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虹色姫の紡ぐ糸 山咲黒
2015年11月18日 (水) 14:25 | 編集

虹色姫の紡ぐ糸 (一迅社文庫アイリス)
2015/5/20
山咲 黒 (著)

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虹色姫の紡ぐ糸 

山咲 黒

没落貴族の娘・プジェットが借金のカタに腹黒幼なじみから迫られたのは、幻の「虹色蚕」を育てて極上の糸を取ること。出来なかったらあんたと結婚する!?冗談じゃない!意気揚々と虹色蚕を育てることにしたプジェットだけれど、なぜか騎士のラウルが護衛につくことに。完璧な紳士かと思いきや、外面がいいだけの二重人格騎士と一緒に蚕を育てていくうち、狙われているのは虹色蚕でなくプジェット自身だと気付いて…!?
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プジェットは、腹黒い幼馴染から祖父の借金を手紙で明かされた。家財全で足りないぶんは、幻の”虹色蚕”を育てて返済してほしいと脅迫され…

自らの境遇を嘆くことなく、幻の”虹色蚕”を大切に育てるヒロイン・プジェット。彼女を護衛するのは、外面がいい二重人格の騎士・ラウル。
婚約者のいるラウルだが、貴族らしく外面で受け流すことの多かった自分を反省。
率直で、蚕のためなら一生懸命なプジェットの存在が日増しに大きくなるという、乙女ノベルらしい展開。
黒さん、アイリスで初お目見え。
気負わずに手に取れる楽しい作品。
裏表紙の絵とおなじカラーピンナップつき

あらすじ
祖父を亡くしたプジェットは50年前の借用書が見つかったと、幼馴染のアウリールから返済を迫られて、アウリールの下へ向かった。
しかし、目の前の鬼畜公子に対する怒りが、みるみるうちに好奇心によって抑えこまれていく。
虹色蚕。
虹色の糸を紡ぐ、奇跡の蚕。
北の異国の出身で養蚕家育ちの母から夢物語のように聞いていたのが『虹色蚕』の話だった。
アウリールは、貴重な蚕を育てるプジェットのために、護衛にラウルをつけると言う。
ひと目見て好感を覚えた。プジェットは、こういう犬のような顔の男が好きなのだ。
だが、「黒騎士なんて知らないし必要もない」アウリールに抗議すると、間に割り込んできた騎士もアウリールに詰め寄った。

「どういうことだ、アウリール」
「……」

その声音と豹変ぶりに、プジェットは声を失った。
まるで仮面をつけていたかのようだ。騎士は犬から狼か熊のような肉食獣に変化して、領主の息子の首根っこを押さえつけて今にも噛み付きそうだった。


冒頭の経緯。プジェットが没落した天蓋孤独な娘で、前王妃の関係者らしいとアウリールから経緯を聞いたラウルは、プジェットの護衛を始めるが、率直に物を言う彼女を前に早々と優しげな紳士の仮面をかぶることをやめて、裏の顔を露わにした。
ところが、戦地からの帰国を知らせずに護衛をするラウルの所に婚約者のメリッサが現れた。呼んだのはアウリールだ。理由は一つだ。ラウルのうんざりした顔を拝むため  

メリッサの妨害をくぐり抜けながら、蚕を育てる健気で元気なヒロインが、陰謀に巻き込まれる展開。腹黒すぎるアウリールがいい感じに引っ掻き回して仕事してくれます。
初期の頃の山咲黒様らしい理屈の多い部分はほとんど見られない。もう少しヒロインの背景など見たい部分もありだが、テンポよく話しが進むので読みやすくまとまりはいい。
一話完結っぽい切りの良さ。楽しかった。

山崎黒 読了一覧

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