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恋におちた幽霊 /伯爵と白薔薇の乙女 バーバラ・カートランド
2015年11月18日 (水) 15:46 | 編集

恋におちた幽霊 (バーバラ・カートランドロマンス)


恋におちた幽霊  

バーバラ・カートランド

アスコット競馬場にほど近いウィンザーの森のはずれにあるラングストン荘園に、デメルザは、兄ジェラードと一緒に住んでいる。競馬大会が間近となったある日、宿泊予定の宿が火事で焼失して困っているトレヴァーノン伯爵が館を借りたいと頼んできた。ジェラードは、引き受けてはみたものの、女性問題の評判かんばしからぬ伯爵のこと、妹の身を案じて、デメルザに姿を隠すように厳命する。かつて修道院の建物だった館にはちょうどいいことに、“隠し部屋”と秘密の通路があった。
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copyright 1978
The Ghost Who Fell in Love

伯爵と白薔薇の乙女 (エメラルドコミックス ロマンスコミックス)の可愛らしい漫画から、原作が気になって読んでみた。
原作の邦訳は「恋におちた幽霊」
ロマンスの先駆けサンリオ出版から”バーバラ・カートランドロマンス ”として全部で193冊ある中の#29。
サンリオがハーレクインに版権を売らなかったのね…
作者についてはこちらを→wiki/バーバラ・カートランド
巻頭には”作者のノート”としてアスコット競馬での史実とフィクションの部分を紹介。
物語は大きなひねりはないが、ロマンチック。
短いので手に取りやすい文章量。
だが昨今のロマンスを読み慣れた方には物足りないかもしれない。

あらすじ
「『そういえば、ラングストン、きみの住まいはアスコットのそばにあるんじゃなかったかな?』伯爵が、おもむろにこう切り出したんだ。
そこでぼくは返事をしたよ、『そのとおりです、伯爵』とね」

結局トレバーノン伯爵の申し出を全面的に承諾したという意味なのだ。
ヘンリー八世の治世にラングストン一族のものとなった古い修道院は増改築を繰り返しながらも宗教的な面影を残し、別世界に紛れ込んだような神秘的な雰囲気だ。
アスコット競馬場でのレースのために押さえた宿屋が消失し、兄のジェラートに宿を求めた伯爵の割のいい提案に兄は乗り気だが、妹のデメルザを伯爵に会わせる気はなく、声を荒げる。
「こと女性問題となると…」しかも、伯爵の妻は気が狂い12年間も療養所に閉じ込められているきりだという。

「伯爵の目の届かない所へ行くんだ、それも今夜のうちに!」

「目のとどかない所って、どこへ?」


冒頭の経緯。デメルザは、兄の無理難題から、”神父の部屋”へ隠れ住むことを思いつく。だが、彼女は優勝候補の名馬クルセイダーをぜひとも見たかった。もちろん、伯爵の姿も。

というわけで、伯爵は隠し通路からちらちら現れるデメルザを幽霊なのかといぶかしみ、彼女は名馬の危機から結局その正体をさらすことに。
しかし、伯爵の前から姿を消し、再び会う気のない彼女に、女性に拒まれたことのない彼は彼女の出入口を突き止めようとウロウロ。
追って追われて。薔薇園で彼に乙女心をさらしながらも拒むしかない彼女を引き止めようと、速攻で率直に愛の言葉を口にする伯爵が、背中痒くて良い男です。

海外ロマンス 読了一覧

http://www.ohzora.co.jp/sp/hc/
バーバラ・カートランドのコミック化情報はこちらから。



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