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箱入り王女の災難 時間と秘密と天使のワルツ 三川みり
2015年12月04日 (金) 15:43 | 編集

箱入り王女の災難 時間と秘密と天使のワルツ (角川ビーンズ文庫)
2015/9/30
三川 みり (著)

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箱入り王女の災難
時間と秘密と天使のワルツ 

三川みり

ひょんなことから、召し使いグレーテルの体に乗り移ってしまった王女フレデリカ。イザークの協力のもと、1日1時間だけ元に戻れる方法を見つけて喜んだのも束の間、王位継承のお披露目会が開催されることになってしまう!絶対に真実を隠し通さないといけない中、陸軍大臣のミュラー公爵が、国王暗殺未遂の実行犯としてグレーテルの存在に疑惑を持ち、探りを入れてきて?箱入り王女のキケンな綱渡り生活、第2弾!
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二巻目です。
召使グレーテルの体に入ってしまった王女フレデリカ。
イザークの忠誠によって、一日一時間だけもとの体に戻れることを確認したけれど、次なる難題は”王位継承のお披露目会”!
未だ女王としての自覚も、自分の方向性も見えないヒロインですが、彼女なりに頑張っております。
フレデリカとイザークの事情を知る公爵家のユリウスは、女王にするために手段を選ばない冷徹な男ですが、1巻では知的で強い味方のように感じたのに、この巻ではすっかり狂犬扱い。
猫となったフレデリカの側面も明らかになり始め、楽しくなってきました。
イザーク、今後も苦労しそうね。

あらすじ
イザークとの信頼関係によって、一時的に体に戻ることができたフレデリカは、イザークとともに、再び戻れる方法を再現しようとしていた。
寝室に横たわる魂の抜けた自分の体には目もくれず、可愛いそら豆人形が出しっぱなしになっていないことを確認し、不審げなイザークを招き入れる。
フレデリカ自身も、美しい体だと思う。こうやって離れてみると、その気高さがわかるのだ。
だからこそ、後ろめたさを感じてしまう。
自分がこの王女の器に戻る資格があるのかと、未だに確信が持てないからだ。
それでも   

「戻ったな、王女殿下」
フレデリカは自分の両手を見下ろし、肩にかかる美しい金髪に触れ、瞳を輝かせた。

「戻りました!戻りました!イザーク!」

彼女が声をあげた瞬間、寝室の扉が勢いよく開いた。そして、
「やったね!なんてことだ!こんなこっ恥ずかしいやりとりで、もとに戻れるなんて!奇跡だ!奇跡だけど、見ていた僕が恥ずかしい!」
満面の笑みで入り口に立っていたのは、ユリウスだった。


冒頭の経緯。国王を支える重鎮の六公の一人・陸軍大将ミュラーは、ケルナー事件に関し調べを進め始める。王を狙ったこの件に関して、王女であるフレデリカとその周辺すら徹底的に調べる覚悟だ。
そんなミュラーの行動に、イザークやユリウスは警戒心をむき出しにする。
一方で、お披露目会のために忙しくなりはじめたフレデリカだが、何者かに狙われはじめる。危ない所を助けてくれたカウマン商会のグスタフは、グレーテルと知り合いのようで…

カウマン商会のグスタフとグレーテルの関係。気まぐれ猫のグレーテルの正体など、暗躍する何者かに狙われながらも、こころ強い味方を手に入れることに。
というわけで、世間知らずで内気な王女様が、騎士を集めるというシリーズに落ち着きそう。
継承者としての女王の風格を身につけ、彼女にかしずき忠誠を誓う人々をあつめることで、王女に戻る時間が増えていくようで、ビクビクする娘が、今後もどんなふうに機転と度胸で思わぬ風格を見せつけてくれるのか、楽しみ。
とても楽しみ。

三川みり 読了一覧

角川ビーインズ文庫 読了一覧




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