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花園物語 1 シェリー シェパード・グレイ
2015年11月29日 (日) 16:19 | 編集

花園物語1 (ハーレクイン・プレゼンツ スペシャル)
2015/10/16
シェリー シェパード・グレイ (著),

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花園物語 1 

シェリー シェパード・グレイ

若きレオナは結婚を2カ月後に控えたいま、深い悩みをかかえていた。すべてを支配しようとする婚約者の独善的な態度に不安をおぼえ、話し合いを申し出ても、いつも取るに足りないと一蹴されてしまうのだ。母をはじめ周囲のみんなもこの結婚を楽しみにしているので、いまさら誰かに相談することもできなかった。居ても立ってもいられず、レオナは心の曇りを取り払おうと、花咲き乱れるフロリダへの小旅行に出かけることにした。だがそこで、青く澄んだ瞳の青年ザックと出会い、病で脚が不自由な妹をかいがいしく世話する姿に心を打たれる。やがて、無私に生きるザックに、どうしようもなく惹かれていき…。(PS81)
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copyright 2015
The promise of Palm Grove

ハーレクインや昨今のエンタメロマンスを読み慣れているとかなり面食らうので注意。
この物語を読む前に、まず、”アーミッシュ”が何なのかを軽く念頭に入れておくことをオススメする。
(表紙絵の女性の古式ゆかしい帽子から、あたくしは看護婦さんなのかと思ったのだが、まったくチガッタ!恥ッ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/アーミッシュ
アーミッシュとは、清貧を貫く保守的な宗教集団。
この物語は、各地にあるアーミッシュのコミュニティから、フロリダ州サラソタにあるアーミッシュのコミュニティ”パインクラフト”に訪れる人々と、地元の人々との温かな交流や家族愛が描かれるロマンスです。
古式ゆかしい生活を愛する人々らしく、文章も装飾なしの写実的で古風。なのに、理想郷的な浮世離れが独特な雰囲気。
婚約者とは違う男性とグループデートをするにしても、隠れてこそこそなんでできません!という、にっこり笑って手をつないでの、ほのぼの系ロマですが、あくまで現代です。
(ヒストリカルロマンスかと思ったが、まったくチガッタ!)
神様を信じ清貧を貫くことを現代でも大切にする彼ららしい価値観や文化の違いを、感じながら読む、まったり系ロマ。
(独特だが、物語の展開は王道で、痒い。この巻の主人公二人とも考えも年齢も若くて痒い!痒いのは好きだけど!派手は厳禁な保守派らしい素敵すぎる地味っぷり!)

あらすじ
ビバリー・オーバーホルトは婚約者の裏切りにあってから、伯母のインを引き継いで三年になる。
パインクラフトの一大社交行事といえば、パイオニア・トレイル・バスの出迎えだ。週に数回、ここに暮らす誰もが笑みを浮かべ、美しいフロリダへやってきた人々を歓迎するのだ。
<オレンジ・ブロッサム・イン>に訪れた三人の女性客を迎える。

  だからパインクラフトという町が好きなのよ。
過去の暗い思い出ではなく、明るい未来に目をむけていられるんだわ。

レオナは親友のマティとサラを見て微笑んだ。
友人二人は、レオナの結婚を心から喜び、式の手伝いをしてくれてきた。でも、太陽と海、それにバスの外で歓迎してくれる多くの人たちを前に、エドモンドとの結婚に疑問を感じ始めている。


冒頭の経緯。木の上で猫を助けようとする男性ザックと知り合ったレオナは、彼に海岸に行こうと誘われ、友人達と相談する。もちろん、友人達は婚約者がいるのにと反対だ。レオナは婚約者のエドモンドに電話をしたことで心を決めた。
独善的で支配的なエドモンドとは結婚できない。
一方、ザックは脚の不自由な妹エフィーの世話や家族の家事を一手に引受け、自分の時間を作らなかったことを自覚しはじめる。家族は、エフィーの怪我を切っ掛けに助け合い、ザックとレオナの時間をつくろうと考えはじめる。

恋人未満の二人の淡い関係に興味深々の家族のおせっかいを通じて、家族の問題点も描かれ、温かな物語となっております。
万国共通する優しさだったり愛情だったりのお話で、アーミッシュという異文化宗教的な考え方の押し付けがましさは感じない。
物語と平行するように登場するのは、インの経営者ビバリー。図書館で出会った素敵な男性は、彼女のインを相続したと言い出し、ビバリーは途方にくれることに。
この二人の関係は、中途半端なので、続刊に登場するのだろうか…?
感情の起伏を感じないという地味な話なのに、癖になりそうなロマ。

まったくの余談だが、私はこの作品に何故か橋田壽賀子ドラマを感じてしまうのだよ。問題提起→反省と讃えあい褒め合うというサイクルなど…そんなことを考えるのは私だけかも…話が長くなるので終了

参考→キナリノ【アーミッシュ】の人々に見る人間本来の姿

★もう一度ご注意★感情に食い込んでくるような激情ロマをお求めの方には向きません。

海外ロマンス 読了一覧



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