らしく、ユーモアあふれる彼女の度胸と、傷つきながらも逃げない強さが素敵でした。
信じてもらえず苦い胸中のカイルも楽しかった。

ところで、敵対するグレンとその嫁ダーラとカイルの関係はかなり複雑だったようで二部作かと思ったのだが、邦訳もないし、原作の/wiki/ジェイン・アン・クレンツでも分からなかった。ないのか?残念。

海外ロマンス 読了一覧



関連記事
Powered by . / Copyright ©本読み隊All Rights Reserved→m117117/Template by sukechan.
スポンサードリンク