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十九世紀の恋人たち / ハウスパーティーの招待状 ニコラ コーニック他
2015年11月28日 (土) 16:51 | 編集


ハウスパーティーの招待状 (MIRA文庫)
十九世紀の恋人たち (ハーレクイン・ヒストリカル・エクストラ)
2007/3
ニコラ コーニック (著),

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十九世紀の恋人たち 
「ハウスパーティーの招待状」(MIRA文庫 2012年刊)に改題

ニコラ コーニック&ジョアンナ・メイトランド&エリザベス・ロールズ

莫大な資産を持つカシーは、放蕩者のクインラン子爵との縁談を持ちかけられる。どうせ財産目当てと追い返そうとするが、子爵が魅力的でとまどい…。「女相続人に求婚を」ほか「レディの冒険」「舞い戻りし花嫁」の3本を収録。(HSX1)

女相続人に求婚を ニコラ・コーニック
レディの冒険 ジョアンナ・メイトランド
舞い戻りし花嫁 エリザベス・ロールズ

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copyright 2004
A Regency Invitation

三人の作家による短編の連作。
リンドハースト・チェイス邸のモデルは、バークシャー州のアッシュダウンにある屋敷だそうです。
物語はそれそれの作家の個性がありながら、後半では陰謀が渦巻きはじめ、ラストのエリザベス・ロールズが三作品のシメとして結末を描きます。
『女相続人に求婚を』は、財産目当ての結婚を迫られながらも、情熱的な女性をみつけて喜ぶお話。
『レディの冒険』は、行方不明の弟を探しに屋敷に潜入したら、謎の男が少佐の部屋に住んでいて…と、少々ミステリアスな雰囲気。
『舞い戻りし花嫁』で、行方不明の妻が現れロマンスが展開しつつ、少佐の妻殺しの汚名や、行方不明の真珠の行方など、リンドハースト・チェイスの諸悪の根源が誰か突き止める展開。
なので、いつもの短編集のようなつもりで、好きな作家から読むと失敗するので、ご注意。
必ず、前から順に読んでください。
楽しい短編だった。



『女相続人に求婚を』

ニコラ・コーニック

莫大な資産を持つ女相続人カシー。彼女は親類のアンソニー・リンドハーストから縁談を持ちかけられた。アンソニーは相手のクインラン子爵をハウスパーティに招待すると言う。聞いた話だと子爵は放蕩者で、資産も底をついているらしい。どうせ財産目当てで来るのだろう。カシーは彼を追い返そうと心に誓うが、現れた子爵があまりに魅力的で戸迷う。
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copyright 2004
The Fortune Hunter

リンドハースト少佐からのハウスパーティーの招待状を前に、ピーター・クインランは窮地に追い詰められていた。
つまり、クライン公爵は自分の相続財産を見殺しにしたのだ。それをいくらかでも守りたいなら、すぐにでも結婚するしかないだろう。
アンソニー・リンドハーストの親類の女性との縁談をまとめたと言われ、婚前契約書を手にピーターはリンドハースト・チェイスへ向かった。
見つけたのは、木に登って雨に濡れながら垂れ幕を掲げる娘だった。

「飢えた者にビールの泡(ビード)を与えよ?」

「パン(ブレッド)よ!」

”R”が抜けていると指摘し、出鼻をくじかれたうえに、木から落ちてピーターに助けられたカシーは、彼が財産目当てで放蕩者だとしりつつも、惹かれ始め…

強気で無軌道なヒロインは微妙だが、ピーターの誠実さが良いです。



『レディの冒険』

ジョアンナ・メイトランド

エイミーは侍女に変装してリンドハースト家に潜入した。弟がこの屋敷で開かれたパーティの最中に忽然と姿を消したのだ。家主アンソニーには黒い噂がある。弟もトラブルに巻き込まれたに違いない。エイミーが手がかりを求め主寝室に忍び込んだところ、無精髭を生やした謎の男にでくわす。危険な香り漂うその男は、弟について何か知っているようで…。
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copyright 2004
An Uncommon Abigail

伯爵夫人のサラの侍女・デントとしてエイミーはリンドハースト家に潜入した。もし、レディである自分の正体が知れたら、大変なことになってしまう。それでも、弟を見つけたかった。
手がかりを求め、アンソニーの部屋を探るために入り込む。
しかし、そこには裸の男性が…
この人はいったいだれなのだろう?

お互いに秘密を持ちならがの逢瀬が楽しいお話。



『舞い戻りし花嫁』

エリザベス・ロールズ

リンドハースト家主人アンソニーは我が目を疑った。そんなはずがない。しかし目の前にいるのは、四年前に突然行方をくらました花嫁ジョージーに間違いなかった。ジョージーが失踪したあと、アンソニーは妻殺しの疑いをかけられ、社交界から爪弾きにされてきた。なぜ彼女は今ごろになって戻ってきた?この四年間、いったいどこにいたんだ。
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copyright 2004
The Prodigal Bride

伯母のコンパニオンとして働き身元を隠していたジョージーは、とうとう彼に正体を気づかれ、妻としての義務を要求された。
あの時は、優しく彼女を愛し、身も心も満たしてくれた。
今は彼女の心の傷を癒してくれるものはなにもない。怯えた子供のようにアンソニーのもとから逃げ出し、自らの手で結婚を破綻させた。そして愚かにも、彼が本当に自分を愛してくれているなら、必ず追ってきてくれると信じた。
目に涙があふれた。こうなったのもすべて自分の責任だ。

エリサベス・ロールズらしい情熱的で傲慢な男性像。
嘘に振り回された愚かさがちょっと苦いロマ。


参考Ashdown House→http://www.nationaltrust.org.uk/ashdown-house

漫画もそれぞれ単品で出ているので、順番に気をつけて読んでくだされ。






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