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まだ見ぬ面影 サンドラ・フィールド
2015年11月15日 (日) 17:09 | 編集

まだ見ぬ面影 (ハーレクイン文庫)
まだ見ぬ面影 (ハーレクイン・イマージュ (I181))
1984/12
サンドラ・フィールド

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まだ見ぬ面影 

サンドラ・フィールド

一日中降り続いた雨は、あがったようだ。草の緑は艷やかで、チューリップにはお水がたまいいているかしら?幼いころ、チューリップの水を飲もうとして溺れた蟻を見つけ思わずぺっと吐き出したら、お行儀が悪いと母に叱られたっけ……。シャノンは思い出の中の自分に微笑した。婚約者の運転する車の事故で視神経を傷めそれ以来、母と家政婦を相手に閉じこもって暮らすシャノンは今も、薄暗い部屋の片隅に、ひっそりと座っていた。家の前に車の止まる音がしたのは、その時だった。自信に満ちた男  鋭さの増したシャノンの耳が足音を聞き分けた。(I181)
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copyright 1984(tokyo)
Sight of Stranger

彼は盲目になり内にこもる彼女を光の下に導いた。もちろん、彼女が抱いたのは感謝だけではなく…

盲目の彼女が、都合よく手術で光を取り戻す辺りご都合主義だが、ロマンチシズムということにしておこう。
ラストのヒロインの頑張りが良いロマだった。
こういうの好きなの。

あらすじ
「残念だが、リックじゃない。ぼくは兄のブレイズ・ストランタン  リックの異母兄弟だ」

声はそっくりでも、ブレイズの個性は強烈だった。
リックの不注意な事故で視力を失ったシャノンは、母に支配されるまま家から出ることもなかった。
しかしブレイズは、彼女を捨てたリックを弱虫と切り捨て、部屋に閉じこもる彼女を変えることを仕事にするつもりだと宣言する。

「怖がらないで、シャノン。きみに闘士が残っているかどうか、知りたかったんだ。きみを最初に見た時は、もう遅すぎたと思った」


冒頭の経緯。笑いも希望も、リックが奪い去ってしまった。点字を習うのも盲導犬も、母は反対する。孤独なまま内にこもる彼女を常人と同じように扱い、外に目をむけさせてくれたのは、ブレイズだった。
そして、女性として目覚めさせてくれたのも。
しかし、彼は手術と、療養後の彼の両親の屋敷への御膳立てをすると、姿を消してしまった。
考古学者として、身を立てる彼は、現地から帰らず…

後半は、視力回復とともに、ブレイズと父親の不仲を知り、リックの登場で再び婚約を迫られる展開。
リックにきっぱりした態度をとらない辺りは、じれったかったが、ブレイズなりの孤独を知った彼女の気持ちの揺れが良かった。
意気地なしだった彼女が一生懸命にブレイズを追いかける姿は可愛かった。
面白かった。

リックの母が良いキャラだった。敵に回すと怖いが強い味方になってくれてよかったな。

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