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悪魔な妃の危険な婚姻 宮野美嘉
2015年12月08日 (火) 16:13 | 編集

悪魔な妃の危険な婚姻 (ルルル文庫)
2015/10/23
宮野 美嘉 (著)

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悪魔な妃の危険な婚姻

宮野 美嘉

悪魔の呪いを受け、人並みはずれた怪力の持ち主として生まれた王女ユーリア。自分の力を恥じて目立たぬようひっそりと暮らしてきたが、新王ジオンとの政略結婚が決まってしまう。ところがジオンは大の女嫌いで「お前と馴れ合うつもりはない」といきなり拒絶宣言。秘密を守りたいユーリアにはむしろ好都合だったが、ジオンとともに過ごすうち、彼に触れられたいと思うようになり…!?呪われ王女と横暴国王のすれ違い新婚ラブロマンス!
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とっても怪力なのに、どこまでも弱気!
最強にして、最弱。
怪力なんて恥ずかしくて、絶対に知られたくない!という孤独な乙女心がとっても共感できる、胸キュンラブ。
作者のいつもの辛辣でエキセントリックなヒロインとは違って、とっても素直な良い子。その分、ジオンの姉がかなり複雑骨折した最悪な性格となっております。

あらすじ
「だ、だったら……こんな危ない婚姻なんて……と、取りやめた方がいいとおもうのだけど……今からでも……」
なけなしの勇気を振り絞ってユーリアは最後の抵抗をする。しかしながら女官長の反応は  賛同でも拒否でも同情でもない、『無』であった。
■□■
今から17年前、アストランの第27皇女ユーリアは、悪魔のファラードゥウィアに呪われて生まれてきた。
生まれながらの怪力  それがユーリアの異常だった。
疎まれ、忌避されるユーリアは、初めて恋をした。そしてそのせいで、彼を殺しかけてしまったのだ。
好きな人を死なせかけた衝撃は、幼いユーリアに恐怖心を植え付けたのだ。人は脆い。
ユーリアを制御できるものはこの世に唯一つ、ユーリアの良心のみであった。
一人で生きる孤独を癒やしたのは、綺麗で可愛い童話の数々だった。愛らしい妖精のいる国ブランデンに憧れた。
そして、9年の時を過ごし、17歳になった今  まさかの輿入れである。
新興国のブランデン王国の新王  ジオン
夫婦になるということは……よく知らないけれど、手を繋いだり抱き合ったりするということで……
ムリ! 絶対ムリ! 相手を殺してしまう!

「もしも最後まで怪力を隠し通せたら……私、この可愛い国の人たちから好きになってもらえるのかしら……」

『いや、無理に決まってんだろーが。やることやろうとすれば 割愛


冒頭の経緯。ジオンは出会った早々、「女は害獣だと自覚しろ」とユーリアを放置する。
ユーリアの孤独をまぎらわせたのは、皮肉なことに彼女を呪う悪魔のファラードゥウィアだけ。
輿入れしてからというもの、嫌がらせが始まり、ジオンの姉である皇女マリーロジェンナから招待されたお茶会では、辛辣な言葉を浴びせられた。しかし、爪がかすめただけで窓が割れ、あんなか弱いお姫様達に怪我をさせるところだったと涙が出る。
そんなユーリアに、ジオンが興味を示し、城を出て町の案内をはじめ…

人の手のぬくもりに気づくユーリアの孤独な言葉がぐっときます。
同じように、ジオンも孤独な人。怪力がなくても孤独な面を持つ二人はとても似ていることに気づくのです。
ヒロインが怪力なのに、ガサツさはまったくなく、心温まるストーリーでした。
アクの強い作品が多い作者ですが、こちらは一見さんでも手にとりやすい内容で、読み切りの一話完結。
ルルル痒い楽しさがあります。是非一読。

宮野美嘉 読了一覧

ルルル文庫 読了一覧



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