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ギリシア富豪の逃げた小鳥 リン グレアム
2015年11月30日 (月) 17:04 | 編集

ギリシア富豪の逃げた小鳥 (ハーレクイン・ロマンス)
2015/9/11
リン グレアム (著)

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ギリシア富豪の逃げた小鳥 

リン グレアム

19歳の無学で貧しい清掃員、ビリー・スミスは、務め先の高級アパートメントで倒れていたギリシア人大富豪ギオ・レトソスを介抱し、求められるまま一線を越えてしまう。だが彼に情事の相手以上の存在として見られることは決してない。愛も純潔も捧げつくした哀しき愛人-それがビリーだった。その証拠にギオは良家の女性と結婚。彼女は姿を消すしかなかった。ところが2年後、ギオが予告もなしに家の玄関先に現れる。「離婚したから、君とよりを戻しに来た」と言って。なんて身勝手なの…。むろんビリーは即座に拒んだ。足元で無邪気に笑う幼子を、必死にギオの目から隠しながら。(R3095)
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copyright 2015
The secret his mistress carried

ろくでもない男から逃げ出したヒロインが子供を作って…といういつもの展開です。
”これほど傲慢なヒーローにはめったにお目にかかれません”という裏書の紹介から、どんなに酷い男かとワクワクしてしまったが、そうでもなかった。
すでに別れて2年経って、彼女の発見から始まるので、絶望感はあまりない。(突き放されて絶望の淵で彷徨いたかったのに。残念)
自分がどんなにお馬鹿だったのか、彼女の抵抗で少しずつ気がつくのだが、悲壮感はあまりない。
でもいいの。リンの作品は好きだから。

あらすじ
ギオ・レトソスが私を捜しに来た。そして見つけだした。
かつて愛した男。二度とあうことはないと信じていた男。
ギオのもとから逃げ出してから、同じシングルマザーの従姉のディーとともに助け合いながら、小さな息子セオやディーの子供たちと暮らしている。
今は小さなヴィンテージショップも軌道に乗り、息子の父親ととのあやまちと苦い教訓を受け止め、先へ進もうと心がけていた。
それなのに、彼は「君を取り戻したい」と言う。
向かいに座ったギオの顔を上目遣いに観察しつつ、ビリーはつくづく感心せずにいられなかった。彼はきっと、人類史上最も美しい男性の一人に違いない。私の手の届く相手ではない。裕福で、ビジネスでも成功をおさめ、ハンサムで、洗練され、高い教育を受けていて、家柄も申し分ない。
私には欠けているものばかりだ。そんなことは最初からわかっていた。

「僕たちがまだ終わっていないのに、君が出て行ったからだ」

「もちろん終わったに決まっているわ!あなたが結婚を決めたときに!」

「自分がいまでも君を求めているかどうか、確かめずにはいられなかった」


冒頭の経緯。男がいるというビリーの言葉に怒り心頭のギオだが、彼女が彼の子セオを産んだのだと知ると、拉致同然にホテルに監禁した。
彼に惹かれる自分に嫌悪するビリーだが、結婚を申し込まれ、同意。
長い婚前契約書は、結局彼を信じ、読まずにサインし…

花嫁が自分を崇拝しているのか、彼女を虜にしているのか、気持ちを手っ取り早く確かめたいからって、最低ね!野獣ね!
彼の友人達の前で失敗してしまったビリーは、どんなに頑張っても二度と表に連れだしてもらえず、愛人として、必要なときに引き出される”引き出し”と同じような存在にされてしまった。
彼には自覚がなくても、そのことにどれだけビリーが傷ついたか…
ヒロインの頑張りを彼が知ったときの落ち込みは、ぐっときたわ。
という、いつものリン。
ラストに、もうひと波乱が欲しかったかな…とは思った。

お馬鹿なダーリンが、傲慢な考えの裏で自分の気持ちに気づかずに、ぐるぐる回っている姿は楽しい。

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