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魔王の花嫁と運命の書 男装王女は潜入中! 日高砂羽
2015年11月22日 (日) 22:02 | 編集

魔王の花嫁と運命の書 男装王女は潜入中! (コバルト文庫)
2015/9/1
日高 砂羽 (著),

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魔王の花嫁と運命の書
男装王女は潜入中!

日高 砂羽

ローザンヌの王女セシーリアは実は魔女。弟レオンがセシーリアと魔王の婚姻を阻止したため、呪われてしまう。呪いを解くには究極の魔法書『運命の円環』が必要だ。魔女狩りで多くの書物を没収したヴァイスブルクの帝国図書館にある可能性が高いが、そこは女人禁制。とはいえ、魔法書は魔女にしか読めない。セシーリアは男装し、図書館へ潜入することに。そこで帝国の皇子と出会い…?
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魔女であるセシーリアは弟レオンの呪を解くために、かつて敵であった隣国ヴァイスブルクの帝国図書館に男装し潜入するというお話。
魔女が忌み嫌われる世界で、魔女であることを秘密にしてきたセシーリアは、さらなる秘密を抱え、弟のために究極の魔法書『運命の円環』を探すが、そこには訳ありの第二皇子と高スペックな友人たちがおり、いろいろと大変という展開。
一話話完結のお話ではなく物語の序章といった雰囲気なので、この巻だけでは評価しにくいが、続刊への期待値がかなり高い作品。

あらすじ
「我が花嫁の願いならば、どんなことでもかなえてやろう」
ローザンヌの王女セシーリアはその膨大な力を抑え続け、病気として人前に出ることなく育った。『赤の魔王』から花嫁の印として、14歳の誕生日に薔薇の痣をつけられた。
だが今は現実の重みに打ちひしがれている場合ではない。
むしろ、魔女であることを喜ぶべきなのだ。だからこそ、魔王と交渉できる。大切な存在を守ることができるのだから。
弟を守ること。代償は花嫁になること。

「魔王よ、あとひとつお願いがあります」
「ヴァイスブルクの帝国軍を率いるルドーフ皇子を殺してほしいのです。わたしの魔力と引き換えに」

■□■
17歳となったセシーリアは、8年前に魔女狩りで焼き討ちされた村の生き残りの双子の方割れであるマテウスを呼び出し、男装して帝国図書館に潜入するための手引きを頼んだ。双子もう片方のエマはセシーリアの侍女としてはたらいている。
ヴァイスブルクの帝国との平和条約で敵とは言えなくなったものの、女子禁制の帝国図書館に男装で入り込むしかなかったのは、弟レオンが呪をかけられたためだ。
半年前の戦争終結時、セシーリアの結婚を阻止したために、レオンは半年で5歳若くなる魔法をかけられたのだ。
「絶対に見つけだしてみせるわ。『運命の円環』の書を」
マテウスの弟ということで新入りレオンを出迎えたのは、右目を眼帯で覆った第二皇子ルドーフだった。
レオンを失わないために魔王と取引をしたのに、ルドーフは生きている。そのことに安堵しつつも、彼は「どこかで会ったことがあるか?」と尋ねてくる。

「きょ、今日が初対面ですよ」


冒頭の経緯。魔力を持って生まれるのは女だけ。魔女にしか読めない本を探すセシーリアは、図書館全体にかかる魔法に気づいたが、何を封印しているのか、今の魔力では解くことをためらう。
魔法書探しは難航し、そのうえ和睦を祝う式典のためにセシーリアが姫として出るしかなくなり…

後半は、入れ替わりつつ、式典での窮地など。
魔王につけられた薔薇は魔女の証。見せることができないのだから絶対に花嫁にはなれない。人一倍責任感が強く、頑張り屋。機転と度胸で悪条件を自分の有利な立ち位置に切り替える力量は、なかなかの読み応え。
マテウスは魔女を憎み、妹のエマが魔女であることを知らない。セシーリアが魔女であることも知らない。そんな双子兄妹の8年前の”魔女狩り”での他の側面など、いろいろと複雑にからむ筋に引きつけられる。
弟の呪を解くことはできるのか?彼女の秘密を知ったルドーフは、今後はどう”守って”くれるのか?恋は?
続刊がきになる。とっても。

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