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愛に迷えるシンデレラ サラ モーガン
2015年11月13日 (金) 21:53 | 編集

愛に迷えるシンデレラ (ハーレクイン・ロマンス)
2015/10/1
サラ モーガン (著),

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愛に迷えるシンデレラ

サラ モーガン

捨て子として拾われ、里親の元を転々として育ったリリーは、笑いの絶えない温かい家庭を築くことを夢見ていた。彼女にとっての理想の男性とは、すなわち理想の夫。遊びの恋など、これまでしたことも考えたこともなかった。だがそんな不器用さが災いしてか、白馬の王子はいまだ現れていない。ある日、借金返済のために引き受けている清掃の仕事で、リリーはギリシア人富豪ニック・ゼルバキスの豪奢な別荘へと赴く。そこで不運にもリリーは彼の恋人に誤解され、結果、恋人は去ってしまう。困ったわ、どうしよう…。動揺する彼女にニックは冷淡に告げた。「さっさと支度をしてくれ。今夜のパーティには君に同伴してもらう」(R3100)
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copyright 2015
Playing by the Greek's rules

3100号記念。巻頭にサラ・モーガンからのメッセージつき。
作者いわく”リリーとニックはまさに磁石の”S極とN極”。リリーは楽観主義で前向き、一方ニックは冷淡な皮肉屋”
そんな正反対の二人が出会い、お互いの心の傷を癒やすロマです。
(私は最近のサラ作品を”セラピーロマ”と心の中で呼んでいる)
失恋から自暴自棄のように、”軽い情事”を楽しむと言い出した彼女に、白羽の矢を立てられたニックの弱腰が楽しい展開。
ヒロインの天然ぶりは、とてもコミカルな雰囲気だが、彼女がとても孤独な人生を送ってきただけに家族への想いは半端がなく、後半はぐっときます。
オススメロマ。

あらすじ
わたしはサインを見逃していたのだろうか?理想の男性を見つけたい一心で、明白なサインに目をつぶってしまったの?
教授のデイビットは、妻子持ちだった。なぜあんなひどい判断ミスをしてしまったの?
永遠の絆が欲しい。家族という絆が。
リリーは不毛な過去を振り返り、挫折感をかみしめる。未来も同じなのだろうか?
一緒に遺跡で発掘作業をする親友のブリタニーは、セックスはセックスだと割りきっている。
リリーは親友の助言に従うことにした。

「新しい男とあとくされのないセックスをする」

大学が出資したプロジェクトに参加しているが、それだけでは学費のローンは返せない。今日は大富豪ニック・ゼルバキス邸宅の清掃だ。
ところが、バスルームのパネルをやみくもに押して濡れネズミで服を脱いだところに、ニック・ゼルバキスとその恋人が登場し、恋人は誤解して立ち去ってしまった。
何よりも驚いたのは、リリーと違いすぎる彼の反応だ。

「ほんとうにこれっぽっちも悲しくないの?」

「ああ。悲しむほどの関心もないんでね」

すばらしい、とリリーは思った。次のときに覚えておかなくては。「ちょっと失礼」水滴をしたたらせながら彼の横をすり抜け、バッグの中から手帳を出す。

「何をしている?」


冒頭の経緯。リリーの質問に冷酷非情な答えを返すニックに、リリーは自分もそうなれるように頑張ると宣言。彼の職場でも働いていたリリーの素性を知った彼は、博物館の出資者パーティーにリリーを同伴者することに。
教授の前で、見せつけるようにキスしてくれたニックに、リリーは”あとくされのないセックス”の相手を頼み…

リリーが一番欲しいものは家族。父親の結婚に懐疑的なニックは、リリーに振り回されながらも、彼女の指摘で自分の本質を見つめなおすことに。
そして彼も、家族への絆を一番大切にしようとする彼女の壮絶で深い孤独な一面を知るのです。
そんな暗い過去をものともせず、常に前向きでいようとするリリーがとても可愛い。…たとえ、重い女だとしても。

楽しくてキュンとくる良いロマです。是非一読。

参考:「Puffin Island Series」としてこの巻を始まりに、4作品続きます。

サラ モーガン 読了一覧

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