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忘れられた愛の記憶 イヴォンヌ リンゼイ
2015年11月12日 (木) 00:52 | 編集


忘れられた愛の記憶 (ハーレクイン・セレクト)
イヴォンヌ リンゼイ (著)


忘れられた愛の記憶 

イヴォンヌ リンゼイ

病室で意識を取り戻したベリンダは目の前の見知らぬセクシーな男性をぼんやりと見つめた。官能的なカーブを描く唇。冷ややかな表情。あなたは…誰?ルークというその人物は、彼女の夫なのだという。だが、ベリンダにはまったく思い出せない。ルークがベリンダの手を取ってキスをした。すると、彼女の体はたちまち敏感に反応した。なのに、彼への感情はなにひとつわいてこない。そればかりか、かすかな恐怖さえ覚えるのはなぜだろう?退院したベリンダはルークとともに屋敷へ向かうが…。(D1465)
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copyright 2008
Claiming his runaway bride

ニュージーランドの作家さんなので、地名がぴんとこないが、気にしない方向で。
ホテル事業を手がける夫を名乗る男性と、記憶喪失のヒロインとのロマ。
全体的に鬱々とした雰囲気だが、ラストに明らかになる主題は良いお話だった。
愛を信じることのできないルークの生い立ちなどが明らかにされ、彼視点で孤独な側面が浮き彫りになるぶん、ヒロインの鈍さが目立ってしまったが、悪くない。

あらすじ
わたしがこの人の妻?
そんなことを忘れるなんて、あり得るかしら?
名前すらわからない。

「きみが記憶をなくした事故で、ぼくも怪我をしたんだ。やっと家へ帰れるまでに回復した。きみと一緒にね」

ルーク・ターナーと名乗った彼に対して恐怖を覚える。
”きみはぼくを愛していたんだ。また愛せるよ”
その言葉が頭の中でこだまするうち、彼の気持ちを何も聞いていないことに気づいた。

記憶をなくそうがなくすまいが、事態は最初からそうあるべきだった状態に戻るだろう
  事故が起きる前の状態に。


冒頭の経緯。結婚直後に怪我をした二人は、ハネムーンの6週間を入院で過ごしてしまった。
ルークへの恐怖を感じたものの、記憶が戻りそうなもどかしさとともに、彼の誘惑とともに愛し始める。
しかし、客のデミが夫をともなってやってきたことで、デミの無謀な計画とともに、ルークとともに接待にあたったベリンダは記憶を取り戻すことに。
ベリンダが愛したバーブ園。しかし、夫ルークの理解を得られず…

記憶を取り戻すまでの展開がもどかしかったぶん、後半からの展開は早い。
自分らしく生きることを望んだにも関わらず、夫の愛を得られず縛られる生活となってしまった彼女は笑顔を失い、埋められない溝をどうしたら埋められるのかと、足掻く夫は、絶対になりたくない父親と同じ生き様となったことに気がつくという主題は良いロマだった。

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